中西初挑戦から10年IWGP王者/新日本
<新日本:東京大会>◇6日◇東京・後楽園ホール◇2005人
42歳の中西学が6度目の挑戦で悲願の王座を獲得した。4度目の防衛を目指すIWGPヘビー級王者の棚橋弘至(32)に挑戦。21分42秒、原爆固めで王座奪取に成功した。98年(平10)12月4日のノートンへの初挑戦から10年5カ月での初戴冠は史上最長記録。92年バルセロナ五輪レスリングフリースタイル100キロ級日本代表の大器が、デビュー17年目にしてようやく頂点を極めた。
20分すぎ、中西がパワーを生かした大技で本領を発揮した。この試合2度目のアルゼンチン式背骨折りの体勢から、棚橋を豪快にリングにたたきつけた。すぐに大☆(だいぼし)中西ジャーマンで畳み掛ける。カウント2で王者が返すと、今度はロープに投げて、反動を利用した原爆固め。3カウントと同時に満員の観客はスタンディングオベーションで初戴冠をたたえた。
「今まで見捨てずに応援してくれてありがとう」。リング上から中西は叫んだ。デビュー17年目。6度目の挑戦でついに悲願の王座を手にした。初挑戦から実に10年5カ月の時間が経過していた。セコンドについた同世代の永田と抱き合って喜んだ。
今回は原点に戻った。パワー一筋のファイトに限界を感じて、昨年は棚橋らのスピードに対応するため15キロ減量した。しかし、7月に当時の王者武藤に挑戦して敗戦。8月のG1も予選リーグ3勝3敗。「やはり自分の持ち味はパワー」と痛感した。今シリーズは本来の125キロに戻した。「今までの自分のスタイルを信じたかった」。自分に自信を取り戻したことが勝利の最大の要因だった。
10年5カ月の間、同世代のライバルは次々と頂点に立った。永田は10度の最多防衛記録を樹立。天山は4度戴冠。小島も全日本移籍後に王座に就いた。「1人でいると落ち込んだ。そんな時は練習して気を紛らわしていた」(中西)。指導してきた山本小鉄顧問は「腐らずに黙々とやってきた。ようやく花開いた」と解説席で涙を流した。「応援してくれたファンの重み、歴史の重みがあるベルトです」。新王者の目にもうっすらと涙がにじんでいた。【塩谷正人】
[2009年5月7日8時50分 紙面から]
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