ゴールデンウイーク最終日 各地に大勢の人 池袋三越は51年の歴史に幕
ゴールデンウイーク最終日の6日も、各地は大勢の人でにぎわった。6日が閉店セール最終日の池袋三越には、朝早くから多くの人が開店を待った。
東京ディズニーランドでは、あいにくの雨模様だったが、オープンしたばかりの「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」のアトラクションに長い行列ができた。
来園者は「(仕事は?)カレンダー通り、休みはきょうまで。連休の最終日はすいていると昔から聞いていたので、来てみました」、「子どもたちにせがまれて。給付金の関係で。前から予約していたので、雨だろうが何だろうが」などと話していた。
子どもは「雨だけど楽しい」と語った。
一方、6日が最後の営業となる東京・池袋の池袋三越には、朝早くから大勢の人が開店を待っていた。
40年以上通う客は「昭和40年(1965年)に上京していますから、それからずっとですので。何で天下の三越がなくなるのかしらって」と語った。
子どものころから通う客は「おふくろが、子どもたちを連れて、ここに来ては、ご飯食べたり、映画見たりして帰る。それが楽しみでした、それがなくなっちゃう。だからきょうは感謝を込めて来たんです」と語った。
池袋三越は1957年に開店し、51年間にわたり営業を続けてきた。
最後のセールには、大勢の人が訪れた。
客は「きょうは主人のものをちょっと買いました。自分のものも買いました。7万円くらいのものが3万円。(主人のは?)1,000円」と語った。
そして、三越鹿児島店も6日に閉店、25年の歴史に幕が下ろされる。
一方、静岡・伊東市の伊豆シャボテン公園のチンパンジーの「パピー」は、26年間、公園の学習発表会で数々の芸を披露してきたが、6日で現役を引退した。
パピーは、長年のパートナー、堤 秀世名誉園長から卒業証書が贈られた。
普通は、8歳か9歳で引退するといわれる中、パピーは30歳になっても舞台に立ち続け、長い間、子どもたちを楽しませた。
堤名誉園長は「わたしは残念ながら、パピーの気持ちはわかりません。しかし、このパピーは、わたしの気持ちをいつでもわかっていました。長い間、26年間、ずっと一緒に頑張ってきてくれました」と語った。
(05/06 17:34)