正面玄関のシャッターが下ろされ、閉店する三越鹿児島店。手前左は山本正隆店長=6日午後7時45分、鹿児島市 三越鹿児島、池袋店が閉店 消費不振で業績悪化大手百貨店三越の鹿児島店(鹿児島市)が6日閉店した。地元百貨店の「丸屋」に三越が資本参加する形で1984年に開業して以来、4半世紀にわたり地元で親しまれてきたが、消費不振による業績悪化で存続が難しくなった。この日は東京の池袋店も閉店した。 鹿児島店では山本正隆店長(54)が「またお越しくださいと言えず、つらい。ご愛顧ありがとうございました」と涙で声を詰まらせながらあいさつし、従業員らと最後の客を見送り。予定を大幅に過ぎた午後7時45分にシャッターが下ろされ、4半世紀にわたる同店の歴史が幕を閉じた。跡地には来春、複合商業施設がオープンする予定。 一方、激戦区の東京で半世紀にわたって営業してきた池袋店。3月から実施していた閉店セールでは、前年同期より5割以上多い顧客が押し寄せたという。跡地には大手家電量販店のヤマダ電機が出店する。 三越伊勢丹ホールディングスは店舗再編で、3月にも名取店(宮城県名取市)など4店舗を閉鎖。今回で不採算店舗整理は一段落する。 【共同通信】
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