新型インフルエンザ 河村官房長官が厚労省訪問 国内発生に備え万全の対策期す考え強調
大型連休の帰国ラッシュがピークを迎える中、河村官房長官は6日午後、新型インフルエンザ対策にあたっている厚生労働省を訪れ、水際対策の徹底とともに、日本国内での発生に備え、対策に万全を期す考えを強調した。
河村官房長官は「今晩、きょう(6日)が、まさに1つのヤマを迎えるわけであります。これは国家の危機管理の1つの重要な課題であるということで、国を挙げて取り組む」と述べた。
対策事務局の会議で、厚労省側から新型インフルエンザの警戒水準について、「早晩、『フェーズ6』に引き上がるだろう」との報告を受けた河村官房長官は、感染者について「日本がゼロという状態がこのまま続くとは思えないので、そのときの対応も考えておかなければならない」と述べ、国内での感染拡大防止に万全を期す考えを強調した。
そして、WHO(世界保健機関)が警戒水準を引き上げた場合は、政府対策本部の会合を開催する考えを示し、ヨーロッパから6日午後に帰国した麻生首相に、こうした考えを電話で伝えた。
(05/06 20:28)