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  お月様のひとり言
 
月の灯ほどの想い
Weblog / 2009-04-08 05:36:58
不出来な嫁の私なので、お年賀状を主人の親類にも出さない、ここ2年です。

昨年は一切私の方にも届きませんでしたが、今年は主人の名前だけが宛名書きされたものが届きました。姑からです・・・。

姑は文字に対しても、この上ない自信を持っていました。
我家の購入祝いに、自身で書いた掛け軸をくれた程です。
・・・ハイ、不出来な嫁は一度も飾った事はございません。

その姑からのお年賀状を見て、あらっ・・・と見入ってしまいました。
全て、若干、斜めになっていました。

加齢による「網膜なんたら」という病気を患って3年になろうとしていますが、
これ以上悪くしないようにしか、治療法がないとか。
今の所、月に一度の割合で、主人が飛行機を飛ばして(ANAさんです・・・。)母親を病院へ連れて行くのがスケジュールに組み込まれています。

2年前に、「もう、知ったこっちゃない!」と嫁を全面放棄した私ですが、それで良いわけもなく・・・。
意地っ張りの私ですので、素直に「お元気ですか?御無沙汰しています」などと電話もできない意気地なしです。

そこに、救世主、次女登場です。

「私、おばあちゃまから就職祝いを貰ってくる〜♪」と、出かけたのが3月の中旬。
娘の学生時代の成果?を持参して、あれこれと面白い話に姑の顔は緩み、お祝い金もドーーンと!のわけはアリマセンが、楽しい時間を姑は過せたようです。

姑の気になっている事のひとつとして、「跡継ぎ」ですが、娘の「私と一緒になりたいなら、ムコ殿よ!って人を探すから。」
この言葉に安心した姑は、雨が降ったら、あそこの側溝を開けなさいとか、境界線の話や、イロイロと注意事項を娘に話して「目録」のように渡され、託されて帰ってきました。
長女を飛び越して、次女に跡継ぎは行ってしまったようです。
その前に、姑の私達息子夫婦もいるのですが・・・。

まあ、姑が安心できて喜ぶのなら、何も言う事はありません。
そして勿論、お祝いのお礼の電話を、娘の母親として致しました。
およそ、2年ぶりの姑との会話です。
「御無沙汰しています、○○○です・」と言った瞬間に受話器を通して電流が走りましたが・・。
そこは、あたり障りなく会話は進み、電話を切った時には一時間弱が経っておりました。
姑も、明らかに気弱になってきています・・。

それから娘から届いたお礼状にいたく感動した姑は、事あるごとに娘に電話しているとか。

何はともあれ、姑が元気なうちにと、功労した次女にご褒美と御願として、お盆休みは姑をハワイに連れて行って貰うように頼みました。
姑も、孫からのプレゼントだったら素直に受けるでしょうし、楽しみでしょうから。

膝も悪くして、大好きだつたフラのお稽古をお休みして数年だそうですが、また再開して「皇潤」をせっせと飲んでいるそうです。

長女に一緒に行く?と聞きましたら、「私、暑い所はパス!でも、旅費は少し出すわよ」と返事がありました。
・・・姑の恩恵を一番受けているのは長女の方ですが。

主人の報告によると、初めての孫と二人っきりの旅の予定に、姑は活力が出たようです。


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コメント
 
 
 
Unknown (なでしこ)
2009-04-08 18:31:35
お気遣いご苦労様です!
離れていて良い事もありますね、こんな時は‥
電話で元気かどうかお話を出来るだけでも良いお嫁さんです!
その間に入って次女さんの役割大きいですね!
ハワイの旅行を楽しみにされている事でしょう
その思い気遣いをしたのは母親のティンさんなんだ!と
姑様が気が付いてくれるのはいつでしょう?
二人が帰国されてから次女さんやご主人様からそれとなく話されてみては?
どんな反応をされるのでしょう?

我が家は最初から年賀状は主人が自分の名前しか書きません、
ですから私の名前は一度も年賀状に記入された事がありません、
もう 諦めています。
 
 
 
なでしこさん、ありがとうございます。 (ティン)
2009-04-08 21:56:56
理解してくださる方がいると言うのは、とても心が救われる事を感じています。

お年賀状は年に一度の御挨拶ながら、人と成りが感じられる挨拶状ですね。
でも、なでしこさんの場合は、常日頃から奥様の功労を周知されていると思います。

いえいえ、私の想いなど大したものではありませんで、私と姑二人旅でしたら、どちらかがハワイの海に沈んでいるかもしれません・・・。なので、娘に託した次第です
 
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