2009年 5月 5日
岡山空港、新型インフルで検疫強化
ゴールデンウィークを海外で過ごした人の帰国ラッシュを迎えた岡山空港では新型インフルエンザの水際対策として、検疫官の数を普段の倍にして対応にあたりました。岡山空港には5日、定期便のほかフィリピンやグアムなどから3便の臨時便も到着し、ゴールデンウィーク中最多の約800人が入国します。このため、普段3人の検疫官を倍の6人に増やし、せき込んでいる人がいないかなど目視での確認を強化しました。また、常駐の医師がいないため、広島検疫所から医師を呼んで対応にあたりました。これまでのところ、体調不良などを訴えた人はいないということです。新型インフルエンザはこれまでに21の国と地域で感染が確認され、死者は27人に上っています。岡山空港では6日も約500人が入国する予定です。

ファジアーノ岡山、ホームで2連勝
サッカーのJ2第13節、ファジアーノ岡山はホームの桃太郎スタジアムで徳島ヴォルティスと対戦しました。前半、早いパス回しで揺さぶりをかけてくる徳島に対し、対応が遅れ気味になったファジアーノ。ペナルティエリアのすぐ外でフリーキックを与えるなどピンチもありましたがゴールは許しません。なかなか、チャンスを作れなかったファジアーノですが43分、左サイドから14番の小林が上げたボールに20番・フォワードの武田が飛び込んでゴール。先取点を奪います。ファジアーノの1点リードで迎えた後半。徳島は、何とか追いつこうと執拗にゴール前にクロスボールを上げてきますが、ファジアーノのディフェンス陣が集中した守りを見せます。1点を守り切ったファジアーノが、ホーム2連勝。勝ち点3をものにしました。次の試合は今月9日、アウェーの岐阜市で、FC岐阜と対戦します。

こんぴらさんで奉納蹴鞠
香川県琴平町の金刀比羅宮では、古式ゆかしく奉納蹴鞠が行われました。約1400年の歴史を持つといわれているこの蹴鞠は、五穀豊穣などを祈る神事で県の無形民俗文化財に指定されています。金刀比羅宮の琴陵容世宮司ら、あでやかな装束に身を包んだ、鞠足と呼ばれる蹴り手たちが、古式にのっとって「ありやー、あり」と声を掛け合いながら、鞠を宙に蹴り上げていきます。蹴鞠は勝ち負けを競わず、助け合いながら10回、20回と続くと、参拝客から、大きな拍手が贈られていました。金刀比羅宮では蹴鞠を年に3回行っていて、次は7月7日に披露されます。

岡山市の護国神社で戦没者慰霊祭
岡山市の岡山県護国神社で5日、戦没者慰霊祭が営まれ、参列者が平和への誓いを新たにしました。この慰霊祭は岡山県戦没者顕彰会が毎年、5月と10月に行っているものです。岡山市中区奥市の岡山県護国神社には明治以降の戦争で犠牲になった岡山県出身者5万6714人がまつられています。岡山県議会議長で戦没者顕彰会の古山泰生会長らが玉串を捧げたあと、遺族などが手をあわせるなどして、戦没者の冥福を祈っていました。参列者は遺族の高齢化などで年々減少しているということです。主催者は戦争を風化させず、亡くなった人たちの冥福を祈る気持ちを絶やさないようにしていきたいと話していました。