「猿まねせず」で和解 日光軍団に同業者謝罪
猿の曲芸などを上演する「日光猿軍団」(栃木県藤原町)の間中敏雄社長が、よく似た名称を使われ商標権を侵害されたとして、福島県郡山市の「日本猿軍団」(池下幸夫社長)に名称の使用差し止めなどを求めた訴訟は17日、宇都宮地裁(宮田祥次裁判官)で和解が成立した。
和解条項は、日本猿軍団側が(1)「猿軍団」や「お猿の学園」の名称を使って演芸をしない(2)広告に「テレビでもおなじみの猿軍団」などの表示をしない(3)日光側に謝罪する-という内容。
原告側代理人は「和解内容には満足している」と話している。
訴えによると、日光猿軍団は1996年に「日光猿軍団」「おさるの学校」などの商標権を獲得、藤原町の劇場を中心に興行している。日本猿軍団は00年八月ごろから「日本猿軍団」などの名称を使い、巡業などで猿の集団芸を行った。
【共同通信】
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