ニューデリー駅の外(2002.12.01) ニューデリー駅の駐車場 ニューデリー駅構内 駅には上の写真右のガイドさん(紺のジャンパー)が列車案内のため待っていた。 いやあツアーは楽だ。
親切だった。 2、3等の夜行寝台列車の車中 デリーからバラナシへ向かう列車にクラス旅行中のインド一流有名お嬢様学校の女子高生たちがいた。 彼らは仲間内でもきれいな英語で話す(多分英語以外は使えない学校である)。ベットが3段なので3等寝台。 列車の中は周りがうるさかったが、私は寝つきが良いので、横になったらたちまち寝た。夜中に何度か起きたが、インド人はいびきをかいていなかった。お前のいびきがうるさかったと翌朝、指摘を受けた。 列車内に到着駅の案内放送はない。私の場合は周りの人が親切に、降りる準備をしろと教えてくれたし、またツアー道中、全てに同行するガイドさん(到着の空港から出発の空港まで)が別車両に乗っていて、到着前に来た。 一人旅などで、延着があると気を使ったり、心配ならば、車掌さんにチップを渡せば、降りる駅を教えてくれる。100ルピー位奮発しよう。 コンポーネントの先生。当然先生達の会話は英語である。拡大写真 現地の人と、話せるので列車の旅は面白い。2等車以上だと英語を喋れる人が多いし、治安も安心だ。 上の生徒と同じ車両内で仕切りもないがこちらはベットが2段の2等車。
前を歩くおじさんは現地の案内人。駅で待っていた。Mughailsaraiからガンガーのガートまで車で20分程度。 ムガールサライ駅(Mughalsarai)ベラナシ(Varanasi)近郊 12/2 朝7:30 ムガールサライ駅のカレー屋さん 左のピカピカのアルミ鍋、その右のボコボコだがピカピカのフライパンらしき鍋を見ると、厳しい師弟制度があるのカナと想像してしまう。 雨期には50℃になる地域だ。衛生面に気をつけないと商売は難しいのだろう。 普通列車。中はラッシュ状態。(ムガールサライ駅) インドには目が白濁した白内障の老人が多い。写真左から3人目のおじいさんは左眼が白かった。 日本でも昔は目が白くなるほど進行した白内障の老人を多く見た。 しかし、日本では40年程前から少なくなり、30年前には見なくなった。 ムガールサライ駅(Mughalsarai)ベラナシ(Varanasi)近郊 12/2 朝7:30 ムガールサライ駅(Mughalsarai) 12/3 朝8:20 堂々たる広いホームがいい。 ムガールサライ駅(Mughalsarai) 12/3 朝8:20 ムガールサライ駅(Mughalsarai)ベラナシ(Varanasi)近郊 12/3 8:20 前述の列車トイレ内注意書きで駅でのトイレ使用は禁止されているが、そんなこと言われても難しいのだ。 列車トイレは垂れ流しで、アップには耐えられないので縮小。 超広軌道の線路 お勧めはしないが原寸写真もある写真集へ,機関車の写真もある。 インド鉄道は1676ミリの超広軌が標準である。JRの1067ミリ(新幹線1435ミリ)の1.5倍もある。 JRや民鉄は15両編成が限界などと言って列車のラッシュアワーを放ったらかしにしているが、都心線と近郊線だけでも超広軌に出来ないものかと考えてしまう。 また、インド鉄道は休まない。ニューデリー駅も24時間開業している。日本でも、せめて山手線と銀座線を24時間運転にできないものか?「都市は24時間休まない」なんて言葉をよく聞くが、しっかりサービスは休んでいる。多分、こんなことの多い少ないが10年後、20年後の国力の差となって出てくるのだろう。 日本の鉄道サービス体制が悪いため、不快や不便な思いをしている我々には、インド鉄道の1676ミリや24時間運転が羨ましい。駅員が夜間働くのを嫌がるならば、中国人でもインド人でも良いのだ。年に一度のレール交換時は片側通行でもバス代替でもいいのだ。24時間運転を出来ない理由は、誰でも(失礼だが知恵遅れの人でも)100個ぐらい出る。鉄道の経営者には、出来る理由を1つ見つけて欲しいものだ。 大体、昼間でも年に数回は4〜5時間を信号故障だ人身事故だで止まっているのだ。 知恵がなく、自分達では出来ないのならば、インド鉄道にJRの運営をアウトソーシングすべきだ。24時間運転で山手線内は50円均一で運営してくれるだろう。地下鉄は都営もメトロも乗り換え自由で100円均一だ。JRは東京から横浜まで200円であろう。
大量輸送機関は便利で安いのが本来の姿だ。誰でも自分が可愛いので、自分の仕事を他人に賞賛して欲しいし、自画自賛もしたいので、面倒でつらい仕事はしたくないし仕事の安売りしたくないだろうが、仕事の目的を忘れては駄目だよ。 ムガールサライ駅(Mughalsarai)朝8:00 床が濡れているのは消毒液だ。そういえばニューデリー駅も消毒薬臭かった。 物乞い少年(12/3 8:20) 駅には浮浪児の物乞いが多い。我々を見ると、食べていないとの身振りをする。しかしほんとうに困っている、身障者や飢えている子供は構内まで来れないようだ。街中の浮浪児のほうが痩せていたり、汚い子がいる。最初は、せっかく円高のニッポンから貧しいインドへ旅行に来たのだから、お大尽になったつもりで、どーんと、と言っても10ルピー(27円)程度を、多くの浮浪児に与えても良いと思っていた。しかしお金を渡すと、それを見ていた大勢がワッと集まり「俺にもよこせ」と迫ってくる。 もらった子も「冗談じゃないよ。これっぽっちじゃ足りないよ。俺は何日も食べてないんだ(おい、うそを吐くなよ)」と主張する。 例えが悪いが砂鉄を集める磁石みたいなことになる。 「人の良い人、気の弱い人に対し、チャンスとばかり群がる」ように感じてしまう。与えるとかえってストレスが大きくなるので、だんだんと無視することが多くなった。 日本のように、お金をもらった人は「ありがとうございます」と頭を下げながら恩人を見送り、 お金をあげた人は立ち去りながら、ちょっと誇らしげな優越感を味わうなんていう文化はインドにはない。 宮脇さんのインド鉄道紀行本にあるように、浮浪児でもゴクミのようなパッチリとした大きな目と彫りの深い顔をしている。もちろん可愛くない子もいる。(浮浪児ではないが、目の大きい子供、クリック拡大)痩せた小学生低学年ぐらいのゴクミが、2歳ぐらいの妹を抱っこし、大きな目に薄幸をたたえながら「私たちは、食べていないの」とかすれた、幼い声で言うのを聞いて、お金をあげない自分を鬼だと思ってしまう。物乞いには、地元の人も結構お金を渡している。 信号で前に止まっていたベンツから両足のない物乞いにルピー札(多分、10ルピー以上)が渡るのを見た。やはり、持っている人はバンバン施しもするのだ。日本人はすぐ逃げられる車に乗る直前などに、ばら撒けばストレスを余り感じないで渡せるのかもしれない。上の写真はバラナシの駅で、前日の朝に10ルピーを渡した物乞いの少年。次の日に駅へ行ったら覚えており、早速まとわりついたので1枚撮った。
インドには猪口才で、元気で、逞しい物乞い小僧が大勢いる。1、2等車の列車に乗ってくるような良いとこの子は、日本の子と同じく大人しい。 国家のためどちらが、役立つ人になるかは知らない。
12/3 列車番号5621 Patna始発のNewDelhi行き「N.E Express」にムガールサライ駅(Mughalsarai)から乗る。 時刻表だとMughalsarai8:20発、トゥンディラ駅(Tundia)16:50着だが実際はMughalsarai 8:50発、Tundia 19:00着。 下の時刻表テーブル18A、107ページ参照
2等列車内で販売していたランチ。 ホテルから持ち込んだ昼食用弁当を食べた後で、お腹は膨れていたが、弁当業者が座席(ベット)を回りながら注文を取りに来たので、ベジタリアン用を頼んでみた。 50ルピー( 135円(1ルピー:2.7円))。2段ベットの上段で食べる。豆カレーと野菜カレーだ。 カップはヨーグルト。ナンの下のビニール袋は水。ビニールの筒の両端を熱着して袋にしてある。 食べた後のコメントとしては「うまくないが、まずくもない」。 豆カレーはおいしかったが、野菜カレーはほとんど残した。ナンはおいしかった。 ヨーグルトはすごく酸っぱかったので、体に良いと思ったが3口で諦めた。 今、日本で流行っている自家製ヨーグルトとは違い、乳酸菌が野性的なのだろう。 ビニールは、パンパンに水を入れているので、穴を開けただけで水が飛び出そうだった。飲み残した場合の処理方法が分からないし、ツアーなので、下痢をして仲間に迷惑が掛かるといけないので飲まず、手持ちのペットボトルのものを飲んだ。食べ残しは下段ベットの下に置いた。 1時間後に、弁当業者のオジさんがトレイを取りに来た。 一時同席の家族(姉弟)
アグラ近郊のトゥンダラ駅(Tundia) 12/3 19:00 タンディア駅(Tundia) 老眼では通路が見えないほど暗い。 タンディア駅(Tundia)のツバメ ここから車で1時間(約30km)でアグラだ。Tundia駅は交差駅なので上記の時刻表には載っていたが、北インド地図には書いていない小さな駅だ。 なお、インド鉄道は世界4位の路線長を持つ。(左記ランクの1.2位の世界合計とEU合計は除外) 日本は6位ぐらいだと思っていたら、いつの間にやら11位に落ちていた。落ちぶれてゆく国の日本を、実感する。残念。(この行だけ2008.03追加)
インドでの写真(大きな写真なので見るのはDSLの人のみして下さい) ニューデリー/アグラ間の特急列車 本編へ続く 2度目のデリー(2006年地下鉄、路線バス) ムンバイ駅(夜のムンバイ駅動画、昼の写真)
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