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◆topics 中国での高品質ホップ生産 |
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20年の歴史を経て大きく成長した中国でのアロマホップ生産 |
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中国のホップ生産量における シェアNo.1
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地域特性を生かした 無農薬ホップ生産にも挑戦
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ビールの生産に不可欠なホップですが、その用途はほとんどがビール製造向けで、かつては世界の生産量のほとんどがドイツ、チェコの周辺地域に集中していました。しかしホップも農作物である以上、天候不順や病虫害の発生などによる不作の危険に常にさらされており、ビールの安定生産を確保する上で、産地の分散は大きな課題となっていました。こうした状況を打破すべくサッポロは1985年、自社で開発したアロマホップ「札一(さついち)」の、中国・新疆ウイグル地区での生産に着手。これが現在のアグリグループの出発点となりました。
サッポロは当時から、製品の安全・安心を高めるため無農薬原料の採用に力を注いでおり、ホップ生産の海外展開先として新疆ウイグル地区を選んだのは、乾燥地帯であるため病気発生の心配が少ないことがありました。もちろん、労働集約的な面の強いホップ生産にとって、中国は経済性の観点からもメリットの多い土地でした。そして産地に即した栽培技術の開発と技術移転を推進。1987年には中国企業および日本の商社との共同出資で新疆サッポロ(三宝楽)農業科技開発有限公司(新疆サッポロ)を設立して本格的なホップ生産を開始しました。
従来、中国で生産・消費されているビールは価格の安いビターホップが中心でしたが、近年のビール消費拡大とともに、より香味に優れたアロマホップのニーズが高まってきました。こうした動きとともに新疆サッポロは中国国内向けの出荷を伸ばし、現在では中国産ホップの約2割を取り扱う、同国最大手のホップ生産・加工・販売会社に成長しています。すでに生産量の約8割が中国国内向けとなっており、同社は今後、サッポロが開発した新たなホップ品種を活用することにより、事業の拡大を進める計画です。 |
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