【社会】守山署副署長が飲酒運転疑い 食事後、署に戻り発覚2009年5月6日 朝刊 愛知県警は5日、名古屋・守山署副署長の小川直哉警視(54)が同日未明、署近くで酒を飲んで自家用車を運転し、同署に道交法違反(酒気帯び運転)容疑で摘発されたと発表した。 飲酒運転して署に戻ったところを署員が見つけた。小川警視は容疑を認めており、県警は任意で裏付けを進めるとともに、懲戒免職も含めて処分を検討する。 小川警視は1978(昭和53)年に採用され、豊田署交通課長や交通総務課交通安全教育推進室長を務めるなど、飲酒運転撲滅を呼び掛ける交通部門の勤務が約8年半に上る。一昨年秋に守山署に異動した。 県警監察官室によると、小川警視は4日午後6時半から5日午前零時ごろまで、署近くにある名古屋市守山区の飲食店で知人数人と食事をした際、ビールをジョッキ1杯と中瓶1本、焼酎の水割りをコップ3杯飲んだ。いったんは署近くの官舎に歩いて戻ったが、5日午前1時40分ごろ、夜食をとるため署の駐車場に止めてあった自家用車を運転して約1・5キロ離れた飲食店に向かった。 同2時ごろ、食事を終えて署に戻ったところ、駐車場で署員と鉢合わせになり、同署員がアルコール臭に気づいてチェックを促したところ、呼気1リットル当たり規定値(0・15ミリグラム)を超える0・25ミリグラムのアルコールが検出された。 監察官室によると、小川警視は「なぜこんなことをしたのか、分からない」と話している。 県警の加藤僚首席監察官は「飲酒運転の絶無を期している中、警察幹部である副署長が飲酒運転をしたことは誠に申し訳なく思う。事実に基づき厳正に対処する」としている。
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