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「蟹工船」の撮影で使用したカニカマを缶詰に

スギヨが商品化したカニ風味かまぼこの缶詰=スギヨ提供
スギヨが商品化したカニ風味かまぼこの缶詰=スギヨ提供

 【石川】今夏公開予定の映画「蟹工船」の撮影で小道具として使われた七尾市の水産加工品製造会社「スギヨ」のカニ風味かまぼこ「カニカマ」が、缶詰になった。スギヨは「映画のヒットを後押ししたい」とし、前売り鑑賞券を購入したファンに数量限定でプレゼントするという。

 「弾丸ランナー」などを手掛けたSABU監督が、小林多喜二の原作を映像化。北洋のカニ操業船を舞台に、船会社から過酷な労働を強いられた漁船員の闘争を描く。主演を松田龍平さんが、船会社の監視役を西島秀俊さんが演じる。

 カニ風味かまぼこはスギヨが1974年に開発。映画の撮影にカニは不可欠だったが、実物は高価で日持ちしないため、制作側が同社のカニカマに注目。同社も撮影用に約70キロ分を提供した。

 缶詰化について同社の担当者は「映画との相乗効果で、スギヨの知名度を上げていきたい」と意気込んでいる。

 販売は5月下旬からで、スギヨのアンテナショップサイト「とと一」でも購入できる。100グラムで398円。問い合わせは同社(0767・53・0180)。【栗原伸夫】

2009年5月6日

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