けいおん!

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』

「漫画だと映ってない時は歌わなくてもバレなかったけど
アニメでは歌わないとな~」
~ 「けいおん!」のアニメ化 について、平沢 唯

けいおん!は、漫画家かきふらいによる軽音楽4コマ漫画まんがタイムきららで2007年4月から、まんがタイムきららキャラットで2008年3月から連載されている。テレビアニメは2009年4月に放映開始。

ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディアの専門家気取りたちが「けいおん!」の項目を執筆しています。

目次

[編集] 概要

絶対にそれは無い展開

とある高校の軽音楽部に所属する女の子達の日常を描いた4コマ作品である。

「けいおん!」というケイオスユニオンをもじったタイトルこそついているが、実際は音楽に関する話があまりない。後述の通り、それ以外の話題が多いので、本作品はとても「音楽漫画」と呼べるものではないという意見が出ている。

萌え4コマ雑誌の「まんがタイムきらら」(とその系列誌)に連載されていることからもわかるように、「あずまんが大王」「ひだまりスケッチ」「らき☆すた」といった、最近の"萌え4コマ"の路線を受け継いでいる作品である。アニメ化が難しいとされる4コマ漫画界では、良作でもなかなかアニメにならず終了してしまう作品も多い。にもかかわらず連載開始からたった2年、単行本の既刊がわずか1巻の時点でアニメ化が決定したのは、ストレートな萌え系の絵柄、話、萌え4コマの路線に完全に乗っかったことが大きいだろう(もちろん、作者の力量やセンスも大きい)。

「まんがタイムきらら」に連載されている他の作品と比べても、「けいおん!」は"萌え4コマ"として非常に王道的と言える。

まあまあリアリティはあるがNice boat.な結末には絶対にならない作品。

[編集] ストーリー

「廃部しかかっていた軽音部を舞台に、女の子4人がゼロから音楽活動をやっていくストーリー」……とウィキペディアの記事では説明されているが、実際は部室でのティータイム、海水浴やメイド喫茶(のバイト)など、音楽とは関係のない話が多い。また、楽器が一切出てこない・楽器の絵すら見受けられない回もあることから、ウィキペディアの説明は明らかに実情に即していない。嘘ではないが、限りなく間違いに近い。

よって以下に、正しい「けいおん!」のストーリーを説明する。

        
けいおん!
廃部しかかっていた軽音楽部に新しく入部した女の子4人が、部室で紅茶飲みながらケーキ食べたり、季節の行事を過ごしたりメイド喫茶でバイトするストーリー。音楽活動はたまに思い出したようにしかしない。
        
けいおん!

アニメになれば("音"を使える特性を生かして)音楽活動の描写も増えるかもしれないが、原作漫画ではウィキペディアの説明よりこちらの方が正解であろう。

[編集] 登場人物など

けいおん!の特徴がよく表れたカット。あまり音楽は出てこない。
けいおん!の特徴がよく表れたカット。あまり音楽は出てこない。

本説明は、単行本第2巻までの内容のみを典拠として作成されています。

平沢 唯(ひらさわ ゆい) 中の人:豊崎愛生
本作の主人公。天然ギター担当。ついで言うとOP担当でもある。
ドジっ娘で天然なところはつかさを髣髴とさせ、つかさの「バルサミコ酢」に匹敵する威力を持った「うんたん」を生み出した。これにより、全国のヲタク共がU5(うんたん症候群末期症状)を起こしたというのがもっぱらの噂である。
秋山 澪(あきやま みお) 中の人:日笠陽子
クールなベース担当…、に見せかけて本当はかなりの恥ずかしがり屋。だが、それがいい!
ツンデレツッコミというかがみんポジションだが、押しに弱い為、周りに気迫負けしまう苦労人。ついで言うと意外と巨乳。あまり関係ないが、中の人は違うが、容姿が諌山黄泉に似ているとよく言われている(ED担当という点も同じ)。第4話でのメイド姿があまりに良かった為に、早くも人気急上昇ヒロインになりつつある。
萌え萌えキュン♡
田井中 律(たいなか りつ) 中の人:佐藤聡美
大雑把で明るいドラム担当の娘。普段はボケだが、意外と常識的な所があるため、ツッコミに回ることも多い。
ポジション的にはこなた貧乳キャラの意味でも)だが、キャラはみさおに近い。
琴吹 紬(ことぶき つむぎ) 中の人:寿美菜子
おっとり系のキーボード担当。眉毛が特徴的。いつも、お菓子を貰って来たり、別荘も持っているお嬢様であるが、女同士が仲良くしていると百合に見えてしまう腐女子である。
ポジション的には、みwikiさん。しかし、スタイルでは澪に劣っている。


基本的に全員どこかボケていて(天然ボケみたいなもの)、またメイド喫茶の衣装が大好きである。紬の家が「いろんな人から余るほどお菓子をもらう家」なことから、部室の音楽室で、紅茶を飲みながらおいしいお菓子を食べてまったり話し合うのが日課である。演奏シーンはたまに出てくるが、学園祭のライブのシーンでも、演奏シーンが8ページ中1ページしかないなど、極力演奏をしないのが特徴である。

また、この世界では男性の存在が皆無であり、背景のモブキャラですら女性ばかりで男性はほとんど登場しない。主人公達の通う高校は女子高のようである。恋愛やナンパのイベントなども皆無であり、このことから男子生徒はなぜか主人公達とは別世界にいる事がうかがえる。基本的に4コマ作品において男子は空気になりがち(例:「らき☆すた」の原作)だが、ここまで出てこないのも珍しい。まるで戦時中(※若い男性は出征していて見当たらない)を思わせる。

なお、話が進むごとに一部の女子(紬など)が百合妄想に耽っていくが、これも事実上男子の存在しない「けいおん!」の世界では仕方ないことなのかもしれない。

また単行本では2巻以降、メインメンバーの進級につれてという後輩が登場するが、声優の公表がないことからアニメにはほぼ登場しない、もしくは"シークレットキャラ"となっているのかもしれない。

さらに唯は池沼ではないかというような言動も、原作アニメともども見受けられる。

主人公が伊藤誠並みに優柔不断なのは禁句。

[編集] アニメ化について

2008年12月に「けいおん!」は「まんがタイムきらら」誌上でテレビアニメ化することが発表され、後日京都アニメーション制作による物と確定した。

しかし、当時のアニメ化発表は「単にテレビアニメ化する」ことぐらいしか説明されておらず、製作会社はもちろん、キャスト(声優)や放送時間も発表されていなかった。

にも関わらず、京アニ制作との風説が流布していたのは、「アニメ絵のキャラデザインが、京アニのアニメーターに書かれた」とのことらしいが、該当のアニメーターは京アニ専属ではない(他の会社でも携わっている)し、そもそも該当のアニメーターがデザインしたかも不明なので、完全に推測の域でしかなかった。それほど「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」などメガヒット作品を産み出した京アニへの期待が大きかったのだろう。

まだ京アニで確定こそしていなかったものの、「京アニ制作」との噂が流布したことで、当作品にはある種の注目が集まった。

元々、4コマ漫画はいくら(そのジャンル内で)人気になっても、アニメ化しなければ世間的知名度は上がらず、ほとんど無いに等しい。「けいおん!」は雑誌の読者からは多少高評価でも、単行本の売り上げ冊数はまだほとんど無く、2ちゃんねるの作者のスレもたった第1版しかなかった。つまり、アニメ化が発表されるまで、この作品は限りなく無名に近いものだったのである。

ウィキペディアの「けいおん!」の記事のアクセス数を調べるとそのことがよくわかる。

2008年12月にテレビアニメ化が発表されるより前、たとえば「けいおん!」の記事の2008年8月の月間トータルアクセス数は410回[1]1日のアクセス数が約14回しかなかったのである。これはウィキペディアの記事の中でもかなり少ない方であり、2009年1月のアクセス数の約30分の1。同じ雑誌に掲載されている「GA 芸術科アートデザインクラス」のアクセス数の5分の1、前述の「涼宮ハルヒの憂鬱」の300分の1でしかなかった。

しかし、2009年1月の月間トータルアクセス数は13821回[2]と上昇に転じ、ウィキペディアの記事の中でもかなり多い方となると、そして3月には60177回、アニメ放映が始まった2009年4月は64万2675回[3]と、ウィキペディアの記事の中で最も高いアクセス数を記録したのである。(※これは2008年8月のアクセス数の約1567倍にあたる)

また、かつての「ひだまりスケッチ」「らき☆すた」といった4コマ漫画作品も、アニメ化以前は同様にマイナーであった(ただし、「らき☆すた」に関してはドラマCD化はされていた)。このことから4コマ漫画は世間的に見たら非常にマイナーで、知名度や人気を獲得するにはアニメ化が必須なことが見て取れる。

なお「京アニ制作」ではあるが声優陣は驚くこと請け合いである。詳しくはウィキペディアを参照するとよい。

この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。
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[編集] その他

  • 「軽音楽部」「京都アニメーション」と聞くと、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の軽音楽部の演奏シーンを思い浮かべる人もいるのだろうが、本作品との関わりは一切ない。
  • 似たタイトルの作品で「ぶらばん!」という18禁ゲームがあるが、これも関係ない。なお、ウィキペディアの「けいおん!」ではこのことに関して一切触れられておらず、似たような注約があるのは同じきらら系列に連載されている「うらバン!」なる作品のほうであるが、一言も言及されていなかったのを見るとやはり4コマ漫画の知名度が世間的にマイナーであるといえよう。


[編集] 関連項目