行き着けなくても一日一歩の気構えで。たそがれおやじの覚醒。
日暮れて途遠し



この週刊文春の記事はどうみても、刺し違える覚悟という佐藤さんが書かせたもの。内容のどぎつさの割にはしっかりした筋立てになっているので、事実関係についてはご本人の手が入っている可能性もありそうだ。
一点、明白な間違いがある。「白系ロシア」という言葉が二度ほど使われているが、これは赤軍に対抗した白軍、共産ソ連から逃れた帝政側ロシア人のことで白人のロシア人ではないのは常識。しかしよく見ると議員のせりふである。そういうレベルだと意図的に書いた?

さて、この藤本順一なる人物、佐藤優さんの逮捕前2002年3月に2時間のインタビューであらいざらい聞いたとのことであるが、それは、多分このテーミス2002/9月号の記事、逮捕直前の「肉声告発」 佐藤優前分析官 (藤本順一)

記事コピーの後、藤本順一氏をネットで調べてみたのでお楽しみに。

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驚愕証言 「訪ソ議員団売春疑惑」を暴く
佐藤優を参考人招致せよ

政治ジャーナリスト 藤本順一

週刊文春2006.3.8号(3/1発売)
全文コピーさせてもらいました。

「ドアを開けると女性が…」
議員を狙った売春工作。現場に居た佐藤氏は、
その実態を明らかにする義務がある

「私自身がモスクワ勤務時代に飯村豊氏(現フランス大使)、原田親仁氏(現欧州局長)などの指示に従いマスコミ関係者を篭絡するために偽造領収書を作成したり、国会議員の弱みを握るためにいかがわしい接待をしたことがある。ここで具体的な話をしないのは、もったいぶっているからでなく、腐敗外務官僚に罪証隠滅や口裏合わせの機会を与えないためだ。国会に参考人として招致されれば、記憶に基づき私が知る真実を関係者の実名をあげ洗いざらい話すつもりだ」
2月はじめ、外務省のラスプーチンと呼ばれた佐藤優・国際情報局元主任分析官(47)がこんな刺激的な言葉で締めくくった手記を「週刊朝日」(2月16日号)誌上に発表した。
佐藤氏は1月31日、外務省関連の国際機関「支援委員会」をめぐる不正支出と北方領土・国後島の発電施設入札にからむ罪に問われた東京高裁の控訴審判決で、懲役二年六月、執行猶予四年が言い渡されている。
公判の中で佐藤氏は「イスラエルでの国際学会への職員派遣などは省内の正式な決裁を経ていて違法性がなく、発電施設工事を落札した三井物産に便宜を図ったこともない」と訴え、弁護側証人として出廷した佐藤氏の元上司、東郷和彦・元欧亜局長が「外務省が組織として行ったことで、佐藤被告に責任はない」と証言した。しかし判決は、不正支出を決裁したのはあくまで、鈴木宗男衆院議員の意向を忖度したものだったと決めつけた。
佐藤氏はこれを不服として即日、最高裁に上告している。手記はこの判決を踏まえてのものだ。かつて新党大地の鈴木宗男衆院議員に側近として仕え対ロ外交に暗躍、その舞台裏を知り尽くす数少ない一人だけにその言葉の持つ意味は極めて重い。

宗男氏に電話をかけた議員

折しも2月27日、ロシアのフラトコフ首相が来日した。国民の関心はもちろん北方領土である。鈴木・佐藤コンビが対ロ外交の表舞台から消えて5年の歳月が過ぎ、なおも日ロ関係になんら進展が見られないということであれば、とりわけ佐藤氏の国会議員に対する「いかがわしい接待」の中身との関係が気になるところだ。
実は手記が発表される直前、佐藤氏を少なからず知る者として、そして日口外交の内幕を多少なりとも見聞きしてきた筆者は東京スポーツ紙の連載コラム「永田町ワイドショー」(2月3日付)に次のように書いた。
「佐藤被告自らがこれまで主張してきたように検察捜査が国策捜査というのならば、逆転無罪の可能性はゼロに近い。どうしても戦うというのならば、外務省を去ってからにしてもらいたい。今や、佐藤被告は国際情勢を語る評論家として言論界に確たる地歩を固めている。マスコミでさんざん外務省を批判しながら、一方で休職手当を貰っていたのでは国民の不信を招くことになる。この際、ジャーナリズムの側に生きる者としてケジメをつけるべきではないか。そして、日ロ外交に暗躍した自らの過去を含め、自民党政権の恥部を洗いざらい公表して欲しいものだ。それをしない限り、佐藤被告は永遠に元外務省分析官のまま終わってしまうだろう。残念な話である」
自民党政権の恥部と書いたのは、「いかがわしい接待」について以前、佐藤氏本人から直接聞かされていたからである。02年3月、佐藤氏が逮捕される2ヶ月ほど前のことだ。すでに逮捕を覚悟していたのだろう。
「福田(康夫。元官房長官)と鈴木(宗男)先生以外はロシアで(オンナを)買っている。オレがみんな世話したんだ。こうなったら全都ぶちまけてやる」
対ロ外交への思いを熱く語った約二時間にわたるインタビューの最後に佐藤氏は筆者に対してこうまくしたてた。」
当時、マスコミ世論は鈴木・佐藤コンビを対ロ外交をねじ曲げた売国奴とまで罵った。だが佐藤氏に言わせれば、そう呼ぶにふさわしいのは彼の地に赴いて「いかがわしい接待」を受けた国会議員の方だった。
「その話は聞いている。佐藤君は接待リストを持っているよ。ボクのところに名前を出さないよう頼んでくれ、と電話をかけてきた議員もいる。まったくふざけた話だ」
佐藤氏の言葉を裏付けるように鈴木宗男衆院議員もこう証言する。
もし佐藤氏が国会の場でその一部始終をブチまけたなら、政界は激震に見舞われることになるだろう。
※ 
   
ソ連が崩壊する前年の90年9月、「自民党・安倍晋太郎訪ソ団」がモスクワとレニングラード(現サンクトペテルブルグ)を訪れている。
団長は故・小渕恵三元首相である。議員や秘書、関係者を含め総勢百九十名を超える大規模なものだった。日ソの平和条約締結と北方四島返還に政治生命を懸けた安倍首相の父・故晋太郎元外相の肝いりで決まったものだ。
「訪ソの目的はソ連のジャパンナショナルデーに合わせてモスクワで開催された日本祭りに出席することだった。ところが団長の安倍先生の病状が急変して再入院したため小渕さんに代役をお願いした。日本側は花火大会や北島三郎歌謡ショー、平家踊りなどを開催しました。旅費、滞在費に一億円ほどかかっていますが、すべて晋太郎先生の自腹でした」(同
行記者)

オーバーの下には下着だけ

翌年にはゴルバチョフ元大統領が来日。海部俊樹元首相との日ソ共同声明は北方四島返還交渉の新たなスタートになった。
訪ソ団には、故晋太郎元外相が率いた清和会に所属する安倍チルドレンと呼ばれた若手議員たちも参加していた。今日の安倍政権につらなる議員たちだ。そのアテンド役を務めたのが佐藤氏だった。
今は非主流派に属するその一人が、匿名を条件に「いかがわしい接待」について証言する。
「ホテルの部屋の前まで、一時間置きに入れ替わり立ち替わりオンナが誘いにくる。ところが、佐藤に街娼は危ないから買うなと注意され、それじゃ夜何もすることがないからどこかに連れて行けと言ったら、バスに乗せられコスモス(ホテル)のディスコに連れて行ってくれた。カジノもあったかなあ。入場料が確か20ドルだった。店は出会いの場所を提供するだけで警察も目を光らせていた。こっちは交渉がまとまってモスクワ大学の女子学生にお持ち帰りされた。ずいぶん昔のことでどんな顔ぶれだったか?今や大臣クラスの人も一緒に遊びにいった」
もう一人、訪ソ団に取材で同行した大手紙のカメラマン(当時)の話だ。
「宿泊したモスクワのロシアホテルの私の部屋にも女性が来ましたよ。夜中の一時か二時ごろや部屋のドアをトントンと叩く人がいたんだよ。夜中だから、私もびっくりしてしまって、誰だろうと思ってドアを開けたら、女性が立っているんです。オーバーを着ていて、胸元が大きく開いていました。うす暗くてよく見えなかったですが、オーバーの下は下着しか着ていませんでした。なにか一言二言、言っていましたけど、私は慌ててドアを閉めました。学生みたいな若い女性でした。廊下にはホテルの従業員女性も座っていましたが、(売春婦と)通じているんでしょう。
山口敏夫〈元労相〉さんは、『私の部屋にも女性が来ましたが、“そういうことをしちゃいけませんよ”と説教してお金を渡して帰した』といっていました。
議員の各部屋にも当然女性が行ったのでしょう。二日目は各部屋に直接、電話がかかってきたみたいです。ソビエト連邦最後のときで、体制が乱れるとそうなるのかなと思いました」
ちなみに、当時まだ晋太郎元外相の秘書だった安倍首相も昭恵夫人と共にこの訪ソ団に参加している。こうした雰囲気に感づいていたのかどうか。
しかも、訪ソ団のご乱行はモスクワだけに止まらなかった。
9月20日、訪ソ団はJALのチャーター便で羽田を発ち、25日までモスクワに滞在しているが、副団長を務めた塩川正十郎元財務相ら96名は23日にモスクワを離れ空路西へ約1時間45分、バルト海に面したロシア第二の都市・レニングラードに向かっている。
レニングラードはプーチン大統領の出身地であり、03年には小泉前首相がこの地を訪れ、
日ロ首脳会談の舞台にもなった。最近では卜ヨタの工場進出が話題になっている。ロマノフ王朝の栄華を今に伝える美しい街だ。
その歴史と文化の象徴ともいえるのがエルミタージュ美術館だ。かつて王宮だったというこの建物に収蔵された美術品は質と量で大英博物館、ルーブル美術館に匹敵する規模である。

まぶしいくらいきれいだった

ところが訪ソ団の議員の一部にとっては、そんな情緒あふれる眺めや貴重な文化遺産だけでは物足りなかったようだ。同行した安倍派関係者は語る。
「エルミタージュ美術館にも行きましたが、市内観光は早々に切り上げ、宿泊先のホテルに戻ってきた。そこである議員が、『せっかくここまで来たんだから、白系ロシアの女性と遊びたい』と言い出したんです。これに何人かの議員が同調して騒ぎ出した。当時のソ連は経済破綻してホテルの食事もろくなものが出なかった。みんなストレスが溜まっていたのでしょう」
午後8時を過ぎた頃、早々に夕食を済ませた何人かの議員は霧雨の中、「そそくさとタクシーに乗り込み喜々として夜の街に消えていった」(同前)という。
きっとこの時ばかりは、北方領土は眼中になかったことだろう。
別の同行者が語る。
「宿泊先は確か、運河沿いのホテルだった。ロビーで一人ずつ配車番号を記した紙切れを受け取り、タクシーで女のアパートに連れて行かれた。アメリカ人や日本人相手は100ドル、延長が30ドル。地元のロシア人相手の女が20〜30ドルくらいだと言っていたからずいぶん割高な印象だった。当時のロシアの平均月収が200ドルだったから、生活のためには身体を売るしかなかったのだろう。他に小学校の教員や役所勤めの女に当たった奴もいた。部屋に入ったら親が迎えてくれたそうだ。誰とは言わないが、数人の議員が、明くる日、朝食時間になってもホテルの食堂に姿を見せない。心配していたら女の家でごちそうになったんだとさ。夫人と一緒だった塩川先生が苦笑いしていたよ」
この同行者が名指ししたある議員は、こう答えた。
「オレの相手は、レニングラード大学で英語を勉強していると言ってた。将来はアメリカに留学する計画だとも。背が高く、こっちが抱かれてるような変な気分だったが、シャラポワに似て抜群の肉体だった。とにかく白系ロシア人はまぶしいくらいきれいだったなあ」
当然、ロシア側もこうした事実を把握していると考えるのが常識だろう。ロシアや中国など、旧共産圏の国々が、女性を要人に近づけ謀略を働くことは周知のことだ。過去には、故・橋本首相と中国人女性の親しすぎる関係が国会で問題視されたこともあった。一昨年は中国クラブのホステスに篭絡された上海総領事館の領事が自殺を遂げる事件も明らかになった。
ロシア側に弱みを握られた議員たちに、強気の北方領土返還交渉など出来るはずもないだろう。


いったいこの五年間、政府・外務省は何をしていたのだろうか。
北方領土の日の2月7日、麻生太郎外相は「北方領土返還要求全国大会」で「基本方針に従って、粘り強く交渉していく」と語っている。
基本方針とは言うまでもなく、北方領土すべてが日本の固有の領土であることを前提にした上での日ロ平和条約の締結である。
政府・外務省は戦後一貫して掲げていた「四島即時一括返還」というスローガンをソ連末期の91年秋に取り下げているものの、「北方四島に対する日本の主権が認められるならば、返還の時期、態様、条件については柔軟に対処する」との姿勢は堅持している。
ところが昨年9月、麻生外相は、「二島返還は日本が負けで、四島はロシアが負けということではなく、双方が納得することが大事だ」と発言、12月の衆院外務委員会では「北方領土を半分にしようとすると、択捉島の25%と残りの三島をくっつけることになる」
と面積二等分論の考え方を示している。
さらに10月には外務省幹部が内々に米政府に対してロシアとの北方領土問題解決の仲介を打診したといわれている。今回の日ロ首脳会談も、「日ロ双方が受け入れ可能な形で解決し、平和条約を結ぶ方針」を確認するだけで終わりそうだ。

佐藤さんは優秀な人材だ

この間にも北方領土のロシア占有は着々と既成事実化してきている。これでは北方領土で利権を漁り、国益を毀損した売国奴、国賊と罵られた鈴木衆院議員の主導した二島先行返還論(まず歯舞、色丹両島の返還を実現させ、残り二島については引き続き帰属問題を話し合うことを確認した上で平和条約を締結)を批判できまい。
佐藤氏は87年8月にモスクワに赴任、95年4月に帰国するまでの7年8カ月あまりをモスクワで過ごしている。帰国した際、当時すでに国会議員になっていた安倍首相のところへ出向き、そんな日本の外交のふがいなさを嘆いている。
一時は辞職を決意した佐藤氏を慰留したのも安倍首相だった。
「佐藤さんは優秀な人材だから引き留めました。僕が首相だったら内調(内閣情報調査室〉に引っ張るんだけどね」
安倍首相は幹事長時代、筆者の問いかけにこう答えている。
あるいは外務省の体質批判を執勤に繰り返す佐藤氏が、休職中といえどもいまだ職員の身分を保障されているのは、その能力を高く評価する安倍首相の意向が働いているのかもしれない。
いずれにせよ、ソ連時代にさかのぼり、これまでの対ロ外交を清算する時である。日ロ(日ソ)交渉の舞台裏で何が行われてきたのか。佐藤氏を参考人招致して国会の場ですべてを語ってもらうしかない。
昨年4月、モスクワの日本大使館は総工費約百億円をかけ、一流ホテル並みとの批判を受けた新庁舎を完成させた。対ロ外交に、もうこれ以上のムダな出費はご免こうむりたいものだ。

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藤本順一氏について調べてみた。

『東京スポーツ』で連載コラム「永田町ワイドショー」をもっている。

上杉隆(ジャーナリスト、朝日ニュースターのニュースの深層キャスターの一人)、有田芳生氏、と親しく、二人のブログで名前を散見する。

●東京脱力新聞2.0上杉隆氏ブログ
20050401出版を祝う「偉大なる謎のBJ」藤本順一さん(左)。
出版を祝われた「著者」有田芳生さん(右)。
そして、出版された「主人公」故テレサ・テンさん(真ん中)。

2007年02月27日
黒川紀章氏 都知事選出馬 ニュースの深層
ということで、本日の「ニュースの深層」は、その黒川紀章さんがゲストです。
出馬表明以降、黒川さんのテレビ生出演は、おそらく初めて……。
もしかして、テレビ出演自体も、「初」かもしれません(未確認)。
それもこれも、この方のおかげです。

藤本順一さん(謎)

有田芳生さんのHP「酔醒漫録」2005/10/27のコピー
赤坂「かさね」で共産党の参議院議員だった筆坂秀世さんと会う。同席は石井謙一郎さんと藤本順一さん。国会論戦で「怖かった」のは小泉首相や野中広務さんだったという。とくに小泉首相は「何を言いだすかわからない」からなかなか議論が結べないという。
石井謙一郎さんとは「週刊文春記者」、藤本順一さんとは「政治ジャーナリスト」。

●日本TV ザ・情報ツウ(2006/2/28以降)
自民党は民主党に公開質問状を出し今日の正午までに回答を要求。武部幹事長をはじめ自民党は「永田寿康委員の会見は謝罪になっていない」と猛反発。また永田寿康議員に対して自民・民主両党からメールの内容を偽物と認めなかったことを問題視する声が広がっている。永田議員は現在謹慎中。民主党・前原誠司代表、自民党・武部勤幹事長、民主党・鳩山由紀夫幹事長、自民党・平沢勝栄議員、政治ジャーナリスト・藤本順一氏、政界情報に詳しい人物のコメント。民主党・永田寿康議員の会見(2月28日)。公開質問状の要約内容紹介。スタジオで自民党・逢沢一郎議員、民主党・細野豪志議員、福岡政行氏、医学博士・海原純子氏、元北陸学園余市高校教師・義家弘介氏のコメント。

●2004年6月17日(16日発行)
『東京スポーツ』19面
永田町ワイドショー〈月、水、金曜掲載〉
藤本 順一
小泉首相さらなる女性スキャンダルが政権の命取りに?

 まさかとは思うが、小泉首相にレイプ疑惑が浮上してきた。14日の参院イラク復興支援・有事法制特別委員会で質問に立った民主党の平野貞夫氏が「インターネットの掲示板に『小泉首相レイプ裁判』として載っている。事実なら辞職すべきだ」とこの問題を取り上げ追及した。
 レイプ裁判とは今年3月、都内のジャーナリストが小泉首相に対して起こした損害賠償請求訴訟のことを指す。
 訴状では被告の小泉首相が「日本国首相の地位にありながら、公職選挙法にも違反する公式発表の経歴の偽り、醜聞が、大手、中小を問わずあらゆるメディアを通じて明らかとなり日本国民である原告に計りがたい屈辱と苦悩を与えた」として100万円の支払いを要求、この中で「小泉首相はロンドン留学前に婦女暴行で逮捕された」などと具体的な醜聞を列挙している。
 当然ながら小泉首相は「よくもデタラメな裁判を起こす人がいる、あきれている。全くのデタラメだ」とレイプ疑惑を否定している。むろん根も葉もないことだろう。
 ただ小泉首相には、自殺した新橋芸者との関係をはじめとして、これまで数々の女性関係が取りざたされてきている。
 独身の首相が誰と恋愛しようが大きなお世話かもしれないが、「首相の座を射止めた直後、ある宴席で小泉さんが『しばらく女断ちか。つらいなあ』と嘆いていました」(首相周辺)、「厚相時代は『ホテルに女を待たせているんだが、SPが見張っているから会えない。困ったなあ』なんてよく愚痴っていましたよ」(同僚議員)と言うから、相当な好きモノであることだけは間違いなさそうだ。
 15日、野党3党が提出した内閣不信任決議案は否決されたとはいえ、小泉首相に対する国民世論の視線はかつてないほど厳しい。永田町では首相のさらなる女性スキャンダルもささやかれており、あるいはそれが政権の命取りになるかもしれない。
 倒れるときはあっけないものだ。
(政治ジャーナリスト)




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