62歳の貿易会社社長が、密輸した覚せい剤をイラン人を通じて、40人の客に密売していた疑いが強まり、警視庁に逮捕されました。
警視庁は、品川区の住宅街で覚せい剤を密売していたイラン人、マレキ・アザール・アスカル被告(40)ら4人と、客の男女40人を逮捕し、入手先の捜査を進めてきました。
その結果、自称・貿易会社社長の荻原慎一容疑者(62)が、中国から覚醒剤を繰り返し密輸していた疑いが強まり、麻薬特例法違反の疑いで逮捕しました。
荻原容疑者は、今年2月、香港から帰国する会社の従業員(54)に、「お前の荷物と一緒に持っていってくれ」などと言って、覚せい剤およそ3キロを隠したパソコンを運ばせた疑いが持たれています。
調べに対し、荻原容疑者は容疑を否認していますが、警視庁は同様の手口での密輸を繰り返していたとみて追及する方針です。(01日11:46)