今年、韓国の国内総生産（ＧＤＰ）に対する財政赤字規模が主要２０カ国・地域（Ｇ２０）で５番目に小さいという報告書が出てきた。 国際通貨基金（ＩＭＦ）が最近ホームページ（www.imf.org）に載せた報告書「主要国の景気浮揚対策」の内容だ。 韓国が景気浮揚のために赤字財政を甘受しながら補正予算を組んだが、他の主要国に比べて財政運用計画が相対的に堅実だということだ。
ＩＭＦは報告書で、今年、韓国のＧＤＰ対比の財政赤字が３．２％と予想した。 Ｇ２０全体平均（６．６％）の半分にもならない。 政府の目標ほど景気が回復しない場合、財政を追加で注ぎ込む余力があるという意味だ。
Ｇ２０のうち今年の政府の財政が黒字を出すと予想される国は一つもなかった。 各国がグローバル金融危機から抜け出すために財政を注ぎ込んでいるからだ。 英国（９．８％）・米国（９．１％）・日本（９．４％）などの先進国は韓国よりもＧＤＰ対比の赤字規模が大きかった。 Ｇ２０のうち韓国より財政赤字比率が小さい国はブラジル（１．９％）・オーストラリア（２．３％）など４カ国にすぎなかった。