2009年05月06日(水)
外来患者の満足度が2割減少 市立甲府病院、休診など影響か
医師や看護師に対する外来患者の満足度が前年度より2割近く減少したことが、市立甲府病院の2008年度アンケート調査で分かった。
アンケートは診療の質や患者サービスの向上に生かそうと、毎年秋ごろ実施。08年度は昨年11−12月に行い、外来患者118人、入院患者217人が回答した。
入院患者に対するアンケートでは病院の総合評価について、83.4%が「満足」、「やや満足」と回答。84.8%が「再度、受診する」と答えた。医師や看護師に対する満足度も8割を超えた。
一方で、外来患者では医師への満足度が64.7%となり、前年度より18.8ポイント減少。看護師への満足度も68.9%で、前年度より15.6ポイント減った。総合的満足度も6割程度にとどまった。
病院に対する意見では「親切で温かい対応に感謝している」など施設やサービスに好意的な記述がある一方で、「治療に関する説明が不十分」「スタッフによって対応に差がある」などの意見も挙げられた。医師不足に伴い、一部診療科目で休診していることから、休診をなくす努力や待ち時間の短縮を求める意見もあった。
同病院事務局は「結果を踏まえ、サービスの向上などに努めたい」としている。
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