派遣やパート、アルバイトなど非正規で働く若年者を多く組織する「フリーター全般労組」(清水直子委員長)や市民団体が呼びかけた「自由と生存のメーデー09」が3日、東京都内で開かれた。今年で5回目。
非正規労働者や貧困の広がりの中で毎年参加者が増え、今年は約800人が参加。また、全国約10カ所で、「インディーズ(独立系)メーデー」と称し、非正規労働者を中心としたメーデーが行われた。
JR渋谷駅周辺でデモを実施。「派遣を使い捨てにするな」などとシュプレヒコールを繰り返した。日雇い派遣で働く男性(29)は「最近は仕事が少なく、週3回ほどしかない。とても食べていけない。きょうも仕事があれば行くはずだったが、なかったのでデモに来た」と話した。【東海林智】
毎日新聞 2009年5月3日 20時31分(最終更新 5月3日 20時40分)