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【産科医解体新書】(36)8つ子誕生で考える (1/2ページ)

2009.5.5 08:58

 米国で1月に8つ子が生まれました。自然妊娠で8つ子が生まれる理論値は、おおよそ100の7乗分の1だそうです。今回は不妊治療によるものです。最初はほほ笑ましく報道されたこのニュースも、詳細が明らかになるにつれて批判の声が上がっています。この母親には既に6人の子供がいたことと、それを知りながら8つもの受精卵を子宮に戻した医師団の倫理観が問題になっています。

 日米で不妊治療を取り巻く事情は異なりますが、この問題を対岸の火事とのんびり見学しているわけにはいきません。同じような事例が形を変えて出てくる可能性があるからです。

 米国では日本よりも不妊治療のビジネス化が進んでおり、治療の自由度も高いです。例えば、日本では親族以外の第三者を代理母とすることは難しいですが、米国では可能です。資金に余裕があり、代理母でなければ子供が望めないカップルの中には、海を渡る人たちもいます。

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