A型インフルエンザ簡易検査…関空で女児が陽性
インフルエンザの簡易検査でA型ウイルスの陽性反応が出た女児は、抱っこされタラップを下りる |
◆ 米滞在から帰国 ◆
厚生労働省は5日、米国から関西空港に帰国した小学生の女児と中部国際空港に到着した女子中学生(14)への簡易検査で、新型インフルエンザと同じA型ウイルスの陽性反応が出たと発表した。いずれも日本人。空港検疫所などが詳細(PCR)検査を実施する。
厚労省によると、関西空港の女児は京都市在住。ラスベガス、ロサンゼルスに滞在後、5日午後3時すぎに到着、機内検疫で体調不良を訴えた。発熱やのどの痛み、関節痛があり体温は38度。市立泉佐野病院に運ばれた。簡易検査で陽性となったのは関空では初めて。
また京都府は同日、メキシコから帰国した府南部の10歳未満の女児が高熱を出し、感染の疑いがあるとして府保健環境研究所が詳細検査。新型を含めインフルエンザに感染していないことが分かった。女児は今年1月1日から5月2日までメキシコに滞在していた。
一方、厚労省は成田空港に4日に到着し、A型陽性が出た40代の日本人女性の新型感染が否定されたと発表した。
[ 2009年5月6日付 ]
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