2009年5月6日 20時7分更新
内外で数々の新しい鉱物を発見したことで知られる岡山県出身の地球科学者、草地功さんが集めた鉱物の標本を展示する特別展が倉敷市の自然史博物館で開かれています。
特別展には岡山大学の教授を務めた地球科学者の草地さんが寄贈した、鉱物や化石の標本などあわせておよそ300点が展示されています。
このうち、草地さんが岡山県出身の地球科学者、武田弘さんの名前にちなんで「武田石」と名付けた白い石は、世界で初めて高梁市で発見したものです。
また吉備中央町で発見した水晶の結晶は、透明ではなく黒く色づいていて、水晶が地中にあったときに周辺の地質に多く含まれているウランなどの影響を受けたことがわかります。
会場には草地さんがこのほかにも世界で初めて発見した鉱物など、珍しい石が数多く展示されています。
この標本展は5月31日まで倉敷市の自然史博物館で開かれています。