ゴールデンウィークも後半に入りましたが、全国各地で、観光客や帰省客による交通事故が相次いでいます。このうち、日南市では、車とバイクの衝突事故があり、バイクを運転していた男性が死亡しました。車の運転手は、ゴールデンウィークを利用して、熊本から旅行中だったということです。事故があったのは、日南市酒谷の国道222号線で、5日午前11時半頃、直進中の大型バイクと、右折してきた普通乗用車が衝突し、バイクを運転していた三股町樺山の自動車板金工、栗崎翔さん20歳が死亡しました。現場は、見通しの良い直線道路で、信号機などはありませんでした。警察の調べによりますと、車を運転していた熊本市役所勤務の男性は、ゴールデンウィークを利用して、家族と宮崎に旅行中で、事故当時は、都井岬に向かっていたということです。警察で、事故原因を調べています。
日南市の梅ヶ浜海岸では、釣り人が行方不明となっています。海上保安部などでは、海に転落した可能性もあるとみて、捜索しています。行方不明になっているのは、宮崎市小松台西3丁目の宮崎地方裁判所職員、佐藤廣さん59歳です。警察の調べによりますと、佐藤さんは、5日午前、家族に釣りに行くと行ったまま、連絡がとれなくなったということです。5日午後0時半ごろには、日南市の梅ヶ浜海岸に、釣竿が残されたまま、服やエサ箱が海に浮いていると、119番通報があり、近くには、車と携帯電話が残されていました。その後の調べで、車は、佐藤さんのものとわかりました。警察と海上保安部では、佐藤さんが、釣りをしている途中に、海に転落した可能性があるとみて、捜索しています。
こどもの日の5日、宮崎市では、よろいかぶとを体験できる恒例のイベントが開かれ、子供たちが、若武者気分を味わいました。このイベントは、県総合博物館が、毎年こどもの日に開いているもので、5日は、事前に申し込んだ親子約170人が参加しました。用意されたよろいかぶとは、織田信長などの甲冑をモデルにした、子供用6組と、大人用1組。よろいかぶと一式の重さは、子供用でも4キロから8キロあります。(着付けの様子)「ちょっと手を上げててね〜重いよ」子供たちは、重さに戸惑いながらも、かぶとをかぶって、刀を手にすると、気分はすっかり戦国武将です。(よろいかぶとを着ての感想)「重かった」「かっこよくてたまらない」(男の子)「歩くときに足が重かったです」(お父さん)「子どもと同じ服着れて、いい思い出が出来ました」子供たちは、父親と一緒に、勇ましいポーズを決めて写真に納まるなどして、貴重な体験を楽しんでいました。
宮崎市の宮崎科学技術館は、「こどもの日」の5日、無料開放され、たくさんの子供たちで賑わいました。5日は、科学にちなんだゲームやアトラクションを、無料で楽しめるとあって、科学技術館には、朝から大勢の家族連れがつめかけました。また、「ミニこいのぼり」をつくる工作教室も開かれ、竹や紙を材料に、親子で熱心に取り組んでいました。(子どもたち)(Q.こいのぼり作ってみてどうですか?)「楽しかった」「こうやって丸めるところが一番難しかった」このほか、イチゴの収穫ロボットを、タッチパネルで操作できるコーナーもあり、子どもたちが、ロボットを動かしながら、科学のおもしろさを体感していました。
日南市の鵜戸神宮では、子供たちが、いさみ太鼓を奉納しました。白い法被と鉢巻姿の子供たちは、本殿で無病息災を祈願したあと、大小の太鼓を、元気よく打ち鳴らしていました。いさみ太鼓のリズムは、日南海岸に打ち寄せる波を表現したもので、子ども達は、笛の音にあわせ、見事なバチさばきを見せていました。本殿には、勇壮な太鼓の音が響き渡り、連休で訪れた観光客などを楽しませていました。
今年で14回目を迎えた宮崎国際音楽祭が、5日から始まりました。5日は、橘通りをメイン会場に、ストリート音楽祭が開かれました。宮崎国際音楽祭のスペシャルプログラムとして開かれた、5日のストリート音楽祭。橘通りでは、宮崎国際音楽祭の総合プロデューサーを務める、徳永二男さんらが出席して、セレモニーが行われた後、早速、演奏会が開かれました。また、通りに設けられた6か所のステージでは、地元宮崎のミュージシャンや吹奏楽部による演奏も披露され、訪れた人たちは、中心市街地で行われた音楽の祭典を楽しんでいました。(観客は)「小さい子供からいろんな年代まで参加できるので、気軽に音楽を楽しめるのでとても良い」「中心市街地が元気がなくなっているので、どんどんやって、人が出てくると良いと思う」宮崎国際音楽祭は、宮崎市のメディキット県民文化センターをメイン会場に、今月23日まで開かれます。
ストリート音楽祭では、オープニングセレモニーに合わせて、自衛隊の航空機が、橘通りを低空飛行しましたが、苦情などは、なかったということです。午後1時20分ごろ、音楽祭のオープニングセレモニーに合わせ、新田原基地所属の航空機3機が、橘通りの上空約300メートルを10秒間低空飛行しました。(市民は)「思ったよりも静かだと思った。あれぐらいだったら良い」「サプライズで良かった」「万が一ということもある。危険性はないと言えない。それは100%ないということでやっているだろうけど」ストリート音楽祭事務局によりますと、飛行前、反対16件、賛成1件の意見が寄せられましたが、飛行後、苦情などはなかったということです。
新茶の季節です。日南市の知的障害者更正施設「つよし寮」では、今年も釜炒り茶づくりが始まっています。「つよし寮」では、敷地内にある茶畑で栽培した一番茶を使って、毎年昔ながらの方法で、釜炒り茶を生産しています。今年も先月下旬から、寮生や職員が総出で、一番茶の青葉を大釜で炒ったり、ござの上に広げて、丹念にもみ込んだりする作業に追われています。つよし寮の釜炒り茶は、無農薬、有機肥料で栽培されていて、風味も良いことから、人気が高いということです。今年も、上々の出来だというこの釜炒り茶。100グラム、1200円で、日南市内の道の駅やホテルなどで販売される他、電話注文にも応じています。つよし寮の釜炒り茶の生産は、今月中旬まで続けられます。
5日朝早く、高鍋町で、タクシー会社の事務所を全焼する火事がありましたが、けが人などはありませんでした。5日午前5時30分ごろ、高鍋町北高鍋にある、日の丸タクシーの事務所が燃えていると、消防に通報がありました。火は約40分後に消えましたが、この火事で、2階建ての事務所、約300平方メートルを全焼しました。出火当時、事務所には、当直の社員1人がいましたが、火事に気付いて避難したため、けがはありませんでした。また、事務所の隣の駐車場に止められていた17台のタクシーには、被害はありませんでした。警察の調べによりますと、炊事場などがある事務所の1階部分が激しく燃えているということで、現在、警察と消防で出火原因を調査しています。
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