北京五輪フェンシング男子フルーレ個人の銀メダリスト、太田雄貴(23)=森永製菓=が5日、大相撲の九重部屋(墨田区)のけいこを見学し、異競技から刺激を受けたようで「国技から学ぶものは多い」と話した。
8日に始まるW杯東京大会に出場するフランス選手らとともに訪れた。体調不良の大関千代大海は不在だったが、熱のこもったけいこを目の当たりにして「迫力があった。(体のぶつかり合いで)すごい音がした」と興奮気味だった。
見学後にちゃんこ鍋を囲んだ。「相撲は国技で、彼ら(フランス選手)にとってのフェンシング。日本人の持っている魂は伝わったと思う」と笑った。