2008年03月24日(月) 23時29分37秒 テーマ:備忘

ガルシアさん家族にとって再審情願とは?

こんにちは。APFSのJoと申します。

今日は、度々話題に出ている「再審情願」について少し情報を整理したいと思います。


3月18日の高等裁判所の判決において、不当にもガルシアさん家族の訴えは認められませんでした。

<ガルシアさん家族が訴えていたこと>

◆家族全員の退去強制令書発布取り消し

◆口頭審理放棄書への署名取り消し


一家は最高裁判所に上告をすることを決めました。

しかしながら、裁判のみで在留への道を得ることは容易ではありません。

APFSにおいても、最高裁判所まで、裁判で戦った家族が過去に存在しましたが、

一家全員に在留が認められたケースは未だ存在しません。


裁判以外に、在留特別許可への可能性を開く道として【「再審情願」】があります。

「再審情願」とは、すでに退去強制手続きが終了し、

退去強制令書が発行されて退去強制が確定している人が、その後の【状況】・【環境】の

変化などを理由に、法務大臣及び入国管理局特別審理官に対し、文字通り再び審査を

請求するものです。


【状況】・【環境】の変化として、以下のようなポイントが考えられます。

①子どもの成長     子ども小学生→中学生になった

②病気           持病が悪化し、日本での治療を継続する必要である。

③母国の家族の離散  母国に戻っても、生計を支えてくれる家族が存在しない。


※ガルシア一家の場合は、何といっても①子どもの成長が訴求点になります。

  東京入国管理局により、一家が摘発されたのは2006年。長女のアリアンは小学校5年生でした。

その後時は経過し、今週アリアンは晴れて中学1年生になります。


APFSを通じ出頭した家族のうち、中学生1年以上の子どもがいる家族には、

他に法令違反がなければビザが出るようになってきています。

http://www.moj.go.jp/NYUKAN/nyukan25.html (入管の許可事例も参考にして下さい。)


時が経過する間に、着実に子どもは大きくなり、ますます日本に定着していることを、

われわれは考慮すべきなのではないでしょうか。


朗らかなガルシアさん家族の人柄に触れる度に、

裁判、在留資格といった難しい言葉との間にギャップを感じます。


今、ガルシアさん家族は「再審情願」に向けて一生懸命準備を進めています。

「再審情願」の時に、一枚でも多くの署名があること。

これは、先方へのプレッシャーなり、家族を勇気付ける宝物になると思います。

一家が日本で夢を見られるような社会にすべく、皆さまのご協力をお願いいたします。


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