掲示板 de 千代ヶ丘

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台湾の今 - 進学・就職の大陸希望者増加 投稿者:シュワちゃん  投稿日:11月 3日(月)08時00分24秒

台湾の今 - 進学・就職の大陸希望者増加

 台湾:中国大陸で進学・就職希望の学生増加
 http://news.searchina.ne.jp/2003/0106/national_0106_001.shtml
  発信:2003/01/06(月) 17:33:02
  『中新網』4日付報道によると、
  中国大陸の修士・博士課程に進学を希望する台湾人学生が
  増加を続けており、中でも金融と保険に関する分野を
  専攻する学生が激増している。

 台湾の「F世代」(18〜30歳)の3割が
 中国大陸での仕事を希望
 http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200307171200124
  【深セン16日=竹田誠一】
  香港の鳳凰電視台(フェニックステレビ)が16日報じた
  ところによると、台湾で「F世代」と呼ばれる
  18歳から30歳までの若者の3割が、
  大陸で仕事をすることを望み、
  15%近い人が大陸への移民を考えていると言う。
  2003年07月17日

 三成“F世代”愿登?工作 地点首?上海深?北京居二三
 http://www.cnwnc.com/20030716/ca433992.htm
  2003年07月16日 06:20 香港商報

台湾の今 - 対外経済は大陸重視 投稿者:シュワちゃん  投稿日:11月 3日(月)07時59分42秒

台湾の今 - 対外経済は大陸重視

 チャーター便は、早く着実に行うべき
 http://www.roc-taiwan.or.jp/news/week/2099/104.html
  陳総統が経済再生にGOサイン
   総統経済顧問小組召集人に蕭万長氏
  SARSの経済に対する影響は深刻であり、政府はSARS後を
  睨み思い切った効果ある経済政策推進の必要に迫られている。
  このため陳水扁総統は5月23日、「総統経済顧問小組」を設立し、
  召集人(委員長)には国民党副主席の蕭万長氏が就任した。
  特に経済界では、蕭氏が経済の専門家で行政院長として具体的
  推進の経験もあり、さらに与野党一致の基礎ができたとして
  歓迎しており、同小組の今後の建議が期待されている。

   以下は記者会見の内容である。
  問:
  SARSの世界的蔓延、両岸経済関係への影響、台湾企業の
  将来のあり方などについて語っていただきたい

  答:
  両岸の経済関係を、これによって停滞させることはできない。
  台湾企業がSARSの経験によって、さらに合理的な分業を考え、
  台湾をオペレーションセンターと成し、研究開発、経営管理、
  加工のセンターと為すことを希望する。以前政府はアジア
  太平洋オペレーションセンターの構想を提示したが、
  SARSがこれを推進する契機になるだろう。

   政府は両岸物流のため台湾企業にもっと多くの便宜を提供
  すべきである。
  チャーター便の問題など、SARSの影響で遅らせては
  ならない。
  早く着実に行うべきだ。
  このほかに私は、台湾企業に資金調達の道を提供し、台湾で
  上場し、台湾を国際金融センターにする構想を提示している。
  これは経済界の意見であり、各界が支持を表明している。
  あとは細部にわたって検討するのみだ。
  《台北『経済日報』5月24日》
  台北週報 2099号 2003.6.12


 李登輝氏が大三通*に賛成
 http://www.melma.com/mag/06/m00033306/a00000033.html
  ★台湾関連ニュース
  6/3 台湾団結連盟の陳建銘副幹事長が李登輝氏が台湾の
  「主権・安全・尊厳」を保つという前提下であるならば
  両岸の大三通*に賛成する考えであることを明らかにした。
  2002/06/15


 中台貨物チャーター便許可 台湾当局、香港など経由で
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030910-00000192-kyodo-int
  【台北10日共同】
  対中国政策を主管する台湾の行政院(内閣)大陸委員会は
  10日、中国に工場を持つ台湾企業の便宜を図るため、
  台湾の航空会社が今月25日から1年間、
  香港、マカオ経由で中台間に貨物チャーター便を
  運航することを認めると発表した
  [9月10日20時23分更新] 2003

>教えて下さい ほか 投稿者:隣りのトトロ  投稿日:11月 3日(月)07時55分47秒

>教えて下さい 投稿者:哲  投稿日:10月28日(火)20時02分41秒
>経済的に台湾と中国は統一されたと

私もこの見方に賛成です。
グローバル化の波が押し寄せたということでしょう。
企業に国境は、無いに等しいのだと思います。
賃金と土地の安い所にひっこす、
平準化の流れでしょうな。

>これは、台湾と何処が外交・経済・交流が多方面にわたっているのでしょうか
中国、べトナム、日本、韓国、
欧州などなど、


>シュワちゃんへ 投稿者:解法者  投稿日:11月 1日(土)10時07分29秒
>この調子でお願いします。

http://www.k-plaza.com/main/entertainments.html

http://www.seochon.net/korean_movie/intro_actor.htm
http://www.seochon.net/
安在旭 アン・ジェウク
俳優の紹介


『桓武天皇の生母問題5』 投稿者:オロモルフ  投稿日:11月 2日(日)12時04分49秒

(第7章の続き)
(2)『百済新撰』では――
 この史書は『三国史記』よりずっと古いのですが、本国では失われていて、『日本書紀』の引用によってのみ存在が分かる本です。
 したがって以下は『日本書紀』の武烈天皇紀四年四月にある引用文です。

[末多王(東城王)は無道であって、人民に暴虐な行いをした。国民はみな末多王を排除して武寧王が立った。諱は斯麻(シマ)王という。これは△支王子の子である。そして末多王の異母兄である。△支が大和に参向(一種の人質)した時、筑紫島に到着して、斯麻王を生んだ。島から送還したが、都に着くまでに島で生まれた。そこで島(シマ)と名付けたのである。今、各羅(東松浦郡にある加唐島とされる)の海中に主島がある。王の生まれた島である。そこで百済人が名付けて主島とした]
(△=王+昆)

 つまり、武寧王は日本の島(シマ)で生まれたので、名を斯麻(シマ)とつけられた――という興味ぶかい記述であり、かつ東城王の兄としています。

(3)『日本書紀』では――
『日本書紀』の雄略天皇紀と、前掲武烈天皇紀には、日本側の編纂者の意見が記されています。
 雄略天皇五年四月と六月の記事では、

「蓋鹵王は王族の池津媛を雄略天皇に献上したが、天皇の命に背いて密通したため死刑になった。それを聞いた蓋鹵王は、女性では国の恥になるとして、弟の△支を人質として派遣して天皇に仕えさせることにした。△支は行くのはやむを得ないが、褒美に蓋鹵王の妃の一人をくれるように頼み、妊娠中の妃を得た。この妃は筑紫の各羅島で出産した。これが武寧王で、島で生まれたので島(シマ)君と名づけた」

 ――という事になっています。

 これは(1)の『三国史記』とは大きく違っており、また(2)の『百済新撰』とも、父が違っています。(3)の『日本書紀』の編者は(2)の引用の後ろに、この引用文は父親が違っており、蓋鹵王が正しいだろう――と注記しています。つまり、各資料のわずかな違いを検討して、「たぶんこれが正しい」という注までつけているのですから、『日本書紀』の編纂者の学識と良心がわかります。

(4)『武寧王陵』の記録では――
 昭和47年に韓国で『武寧王陵』から石誌が発掘され、それによって、
「西暦460年ごろ誕生し、同523年に崩じた」
 ことが判明しました。
 つまり先代の東城王とはほぼ同年齢だったらしいと分かったのです。
 そして、これらの史料から、『日本書紀』がほぼ正しく、『三国史記』が大きく間違っていることが証明されました。
(しかしそれでも韓国の学者は、『日本書紀』の記述は間違い、あるいは異説にすぎない――と主張してやまないようです。彼らの翻訳した『三国史記』の訳注でも、「『日本書紀』の記事は異説だ」と強弁しています。韓国の歴史学者の多くは、感情によって結論を決めているようです)

 つまり、新笠の先祖とされた武寧王は、「義父が日本に来たとき北九州の島で生まれた」可能性がきわめて大きいのです。
 これは百済と日本の関係の深さを物語るエピソードですが、このエピソードだけでなく、任那・百済・済州島など半島南部地方に多くの日本人が居住して活躍していたことは、『記紀』にも記されていますし、高句麗王の『好太王碑』にも出てきます。『三国志』などシナ史料にも、もちろん出てきます。

 済州島には、次の伝説があり記念公園もあるそうです。
「原初三人の男の神が誕生したが、女性がいなくて困っていた。それを聞いた日本の神が、老人の引率で三人の日本の娘を船に乗せて派遣した。三人の男神と三人の日本娘が結婚して、多くの子孫ができた」
『日本書紀』には、神功皇后が、(日本が支配していた)済州島を百済に進呈したという話が出ています。

 また、『三国志』の『魏志東夷伝(魏志倭人伝を含む)』の韓や倭の条を読みますと、朝鮮半島の南端部はすでに倭人の領域だったと解釈できる文章があります。

『三国史記』には、日本の丹波地方から半島に渡って新羅(百済の隣国)の王様になった人の話が記されています。
 すなわち新羅の第四代の王・脱解尼師今は倭国(九州)の北東にある多婆那国(丹波)の人で、前王を補佐して功績をあげて王の位についた、とあります。
 またこれに対応する話が、丹後(昔は丹波と言われた)の籠神社に古くから伝わっているそうです。
 新羅はのちに半島を統一した国ですから、桓武天皇の生母伝説から「現在の日本人の先祖は韓国人」とする話よりもっと明確に、「現在の韓国人の先祖は日本人」だという話になってしまいます。
 しかし、そんな幼稚な事を主張する反韓的な日本人はいないでしょう。
(この章続く)

『桓武天皇の生母問題4』 投稿者:オロモルフ  投稿日:11月 1日(土)12時42分35秒

[6 遺伝子の推理]

 以上は、桓武天皇が高貴な母親から生まれたかどうかという議論ですが、そういう貴賤問題を離れて、百済の血がどのくらい混ざっていたかも議論になります。
 正史をそのまま信じれば、母方の祖父が百済からの帰化人ですから、桓武天皇の遺伝子の1/4が百済人ということになります。

 母方の祖父がほんとうに百済から来たのか、またはその前の代に来ていたのかもよく分からず、後者の可能性が遙かに高いとは思いますが、仮に直接来たのだとしても、遺伝子は1/4です。
 ですから、桓武天皇の次の平城天皇は、(藤原家を母親とするので)1/8となり、その皇子は1/16となり、つぎは1/32となり・・・というように、どんどん百済遺伝子は薄くなって、今上天皇にいたっては、もはや計算もできないほど僅かです。

 もし仮に、七〜八世紀の百済人と日本人の遺伝子が明確に区別できるものだったとして、今上天皇の百済遺伝子のパーセントを計算してみます。
(もちろんこのような仮定は成立しませんが、仮にそうだとするわけです)

 桓武天皇は第五十代で今上天皇は第百二十五代ですから、七十五代を経ているわけですが、いろんなケースがありますので、仮に六十代を経たものとします。
 すると、オロモルフの計算に間違いがなければ、今上天皇の百済遺伝子のパーセントは、<一兆分の一>のさらに<一億分の一>ということになります。
 計算がまったく無意味なパーセンテージです。
 したがって、桓武天皇の生母の話だけを持ち出して「日本の天皇家は朝鮮系だ」と主張するほど非科学的なことはありません。

(もっと長い歴史で見れば、DNAの系統樹(混ざり方)は分からない事だらけですが、ここではとにかく、韓国の反日家が主張するような時代感覚で見ています)


[7 武寧王は日本で生まれた!]

 桓武天皇の母親・高野新笠は、潤色された系図では、百済の武寧王の末裔ということになっています。
 これはたぶん嘘ですが、それにしても、武寧王とはどういう王だったのでしょうか?
 予備知識として、『三国史記』による、当時の百済王の名を記しておきます。
 これらの信憑性には、いろいろな意見があるようです。
 実際には王であっても記録されなかった人もいるようです。
 また、前王の死去の多くが戦争や謀略であり、古代朝鮮の三国の歴史は陰惨なものがあります。

 第19代 ▽有王(西暦427年即位)
(▽=田+比)
 第20代 蓋鹵王(西暦455年即位)
 第21代 文周王(西暦475年即位)
 第22代 三斤王(西暦478年即位)
 第23代 東城王(西暦479年即位)
 第24代 武寧王(西暦501年即位)
 第25代 聖王(西暦523年即位)

 さて、問題の武寧王ですが、この王の生誕については、諸説あります。

(1)『三国史記』では――
 朝鮮の最古の史書『三国史記』(ただし日本の『記紀』よりずっと後に編纂された史書です)においては、前代の東城王の次男だったとされています。
 東城王は暴虐で嫌われて最後は暗殺されたが、この武寧王は仁政をして民心がなついた――とされています。
(この章つづく)

シュワちゃんへ 投稿者:解法者  投稿日:11月 1日(土)10時07分29秒

「李 炳憲(イ ビョンホン)」、「安 在旭(アン ジェウク)、「李 恩朱(イ ウンジュ)」、「「 勇俊(ペ ヨンジュン)」、この調子でお願いします。

 韓国俳優・監督、韓国人漢字読み推進委員会委員長より
※ 最近では漢字がないハングル文字だけの俳優・監督がいて、ガッカリ。

台湾の今 - 韓流・哈韓族3 投稿者:シュワちゃん  投稿日:11月 1日(土)02時53分24秒

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/03/07/20030307000031.html
時代劇『張禧嬪』、台湾で放送へ
2003.03.07(金) 18:40


http://japanese.joins.com/html/2003/0401/20030401174501700.html
ドラマ『オールイン』の出演陣、済州道名誉広報大使に
 済州道を舞台にしたドラマが台湾や中国でも人気となり、
観光客が増えたとか。2億ウォンを支援して、広告効果は約1,700億ウォン!
2003.04.01 17:45


http://japanese.joins.com/html/2003/0408/20030408205408700.html
SBSドラマ『オールイン』、最高価格で台湾に輸出
 イ・ビョンホン主演の大ヒット作品。
笛木優子も出てるんだし、日本には来ないのかな。
2003.04.08 20:54


http://japanese.joins.com/html/2003/0411/20030411190430700.html
『空の庭園』10万ドルで米輸出決まる
 安裁旭(アン・ジェウック)とイ・ウンジュが主演を演じた
映画『空の庭園』(制作ドゥソンドリームピクチュース)の
米州版権が、
米ヒューチャーエックスメディア
(Future X Media)社に
10万ドル(約1200万円)で販売されたと
広報社の映画空間が10日、発表した。
2003.04.11 19:04


http://www.knet.ne.jp/~rki/news/news0304.htm
4月17日木曜日 2003
・この冬、韓国のスキー場のメッカ、
江原道のスキー場を訪れた国内外の観光客が前の年より15%ほど
増えたことが分かりました。
江原道が16日発表したところによりますと、
スキー場がオープンした去年の11月から今年3月末までの間、
江原道内の6つのスキー場を訪れた観光客の数は合せて
566万9000人あまりで、前のシーズンより、15%増えました。
このうち、韓国人は16%増え、外国人は32万3千人で、
9%増えました。
外国からのスキー観光客の場合、香港が10万4000人で、
もっとも多く、台湾、シンガポール、マレーシア、中国の順で、
日本からも9000人が訪れました。
江原道では、
「去年は東南アジアで、韓国のテレビドラマが人気を集めるなど、
韓国ブーム、いわゆる「韓流」の影響で、
台湾とマレーシアからの観光客が大幅に増えた」と分析しています。


ケーブルTVで大人気 2003/09/07(日) 10:53:21
http://taichungstyle.web.infoseek.co.jp/datephoto/hanliu/01.htm
ケーブルテレビの発達した台湾ではもう何年も前から
韓国のドラマも放送されていました。
しかしそれほど話題にもなっていなかったのですが、
この頃になって大ブレイクしました。
日本でも放送された「冬天恋歌」(冬のソナタ)の他に、
「藍色生死恋」(秋の童話)、「イブのすべて」「順風産婦人科」
などが人気を集めたようです。
映画はちょっと振るわず、話題になったのは「我的野蛮女友」
(僕の猟奇的彼女)くらいでしょうか。写真は崔真実です。


http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/10/07/20031007000023.html
訪韓した台湾ファンがペ・ヨンジュンを激励
 ペ・ヨンジュンが台湾のファンから
「オスカー・トロフィー」を贈られて笑顔を見せた。

 今月2日に公開された映画『スキャンダル/朝鮮男女相悦之詞』を
観るために最近来韓した台湾のファンらが、
オスカー・トロフィーの模型をプレゼントした。

 この模型のトロフィーは大きさのみが多少小さいだけで、
全体のデザインは本物とほぼ同じ。
台湾で特別に製作したトロフィーを手渡したファンらは
「今度はハリウッドにも進出してほしい」とエールを送った。 
釜山=チョン・サンヒ記者
2003.10.07(火) 12:44

>教えて下さい2 投稿者:シュワちゃん  投稿日:11月 1日(土)02時45分22秒

哲 さま
韓国ドラマは主に
台湾のケーブルTVから人気に火が
ついた様です。
(GalaTVなど)


http://www.insrea.com.tw/Chinese-new/drama/korea/korea-soap.htm
韓國連續劇

http://www.tacocity.com.tw/smmo/etjack/
韓劇名人網

http://www.hkatv.com/drama/allin/
All in

http://ontv.videoland.com.tw/channel/angel/file01.htm
守護天使

http://drama.videoland.com.tw/channel/fc/story.asp
狐狸與棉花糖 -

http://drama.videoland.com.tw/default.asp
韓流最前線ほか

http://www.insrea.com.tw/Chinese-new/drama/korea/soap04.htm
美麗的日子


 韓国ドラマの関連商品を扱う専門店もオープン
 http://www.roc-taiwan.or.jp/news/week/2005/114.html
  ドラマは、香港、日本のものに加えて、
  最近では韓国のものが人気だ。
  日本のドラマは学生に、韓国のドラマは主婦、
  香港のドラマは仕事を持つ男性に人気が高い。
  仕事を持つ女性は、この三者すべてをよく見ている。
  また、日本ドラマのファンは若者が中心で年齢が上がると
  だんだん減ってくる。
  これに対し、韓国ドラマのファンは、
  二十五歳以上が二三%を占め、年齢層が少し高い。

   こうした韓国ドラマの進出にともない、
  台湾では「哈日」ならぬ「哈韓」ブームが起こりつつある。
  韓国の俳優やタレントの関連商品を扱う専門店もオープンし、
  日本ブームに迫る勢いだ。ドラマ以外にも、
  韓国のファッションや料理も人気が出ている。
  台北の「韓国街」と言われる西寧南路では、
  「台湾風」ではない本場の韓国料理が楽しめる。
  また、韓国の対戦型オンライン・ゲームも、
  台北のインターネット・カフェを中心に大流行の兆しだ。
  《台北『中国時報』4月20日ほか》2001


 http://www.seochon.net/korean_movie/column/column013.htm
 台湾における韓国芸能事情 
 2001/4/23
  仕方ないのでVCDでも買おうかなっとCDショップに
 入ってみたら、あーらびっくり。
 新作コーナーに韓国もののTVドラマが山積みなのです。
 しかもヒット・チャート・コーナーには
 アン・ジェウクのCDが平積み、
 BOOKコーナーにはウォン・ビンの写真集が
 置かれているではないですか!


 http://www2u.biglobe.ne.jp/~RAKUCHIN/taiwan/zatu108.htm
 台湾日記 2001年8月3日
 ○ ところで、影響力という点では、上記の話で、
   改めてテレビドラマの影響力の大きさを痛感する。
  従来、台湾では、韓国人の人気はそれ程高くなかったが、
  最近は、テレビドラマの影響もあり、
  「哈韓族」(韓国好き族)も出現している。
  お互いの文化社会の違いと共通点を知り合い、
  好印象を持つのは、とてもいいことだと思う。

 ○ それにしても、と、台湾の知人は、曰く、
  「韓国の女性は、きれいだ」。
  これも、亦楽しからずや。(^。^)


 中・台・越・蒙に押し寄せる韓国ブーム
 http://www.kbn-japan.com/KN0100029.htm
 同じ日の午後、台湾・台北の明洞(ミョンドン)と
 いわれる西門町の「韓国偶像精品」というお店。
 まさに前日、ソウルで発売されたH.O.T.出身のカンタの
 ソロ・アルバムを買いに、
 若い女性たちが押し寄せ足の踏み場もなくなるほどだった。

 同じ台北の繁華街・敦化南路1街の屋台街。
 鮮明な太極マークが掲げられた「済州(チェジュ)豆腐チゲ屋」の
 看板が一目で飛び込んできた。
 120席あまりの食堂を埋めている台湾の若者たちが、
 金属製の箸とスプーンを手に、
 ぐつぐつと煮えているキムチ・チゲをフーフー口で
 冷ましながら食べている。
 昨年に創業、現在台北だけでも6店、
 高雄など地方都市にも進出したキムチ・チゲのチェーン店の
 主人は台湾人。キムチも台湾料理のシェフが作っている。

 韓流にはまったアジアの若者たちが、
 韓国を訪れる機会も増えている。
 江原(カンウォン)道・束草(ソクチョ)市・ポンピョンの
 ドラマ『秋の童話』撮影地は、台湾観光客でいっぱいだ。

『桓武天皇の生母問題3』 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月31日(金)13時38分43秒

[5 母親・高野新笠の血統潤色]

 母親に関するコンプレックスを消すために、桓武天皇は周囲の学者を動員して、母・新笠の生家の神話を創り出しました。
 新笠自身も和気清麻呂に依頼して、和史の社会的地位の向上を図る「和氏譜」を編纂したそうですが、とくに言われているのは、新笠が薨じたとき、桓武天皇が「天高知日之子姫尊」(天を支配する日の精を受けた尊い女性という意味)という別格の謚号をおくり、そして、新笠の出自を最大限に飾る薨伝をつくり出したことです。
 任にあたったのは、津連真道という学者だそうです。

 それによりますと、新笠の生家は百済の遠祖である都慕王の後裔で、具体的には、百済武寧王の子供の純陀太子の末裔だ、というものです。
 さらに桓武天皇は、新笠の生家が重んじていた渡来系先祖神の今木神(*)という神様も格上げしました。
 もちろん新笠その人も高野朝臣という高い身分に格上げしました。また新笠の両親の家も格上げされました。
(『続日本紀』、『神道大辞典』、『百二十五代の天皇と皇后(秋田書店)』の坂元義種教授の解説など)

*:今木=今来=外国から最近来た人=帰化人という説明が有ります。

(新笠の系図を潤色した功績によって、真道は菅野朝臣という氏姓を貰いました。そのとき真道は、自分自身の先祖も百済の第16代の貴須王の末裔であると、王仁の伝説を換骨奪胎したような話を創作し、百済王(くだらのこにきし/百済の王の末裔を自称する帰化人系で身分が高いとは限らない)の一族の三人を証人に仕立てて、皇室に認めさせています。その時の長い上奏分が『続日本紀』にあります。桓武天皇の時代には、このような事がしばしばあったようです)

 こういう事があったので、当時の人たちが、我も我もと、先祖は朝鮮から来た――と主張しはじめ、罰せられたという話もあります。
 たとえば、『続日本紀』の次の正史である『日本後紀』の平城天皇の箇所に興味深い一文があります。
 平城天皇は桓武天皇の第一皇子で、跡をついで第五十一代の天皇に即位しました。
 在位期間は大同元年〜大同四年(西暦806年〜809年)で、病弱なことや政争などによって実質三年で退位しています。
 で、その大同四年の条に、つぎのような記述があります(吉川弘文館版)。

「辛亥。勅。倭漢惣歴帝譜圖。天御中主尊標爲始祖。至如魯王。呉王。高麗王。漢高祖命△。接其後裔。倭漢雜糅。敢垢天宗。愚民迷執。輙謂實録。¥博i官人△所藏皆進。若有挾情隠匿。乖旨不進者。事覺之日。必處重科。」
(△は草冠に寺。漢字はなるべく原文のままですが、完全ではありません)

 この現代語訳はなかなか難しくて、知人のIさんに助けてもらい、それをオロモルフがモディファイしました。

「大同四年(809年)二月辛亥(五日)に以下のみことのりが出た。倭漢惣歴帝譜圖は(日本神話の)天御中主尊をたてて始祖としており、そこから魯王、呉王、高麗王、漢高祖などに至っている。そのような貴人の後裔に自分たちの氏族の系譜をつないでいるので、倭人と韓人の系譜が入り混じってしまい、天孫に連なる日本人本来の系譜を汚している。おろかな民どもが迷い執着して、この乱れた系譜を真実だと称している。諸司官人たち(姓氏を持つ人たちでもある)は、自分の家に所蔵するそのような系譜(倭漢惣歴帝譜圖やそれに類似した系図のことでしょう。現存はしていないようです)を皆提出せよ。もし私情をはさんで隠匿し、命令に背いて提出しない者があれば、発覚した日には必ず重罪に処する」

 勝手に先祖を創作するこのような混乱は奈良時代から続いていたようですが、桓武天皇の百済重視でさらに拍車がかかってしまったのでしょう。
 桓武天皇も氏姓の整理を意図していたようですが、それは平城天皇の次代の嵯峨天皇(平城天皇の弟)のときに本格的になり、嵯峨天皇弘仁六年(西暦815年)に完成した『新撰姓氏録』(多くの資料を比較検討して最大限正確さを求めた膨大な姓氏録です)に結実しました。
 したがって平城天皇のこのみことのりは、当時の混乱を収拾するとともに、『新撰姓氏録』への道程でもあったと考えられます。

 少しくどくなりましたが、新笠の生家伝説に大きな疑問があることは、このように正史からも読みとることができるのです。
(つづく)

『桓武天皇の生母問題2の補遺』 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月31日(金)13時35分32秒

[3]への注
 百済の滅亡は西暦663年の白村江の大会戦が原因ですから、そのずっと後に百済から帰化したというのは、考えにくいことです。高野乙繼の祖父の代に帰化したのなら年代的には分かります。だとすればおそらく、その後は百済人どうしだけでなく地元の日本人とも婚姻を重ねていたでしょう。現在の在日と同じです。

在日朝鮮人のための朝鮮歴史講座(23) 投稿者:解法者  投稿日:10月30日(木)16時57分07秒

>一進会(3)<

 朝鮮には当時、一進会の他に大韓協会、西北学会(朝鮮の平安道の人が中心で天主教(キリスト教)の人たちも多く参加していた)、国是遊説団、普信社などの団体もあったが、1908年頃になると次第に反日が影を潜め、日本との親密な関係を模索し始めていた1909年10月26日に伊藤博文が暗殺され、曽禰統監は一進会の日韓合併を時期尚早として却下した。1910年9月には一進会も含めた総ての政治結社の解散が命じられ、会員100万名を擁して日韓合併を積極的に推進した「一進会」を切り捨てたのである。そして、一進会員の間島地方移住計画も実行されることはなかった。
この会員100万名にも上り一進会員は天道教の3代目教主孫 ビョンヒの元に返り、それが反日の渦となって「三・一独立宣言」につながっていったのである。
 これは、曽禰統監を筆頭とする日本政府の失政であった。「一進会」の要望どおりに<韓日合邦>を採り、彼らの運動を理解していれば、「三・一独立運動」はなかったのではないかと考える
 それはともかく1910年の日韓併合当時には、これに反対する政治団体は大韓協の一部に止まった。ほとんどがこれに賛成したのである。

在日朝鮮人のための朝鮮歴史講座(22) 投稿者:解法者  投稿日:10月30日(木)16時46分12秒

>一進会(2)<

 この「李 容九」と「宋 ビョンジュン」の運動が合体して生まれたのが1904年結成の「一進会」である。「一進会」は会員100万人の大団体となった。この「一進会」は日本の傀儡で日本から援助を受けていたという妄言が後を断たない(朝鮮を知る事典 平凡社
伊藤亜人など 2000年11月17日 新訂増補)。一進会の1905年の会計報告を見ても、収入41万円(個人の拠出―14万円、会費―16万円、借入金―11万円)であり、日本からの援助金はなかった。それだけではない。一進会は日露戦争への日本軍に対する支援金25万円が拠出している(万円以下の端数省略)。さらに朝鮮各地での暴動の被害者救援金として15万円も支出しており、たちまち財政難に陥った。そこで、日本陸軍に支援を求め10万円の援助を受けた。それでも日本軍への援助は15万円もの赤字となっていた。
 さて、「一進会」は韓日合邦を掲げ(連邦制、日本の一つの県になるなどの案があった)、
運動を進めていたが、折からの「ハーグ事件(朝鮮国王が日韓協約の不当を訴えハーグの万国平和会議に代表を送った事件)」、朝鮮王朝の軍の解散などによる国民の怒りが向けられ、一進会員と王朝派との間に騒擾まで起こった。地方の一進会員の中には会を背景に住民に威勢を振るうものもいて、朝鮮統監府もこれを持て余し、一進会員を間島地方(現在の中国延辺自治州あたり)に移住させようという計画が起こり1907年には50万円の予算が組まれた(その後26万円に減額)。

在日朝鮮人のための朝鮮歴史講座(21) 投稿者:解法者  投稿日:10月30日(木)16時40分28秒

>一進会(1)<

 石原東京都知事が、朝鮮人が日韓併合を望んだということについて、韓国政府、日本のマスコミから、非難の声が上がっているが、歴史を学んだことのない者の全くの言いがかりである。これを明らかにするため、順番を飛ばして説明したい。少し長くなるが、日韓併合への道のりを知るには欠かせないので我慢していただきたい。
 朝鮮人が日韓併合を望んだことは朝鮮人の「一進会」の運動を見れば明らかである。
 「一進会」は、日清戦争の発端となった「東学党」の流れをくむ。「東学」とは「西学―
キリスト教」に対抗する朝鮮の<学>を意味し、<人乃天>、つまり人間平等と主体性(この思想は北朝鮮の「主体主義」に歪んだ形で利用されているーこれを創造したのが「黄 長Yであるー正確にいえば<創造>ではなく<剽窃>を掲げ)、1860年に結成された(教主
崔 済愚)。この運動は李氏朝鮮王朝の圧制に苦しんでいた農民、下層階級に瞬く間に広がり王朝打倒運動となって各地の王朝の収奪下部機関の郡守などを襲い一大騒乱となった(
これには日本からもこの思想に共鳴した武田範之などが日本人を集め参加している)。朝鮮王朝側もこれを弾圧し、教主を死刑にしたが、2代目(これも死刑)、3代目と教主は承継され留まるところを知らなかった。3代目教主孫 ビョンヒは運動を続けたが王朝側の弾圧により1901年に日本に亡命した。ここで彼は日本の明治維新による国家建設に驚き、日本に傾斜して行く。腹心「李 容九」に朝鮮内での運動を託した(李 容九は「進歩会」を結成)。このころ、同じく日本に亡命していた「宋 ビョンジュン」も朝鮮の体制を変革するには明治維新のような国家建設が必要だとして「維新会」を結成した。

『桓武天皇の生母問題2』 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月30日(木)12時29分16秒

[3 高野新笠(たかののにいがさ)出自の謎]

 光仁天皇は、天皇になるとは思っていなかった方なので、高貴な身分の井上内親王の他に、身分の低い家柄の女性もそばに置いていました。
 その中の一人が高野新笠です。
 新笠の父親は、百済系帰化人とされる和史高野乙繼(やまとのふひとたかののおとつぐ)で、母親は土師宿禰真妹(はじのすくねまいも)とされています。

 父親の「和史」というのは、当時の制度のなかでは、きわめて低い氏姓(家柄)でした。
「和(やまと)」とは、この時代ではほとんどが百済からの帰化人系(『新撰姓氏録』で諸蕃と分類されている)の氏で、名の由来は現在の天理市にあった「大和郷」から来ているそうです。
 和というと日本の別称ですが、そういう古代的な意味はまったくありません。
「史(ふひと)」というのは、元々は官職名で、履中天皇のころにはじまった、文書・記録・出納などを司る職ですが、その職にいた人々が次第にその官職名を姓としてつけるようになったとされています。
 つまり「和史」とは、百済から帰化して天理市のあたりに住居を与えられ、のちに役所の記録係になった人たちの氏姓というわけです。
 これは、氏姓を持つ人々の中でも、身分的には、かなり下であったとされています。
 その一族のうちでとくに功績の大きかった人たちは、のちにもっと上の姓を貰っていますが、高野乙繼はそのような人物ではありませんでした。

 さらに、高野乙繼がどのような経緯で帰化したのかも、百済でどのような地位にいたのかも、分かっていません。もっと前に帰化した人物の子孫がそう名乗っていた可能性もかなりあります。その場合には、日本人との婚姻が繰り返されていると思います。
 オロモルフは、その可能性の方が高いと思っていますが、それは憶測のみです。
 とにかく不明な事が多く、史料からはっきりと分かるのは、帰化系の低い身分だったという事だけです。
(もともと飛鳥・奈良時代の帰化人たちの身分は低いのが通り相場だったようです。時間とともに純日本人の中に拡散し、氏姓も日本人的になっていったようですが・・・)

 つぎに母親の土師宿禰真妹についてですが、土師は喪葬を扱って埴輪などを作っていた古い一族の氏(『新撰姓氏録』で神別の天孫族と分類されている)で、宿禰は朝臣の次に位する姓だそうですが、同じ土師宿禰にもいろいろあり、真妹は傍流の出とされています。つまりやはり低い身分なのです。

 というわけで、こういう両親のもとに生まれて光仁天皇の妃になった高野新笠は、ふつうなら皇室ではほとんど問題にされないような身分の一族の出だったのです。

 現代では、氏姓のことはほとんど問題にされませんが、奈良時代の朝廷にあっては大変重要であり、したがってそれが息子である桓武天皇の大きなコンプレックスになっており、その克服のために、家系の大幅な潤色をやってのけたのです。


[4 英雄・桓武天皇の野心]

 第五十代桓武天皇は、いかにも帝王という呼称にふさわしい野心家として有名です。
 別の観点から言えば、あふれるような才能を発揮して功績をあげた天皇でした。
 その業績は、

「壮大な長岡京の造営」
「時代を変えた平安京の造営」
「強力な軍事力を使った蝦夷大征伐」
「自分が生きているうちに自分の業績を記録するために正史『続日本紀』を異例の編纂」*
 ――などで知られています。

*天皇の記録は、崩御後に後の天皇の命で編纂公刊されるのが通例ですが、桓武天皇に限っては、自分が命令して作ったのです。このため、『続日本紀』の最後が桓武天皇の治世の前半の記録になっており、崩御のあとで編纂された『日本後紀』の冒頭が治世の後半となっています。この強引さは、当然、後の史家に批判されました。
(つづく)

>教えて下さい 投稿者:シュワちゃん  投稿日:10月30日(木)05時35分54秒

哲さま、ご質問ありがとうございます。

 日本・韓国のコンテンツも浸透中
 http://www.hakuhodo.co.jp/news/pdf/20030118.pdf
    よく見るドラマ 
    香港・台湾 日本 韓国   
 台北 38.9    18.2 23.2   
    (↑日韓、合わせるとドラマの4割)
    2003/01/17 博報堂 広報室

今年の初めのデータですが、ドラマでは、
韓国の方が上回っています。
とり急ぎこんな感じです。

『桓武天皇の生母問題1』 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月29日(水)16時37分51秒

{簡単なものを同人誌に発表してから加筆修正を繰り返しましたので、文章の流れがぎくしゃくしております。お許しを}

[1 天皇陛下の御発言]

 たしかサッカーW杯の直前だったと思いますが、天皇陛下が、
「桓武天皇の母親は百済からの帰化人。このように日韓は関係が深い」
 ――という意味のお言葉を述べられ、それを聞いた韓国マスコミが、
「天皇家の先祖が韓国人であることを、ついに天皇が正式に認めた」
 ――と大騒ぎしたそうです。
 これを題材にして、愛子様が韓国に行く(?)反日小説まで書かれたとか!
(韓国って凄い国で、韓国国内に広大な「高天原記念公園」?なるものがあるそうです。もちろん学問的な根拠などありませんが、そこが〈天照大神〉のいた日本人の発祥の地だとか・・・!)

 どんな些細なことでも、自国に有利に解釈して言い立てるのは韓国はじめ近隣国の常ですが、そういう事を予測しないで不用意な発言を頻発するのは、日本の悪弊です。
 もちろんこの天皇発言は、宮内庁の役人が韓国にゴマをする方法を考えて作文したのでしょうが、天皇陛下も、鵜呑みにしないで、慎重に発言してほしいと思います。
 杉浦重剛(倫理)や白鳥庫吉(国史)のご進講をお受けになった昭和天皇なら、こういう発言を宮内庁に勧められたとしても、拒否なさったのではないでしょうか?
 昭和天皇とはまったく違って、少年時代の今上天皇は、日本の古代史の知識に乏しいアメリカのキリスト教徒から教育を受けておられましたから、不用意発言が出るのも無理ありませんが・・・。

 じつにバカバカしい話なのですが、朝生などのテレビによく出てくる在日の女性が「在日は朝鮮に帰れというのなら天皇と一緒に帰る」などと、天皇家を在日と決めつけたような発言をしているそうですし、在日系の映画監督が週刊文春などに大喜びで書いたりしております。

 いやそれどころではありません。
 じつは、保守系の論客の中にも、戦後の韓国学者の反日プロパガンダにうっかり乗せられてしまったらしい発言をする人がけっこうおられるのです。
 オロモルフが見聞した範囲でも、『自由主義史観研究会』の理事の方が確たる論拠もなく「高天原は朝鮮にあった」と主張したり、『新しい歴史教科書をつくる会』のリーダー格の方が「飛鳥時代の畿内の人口の三割は百済からの帰化人だった」と述べたりしています。
 これらについて会あてに疑問を投げかけた事がありますが、同じ会の理事でも古代史の専門家は、オロモルフの意見に同意するというご返事でした。
(西尾幹二さんはさすがで、このような変な発言は絶対になさいません)

 本稿で主題にします桓武天皇問題につきましても、産経新聞などはまっとうな反応でしたが、あちこちの掲示板で保守的な意見を吐いておられる論客の一部にも、天皇家の先祖は朝鮮人とか、朝鮮人をお嫁さんにもらっていた、という思いこみがあるようです。
 もちろんこれは、日本の古代史をきちんと教えて来なかった戦後教育の弊害です。

 では、これはいったいどういう事なのか――について、オロモルフの知るところを以下に記しておきます。
 もちろん素人なりの勉強結果にすぎませんが・・・。


[2 光仁天皇の即位の謎]

 桓武天皇は第五十代ですが、その前の第四十九代光仁天皇の即位は、偶然の要素が大きくからんでいたようです。
 天智系と天武系の争いとか、藤原一族の権力闘争とかいった、いろいろな政争です。
 また、妖僧・弓削道鏡に籠絡されたと言われる女帝・第四十八代稱徳天皇の問題もひびいていたようです。

 光仁天皇は、天智天皇の孫ではありますが、もともとは天皇に即位する可能性は皆無と考えられていた方で、じっさい、即位も、六十歳を超える高齢になってからでした。
 それまでは、皇族の中ではもっとも低い身分しか与えられていなかったのですが、有力候補が、政争によって次々に脱落したことにより、偶然(?)天皇になってしまったとされています。

 しかも、その次の皇太子の決定についても、混乱がありました。
 即位後、聖武天皇の娘であった身分の高いお妃の井上内親王を皇后にし、その間にすでにできていた他戸王を皇太子にしましたが、取り巻きの間に策謀があったらしく、廃されてしまい、そのため、無名の妃だった高野新笠と呼ばれる女性に生ませた山部親王が皇太子になりました。
 これが後の桓武天皇(737〜806年)です。
 在位期間は西暦781年〜806年でした。
(つづく)

シュワちゃん  へ 投稿者:解法者  投稿日:10月29日(水)01時17分28秒

 韓国の俳優、漢字で書いて、漢字がわからない俳優もいますので、漢字に慣れ親しんでいるので、名前は漢字がよい。

それではよろしく。 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月28日(火)20時20分18秒

KABUさまありがとうございます。
それではぽつぽつと連載いたしますので、よろしくお願いいたします。
幸いHISASHIさんの方でも了解されましたので。

教えて下さい 投稿者:  投稿日:10月28日(火)20時02分41秒

シュワちゃんさん教えていただきたいのです。

>台湾の例をとってみると
>日本人が考えている以上に
>外交・経済・交流が多方面に
>わたっている様ですし、
>知られていない事も多い様に
>思います。

これは、台湾と何処が外交・経済・交流が多方面にわたっているのでしょうか?
韓国ですか?中国ですか?それとも日本ですか?
シュワちゃんさんの書き込みだと、台湾と韓国との交流と読めるのですが、、

台湾の本屋を見ても、新光三越という台湾駅の前にある大型ビジョンを2時間ほど
眺めていても、韓流が私には感じられません、
確かに、韓国ドラマで使われている携帯が人気だという事は聞いていますが、、、
店に韓国の商品が増えている様には思えませんし、
街中に韓国の料理店が増えているとも思えません。
実際台湾に滞在していて、テレビを見ていて、
(台湾は余りにもチャンネルが多いので全部見る事が出来ませんが、、)
感じないし、どうも腑に落ちません。

中国であれば、経済的に台湾と中国は統一されたと私は感じています。
台湾は中国に飲み込まれていると感じています。これは台湾で痛烈に感じる事です。
後戻りは出来そうに無いと思えます。

台湾の今 - 韓流・哈韓族2 投稿者:シュワちゃん  投稿日:10月28日(火)16時39分51秒

 ペ・ヨンジュン-チャン・ドンゴン-ウォン・ビン
 「韓流三銃士」すごい人気 (03/03/11)
 http://contents.innolife.net/listn.php?ac_id=4&ai_id=2829
  韓国のドラマを専門的に輸入して放送する
  台湾のCA-TVの放送局の版権担当のジェニー・リウは
  『台湾では韓国の女性芸能人よりは
  男性芸能人が断然人気がある』とし
  『特にハンサムなぺ・ヨンジュンと
  チャン・ドンゴン、ウォン・ビンが最高のスター』と答えた


 BoAの『アトランティスの少女』が台湾チャートで1位
 http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/07/07/20030707000026.html
  BoAブームが台湾にも上陸した。
  韓国と日本でトップクラスの人気を誇るBoAの
  『アトランティスの少女』が、
  台湾のラジオ局「Kiss Radio」の
  週間チャートで1位に輝いた。
  2003.07.07(月) 20:48


 ウォン・ビンが中華圏人気ファッション誌の表紙に
 http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/07/30/20030730000068.html
  俳優のウォン・ビンが中華圏の人気ファッション雑誌
  「men’s uno」の表紙モデルに選ばれた。 
  ウォン・ビンは香港、中国、台湾で同時出版されている
  男性ファッション雑誌「men’s uno」の
  2003年9月号のカバーモデルとして登場すると同時に、
  8ページの特集記事を通じて紹介される。
  2003.07.30(水) 19:36

Re シュワちゃんさん来訪有り難う 投稿者:シュワちゃん  投稿日:10月28日(火)16時38分15秒

KABU@九州さま
どうも ご賛辞いただきかありがとうございます。

昨今のインターネットの掲示板など見ていると
どうも、特定の近隣諸国への好意的な思い込みや
また、別の諸国に対する反感が
すごかったりするわけですが
(これはあくまで自分の感覚ですが、
 事実がそうなのだから仕方が無い面もありますが)

それらの掲示板などに流れている情報を
それが本当にそうなのか?、そう思っていいのか?
そのまま信じていいのか?疑問に思って
いろいろ自分で情報を集めてウラ
とってみているわけです。

そこから今まで知らなかった事実などが
浮かび上がってくることもあります。
それをみなさんに勝手に
紹介させてもらっているわけです。
(役にたっているかも判りませんが...)

台湾の例をとってみると
日本人が考えている以上に
外交・経済・交流が多方面に
わたっている様ですし、
知られていない事も多い様に
思います。

というわけでここでも勝手に
紹介させてもらいます。

祝ダイエー優勝
(さあバーゲンだ!?)

我渇望せり、「桓武天皇の生母伝説について」 投稿者:KABU@九州  投稿日:10月28日(火)14時50分39秒

>オロモルフさま

標題の通り、HISASHI師匠の所とは読者層も違うと思いますよ。
だから、反応も違うだろうし、有意義ではないでしょうか。
故に、是非、是非、是非。
楽しみ。

KABU@管理人&一オロモルフファン

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


桓武天皇の生母伝説について 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月28日(火)13時00分39秒

 天皇陛下が「昔の天皇のお嫁さんは帰化人」といったご発言をしたので韓国や多くの在日が大喜びして、それがどんどん拡大して「天皇家の先祖は朝鮮から来た」が一人歩きしつつあるような気がします。
 あるまじめな知人が、『記紀』をコンピュータで分析するとその事が証明できる――などと言っておりました。
 こういう話は何十年も前からあるのですが、最近の傾向として、保守系の論客までがそれに近い発言をしておられるような気がして心配です。
 私はもちろん古代史の専門家ではありませんが、自分なりに、この問題についての知識を纏めてみました。

 10回くらいの連載の予定なのですが、拳拳服膺さんの所とこちらとに同時に掲載してよろしいでしょうか?

犯罪者に優しい判決 投稿者:解法者  投稿日:10月28日(火)12時05分24秒

 先程、NHKのニュースを見ていたら、水戸家庭裁判所下妻支部の裁判官が<暴走族の傷害致死事件>の少年審判で彼らを「リサイクルできない産業廃棄物」だと言ったと報道し、その親が「人でないようなことを言われた」と言っていた。
 よくぞ、裁判官言ってくれた! 犯罪者に断固として立ち向かわない裁判官が多数を占める現状のなかで勲章ものだ。
 これを見て、司法修習生時代を思い出した。刑事指導教官の裁判官はそれはもう仏みたいな人でとても温和な人だった。書記官にもとても評判が良かった。ところが、判決は殊のほか厳しい。司法修習生は判決文の起案をするが、内容(事実認定)は二重丸だったが、情状の評価で赤線を入れられた。こちらから見ていても少し厳しすぎるのではないかと思えた。ジャンジャン実刑判決だ。弁護士連中からは悪評さくさくで、評判が悪かった。
 その裁判官は出世間違いないと裁判所内でも噂されていたが、地方裁判所の所長にもなれずに退官した。退官してからお会いして聞いたことがある。
 裁判官、弁護士連中からずいぶん言われたでしょうね。「うん、移動のときは万歳だったそうだ」、裁判所所長からも言われたのではないですか(当時、弁護士から所長にも苦情が行ったという噂があった)、「へ、へ、へ」、裁判所所長になれなかったのも、判決が厳しすぎたという評判からでしょうか、「う〜ん」、私から見ても判決が厳しすぎたと思いましたが、どうしてですか、「確かに同僚から比べると厳しかったかも知れない。だが、見方を変えれば同僚の方が優し過ぎるともいえるのではないか、自分は被告人の更正には刑務所も必要だという考え方に立っていた」
 裁判官もサラリーマンだ。被告人に優しく、(出世)採点官の所長の意向も受け入れなければ出世はおぼつかない。突出してはならない。これでは犯罪者に優しい判決が続くわけだ。>被告人に優しく<人権国家の指針だ。国民の空気を変えないと犯罪者に優しい判決が続く。

翻訳や判例紹介や基本書でも・・・ 投稿者:KABU@九州  投稿日:10月27日(月)22時15分13秒

>オロモルフさま 解法者さま

判例評釈でも、学部生や修士課程という駆け出しの最初は、解説者の文章が少ないものは「手抜き」のように感じられるものですが、練達の評釈者の<解説>は有斐閣『判例百選』のような通俗本でも、判例要約紹介部分が全7〜8割で、評釈者自身の解説は極めて短いものです。また、翻訳でも、いい翻訳は、翻訳者の個性が消失する域にまで達します。そこまで来ると凄いです。そう、個性が消失する中での究極の自己主張。それは、文楽で、名人太夫の声は太夫本人の個性を離れ(否、性別や年齢や国籍、恐らく、星籍さえも超越して、例えば、近松翁の純粋意味内容に一体化し、)、他方、名人人形師の姿も客から見える場面から、すうっーとなくなる(ように感じられる)のと同じだと思います。法律や哲学の基本書も然り。私は、今から20年くらい前、長谷川宏さんのヘーゲル解釈は胡散臭くて読む気にも聞く気にもなりませんでした。が、最近の彼の訳は評価しています。講演会やその後の懇親会でさんざん彼に悪態をついたのが懐かしい。否、恥ずかしい。うん、僕もいつかは、日本の社会思想史や日本の国家論史を、すうっーと書きたいものだ、と思っています。今後とも宜しくお願いいたします。

P/S
ダイエーホークス優勝! 
万歳♪ 


編集済

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


オロモルフ さんに一言 投稿者:解法者  投稿日:10月27日(月)14時17分49秒

 資料を探して来てこれをまとめるというのも大変な能力が要る。もちろん、労力もだ。
研究というのはそういうものだ。こちらの論考だって資料を探して来てこれをまとめるだけかもしれない。
 あなたが最初に「工業所有権」を著したときから、賛辞を送り、<歴史的力作>だと評価したのは、能力と労力が読み取れたからだ。
 謙遜なさるな! これからも<歴史的力作>をお願いしたい。

韓流 投稿者:解法者  投稿日:10月27日(月)00時25分23秒

 日本が韓国映画、ドラマ、ポップカルチャーに負けるのは当たり前だ。
こちらは韓国映画を500本以上も鑑賞しているからわかるが、韓国は今やアジアの韓国映画、ドラマ大国だ。韓国映画、ドラマの質は高くはないが、とにかく娯楽一本やりで若者には大受けする。中国本土でも台湾でも大受けだ。「韓流」ブームだ。おいおい、韓国のこの辺の事情も説明したい。<シュワちゃん>には前から期待しているが、ますます絶好調のようでうれしい。

月光仮面 投稿者:  投稿日:10月26日(日)19時26分45秒

シュワちゃんさんこんにちは。
私はここ5年ほど、毎年3〜4回台湾に行っていますが、
台湾はとても面白い所です。

流行が月光仮面!

疾風のように現れて疾風のように去っていく、、、
台湾は不思議な国です。この国であるモノが流行ったからと言って喜んでいると地獄を見ます。

台湾での外国語学習者に関して見てみると、(台湾駅前の本屋街や誠品書店の本棚調べ)
英語学習本、9に対して日本語学習本1〜2、これに対し韓国学習本2〜3種類。
日本文化は定着していると思いますが、韓国の文化は定着していないと思います。

日系のデパート(三越、ソゴウ)が定着させた日本式のサービスは台湾を変えたと思います。
韓国文化は、朝日が書くほど流行っているものでは無いと、、
一応現地レポートでした。

シュワちゃんさん来訪有り難う 投稿者:KABU@九州  投稿日:10月26日(日)13時39分47秒

>シュワちゃんさん

シュワちゃんさん、カキコ有り難うございます。この掲示板をROMいただいている皆さまの中には、「情報」だけのカキコに、「何や! 荒らしかいな」と思われた方もおられるかと思いますが、シュワちゃんさんは、思考の秤の精度を保つ上で有効な、キッチリトした情報をしばしば発信される方です(某板で、KABUはいつも感服して見ていました)。

シュワちゃんさん投稿有り難うございます。自己紹介&挨拶を、事後でもいいので皆様にお願いいたします。反朝鮮半島ネタ(事実だから仕方がないのだけれどね、)、で盛り上がるこの掲示板の雰囲気に、「でも、ある現状はね・・・。日本のダラシナサも凄いんちゃいまっか」というご指摘をなさりたかったのではないか。そう貴カキコのご主旨を想像いたしますが、私はこの姿勢と行動は大変有意義だと思います。今後とも、宜しくお願いいたします。帰省中なので短信のみ。

KABU@管理人 拝
編集済

台湾の今 - 韓流・哈韓族 投稿者:シュワちゃん  投稿日:10月26日(日)08時12分42秒

 新味が薄れた哈日族
 http://www.chaeil.net/HTML/Stories/2002/01/08/10105139839.html
  東アジアに広がる「韓流」  朝日新聞 01/12/25(朝刊)
  台湾のケーブルテレビには、日本の番組だけを24時間流す局が
  3つもあるが、最近では韓国のドラマの放送が増え、
  昨年の4月頃から視聴率が一気に跳ね上がったそうだ。
  担当者は「女優は美人で、ストーリーは現実的。
  放送前に俳優が宣伝に来て、
  コンサートを開いたりして盛り上げる。
  金大中政権が文化に力を入れていて熱意がすごい」と語る。

  日本が大好きな「哈日族(ハーリーズ)」の元祖といわれる
  エッセイストは「日本文化が台湾にすっかり溶け込んで、
  新味が薄れたところに韓国が入ってきたブームは
  しばらく続くと思う」と話す。


 哈日族ブームはピークを過ぎている
 http://www.hakuhodo.co.jp/news/20020305.html
  アジアで人気を2分。日本と韓国。
   日本のポップカルチャーが大好きな若者のことを、
  中国語圏では哈日族(はーりーぞく)と言いますが、
  各地でインタビューを行ってみると、
  すでに哈日族ブームはピークを過ぎているとのこと。
  今のブームは、韓国ポップカルチャーで、
  哈韓族も出現しています。
  2002年03月05日


 韓国ドラマが日本のドラマの倍の視聴率
 http://www.cbs.org.tw/japanese/activities/2002/021114c.htm
  台湾ではご存知のように、哈日族(ハーリーズー:日本の事物を
  極端に愛する若者たち)に続いて、
  哈韓族(ハーハンズー:韓国の事物を・・・以下同じ)が
  現われ、テレビドラマなんか、
  韓国ドラマが日本のドラマの倍の視聴率を稼いじゃうんだ。
  CBS中央放送局 中華民国台湾台北市北安路55号
  2003/6/25/水曜日

台湾の今 - 選挙 投稿者:シュワちゃん  投稿日:10月26日(日)08時11分13秒

 陳水扁総統 支持率27%
 http://www.asahi.com/special/sars/hiten/030620.html
  4:台湾総統選に「新変数」
  低迷する経済にSARS対応の不手際が追い打ちをかけ、
  陳水扁(チェンショイピエン)総統は不人気だ。
  TVBSテレビの6月初めの世論調査では、
  支持率27%と就任以来最低を記録した。     

  最大野党・国民党の連戦(リエンチャン)主席は、
  第2野党の宋楚瑜(ソンチューユイ)親民党主席と組んで
  政権奪還に挑む。
  最近の世論調査では、
  「連・宋」ペアに投票するという48%に対し、
  陳総統は40%と水をあけられている。
  (朝日新聞2003年6月20日朝刊紙面) 


 国民党・親民党の共同推薦候補が圧勝
 http://www.nishinippon.co.jp/news/World/ReportersEye/taipei/bn01.html
  2003-08-05 緑と青=台湾・台北
   「たかだか県知事選挙なのに」と、
  台湾人でさえあきれるほど過熱した二日投開票の
  台湾・花蓮県知事選挙は、
  最大野党・国民党と野党第二党・親民党の共同推薦候補が、
  与党・民主進歩党(民進党)候補に圧勝した。
   現地に各党首から党首夫人、党幹部らが乗り込み、
  それぞれの集会では発言の合間にラッパが鳴り響く。
  マスコミは買収に使われた自転車や高級運動靴を
  写真入りで伝え、果ては買収の動きを封じるため、
  警察が連日道路で検問し持ち物検査を実施。
  「人権侵害だ」との声も上がった。
  台北赴任前に聞いてはいたが、あまりの激しさに、
  南国ならぬ政治の熱気に当てられた思いだ。
   来年三月の総統選挙では、
  民進党(旗色は緑)対国民党・親民党(旗色は青)という
  対決構図が確実。
  知事選はその前哨戦というわけで、
  国民党と親民党は「連携がうまくいけば勝てる」と
  自信を深めたという。
  道理で、知事候補の公約がほとんど報道されなかったわけだ。
  とはいえ政治に注ぐこのエネルギー、
  妙に政治にさめた日本には幾分とも必要と思った。 
  (台北・上別府保慶)
  [2003/08/05朝刊掲載]

いろいろ 投稿者:IQ88  投稿日:10月26日(日)07時34分41秒

みなさん、おはようございます。

ここは、私には敷居が高くて・・・・・。よって、今後はROMのみで。

●KABUさんへ
弁証法は、仮定から始まります。想像は、仮定の第1歩です。

私のお馬鹿の理由
@彼の返答をみて、彼が「もろい」と判断したから。弱者を虐めるのは私の趣味じゃない。これが杞憂と判断したので、再度お邪魔をしました。
Aあそこをみて下さい。惨憺たる有様です。あそこで得をしたのは誰か?このサイトが繁盛したのはなぜか?恩返し、恩返しって無理な相談?無理は承知の上で!

●京王大学のけん
数学を受験科目にしたのは、女性をのけものにするため。卒業後、女性は寄付をしない!ので・・・・という噂を聞いたことが・・・・。しかし、数学とは論理性を鍛える学問ですから、全ての基本であることに変わりはない。

●解法者さんへ
例え、お馬鹿の私のせいであろうとも、研究が深まるきっかけなら私は喜ぶ。これからも頑張ってね。

http://www3.realint.com/cgi-bin/tbbs.cgi?IQ88


在日朝鮮人のための朝鮮歴史講座(18) 投稿者:解法者  投稿日:10月25日(土)23時15分49秒

>日本統治時代の朝鮮の収支(2)<

 その原価、つまり、朝鮮の予算(歳入と歳出)を検討してみたい。
            歳   入   歳   出   収    支
 1911年―1914年   121,368,697   206,507,853  ▲   85,139,156
 1915年―1919年   262,350,764   324,694,095  ▲   62,343,331
 1920年―1924年   455,394,312   705,327,380  ▲  249,933,068
 1925年―1929年   836,674,781  1,014,51,6.707  ▲  177,841,976
 1930年―1934年   758,360,546  1,128,575,517  ▲   370,214,971
 1935年―1939年  1,831,928,658  2,196,051,420  ▲   360,122,762
 1940年―1941年  1,288,430,855  1,745,326,121  ▲   45,689,266
                        合計 ▲  1,766,577,530

☆ 資料  朝鮮総督府  朝鮮総督府統計年報(各年度)
  
  1911年―1939年まででは、▲ 1,309,595,264円となる。この赤字は日本からの     交付金、借入金および公債で賄われた。

 金 哲(韓国の人口と経済 P 71 岩波書店 1965年7月27日発行 )の金銀の数字を考慮しても、1,122,512,264円(当時の価格)のマイナスとなる。金 哲(敬称省略)はこの財政赤字を全く無視して、自分に都合の良い数字を選択して立論し、朝鮮は日本に搾取されていると決め付けている。
 朝鮮総督府施政年報は、1942年以降は発行されておらず、朝鮮総督府統計年報は、1943年以降は発行されていない。しかし、朝鮮の財政赤字と貿易収支の赤字はその後も増加していったことはそれまでの推移から見て間違いない。日本統治時代で、ただの一度も歳入が歳出を上回ったことがなかったのである。
 なお、これまで、綿密に日本からの財政補填などを検討した論述が見当たらない。これも不思議である。
 さらに、1945年の敗戦によって、朝鮮から引揚げた際に残した財産(日産)は日本人の個人財産も莫大なものがある。これも含めて朝鮮および朝鮮人は日本および日本人の犠牲の上に繁栄を極め、それは今も続いているといっても過言ではない(北朝鮮では遥に食い潰し、韓国でも食い潰しつつある)。

つぎのこと、教えてください。是非、お願いいたします。
1、金1,122,512,264円(1939年当時)、現在でどのくらいの価値でしょ うか。
 また、1910年と1939年とは貨幣価値がどのくらい違っておりましたでしょう  か。
2、朝鮮から引揚げた際に残した財産(日産)は日本人の個人財産も含めて、どのくらいで したでしょうか。これについてはどこかで見かけたが失念しました。出典もお願いいたし ます。

在日朝鮮人のための朝鮮歴史講座(17) 投稿者:解法者  投稿日:10月25日(土)23時09分16秒

>日本統治時代の朝鮮の収支(1)<

                            単位  千円
             輸   出   輸    入    収   支
  1910年―1914年    83,655    179,635     ▲  95,980
  1915年―1919年   485,644    468,881        16,763
  1920年―1924年  1,121,6117    839,111        273,500
  1925年―1929年  1,629,976   1,363,499        266,477
  1930年―1934年  1,495,414   1,534,074     ▲  38,660
  1935年―1939年  3,023,809   4,092,908     ▲ 1,069,100
  1940年―1944年 
                          合計 ▲  647,000

 ★ 輸出、輸入とも朝鮮からみたもの
 ☆ 資料  朝鮮総督府  朝鮮総督府統計年報(各年度)

 このとおり、日本は、大幅な輸出超過だったのである。
 また、朝鮮総督府の財政は、「朝鮮総督府特別会計」として、日本国の国家予算の一部として独立会計年度でもって編成されていたが、朝鮮だけではとうてい賄うことが不可能だったので、日韓併合当初の1910年度からだけでも年間1200万円程度の交付金が補充されていた。
これを合わせれば、947,000円もの赤字となっていたのである。なお、朝鮮の財政赤字とその補填については>日本統治時代の朝鮮の収支(2)<で詳説する。

 ところが、朝鮮から日本へ1910年から1934年まで、134,083,000円、1935年から1939年まで1,000,000円(推定)相当の金、銀が輸出されたとして、逆に187、083,000円の黒字(日本が朝鮮から利益を受けた)という者がいる(金 哲  韓国の人口と経済 P 71 岩波書店 1965年7月27日発行 )。
 これは、数字のトリックである。この推定の数字も怪しいが、それよりも金、銀の採掘費用が全く計上されていない。総ての物には原価がある。

同感です 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月25日(土)12時13分51秒

KABUさんや解法者さんの、数学をめぐる議論に同感です。
国語教育の悲劇を感じることもあります。
ある大学教授の方が、「専門」を「専問」と書いておられたので、うっかり「違うのでは?」と言いましたら、「ここは文学部ではないッ」と怒鳴られました。(沈黙は金)
その教授はその後もずっと「専問」と書いておられました。
じつはもっとずっと酷い日本語しか書かない工学部教授を知っています。
数学の問題を理解するには国語力が必要だと思うのですが、アーとかウーくらいしか日本語を知らない若者が多いです。
戦後60年の教育制度改革の大部分は改悪だったような気がします。


愚民化政策または、階層分化政策としての受験科目削減 投稿者:KABU@九州  投稿日:10月24日(金)22時08分47秒

>解法者さま

私の時代は既に「数学」で受験できる大学法学部は私立では少数でした。で、その数少ない大学が母校になってしまった(笑)。実際、進路指導を含めた受験指導をできる程の予備校関係者や高校の先生なら、「高校までの数学の成績は<数学専攻に向いている資質>とはそれほど関係がないが(数学科に進むための必要条件の一つにしか過ぎないが、)、修士卒程度までに限った場合、物理や工学や医学の領域で活躍できる適性とはカナリの相関関係がある」と言うと思います。要は、数学ができるよりも数学に向いているというファクターが数学専攻で活躍するためには遥かに重要だと思うということ。受験数学は応用科学の適性判定テストである、と。ならば、応用科学の分野では文理の境界が相互乗り入れしている現在、高校程度の数学教育の充実は経済学や経営学、社会学、法律学の専攻の者にも益々重要になってきているのではないでしょうか。

また、社会に出てビジネスの世界で世過ぎ身過ぎしていると、ビジネスの世界で問われる能力とは(思考力においては、)、@高校までの数学で鍛えられるところのきちんと論理的に考え続けられる能力と、Aそれを、「人を見て法を解く」よろしく、相手に合わせて、わかりやすく表現できる能力、B上記の@Aを生産的に遂行するために、問題を発見し、問題を解決するために必要なもの/不足しているものを認識できる能力だと思わずにはおられません。そして、ABも、広い意味では、高校程度の国語・理科・社会・語学や学園生活の中での様々なコミュニケーションで充分に獲得され涵養されるものではないか。而して、標題の通り、受験科目削減は「愚民化政策または、階層分化政策」であると思います。家庭や地域に学校教育を代替できる何物かを持っていない子供はそうでない子供に対して決定的なアドヴァンティジを持つでしょうから。私は、親の収入や教育水準で子供達の能力開発の度合いが左右される事を完全に不公平とか不条理とは思わないが(人生なんざそんなものでしょう。だからこそ人生は面白い)、3〜4年時間をかければ充分挽回可能な限度を超える条件の非対称性は、社会権の発動が要請されるものかなとも思います。と、帰省先で感想をまとめました。今後とも宜しくお願いいたします。
編集済

大学受験と数学 投稿者:解法者  投稿日:10月24日(金)21時01分49秒

 私が大学を受験した時代には、文科系でも「数学」が必修科目として課せれていた。
例えば、慶応義塾大学では、文学部を除いては総ての学部に「数学」が受験科目であった。
もちろん、法学部でもだ。
 それが今ではそうではないようだ。法律と数学は関係ないと思われるかも知れないが、そうではない。この辺はオロモルフ さんやKABU教授が詳しいと思う。
 何でも安易にやさしく考える。大学の学生の力が落ちているのもむべなるかなである。
高校でも理科系統の志望者も文科系統の志望者も同じクラスにいた。受験には関係ない「数学V」も学んだ。同じクラスからは医者も科学者も裁判官、文学者も出た。色々な考えの人と同じクラスで学べてとても貴重な経験になった。それが今は別々のクラスだ。理由はもちろん大学進学の実を上げるためだ。高校の同窓会誌が送られてくるが、東京大学、早稲田大学慶応義塾大学の合格何名だ。確かに私の時代よりは増えているが、どうだろう。受験機関に成り下がっている。
 当時は進学校ではあったが運動は強かった。県の予選を勝ち抜いて全国大会に出場したクラブも多かった。こちらも三年間運動部にいた。残念ながら全国大会には出場できなかったが、予選を勝ち抜いた高校が全国大会で優勝した。運動のお陰で今でも健康だ。球技なら何でもござれだ。ゴルフだって、今は引退したが、コースに出れば、私より上手い人は1日プレーイする人の中で、1人か2人、3人はいない。ボールが曲がって谷に落ち「お客さん、ここにありますよ」などとキャディに迷惑をかけないから、キャディに喜ばれる。
 母校の運動部の会報が毎年送られてくるが見る影もない。1回戦ボーイだ。大学の合格するために運動などやってられないというところか。
 慶応義塾大学には進学しなかったが、受験学部は総て合格はした。数学が得意だったからだ。
 

「特許の有事法4」 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月24日(金)12時23分46秒

◆◆◆【丙についての調査】◆◆◆
 軍事上重要な発明を秘密にする為の措置としての秘密特許制度についてです。
 日露戦争の教訓が大きいと思います。

◆《軍事上秘密ヲ要スル発明特許ニ関スル件》(明治42年施行)
 これは《明治42年特許法》の施行と同時に施行された、同特許法に関連した法律です。
 この明治42年の法律には、大要次のようにあります。第一条のみ原文です。
「第一条:軍事上秘密ヲ要スル発明ニ付主務大臣ニ於テ特許ノ出願又ハ特許権ノ改訂若ハ分割許可ノ出願ヲ為ス場合ニ於テハ其ノ発明ノ明細書及図面ヲ密封シ之ニ封印スヘシ
 第二条:主務大臣以外からの出願で、主務大臣から要請のあったときは、特許局長は上と同じ措置をとること
 第三条:特許局長が秘密特許の必要があると判断したときは、主務大臣の意見を仰ぐ
 第四条:これらは査定を経ないで特許登録をする
 第五条:主務大臣の要請や許可なくして密封を開封できない
 以下略
(実用新案についても同じ)
(上の主務大臣とは、ほとんどの場合、陸軍大臣と海軍大臣のようです)」

◆《特許法施行令》(大正11年施行)
 これは、大正10年公布/11年施行の特許法の関連としての施行令ですが、その第一章が、「軍事上秘密ヲ要スル発明」についての条項です。
 従前との大きな違いは、
「特許局長官は、特別に審査官または審判官を指名して、審査または審判させる」
 ――とあることです。
 つまり、「秘密特許も審査する」ことが決められたのです。
 第一次大戦の教訓かもしれません。
 たしかに、審査しておかないと、外国からの出願と争うことはできませんね。

◆《特許法施行令等の一部を改正する政令》(昭和23年7月15日施行)
 占領中のこの年のこの政令によって、前記の第一章が廃止され、日本の特許法に秘密特許の制度が無くなり、【世界一のスパイ天国】の基礎が築かれました。


◆◆◆【補足】◆◆◆
 戦前戦中の秘密特許の実態と、現在の有事関連組織・企業の苦心です。

◆秘密特許の実態
 戦前の秘密特許の数は、1572件で、その多くは海軍によるものだそうです。
(『日本無線史』による)
 この数値が、昭和20年までのものか、昭和16年までのものかはっきりしませんが、たぶん20年8月までだと思います。
 陸軍は、特許そのものをあまり出願しなかったようです。陸海で思想が違っていたことが分かります。
 海軍の秘密特許の中には、無線装置など、かなり画期的なものもあったようです。
 戦後は秘密が解かれていますから、資料を漁れば、内容を知ることができます。オロモルフの手元には、いくつかの海軍大臣を特許権者とする特許資料があります。陸軍は探しても見つかりませんでした。

◆企業の苦心
 以上のように、甲乙丙のどれもが、日本では機能しておりません。
 とくに重要な乙(戦時/有事法)と丙(秘密特許法)はまったく無く、どうしようもありません。
 さる大企業の特許部門で長年活躍してきた知人に聞きましたが、事実上の軍事問題については、昭和35年施行の法律(公布の年によって《昭和34年特許法》と言います)の条文の中の「公の秩序」を利用するほかは無いと、嘆いておりました。
 つまり、甲の重要特許の拒絶などの件は、軍事をムリヤリ「公の秩序」に置き換えて措置する以外に方法はない――というわけです。
 乙と丙はまったくのお手上げです。

 最近の有事関係の法律に連動して、現在特許関係も法案をつくっているのだと思いますが、できるだけ厳しい特許の有事法をつくってほしいと思います。

 なお、外国の工業所有権有事法との比較は、まったく出来ていません。新聞雑誌などで憂国の士が、外国に比べて日本は駄目だ――と述べているのを読んでいるだけです。

(自信のない内容ですが、『特許の有事法』を終わります)

「特許の有事法3」 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月23日(木)12時33分41秒

◆◆◆【甲についての調査・続】◆◆◆
 軍事上重要な発明の拒絶・制限・収用などに関する法律の調査の続きです。

◆《特許法》(大正11年施行)
 この法律は、戦後まで生き延びていましたので、原文(漢字は現字体に変更)を記しておきます。
 第十五条です。
「特許出願ニ係ル発明カ軍事上秘密ヲ要シ又ハ軍事上若ハ公益上必要ナルモノナルトキハ特許ヲ与ヘス、特許ヲ受クルノ権利ヲ政府ニ於テ収用シ又ハ制限ヲ付シテ特許ヲ与フルコトヲ得」
 従前を踏襲していることがわかります。
 また、すでに特許を得た発明についての同様な制約は、第四十条にあります。

◆《特許法等の一部を改正する法律》
(昭和23年7月15日公布・施行)
 占領中のこの年、前記のうちの「軍事上秘密ヲ要シ又ハ軍事上若ハ」が削除されました。
 これが、【日本がスパイ天国になる第一歩】でした。

◆《特許法》(昭和35年施行)
 これが戦後の本格改正特許法で、現行法です。
 この第三十二条に、特許を受けられない発明の第五番目として、
「公の秩序、善良の風俗又は公衆の衛生を害するおそれがある発明(原文のまま)」
 ――があります。「軍事上(防衛上)」は消えたままです。

◆《特許法》(平成14年改正法)
 現在のものを見ましても、条文の構成は違いますが、上とまったく同じ文章が第三二条にあります。
 つまり、スパイ天国のままなわけです。


◆◆◆【乙についての調査】◆◆◆
 有事における敵国特許・敵国からの出願などに対する措置です。

◆《工業所有権戦時法》(大正6年施行)
 大正時代には世界一の特許大国だったドイツ(*)は、日本にも多くの出願をし登録されていました。
 したがって大正三年にはじまった第一次大戦においては、ドイツ特許への対策が問題になりました。まだ特許の戦時法ができていなかったからです。
 やむをえず、欧米の法律を参考にして個別に処理したそうですが、具体的なことは調べがついていません。
 幸いなことにやや遠い戦争でしたから、さほど深刻な事態にはならなかったようです。
 この教訓から、大正六年に、工業所有権の戦時法が施行されました。
 もちろん特許も実用新案もこれに包括されました。

「第一条:敵国人の出願に対しては特許・登録を停止する」
「第四条:敵国人の特許・登録を取り消すことができる」
「第五条:免許を受けた者は敵国人の特許を専用できる」
「第七条:敵国人でなくても、それが主に敵国に利益をもたらすものは以上を準用」
「第八条:戦争終了時に必要な措置については勅令をもって定める」
「第九条:専用権を侵害したものは懲役五年以下または罰金千円以下」

 この法律は、当時の欧米各国の戦時法に倣ったものと思います。
(*)戦後のドイツは発明大国ではなくなってしまいました。発明特許の面から見ますと、戦後のドイツは戦前に比べてずいぶん弱体化しています。日本とは逆です。

◆《工業所有権戦時法中改正》(昭和23年12月2日に公布・施行)
 上記工業所有権戦時法の廃止についての、占領中にできた法律です。
 条文のいくつかを削除することが決められています。
 全文削除でないのは、戦中にこの戦時法で扱った工業所有権の戦後処理の問題が残っていたからでしょう。
 これによって、日本の特許制度はスパイ天国どころか【敵国にとっての天国】にもになりました。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して安全と生存を保持する」天国です。
(続きます)

>趣味が数学なので・・・ 投稿者:KABU  投稿日:10月23日(木)08時57分25秒

>オロモルフさま

ご「趣味が数学」ですと! 実は、KABUもそうなんです。でも私の場合は、下手の横好き。
素人が雰囲気だけ楽しむという感じで、基礎論・数学史・線形代数から外にはでません、
でられません。やっぱ、解析学の基礎体力がないから、「雰囲気」だけになります。
だから、技術系の方に「趣味が数学」と言われるとそれだけで羨望を感じます。
TVゲームの「ゴルフゲーム」しかやったことのない人が、実際、コースでラウンドしている
人を見る感覚。いいなあ(笑)。

「特許の有事法2」 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月22日(水)12時58分53秒

◆◆◆【まえがき】◆◆◆
 オロモルフは詳しくないのですが、独立国家が厳しい内容の有事法を持つのは当たり前のことであり、今までそれがほとんど無かったことが信じられません。

◆特許の有事法や秘密特許法
 オロモルフは技術系の人間なので特許問題に興味があるのですが、特許事務をしている知人に聞きますと、工業所有権の分野でも戦後の日本には、有事法もなければ、秘密特許の法律も無いのだそうです。
 そういうわけで、いざ戦争が起こったとしても、相手国の特許は野放しであり、また平時でも、日本の軍事技術は諸外国に筒抜けなのだそうです。

◆スパイ天国日本
 日本は諸外国のスパイの天国だと言われておりますが、それは特許についても同じです。
 軍事上重要な発明を秘密にする法律がないため、スパイたちは、特別な事をする必要はまったくなく、特許庁の資料室に何日か通えば、何でも分かってしまうのです。
 それではというので、特許出願はしないでおきますと、よそから同じものを出されたとき、どうしようもなくなってしまいます。防衛技術が外国に支配されてしまいます。
 最近では、スパイ天国はもっと天高くあがっており、ほとんどお笑いになっております。
 つまり、日本の特許庁の資料はすべてデータベース化されて、インターネットで公開されたりCD−ROMになって頒布されたりしていますので、スパイたちは、日本に来る必要すらないのです。
「安楽椅子探偵」ならぬ「安楽椅子スパイ」です。

◆工業所有権における戦時法や秘密特許の歴史
 この問題で発言するためには、まず歴史を調べることが必要だと思います。
 オロモルフは法律の素人ですので、能力を超えておりますが、勉強の意味で、明治以来の特許法の条文から分かる範囲のことを調べてみました。
 以下は、特許庁(編)『工業所有権法規沿革(全三巻)』弁理士会発行 をあちこちひっくり返しつつ、呻吟しながら、なんとか自分なりに纏めてみたものです。
(工業所有権法は他の各種の法律と連動している筈ですから、工業所有権法の中だけで完結する話ではないと思いますが、それは能力の外の事ですので、調べたのは工業所有権法のみです。抜け落ちが多いと思いますので、みなさまのアドバイスをお願いいたします)

◆簡明にするため、三つに分けます。

●甲:軍事上重要な発明の拒絶・制限・収用
●乙:戦時における敵国特許や敵国からの出願に対する措置
●丙:軍事上重要な発明を秘密にする為の措置


◆◆◆【甲についての調査】◆◆◆
 軍事上重要な発明の拒絶・制限・収用などに関する法律の調査です。

◆《専売特許条例》(明治18年施行)
 これは高橋是清が策定し、日本で最初に施行された特許法ですが、その第五条に、
「軍用は農商務大臣の権限で特許を認めない。またすでに与えたものを取り消すこともある。その場合には発明者に報奨金を出す」
 ――という意味の条文があります。
 最初から有事を意識した条文があったわけです。
「幻の明治四年特許法」から一歩前進しています。

◆《特許条例》(明治22年施行)
 これも高橋是清が苦心して策定したもので、欧米視察の成果が入っています。
 その第七条に次のようにあります。
「軍事上必要または秘密を要する発明には、農商務大臣は特許を認めなかったり制限を加えたりする。すでに与えた特許も取り消したり制限を加えたりすることもある。その場合には発明者に報奨金を出す」

◆《特許法》(明治32年施行)
 この法律は、不平等条約改正と連動して施行されたもので、全面的に国際化されております。諸外国からの出願を許可しています。
 その第十六条は、上記と同一の内容ですが、ただ不許可や制限を請求する権限が、
「特許局長および主務官庁となっており、陸海軍の意向が反映できるようになった」
 ――という点が大きな改正です。

◆《特許法》(明治42年施行)
 これは32年法の欠点を是正するための改正で、工業発展への対処や日露戦争の教訓などが織り込まれていると思いますが、軍事については、前法に加えて、第十一条に、
「・・・特許を受ける権利を政府が収用することができる(発明者には報奨金)」
 ――が加わっています。
 つまり、拒絶や制限だけでなく、積極的に国が収用して使用する権限を明記したわけです。
 これには当然ながら、明治三十七、八年の日露戦役の教訓が強くあると思います。
 マルコーニの無線機の特許なども、七ヶ月という猶予期間が過ぎてしまっていたので不許可になりましたが、もし取られていたら莫大な特許料を払わなければ日本で製造できず、とても危なかったと言われています。

(続きます)

解法者様恐れ入ります 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月22日(水)12時55分58秒

解法者様、応援をありがとうございます。
 私はときどきポカもやりますし、そんな大した人間ではないです。特許法の話も、何冊かの本を読んでまとめているだけです。たぶん竜頭蛇尾!
 恥ずかしいのであまり調査しないでほしいのですが、オロモルフholomorpheとは数学の複素関数論の用語で、狭い意味での微分可能といった意味です。趣味が数学なので・・・。
(最近はとても簡単なことも考えられなくなっていて情けないです。じつはインターネットも若い人に手伝ってもらわないと出来ないのです)

いい感じですよ♪ 投稿者:KABU  投稿日:10月22日(水)09時07分29秒

>IQ88さん

根拠をつきの・自分の・主張、ありがとうございました。私の尊敬する法哲学者の長尾龍一さんは、「どんな馬鹿げた主張も根拠を伴なって提示されれば、議論に貢献するものだ」と仰っていました。また「愛は誤解によって生じ、真理は曲解によって発見される」、「どのような馬鹿げたアイデアも、かって、哲学史の中で語られていなかったものはない」とも。うんうん、いい感じ。

で、リターン(リターンエースにはならないかな)。
@マルサスが「食糧は算術的にしか増えないが、人口は幾何級数的に増える」と言ったことは事実だが、「食糧は算術的にしか増えないが、人口は幾何級数的に増える」という事実は自然法則でしょうか? グラフを見れば明らかだとは言えない。これは有名な、「今まで見たカラスが総て黒かったからといって、明日見るカラスも黒いとは言えない」という科学方法論のイロハの「イ」です。要は、「ある一定の人口になった時、その民族の人口は爆発的に増えることは」このグラフからは言えないということ。

A「そして、これはあくまで私の想像です(未開の分野かも?)が、朝鮮民族にとって、人口爆発の一定点は人口千万人じゃなかったのか」は全くIQ88さんの<想像>です。

これからも宜しくお願いいたします。
編集済

拙が 投稿者:醤油屋次郎右衛門  投稿日:10月21日(火)22時38分59秒

解法者様のお役に立てるかどうかわかりませんが・・・。
とりあえずは昔集めた資料等々と格闘しつつがんばりますです。
期待はしないでください。

おそらくは解法者様の方がよく知ってらっしゃると、レスを見たら思いました。

醤油屋次郎右衛門 さま 投稿者:解法者  投稿日:10月21日(火)22時26分19秒

 これからも「李氏朝鮮時代」および「日本統治時代」の施策、特に人口問題をここの管理人の「KABU」教授のお許しを得ながら、投稿したいと思います。これは農業政策との関係が深いものであると確信しておりますが、批判、加筆、それよりも見解をお寄せいただきたいとお願いいたします。何としても農業専門家の見解が必要です。
 「KABU」教授、でしゃばって申し訳ございません。

訂 正 投稿者:解法者  投稿日:10月21日(火)22時13分47秒

失礼いたしました。「オロモルフ」様の誤りでした。表題も>「オロモルフ」様への応援「歌」<の誤りです。「オロモルフ」、どういう意味でしょうか? 由来がありますか。
差し障りなければ教えていただきたいものです。

オモロフ様への応援 投稿者:解法者  投稿日:10月21日(火)22時09分18秒

 この前の「工業所有権」についても>歴史的力作<だと申し上げましたが、こんどの「特許の有事法」もそのようですね。
 これらの稿は、法律論でもありますが、「オロモルフ」さんのように「工業所有権」など科学分野の知識がなければ論述できませんね。これは貴重な論文です。

横レス 投稿者:醤油屋次郎右衛門  投稿日:10月21日(火)21時55分00秒

>>IQ88氏
 お初です。
KAZZ氏の押し掛け友人醤油屋と申すものです。以後お見知り置きを。
私は農学出身者なので他の論客とは少々別の角度からアプローチしましょう。

 人口の爆発的増加はどのようにして起こるのでしょうか?
一つは『日本に占領されてので戦争(内戦)はありません。』のように、戦争がなくなる
ことです。まぁ、李朝期には戦争がほとんど無かったのでこれは理由にはならないでしょう。
 2つ目は『疫病も運良くなかった。』ように、疫病をなくすことです。これは、『運良く』など
ではありません。日本のおかげ以外残念ながらありません。その当時の旅行者や宣教師の李朝の有様をみ
れば明白です。イザベラ・バードで検索をかけてみてください。それはそれはすばらしい有様が描写され
ています。(w それがたった数年で疫病知らず・・・。どの口が裂けて日本のおかげではないと?運良
く?もう少し勉強なされてはいかがでしょうか?
 3番目は食、つまり農業改革です。
李朝期では、農民の主食は雑穀です。米も食べられていましたが、天水田であったり、あるいは陸稲で
す。これでは真っ当な収率は挙げられません。しかも収奪農業ですから・・・。当時の日本と比べて100年
以上農業技術に差がありました。日本統治はこの差を埋めたのです。
 ですから、KAZZ氏がおっしゃった通り、『IQ88氏のおっしゃるとおり』であれば1000万
人という数字ではなくとっくのとんまに人口爆発が李朝で起こっていたわけです。また、
解法者氏のおっしゃるとおり、李朝期には1000万人の人口がいた可能性があるわけです
から、なおさら、氏の1000万人の人口というのには全く根拠がないことがわかります。
 なお、私が書いたこの説は、『ごくごく初歩的』な事ですから、インターネットを使え
る環境であれば、簡単に学べるものです。もう少し、自分でお調べになったらいかがで
しょうか?

疑問の根拠 投稿者:IQ88  投稿日:10月21日(火)14時59分09秒

みなさん、こんにちは。

今回は、私の最初の疑問について、まじめに考えてみましたので、ご検討ください。

マルサスの「人口論」はご存知ですね。人口は幾何数列的に増えるのです。
大きな戦争や疫病の大発生が無い限りそうなります。これは限界点まで続きます。
つまり、人口は大きな戦争や疫病の大発生が無い前提で、徐々に増え、ある一定地点から急激に増えていくのです。
下は、世界の人口数の棒グラフですが、これを見ると20億人担った時点から人口は急激に増えております。

http://www.rd.mmtr.or.jp/~bunryu/images/zinkou1.gif

ここまでは問題ありませんね。
さて、ここからが問題です。今までの話は、世界レベルの話ですが、これを民族レベルで推測すると、民族により、宗教観・食糧事情・教育観等違いますので一概には言えないのですが、ある一定の人口になった時、その民族の人口は爆発的に増えることは予想に難くありません。

そして、これはあくまで私の想像です(未開の分野かも?)が、朝鮮民族にとって、人口爆発の一定点は人口千万人じゃなかったのか、ということです。日本に占領されてので戦争(内戦)はありません。疫病も運良くなかった。これを日本の善政のお陰と言うならそうなのかもしれませんが、それ以外の日本の政策は朝鮮人の人口に全く関係なかったのです。

また、現在人口が大幅に増えている国は善政のお陰でしょうか?違いますよね。人口は増えるべくして増えただけなのです。分かりますか?

ですから、人口が増えたとをして、日本統治を正当化するとはおこがましいというものです。

というのが私の疑問の根拠です。ただの屁理屈かもしれませんが、どうなんでしょうか?
専門家の意見をお聞きしたいものです。

http://www3.realint.com/cgi-bin/tbbs.cgi?IQ88


「特許の有事法1」 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月21日(火)12時22分22秒

◆◆◆【幻の明治四年特許法/本論の前に】◆◆◆

 日本で最初に施行されて実働した特許法は、高橋是清による明治18年の《専売特許条例》ですが、その前の明治四年に、布告はされたが実働しなかった《専売略規則》という特許法があります。
「幻の明治四年特許法」と通称されています。
 施行されなかった理由は、伊藤博文や高橋是清の説明によると、優れた発明が出なかったことと、審査官を外国から雇うお金が無かったことだそうです。
 この「幻の明治四年法」の第一条には、出願の対象として「武器」が明示されています。
 有事法的な条文は無いようですが、参考までに記しておきます。
 明治四年という時期にこのような法律を企画した事自体が、明治の元勲たちの有事に備える精神の現れだと思うからです。
 なにしろ、廃藩置県もまだ実施されず、義務教育制度もまだできていない年なのですから・・・。
 なお策定した人物は不明ですが、神田孝平ではないか、と言われています。


專賣略規則(明治四年四月七日 太政官布告第百七十五號)

何品ニ寄ラス新發明致候者ハ爾來專賣御差許相成候間府藩縣管下ニ於テ願人有之節ハ別紙規則ニ照準シ當分ノ内民部省ヘ可伺出事

(別紙)
一 是迄御國内ニ未タ開ケサル舎密諸關器械諸器物武器織物類其外都テ新發明及有來リノ器物トイヘトモ別ニ工夫ヲ爲シ一層世用ノ便利ヲ爲スモノハ年限ヲ以官許ヲ與フヘシ
一 年限ノ儀ハ發明ノ次第ニ寄リ第一等ヲ十五年第二等ヲ十年第三等ヲ七年トス
一 官許願出度モノハ明細書繪圖面等相添其管轄地方官ヘ願出ヘシ地方官之ヲ民部省ヘ差出シ免許状ヲ受クヘシ
一 發明ノ品柄及工夫ノ手續等竪圖横圖平圖等ニ形ヲ圖寫シ機關ノ箇所ハイロハ或ハ一二三ノ番號ヲ加ヘ明細書ト照合シ一覧了然タラシムヘシ尤發明ノ本人竝證據人共調印ノ上差出スヘシ
  但繪圖面ニ寫取難キモノハ雛形ニ仕立差出スヘシ
一 民部省ヨリ免許状相渡候ハハ其地方官ニ於テ發明ノ本人竝證人ヘ請書文爲差出候上相渡スヘシ
一 税銀ノ儀ハ年限中一箇年金五兩ツツ管轄地方官ヘ前納スヘシ
  但發明ノ品柄ニ寄リ税銀増減アルヘシ尤管轄地方官ヨリ其節々民部省ヘ差送ルヘシ
一 專賣免許状相渡候トモ賣試ノ爲六箇月ノ間ハ税銀差出ニ不及七箇月目ニ至リ賣レ方見留相付候ハハ其節一箇年ノ税銀ヲ地方官ヘ相納ムヘシ
一 六箇月賣試ノ内賣方アシク御免願出候義ハ勝手タルヘシ若シ七箇月御免願出候者ハ其年前納一箇年ノ税銀ヲ差戻サス
一 民部省ヘ差出候願書ハ都テ着到ノ順序ヲ以テ前後ヲ分ツヘシ
一 他人ノ發明セシ品ヘ更ニ工夫ヲ加ヘタル分ハ其發明ノ品ヘ何々ノ廉改正ト委詳ニ書記スヘシ若他人ノ發明セシ品ニ似寄リタルモ其實品物ノ工用或ハ工夫等全ク相違致候ハハ異同ノ辨ヲ具ニ書分差出スヘシ
一 世用有益ノ品ニテ其ノ發明ニ相違ナク現ニ其本人存在スト雖モ既ニ世間ニ年久シク流布スル分ハ官許ヲ與フヘカラス
一 數人心ヲ合セ發明シタル品ハ官許状ヲ與フルニ各通ニ相渡サス社中連名ニ認メ下ケ渡スヘシ
一 免許濟ノ株ヲ相當ノ代金ヲ以テ年限中他人ニ賣渡シ候義勝手タルヘシ尤其段ハ雙方ヨリ免許状ヘ書添ヲ願出ツヘシ
一 官許相成候者ハ年限中我名前ニテ所々ヘ出店ヲ設ケ或ハ他人ヘ發明ノ品ヲ傳授スルコト苦シカラス
一 發明ノモノ官許年限中死亡致候節ハ身寄リノ者ヘ讓リ渡シ苦シカラス尤免許状ヘ書添ヲ願出ヘシ
一 何管轄所何國何郡何町村誰何品新發明ニ付專賣免許相成候趣其節々民部省ヨリ遍ク布告スヘシ
一 官許年限中損失償ヒ兼候節ハ必要闕クヘカラサル品柄篤ト取調ノ上延期聞届クヘシ
一 官許の文字及發明人ノ名前一々相記シ賣出スヘシ
一 發明人ノ名前ヲ僞リ或ハ官許ナキ品物ヲ官許ト僞リ候モノハ過料申付ヘシ


專賣略規則廢止(明治五年三月二十九日 太政官布告第百五號)

新發明品專賣免許ノ儀昨末四月及布告置候處御詮議ノ次第有之當分被廢止候尚御取調ノ上追テ被仰出候品モ可有之事
 但向後諸物品新發明致シ候者有之候ハハ其管轄地方官ニテ發明品及其工夫ノ手續等詳細取調書ヲ以テ工部省ヘ可届出事

〔明治維新の息吹が伝わってくるような条文です。なおこの「幻の明治四年法」にもとづいて出願された発明のその後の措置については、いくつかの話が伝えられていますが、ややこしいので省略します〕

(続きます)

それでは参考に 投稿者:機械計算課長  投稿日:10月21日(火)06時29分54秒

まあ論点をずらしているという点は私にもあるでしょ。
もうすでに主題から離れていますから、参考に付け加えをしておきます。
私は以下の文章をアップしています。

>新しい事実の発見という行為は既存の仮説の体系に対する違和感が生じて事実と認識するのですが、これはすでに事実を発見した人に既存の仮説モデルとちがった無意識であれ仮説モデル(仮説・理論)があるからそれだから新しい事実が見えてくると考えます。(とりあえず(イ)の部分と呼びます)。

>そういう風に考えてゆくと人間には完璧な客観性とか、無から考えることができないという結論になります。(とりあえず(ロ)の部分と呼びます)

前段の部分は「理論を倒すのは事実である」という考え方とは180度違います。これは「理論を倒すのは新しい理論だ」と考えているという意味です。
なんでこんな事を書いたかというと、以下の話が続くからです。
佐為さんが述べた論説を意訳すると「理論や仮説を立てて、その事実を蒐集するという行為は理論や仮説に一致するものしか集めないからおかしい話になる」という論は成立する場合もありますし、そうでない場合もあります。この意見に対する反論になります。これなら具体的かな?

もしも佐為さんの論説が正しいなら(こういう場合がないとはいいませんよ)、実際には一人でやっているのじゃない。WEBの場合でも共同作業なんです。現実的にはWEBも含めた公開の席で討論が行われますから、必ず批判勢力が存在し理論の整合性から見て批判を行います。

また以下は佐為さんへの反論ではありませんが、参考にしてください。

後者(ロ)の部分は背景に実証主義に対する批判を含んでいます。実証主義とは事実から物事を見て仮説(理論)の検定を行う行為ですが、自然科学では仮説(理論)の体系を崩壊させるのは事実ではなくて、事実を認識させた別の仮説(理論)が存在しているからだ、従って過去の仮説(理論)を打ち破るのは事実ではなく、別の仮説(理論)であると考えるのです。これは明確に頭の中にある答え(新仮説でも新理論でもいいのですが)があるから論が成立するという話になるはずです。

さてさらに半分雑談ながら、私が佐為さんの投稿を読んでいて理解できないのは、確か佐為さんはISOの監査関係のお仕事をなさっているのに、どうして目的が関係なくISOの仕事が考えられるのだろうという疑問でした。弊社も私がリーダーになってISO14001(環境マネジメントシステム)を取得したのですが、これでも冒頭に明確にISO14001の目的を書くことによってISO14001の規約の範囲を規制してます。冒頭に目的を書くくらいですから、重要度は高いのでしょ。そして議論でもおなじだと思いますけど……。

もう一つの違和感は前回の投稿で出てきた大和言葉を使ってくれとのご要望でもISO14001の「環境マネージメントシステム」の環境という言葉は日本語ですが、マネージメントシステムって少なくとも大和言葉ではないですよね。ということは大和言葉を使うことが目的ではなくて、自分にわかりやすいように書いてくれという話でしょ。

ISO監査でISOの規約はわかりにくいから素人にもわかりやすく書いてくれと言われたら佐為さんはどうお答えになりますか?おそらく佐為さんは丁寧にどこがわからないかを聞いて、そのわからないところを再度説明するのでしょうか。もしもそうだとしたら今度は私の投稿の何がわからないか答えが欲しいです。それとももっと勉強しないというか……。

初めから問題意識が無くて物事を冷静に見るという態度は、意味は「自分はISOの専門家であって、その規約についてはいわずもがなで熟知している。そしてその熟知している点を前提として事前に妙なこだわりなくISOの規約に沿って監査をすればいいだけの話なんだ」という意味でしょ。別に此については何も反論はないですよ、前にも書きましたが。でもこれが無前提でものを見ているという意味ではないですよね。

譬喩でゆうと法曹の世界の立場でもおなじでしょ。ただ日本の法曹は基準となる法体系が英国法や大陸法や米国法や江戸時代の武家法や一部の庶民法の影響をうけて、根本的な精神で整合性が取れなくなっていますから、譬喩としてISOと比較するのは適切ではないでしょうけど。


在日朝鮮人のための朝鮮歴史講座(12) 投稿者:解法者  投稿日:10月20日(月)21時21分18秒

>日本統治時代の朝鮮の人口(3)<

 日本統治時代の朝鮮と台湾の死亡粗率を挙げて、これをイギリスの植民地下にあったアジア諸国と比較してみたい。
 「死亡粗率」とは、再生産年齢(子供を生むことのできる年齢―15歳〜49歳)が産んだ子供100人当たり何人死亡するかという比率をいう。これに対して「死亡率」とは、人口(男女、老幼を問わない)100人当たり何人死亡するかという比率をいう。
            朝鮮  台湾  インド セイロン  マレー   日本
  1920年―1924年  25.7  25.0  26.8  28.9      22.0
  1925年―1929年  25.5  22.1  24.3  24.9      19.4
  1930年―1934年  21.6  21.2  23.7  22.4  21.5  17.9
  1935年―1939年  21.4  20.6  22.6  24.5  20.8  17.3
  1940年―1944年  18.9  18.5  22.6  19.7  20.1  16.1

 ☆ 資料  台湾の統計  G・W・Baclay,op,cit,V1
       朝鮮の統計  金 哲  韓国の人口と経済 P 71 岩波書店              1965年7月27日発行 )
       日本の統計  内閣統計局「人口動態統計」
       その他    アジア経済研究所「アジアの人口増加と経済発展」

 在日朝鮮人のための朝鮮歴史講座(11)>日本統治時代の朝鮮の人口(2)<
の「出生粗率」と比較してみると、日本統治時代の朝鮮、台湾の人口の増加がわかると思う。

 自称馬鹿老人IQ88さん おわかりいただけたかな! 少なくとも日本統治時代に対応するイギリス植民地では>爆発的な人口増加はなかったな!
 自説を述べるなら根拠を示せだよ! これはあんたの仕事だよ! 
 あんたに宿題を与えようか。アジアの植民地は、イギリスだけでなく、オランダ、フランス、ポルトガルもあったな、この間の人口増加を調べてごらん! あんたのいう人口の爆発的増加があったかも知れないよ。 
 私の掲示板でないが、自称馬鹿老人は役に立たないから、静かにご退場いただくのがよいと思うが。

「KABU」教授 在日朝鮮人のための朝鮮歴史講座(5)>李氏朝鮮時代と日本統治時代の朝鮮の人口<は、IQ88さんのために補正・加筆版を現在作成中です。
 しつこい性格で申し訳ございません。雪国の人は粘っこいのです。
なお、>日本統治時代の朝鮮の人口(1)<は、出生率を考察したものですが、少し長くなりますので、遠慮させていただきました。


 

在日朝鮮人のための朝鮮歴史講座(11) 投稿者:解法者  投稿日:10月20日(月)21時00分40秒

>日本統治時代の朝鮮の人口(2)<

 日本統治時代の朝鮮と台湾の出生粗率を挙げて、これをイギリスの植民地下にあったアジア諸国と比較してみたい。
 「出生粗率」とは、再生産年齢(子供を生むことのできる年齢―15歳〜49歳)が100人当たり何人出生するかという比率をいう。これに対して「出生率」とは、人口(男女、老幼を問わない)100人当たり何人出生するかという比率をいう。
       朝鮮  台湾  インド セイロン  マレー   ビルマ
  1925年  42.8  42.8  33.0  38.5      28.5
  1930年  42.4  45.0  33.5  40.6      24.3
  1935年  42.4  46.0  34.0  37.8      27.6
  1940年  42.2  45.4  33.8  35.6  40.2  32.1
  1944年  41.2  42.1  29.1  36.6  39.4  

 ☆ 資料  台湾の統計  G・W・Baclay,op,cit,V1
       その他    金 哲  韓国の人口と経済 P 71 岩波書店                    1965年月27日発行 )
 これを見てわかるとおり、「出生粗率」は日本統治下にあった朝鮮、台湾の方が遥かに良いことが読み取れる。理由はもちろん民生の安定である。

おばんです 投稿者:佐為  投稿日:10月20日(月)20時27分36秒

KABU教授
ご無沙汰です。この場を提供していただいていることに感謝します。

機械計算課長殿
コメントありがとうございます。
実を言いまして、意見交換(議論とは思わない)が続くとは考えておりませんでした。

>日本人は日本人の文化で生まれてその中で生きています。佐為さんは先入観なしでもの
>ごとを認識できるという考えですね。私はそれはできないだろうと考えているからで
>す。仮に言葉でものごとを考えているとすると日本語の構成そのものが日本文化を前
>提していますから、先入観が存在します。

反論する気はありませんがそれは問題のすり替えかエスカレーション戦術でしょう。
誰でもそれぞれの生い立ちが違うから価値観が違い先入観があるなんていったら話しに成りません。議論にはなるかもしれませんが(^^)
言い換えると、あなたも私の価値観の異なる人とコミュニケートできる能力があるか否かを問われているわけです。
まああくまでもこれは私の人生観ですから。
お互いに年とともに頑固になっているというだけかもしれません。

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/


マルチレス あるいは、BBSの議論についての一考察 投稿者:KABU  投稿日:10月20日(月)19時10分14秒

ここ数日、野暮用に忙殺されて皆さまえへのレス遅くなりました。といっても、議論は大体落ち着いたみたいですし、弊サイトの投稿ガイドラインはトップページに掲げておりますので(末尾参照)、このレスは「ちゃんと読んでます」というアピールのためのものです。

>IQ88さん
「BBSの議論について」(投稿日:10月19日(日)06時38分)有難うございました。今後のために、敢えて明言させていただきますが、私は「とんでもない対応」をしたなどとは全く考えておりません。@自分が出した質問への回答に対して「私馬鹿ですから」という応答はいかがなものかと思います(それは、自らの当事者能力を否定したものでしょう)。Aこの掲示板では、質問の根拠・出典とそれらをご自分はどう捉えられるのかを明示してください。それができなければ、これまた、議論のパートナーとしての当事者適格がないと判断せざるをえません。

私は、IQ88さんの「BBSでの議論は、仕事ではありません。仕事なら目的をハッキリさせることに意味はあるでしょうが、目的を超えた結果が出ることも世の中にはあります。その結果を「目的と違う!」と排除するのではなく、その結果を素直に評価する姿勢も必要じゃないでしょうか?」には同感いたします。しかし、仕事ではなく遊びであろうと、ギブ&テェイクの関係になければBBSの議論も継続しないと私は考えます。否、その議論活動によって直接えられる<快楽>以外の何かの利益があるわけではないBBSでの議論では(嫌いなお客とも話しをすれば<対価>が得られるキャバクラ嬢やホストさんと違い、)、このギブ&テェイクの態度はより強く要請されると思います。ちなみに、あるサイトを私が見限ったのも、徹頭徹尾テェイク&テェイクの姿勢の投稿者を管理サイドが教導できないことに愛想が尽きたことによります。もし、今後も投稿いただけるのならご配慮いただければ幸いです。


>哲さま

ご返事遅くなりました。欧米では、有料・無料を問わず、公共的な議論の場合、「私馬鹿やねん」という言葉は、「そんじゃ、あんたをディスクールのパートナーとして処遇してきた私達の時間と労力はどうなんのさ」、「あんたは、自分の快楽のためだけに議論してたのね(まあ、それはそれでいいけどさ、)、自分の快楽追及が少なくとも他のパートナーにとって何がしかの貢献するのでないならフェア−じゃないんじゃない」と糾弾されるでしょう。これが回答です。

さて政治の話。私の地域にも結構気になる候補者がいて(いい奴なんだけど、演説が下手で見てらんない!)、明日、その党の幹事長が応援演説に来られるらしい。これ以上詳しく書くとコーショクセンキョホー違犯になりかねないので差し控えますが、拉致問題や憲法問題につき話が聞けるかと思い立会い演説会に行ってきます。でも、その候補者を応援しているボランティアの大学生達は<ビラの配り方>どころか、辻説法の際の<運動員の立ち位置>からしてなっとらん。な例えば、聴衆の導線も何もなーんも考えとらん。見てらんない。で、無料で指導したら、皆、熱心にメモとってくれた。見ちゃおれん。でもね、熱意を感じます。この歳になると、「自分のできることはやらねば」とマジに思ってきましたね。


>課長老師&差異大人、両御大殿

今回は感想のみです。私は、BBSでの議論に参加される方が、いろんな目的をもっておられてしかるべきと思います。実際、掲示板自体も多様なニーズに合わせて凄まじく多様化していますからね。まあ、そりゃーそうでしょう。BBS参加は「仕事ではない」のでしょうから。しかし、個々人が、自分の言いたいことをキーボードに叩きつけて、「あーすっきり」するための掲示板はそれでよいとして、議論系の掲示板(弊サイト掲示板もその末席に連なると思いますが、)、では、個々人の参加目的とは別に、最低限、Give & Take の関係に立った投稿でなければ排除されても文句は言えないと私は考えます。

で、「論争の目的」は不可避かと言えば、それは、論争の目的を設定した場合とそうでない場合があるんじゃないか。数学で言えば場合分けです。つまり、目的追求型の議論は、論争系掲示板の議論のある特殊な一部分かな、と。もちろん、課長老師が主催されている掲示板や私の掲示板の議論はほとんど前者の目的追求型であり、後者の例としては、例えば、「拉致問題」や「憲法改正」についての自分の考えや現状への不満・不安・義憤を吐露する投稿(しかも、自分なりの根拠をつけて、)なんかをイメージしています。このような吐露も、次に、例えば「拉致問題の評価/解決方法」を目的とした議論をする場合には思考の定点となり、而して、有効ではないか、と。今後とも宜しくお願いいたします。

●海馬之玄関掲示板の投稿ガイドライン

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/EM/regulation.htm


海馬之玄関 ヒット数50000件 到達御礼★挨拶 投稿者:KABU  投稿日:10月20日(月)14時17分54秒

◆海馬之玄関亭主ご挨拶(平成15年10月16日メルマガ送信・再録)

去る平成15年10月13日(体育の日)に、弊サイトのアクセス数が50,000件に到達しました。こんな文字ばかりで、面白くない文章を搭載するサイトということもあり、日頃、あんまり、ヒット数には拘らないKABU&寛子さんもこの数字には、やはり、感慨一入です。

実際、20世紀最後の日(2000年12月31日)にサイトを立ち上げてから、半年たった7月1日にトップページのアクセスカウンターは「606件」を指していました。そして、まる1年間のアクセス数は、3,045件。次の1年は16,681件(累計:19,726件)。ところが、3年目の今年は、9ヶ月と13日で30,000件を越えるアクセスを世間さまから頂戴したことになります。ふみゅー。

嬉しいです。やっぱ、正直、嬉しい。弊サイトをご贔屓にしていただいた皆さま。どうも有難うございました。これからも、極めてマイペースにはなると思いますが、サイトの更新・充実を目指して行くつもりですので、今後とも宜しくお願いいたします。


平成15年10月16日
松尾光太郎の海馬之玄関亭主
KABU&寛子


P/S
アクセス50,000件到達記念(?)にKABU&寛子さんの自薦論稿をまとめてみました。サイト紹介のコーナーに「御礼★自薦論稿」を置きました。現在サイトのガイド機能が未整備な状態ですので、このリストが、何がしかの点で、皆さまのサイト探索に参考になればと思っています。

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/EM/50000HitsAddress.htm

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


ISOではシステムなんて言葉は使いませんかね? 投稿者:機械計算課長  投稿日:10月20日(月)06時45分16秒

やはりこの点もちがうんですね。

>私は先入観なくものを見ていると、自然に結論が見えてくるという考えです。

日本人は日本人の文化で生まれてその中で生きています。佐為さんは先入観なしでものごとを認識できるという考えですね。私はそれはできないだろうと考えているからです。仮に言葉でものごとを考えているとすると日本語の構成そのものが日本文化を前提していますから、先入観が存在します。紹介したサイトの言い方を借りれば問題意識を感じるのは既存のモデル、これは某会社の監査しなければいけないISOのシステムかもしれません。それをAシステムと呼びましょう。

Aシステムに対する違和感を感じるのはAシステムの中に、本来こうだと思っているもの、それがISOの規約だとしましょう。これをBシステムだとしましょう。AとBの間の差異を感じて、それを問題だと発見するのですと私の場合は考えます。

科学における新発見でも同様の考え方をします。自然科学の膨大な体系はいわば仮説の体系から成立している、その仮説の体系は相互に矛盾がないという点から受け入れられているだけで、別に真理の体系ではないと考えます。

新しい事実の発見という行為は既存の仮説の体系に対する違和感が生じて事実と認識するのですが、これはすでに事実を発見した人に既存の仮説モデルとちがった無意識であれ仮説モデル(仮説理論)があるからそれだから新しい事実が見えてくると考えます。

そういう風に考えてゆくと人間には完璧な客観性とか、無から考えることができないという結論になります。

まああくまでもこれは私の立場です。


>佐為さんへ、こんなところでどうでしょう 投稿者:佐為  投稿日:10月19日(日)20時30分02秒

機械計算課長様
じじいです。
>佐為さんへ、こんなところでどうでしょう
と言われても困りますね。
私は単に立証と言う言葉に違和感を感じただけで、是か非かといった論ではないと思っております。

それから<反論じゃありませんが>
>専門家としての歪みがあるのです。
という語句にも違和感を感じます。

私は先入観なくものを見ていると、自然に結論が見えてくるという考えです。
それからお断りしておきますが、私は難しい言葉、漢語、カタカナ語の羅列での話は苦手です。小学生に分かる言葉で倫理は組み立てられると信じております。
ブール代数がきわめて簡単なものから構築されているということと同様です。
議論するにしても挨拶にしても大和言葉を使いませんか?


http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/


佐為さんへ、こんなところでどうでしょう 投稿者:機械計算課長  投稿日:10月19日(日)18時22分54秒

佐為さん、こん**は。
別にお書きのことで反論するようなことはありませんよ。
議論の本質的な目的は共通の認識を得るという点にもあるからです。その共通の認識が得られないから何か手順はないかと考えたものが私が常駐しているサイトの規約の一部なわけです。従って「お互いの認識の一致をみる」ことというのは賛成ですよ。しかし考えてみてください「お互いの認識の一致をみる」ための条件は何があるでしょう。まあ色々とありますわね。論理的という点を重視すればそれはおそらく最終的には実証によって仮説を検定することでしょう。そういう意味に受け取って貰ったらいいと思いますが。佐為さんがお書きのことは議論の目的の体系をお書きなんです。目的と手段は体系化されて一連のシステムとして個別の問題ごとに存在します。「お互いの認識の一致をみる」の手段の主要部分に「何かを立証(ここでは実証するという意味)する」というものがあるはずです。従って本来の議論の目的は「共通の認識を得る」という点では正しいでしょう。
しかしよく考えてみてくださいこれはあくまでも一般的な議論の目的であって、実際には面白いだけのために議論を行ったり、人を試すために議論を行ったりする人が現実にいますわね。これらに人の目的は「共通の認識を得る」ことじゃないでしょう。私がいっている目的というのはこのレベルの目的です。
もともとのA氏の投稿の目的は何だろうかと考えた場合に私は自分の考えたモデルが妥当だと思いましたから、ああいうモデルを提示しましたが、結局背景に左巻きに、純朴な素直な日本人は騙されやすいから注意しなさいよという想いもありました。実際にはIQ88さんの目的はKABUさんを試すためのものでしたから、私が考えたIQ88さんは純朴な素直な日本人であるという前提が壊れていますから、後者の意味はあんまり意味がなくなりますし、佐為さんの投稿がIQ88さんには役に立たないという意味の投稿も同様に意味はありません。

それとつまらない付け加えですが事実という概念に対する認識は明らかに私と佐為さんとはちがいます。私は現代の主流の自然科学系の事実概念を転用しています。事実とは事実が単独で存在しているのではなく、自分が見たいように見るから事実が見えるという仮説モデルを使っているわけです。そこにも大きな認識の違いがありそうです。参考に私の考えに近いサイトを紹介しておきます。興味があれば読んでください。
http://www.h5.dion.ne.jp/~tokiyuji/kagakuron.html
従って
>ご訪問するときに「不適合を見つけよう」とか「問題ないだろう」という先入観は不要です。記録、帳票などのエビデンスを見て前述のルールに照らして判断するだけです。その過程で議論は多々発生します。
>そのときの議論の目的は「何かを立証したいから行う」のではなく「お互いの認識の一致をみる」ことです。

について述べると「記録、帳票などのエビデンスを見て前述のルールに照らして判断するだけです」というのは自分があるモデルを頭の中で考えているから、それは記録、帳票などのエビデンスを見て前述のルールなどの事実を見て判断しているのですが、これは完璧に絶対的な客観的な立場で見ているわけでもなく、かつ決して無から見ているわけじゃないでしょ。わかっていただけたでしょうか。いわば法を基準にして裁判をする場合でも裁判に関係する法で制約され、かつ法の解釈で客観性は制約されるわけです。そしてこのことは法が無効であるという結論にもなりませんし、「記録、帳票などのエビデンスを見て前述のルールに照らして判断するだけです」という言葉が意味がないということをいっているのでもありません。すでに佐為さんは「記録、帳票などのエビデンスを見て前述のルールに照らして判断する」専門家としての歪みがあるのです。


まずIQ88さんへの返事から 投稿者:機械計算課長  投稿日:10月19日(日)17時46分05秒

IQ88さん、こん**は。

結局IQ88さんは目的のない仕事は普通は考えられないという私の説明に納得しているのですね。そうでなければ「仕事ならともかく」という書き方はなさないはずですから。だからこそ目的によって90%は組織活動の成果が決定されるといわれているのです。考えてみてください私は師団長ではありませんが、私の指示で会社の主要メンバーの150名程度の日常作業の動きがかわります。「師団長の決心変更」という言葉がありますが、これは師団長の目的によって約3万から2万名の人間の動きが大きく変わることをいいます。組織活動というのはそうしたものです。

さて議論に関してだけでなく、仕事でももちろん当初の目的とちがったものが生まれることも議論や共同作業の醍醐味です。というか創造的行為というのは「未来ができるかどうかわからないこと(未来の不確定性)」、「積み上げで成果があがること(努力の積分性)」、「強い関心があること」があるそうですから、はじめから創造的な目的は確定できない面があるのだろうと思いますよ。さらにいうとIQ88さんの議論のパターンはこの創造性の要件とは幾つかの点で一致していないと見ていますから、これ以上何をいっても無駄なんだろうと思いますね。

というのはIQ88さんご自身が共同作業で必要な相互の信頼を破壊するようなことをしているから、そこから新しい創造的なものが生まれるとは思えないからです。

創造的行為も大事ですが、IQ88さんにそんなことをいって欲しくないなというのが今述べた投稿の意味ですが、さてだからといって話をする人間が目的をもって、それによって自分の話が違った方向へ飛ばないように注意するということは議論をする場合の必須要件だと私は思いますし、これは議論だけでなく仕事でも同じだろうと思います。いわば議論に於ける必要十分条件を考えないで議論をしていると考えている人とは議論はできません。

もちろんWEBの議論におもしろさを求める人もいるでしょう。典型的な例では一部の2チャンネルの参加者なんかそうでしょう。そうだとしたらそういう場に書き込めばいいのです。KABUさんのサイトはサイトのトップページに規約を書いてある場所がありますが、その心情を読むとおもしろさを求めて議論をしようじゃないかとは私には受け取れません。
繰り返しますが、もともとのIQ88さんの投稿は疑問があったようなウソを書いているわけです。ご自分ではあらかじめ答えが出ていてその上で相手を試すようなことをなさったわけですから、日本人社会で一番大事な人間性をベースにした信頼関係を疑われるようなことをしたという認識を私はしています。

IQ88さんの目的は「KABUさんを試すこと」ですから、これ以上議論を積み上げても砂上の楼閣でしょう。


解法者さまの「報道における真実性 テレ朝所沢ダイオキシン判決考」をサイトに収録しました 投稿者:KABU  投稿日:10月19日(日)13時29分15秒

解法者さまから弊サイト第2掲示板(ディスクールde道場破り)に投稿いただきました「報道における真実性」をサイト内に収録いたしました。テレビ朝日、ニュースステーションの誤報と傲岸不遜な対応を法律論から冷静に諭す、クールでブリーフだけど<クール>な論稿です。解法者さまありがとうございました。メルマガでの紹介が先になりました、また、ここ数日、大量の荷物の宅急手配&部屋の大掃除にかまけていて、御礼が遅くなりました。今後とも宜しくお願いいたします。

●報道における真実性 テレ朝日・所沢ダイオキシン最高裁判決考 
 http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/D/Kaihosha3.htm

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


BBSの議論について 投稿者:IQ88  投稿日:10月19日(日)06時38分30秒

機械計算課長さん、おはようございます。

いきなりですが、あなたの誤解は私の文章力の不足とあなたの理論立ての出発点が私のそれと違うためであり、反省と議論の難しさを再認識してるところです。
まあしかし、誤解を恐れる私ではありません。
ただ、人を騙すことのあることの私であることは認めますが、今回に限っては事後に分かったことですから、何卒ご容赦ください。そうとられても仕方ない書き方だったことは反省しますが・・・。

あなたと佐為さんの議論も大変興味深く読ませてもらいました。お2人のお仕事柄からくる考え方もおもしろいと思いました。
只どうなんでしょう。仕事ならともかく、BBSでの議論に目的を求めるのは、アラシ対策としては有効でしょうが、話に広がりがなくなり、あまり面白くないんじゃないかと。(私としては議論が面白いかどうかが最大の問題です。)一見無駄な意見も、その人なりに考えて一生懸命書いたものですし、そんな意見の中にこそ、自分の既成概念を破る素敵な素材があるんじゃないかと、日々私は考えています。まぁ、現実問題としてはアラシというか、自己の感情論をぶつけるだけのタイプが多くて難儀してますが・・・。
BBSでの議論は、仕事ではありません。仕事なら目的をハッキリさせることに意味はあるでしょうが、目的を超えた結果が出ることも世の中にはあります。その結果を「目的と違う!」と排除するのではなく、その結果を素直に評価する姿勢も必要じゃないでしょうか?

http://www3.realint.com/cgi-bin/tbbs.cgi?IQ88


誤解ですか? 投稿者:佐為  投稿日:10月18日(土)23時47分13秒

機械計算課長殿
佐為じじいです。
立証の意味とはなんでしょうか?
「命題を証明する」という意味なら私は「議論というものは何かを立証したいから行う」のではなさそうな気がします。
「不明点を明らかにする」意味なら「議論というものは何かを立証したいから行う」は正しいと思います。
だたその意味では「IQ88さんの疑問をさらに深くするだけになってしまうのではないでしょうか。」という文とつながらないような気がします。
私の生業(なりわい)は監査です。品質監査とか環境監査と言う仕事が世の中にあるのです。社内とか他の会社の会社にお伺いし、法律とか業界基準とか社内規則、ISO規格とかに照らして適合しているか、していないかを判断するのです。
ご訪問するときに「不適合を見つけよう」とか「問題ないだろう」という先入観は不要です。記録、帳票などのエビデンスを見て前述のルールに照らして判断するだけです。その過程で議論は多々発生します。
そのときの議論の目的は「何かを立証したいから行う」のではなく「お互いの認識の一致をみる」ことです。
鉄道の話ですが、いろいろな情報 鉄道を撤去された事実、それによる利益、不利益、朝鮮に施設した利益、不利益、その後の活用、もろもろ収集して、朝鮮に利益になったのか?ある地方にとって開発が遅れたのかを判断すれば言いだけです。
そういった私の考えていることと
>議論というものは何かを立証したいから行うのであって、それを通常は目的
>と呼びます。
は同義でしょうか?

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/


目的のない議論?意味があるのでしょうか 投稿者:機械計算課長  投稿日:10月18日(土)22時09分52秒

佐為さん>

意見をありがとうございます。返事をどうしたものか今だに迷っています。特にお書きの「私の職業では何ものかを立証したいとして出発すると、まず失敗します」という言葉の意味ですね。私のようなシステム屋からみれば仕事は目的があって行うものであって、そうでない仕事って何だろうと考えてしまいます。ということは私の説明不足か佐為さんの考えているモデルが私に理解できないのか、それとも誤解かあるのかと。だって目的って辞書には「実現しよう、到達しようとして目指す事柄。めあて。」と書いてありますから目的がない仕事とは「実現しよう、到達しようとして目指す事柄。めあてのない仕事」になりますよね。

余談ながら、乱暴にいうと目的の必要性は組織活動だからです。組織を総合的に動かすには全員が納得できる目的をもって、その目的に照合しながら自分の役割を発揮するというパターンが戦争研究から得られた結論です。いわば目的が全ての判断基準の大本になるからこそ重視されるわけです。仕事で考えるとこういう二つの意味があります。

システム設計でも以前は全体方針や全体目的を概要設計して、その後で機能分析することでサブシステムに展開する方法が主流でしたが、これも近年では概要設計を何度も繰り返しながら目的のシステムを構築してゆくような方法になっています。しかしこれは全体設計とか概要設計や目的の重要性が不必要だという意味ではありません。計画を立てるでしょ。仕事は納期と質とコストと量の四次元で達成するものだと思いますが、それを保証する計画というのは目的から展開するとしたものです。そうでないと各項目の保証ができません。

次に議論の場合です。

非常に単純なモデル化をしてみましょう。考えるというのは論理的に考えるのがすべてであるなんて思っていませんが、仮に論理的に考える場合をケースで考えてみましょう。

以下の構造は私が常駐しているサイトの規約の一部です。

積極的に論議をなそうとする投稿者は、以下に例示する誠実な議論態様を保持
できるよう、努力してください。

a 自ら解き明かし論述しようとするところのものの「目的」を明確にする。
b 自らの意見のよって立つところのものを開示する。
c 自らのよって立つところのものから、結論に至る過程を論証する。
d 意見の異なる相手に対しては、その意見の相違の本質(所在)を解明し、
 そのよって来るところのものを探求する。

明確に目的を重視しているのがわかると思います。
ではどうして目的を重視するのかというと、論理というのものはおそらく佐為さんは気づいていないと思いますが、無から始まりません。これは仮に数学が正しいとする前提でゲーデルの不確定定理といわれているものがあって、必要十分条件で成立している系、これを論理系と呼びましょう、この論理系でははじめの前提(公準とか公理とかいわれているものです)が証明できると考えると矛盾が生じることを数学的に証明したものです。いわば純粋に出来上がった論理系ではどこかに証明できない穴が必ず開いているという意味になります。

そうして考えると無から論理系は始まりませんから、必ず何か出発点があります。これは実際には色々とあります。例えば感情(愛着、恩愛、純愛、深情け、性愛、熱愛、父性愛、母性愛、友愛、情、憎悪、嫌悪……)が出発点であったり、自己の名誉を守ることが出発点であったり、まあ色々あるわけです。ここまではいいですか。

目的の重視はこの出発点を明確にしましょうという意味に受け取って貰ってもかまいません。さらに目的という言葉に沿った話なら、目的という言葉は「実現しよう、到達しようとして目指す事柄。めあて。」という意味ですから、目的のない議論は意味はないと私なんか思いますけどね、如何でしょう。だって目的がないという議論は「実現しよう、到達しようとして目指す事柄がない議論」という意味になるでしょ。

それとこれは佐為さんと私とでは帰納的推論と演繹的推論とさらには事実に対する理解が私とはちがうのだろうなと思えます。しかしその点は今回の議論とは関係ない話ですから、あえて書きません。


横レス続き 投稿者:佐為  投稿日:10月18日(土)18時15分55秒

機械計算課長殿
>議論というものは何かを立証したいから行うのであって、それを通常は目的
>と呼びます。

その論理、まことに理解に苦しみます。
私はさまざまな事実あるいは証拠を収集し、その結果何ものかが見えてくるのが議論かと考えております。自分に都合の良い証拠をいくら集めたところで意味のないこと
私の職業では何ものかを立証したいとして出発すると、まず失敗します。(^^)
例の論でわたしは故郷の鉄道を朝鮮に持っていったという事実を、日本がいかに朝鮮を大事にしていたかという例証として受け止めます。
そのために東北地方の開発が遅れたかもしれません。

IQ88様
>ところで、私はあなたのサイトのトップページからS・Sさんの所に跳ん
>でたのですが・・・・。元に戻してもらえると個人的に嬉しいというだけ
>のお話でした。

いや、実はその掲示板にていささか議論がありまして、私は参画をご辞退したのです。
お許しのほどを

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/


そこが左翼につけ込まれる点です 投稿者:機械計算課長  投稿日:10月18日(土)13時08分48秒

どうもどうも、IQ88さん返事をありがとうございます。

人を試すような投稿をあげたわけですね。まあいいや、騙されるほうがわるいにですから。これからはIQ88さんは人を騙すこともある人間だと判断して対応すればいいだけの話です。

さて
私自身はKABUさんの対応は非難されるような対応であるとは考えていません。そのように考えた一番大きな原因は二つあって、歴史的にどの国がそのように日本を非難したか、一方で日本側が書かれている意味でどっかに政府の答弁があるはずですし、その証拠がないという点です。もう一つは

>この意見って、ゼンゼン間違いなのでしょうか?

という否定を確証してほしいという意味のことが書かれている点です
後者についてはどうしてかはご自分で考えてみてください。

>そういう考え方もできるんだなあと驚いた次第です。まあしかし、チョット考えすぎかな、深読みのし過ぎかな、と思います。

と言う言葉と

>だって、あの説は歴史的に完全な間違いなのです(ある人に教えてもらいました)から。

という判断がつながっていません。どうしてかというと私の論立ての目的はもともとの論立てを書いたA氏の目的にあるからです。IQ88さんはA氏の目的をなんだとお考えですか。間違えている論だから無視したらいいというのも一つの見識かと思いますが、だからといって過去にあった数多くの歴史認識の間違いを無視したらいいのだとは言えないでしょ。事実との立証が必要なことはわかっていますが、それ以外にどうしてこのような間違えた歴史認識が生じるのかを日本人のメンタリティーから私の場合は考えているのです。私の投稿へのこの点の理解がIQ88さんにないのは以下の文章で判断できます。

>それと「個人のこころに憐憫の情を湧きあがらせ、日本人としての倫理観に従って自己を律する」の日本人をアメリカ人に置き換えたら、フセイン悪徳政権からイラン国民を解放したと思いたいアメリカ人の心情にも合致するような気がしたんですが。「憐憫の情」って多くの人間が持ってるんじゃないでしょうか?

政治にマキアヴァリズムが基本の近代政治の歴史を多くの人は知っていると思うのですが、ところがそうではなくて近代国家と言われる多くの国家の政治が「憐憫の情」で動いているという認識がないとこのような返事が返ってきないはずです。多くの人間が「憐憫の情」を持っていて、それが基準となってやっと政府が苦労して行った国家間の条約や取り決めを超えてしまうから、いわゆる「自虐思想」になっていまうのです。結局IQ88さんは私のいいたいことを理解していないことがわかりました。乱暴にいうと国内の基準をそのまま国際基準に類推することをやっているように私には思えるのです。そしてそこを左翼につけ込まれている点を指摘した投稿なのですが……。


ありがとうございます 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月18日(土)12時57分25秒

KABUさま、朝日選書批判の収録ありがとうございます。
過分なお言葉、恐縮です。
オロモルフはもっともらしい文章を書くかもしれませんが、時々ポカもあります。
今「日本の工業所有権の有事法の歴史」をまとめていますが、自信がありません。

もう一つの訳 投稿者:IQ88  投稿日:10月18日(土)12時05分17秒

<KABUさん以外の皆様へ>

これがもう一つの訳です。もちろん彼は承知のことと思いますが。うふふ。

●機械計算課長さんへ
はじめまして。SSさんのところで時々あなたの意見を読ませていただいておりました。
今回も大変興味深いご説ありがとうがざいます。そういう考え方もできるんだなあと驚いた次第です。まあしかし、チョット考えすぎかな、深読みのし過ぎかな、と思います。だって、あの説は歴史的に完全な間違いなのです(ある人に教えてもらいました)から。結果的に皆さんを試したことになったことはお詫び申し上げます。そう、本心は彼の反応が見たくて、そして、いつか役に立てようとしたのです。

それと「個人のこころに憐憫の情を湧きあがらせ、日本人としての倫理観に従って自己を律する」の日本人をアメリカ人に置き換えたら、フセイン悪徳政権からイラン国民を解放したと思いたいアメリカ人の心情にも合致するような気がしたんですが。「憐憫の情」って多くの人間が持ってるんじゃないでしょうか?

●KEN→哲さんへ
はじめまして。あなたの指摘は、KABUさんの私への質問の前であれば、はなはだ全くその通りであります。私だって相手にしません!
しかしながら、KABUさんのとんでもない私へのあの対応は何なんでしょう?あなたは疑問に思いませんでしたか?ただ単に私を引きずり出すための手段だとおもったのですか?だとしたら熱血漢の人柄は評価しますが、単純すぎます。
(ただ、「第一の訳」のせいでKABUさんはあなたに応えてくれないと思いますが・・・・。)
あなたには、もっと小説を読むことをお勧めします。

●佐為さんへ
相変わらずお仕事忙しそうで何よりです。
線路の件ですが、多分、終戦間際、日本に鉄等の資材が無くなり、政府が国民に、鍋・釜はもとより、お寺の鐘や仏像まで拠出させ、それを溶かして、弾丸や戦車・飛行機の材料にしたように記憶しております。(出典・私の脳)間違ってたらごめんなさい。

ところで、私はあなたのサイトのトップページからS・Sさんの所に跳んでたのですが・・・・。元に戻してもらえると個人的に嬉しいというだけのお話でした。

http://www3.realint.com/cgi-bin/tbbs.cgi?IQ88


日韓併合 投稿者:解法者  投稿日:10月18日(土)10時13分10秒

 日本の韓国併合は条約に基づいたもので、しかも有効です。
武力で併合したものではありませんので、>植民地<などという用語を使用しないように
お願いいたします。当時は「日本植民地時代」ではなく「日本統治時代」もしくは「日本
時代」です。
 なお、朝鮮人は「倭政時代」、「日帝時代」と読んでおります。「日本植民地時代」という用語は一般的には使用されておりません。

参考に 投稿者:機械計算課長  投稿日:10月18日(土)09時48分01秒

WEBで探していたらこんな当時の朝鮮統治に関して外国の意見があるという話もあります。

・「文明とは平和主義の道における前進であり、この観点に立てば、朝鮮の併合は極東の繁栄と発展の新たな起因となるであろう」(1910年8月26日、ジェルナル・ド・サン・ペテルスブール;ロシア政府の広報紙)

・「日本の意図は各国に24日に密かに伝達され『至る所で満足なものと受け入れられていた』という」(8月29日、タイムズ紙の要約、『海外の新聞にみる日韓併合』杵淵信雄)

・「・・・併合は驚くにあたらない。合併は避け難いことだった」(8月27日、ル・タン紙、、『海外の新聞にみる日韓併合』杵淵信雄)

・「明治42(1909)年7月6日、韓国併合が閣議決定された。アメリカ政府は『むしろ米国のためにこれを歓迎す』とし、イギ リス、ロシア、ドイツ、フランス各国政府もこれを了承した。」(Japan On the Globe[178] 国際派日本人養成講座--人物探訪:日韓の架け橋・李方子妃 日本皇族から、朝鮮王朝最後の皇太子妃、そして韓国障害児の母へ。H13.02.25)

併合ならぬ1905年の「保護国化」については、
・「アメリカのルーズベルト大統領も『自立できない国家はそれしかない』とそれを認め、東洋平和のために『将来の禍根を根絶するためには、韓国の保護化が絶対必要』と小村寿太郎外相に述べていた」
ともあります(『中国・韓国の歴史歪曲』黄文雄)


面白かったです 投稿者:機械計算課長  投稿日:10月18日(土)07時15分15秒

オロモルフさまの「朝日選書『高峰讓吉伝』を批判する」を興味深く読ませて貰いました。現時点での感想をいうと朝日選書のパターンは日本人というながい歴史的所作で洗練された民族の伝統部分を否定することによって日本人をバカボンド(放浪者、漂流者、ならず者という意味)にすることで、日本の伝統国家の破壊をたくらむというまるでマルクス主義分派のフランクフルト派日本分派(?)が書いたもののような印象がしています。
そういう意味では「一部の国より朝鮮合併を非難された日本政府は、朝鮮人民のためではなく、自分を正当化するために、国際社会に合併を認めさせたいがために、朝鮮に資金を投入し開発をすすめた。そのため日本の東北地方の開発が遅れた。」という投稿を読んでその目的を考えてみると同じ構造を持っていそうだなという印象を持ちました。

佐為さん>
なお佐為さんの事実指摘についても、「鉄道の線路が朝鮮へもっていかれて、鉄道がなくなって不便になった」という話は私も聞いたことがあります(亡父より)。仮に亡父がいっていることが事実であっても私の結論はかわりませんけどね。議論というものは何かを立証したいから行うのであって、それを通常は目的と呼びます。
「朝鮮人口増と日本の善政について」と書いてありますから、いわば朝鮮統治は善政であったという認識があるが、それはちがうのだという意味の投稿なんでしょ。私はその目的は「日本人というながい歴史的所作で洗練された民族の伝統の良質部分をテコに使って過去の日本の所作を全面否定し、その結果日本人をバカボンド(放浪者、漂流者、ならず者という意味)にする」という政治目的があると断定しています。そういう意味では朝日選書の構造と同じ面があると考えています。
また現代の日本側にも問題があると思います。日本社会で作られた伝統の良質部分は国際社会でしばしば適用されているマキアヴェッリズムとまったく反するものだからです。その日本国内の良質な基準の類推で国際政治を見る習慣がある点にいい加減気づいて欲しいと思いますよ。そういう面では日本の近代化=西洋化で動いてきましたが、えげつなさではまだまだですね。

なお佐為さんの投稿の中にある「(日本政府の)目的はわかりませんが、東北のインフラリソースを朝鮮に投入したと言う事実はあると断言できます。」はIQ88さんの疑問をさらに深くするだけになってしまうのではないでしょうか。


尖閣視察報告 投稿者:  投稿日:10月18日(土)01時39分01秒

ご存じだと思うのですが、西村真悟さんの尖閣視察報告が以下のURLにあります。

http://www.n-shingo.com/movie/index.html#de004

>1997年5月、日本の国会議員として初めて西村代議士が、尖閣諸島魚釣島を
>上陸視察した時の模様をまとめたVTRです。
>尖閣諸島の貴重な映像がご覧いただけます。
>(40分:50秒)

私が堺市に住んでいたら、選挙応援に行きます。
せめてカンパなりをしたいと思っています。
是非ご覧下さい。月並みですが、感動しました。

オロモルフさまの「朝日選書『高峰讓吉伝』を批判する」をサイトに収録しました 投稿者:KABU  投稿日:10月17日(金)21時35分10秒

>皆さま

弊掲示板に連載投稿いただきました。オロモルフさまの「朝日選書『高峰讓吉伝』を批判する」をサイトに収録しました。オロモルフさま、そして、HISASHI師匠ありがとうございました。

●朝日選書『高峰讓吉伝』を批判する
 http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/D/OroMorf2.htm

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


機械計算課長殿へ 投稿者:佐為  投稿日:10月17日(金)21時10分49秒

ご無沙汰です。
前後関係がよく分かりません横レスですが、

>「一部の国より朝鮮合併を非難された日本政府は、朝鮮人民のためではなく、自分
>を正当化するために、国際社会に合併を認めさせたいがために、朝鮮に資金を投入
>し開発をすすめた。そのため日本の東北地方の開発が遅れた。」

私の子供の頃住んでたところには昔鉄道があったそうです。
その線路をはずして朝鮮にもって行き戦争でとられてしまったとぼやいているのを聞いたことがあります。
目的はわかりませんが、東北のインフラリソースを朝鮮に投入したと言う事実はあると断言できます。

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/


IQ88さんへの返事(前編) 投稿者:機械計算課長  投稿日:10月17日(金)18時08分01秒

IQ88さんこん**は。

質問。朝鮮人口増と日本の善政について、次のような意見を聞いたことがあります。
「一部の国より朝鮮合併を非難された日本政府は、朝鮮人民のためではなく、自分を正当化するために、国際社会に合併を認めさせたいがために、朝鮮に資金を投入し開発をすすめた。そのため日本の東北地方の開発が遅れた。」
この意見って、ゼンゼン間違いなのでしょうか?

ご投稿を読んでいて感想を述べさせてもらいます。

このもとの投稿を書いた人が誰かは知りません。面倒だからA氏としておきましょう。そのA氏の投稿を読んでB氏(IQ88氏)が意見を求めたわけです。

この意見「一部の国より朝鮮合併を非難された日本政府は、朝鮮人民のためではなく、自分を正当化するために、国際社会に合併を認めさせたいがために、朝鮮に資金を投入し開発をすすめた。そのため日本の東北地方の開発が遅れた。」が実際にあった話かどうかはわからないので、それが仮に正しいとしましょう。そしてA氏の目的は何かが私には興味あります。

目的が「日本の東北地方開発の遅れが朝鮮開発のためであって、そんな無駄な投資を行った朝鮮開発なんぞやるべきでなかった」点を立証したいのか、それとも「日本の朝鮮開発は善意で行われたわけじゃない」点を立証したいのかもまた判断が付きませんが、印象でいうと冒頭に「朝鮮人口増と日本の善政について、」という言葉が付いていますから、おそらく後者を立証の目的にしているのかなと判断しています。

おそらく先鋭的な革新知識人は自分たちが望むような方向へ社会改革をしようとしました。これ自体が悪いってことじゃありません。しかしその手立ては実に巧妙で、乱暴にその方針を要約すると「個人のこころに憐憫の情を湧きあがらせ、日本人としての倫理観に訴え」るという方針を一貫して取っています。これは自分たちの日常の生活が「個人のこころに憐憫の情を湧きあがらせ、日本人としての倫理観に従って自己を律する」生活を彼らがおくるべきだと考えているという意味ではありません。あくまでも自分の政治目的を達成するためのテコとして日本人の情念、優しい、倫理観に従い、かつ人間性を重視する社会構造に注目して、それによって批判を行うことで自分たちの政治目的を達成するためでした。もちろん彼らの背景にはマルクス主義の崩壊(ポストマルクス主義)、ポストモダン、フェミニズムの登場があるわけです。

従軍慰安婦問題でもそうですね。かれらのパターンは当時の法や実際にあった事実にしたがって批判をするのではなく、「個人のこころに憐憫の情を湧きあがらせ、日本人としての倫理観に訴える」という点では首尾一貫しています。

IQ88さんへの返事(後編) 投稿者:機械計算課長  投稿日:10月17日(金)18時07分02秒

少し主題からずれますが、まあ傍証になりますからいいでしょう。
日本人は戦国時代はもっと乱暴者であったろうと思います。秀吉や信長の治世方法の一つに現行犯で捕まえた銭をいくらか盗んだ人間はその場で処刑というルールがあって、まあそういう時代であったわけです。
その後長く続いた戦乱にいやけがさしたのか、江戸初期の弁論の多くはいかに安定して平和な社会をつくり、それを保持するかという点が強く出ています。ちょうど日本の敗戦後の状態と同じでしょう。そしてそれはしばしば現状維持型の保守思想になり、または全ての問題を自己に転嫁するというパターンの思想でさえ生んでいます。この型の思想は日本人の人口の大多数を占める農民のうちの皿に主要部分であった浄土真宗系の思想で強くなっています。一種の自虐思想の矢嚆です。
また徳治型の社会規範とでもいうのでしょうか、儒教や仏教や神道から日本人が好む思想を切り取って、人間のあるべき姿それは主として道徳規範と商業倫理を主軸にした町人系の独自思想も生まれています。中流以上の武士系の弁説は江戸末期ではまるで彼らが武人でなくサラリーマンであると思わせるような印象の生活をおくっているのが指摘できます。
さらにこれらの時代は盤石の徳川幕府体制があって、それを前提とする思想が生まれていますから、社会は安定するわけです。まるでこれも米国の安全保障体制下で商売だけやっていればよかった時代との類似性を感じてしまいます。これらの文化的背景があって、敗戦後に一挙に近代化の否定がなされましたから、多くの日本人が過去の江戸型の思想に類似したものになるのはおかしくはないわけです。


さて主題に戻って、冒頭の投稿の背景には、個人のこころに憐憫の情があるとしたものだという人間観で自己を律し(義理人情の世界ですな)、倫理を主軸にして安定した社会を作ってきてそれに大成功を治めましたから、「個人のこころにある憐憫の情と、日本人としての倫理観に従う」ことが疑わざるべき真理として日本人の心の奥底に存在しているわけです。そしてそれをA氏が知っていて、それをテコにしてB氏の心情に打撃を加えているという理解を私はしています。

さて今回の朝鮮統治の問題にもしも引用者の目的に「個人のこころにある憐憫の情と、日本人としての倫理観に従う」という基準に従い当時の日本を非難するという目的があるかどうかなんですが、仮にそうだとしましょう。

この「個人のこころにある憐憫の情と、日本人としての倫理観に従う」という基準は国内の社会を律する基準としては一概に否定できないのですが、それが朝鮮統治のような国際政治上で妥当かどうかは検討の余地が大いにあると思います。そういう意味で冒頭の投稿はおかしいなどっかで矛盾が生じるなと思った次第です。


間違えました、申し訳ありません 投稿者:KEN→哲  投稿日:10月16日(木)23時00分38秒

名前が違っていました、、、申し訳ありません。

だって馬鹿なんだも〜ん 投稿者:KEN  投稿日:10月16日(木)22時59分13秒

IQ88さんこんにちは、

>私がお馬鹿ですいません。そのため、小学生的発想しか出来ませんの許してください。
>また、往生際の悪いのは、小学生的興味のためとご理解ください。
>小学生的学力の人間と話す時間がもったいないとお思いなら、黙殺してください。
>別に、恨みも何も感じませんから。そもそも、私がお馬鹿のせいでしょうから。
>だから、最後に質問させてください。もう何も言いませんから。

この様な表現、日本語の掲示板で私が良く体験する『自称馬鹿』の捨て台詞です。
『馬鹿』様々な意味に使われて、IQ88さんの馬鹿の定義と、私の定義が異なったりします。
多分、IQ88さんの『馬鹿の基準』は私と全く異なるでしょうね、
『馬鹿だから』と言われた時、私は一番緊張するし、この後、悲しくもなります。

私はIQ88さんにお聞きしたいのですが、この様な表現で相手をスカスのは仁義に反する
と思われません?
この掲示板は『自称』真剣な掲示板だと思うのです。時々KABUさんが
お茶目な言葉使いをされますが、息抜きの域を超えていないと思います。

私は『だって馬鹿なんだも〜ん』と言う様な表現はしたくありません。
死ぬまで『馬鹿真面目』に考えを表現したいと思っています。
それが真面目に討論されている方への仁義だと思うからです。
相手がこの様な表現を私にされたら、もし一対一なら、私すぐに逃げます。

最後に、KABUさんや欧米事情に詳しい方にお聞きしたいのですが、
この様な居直りとも思える表現、欧米では多用されるのでしょうか?
そして、もしこの様な表現をした人は、どの様な評価を受けるのでしょうか?

朝日選書『高峰讓吉伝』を批判する4 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月16日(木)12時37分46秒

高峰讓吉伝一覧(一部が讓吉伝になっている本はこの他にたくさんあります)

(01)鹽原又策(編)『高峰博士(高峰讓吉 傳)』鹽原又策私家本(大正十五年)
〔三共の創業者による。高峰讓吉伝の最初〕
(02)KAWAKAMI(河上清)『JOKICHI TAKAMINE,A RECORD OF HIS AMERICAN ACHIEVEMENTS』ニューヨークのWILLIAM EDWIN RUDGE(昭和三年)
〔未見/ニューヨーク大総長のジョン・H・フィンレイが序文を書いている。その抄訳が後掲『高峰博士の面影』にある〕
(03)橋爪惠(編)『巨人 高峰博士(高峰讓吉 傳)』三共株式會社(昭和六年)
〔鹽原の本をまとめなおしたもの〕
(04)松原宏遠『下瀬火薬考』北隆社(昭和十八年)
〔高峰讓吉は日露戦争時にアメリカの世論を味方につけるために、ニューヨーク・プレスに全段抜きの大見出しで日本援護を訴える文章を掲載し、日本の科学技術を広報したが、その文章の全訳が巻末にある。その中に下瀬火薬の優秀性が強調されているために収録された。後掲の『高峰博士の面影』にもこの本から取ったらしい文があるが、本書のほうが解説が詳しい。高峰讓吉伝ではないが、とくに収録した〕
(05)中村禎雄『日米親善と高峰博士』高峰讓吉博士顕彰会(昭和二十六年)
〔生誕百年祭典のために出版された短い伝記。短いが要領よくまとめられており、資料性は高い。後掲『高峰博士の面影』に収録〕
(06)三浦孝次『高峰讓吉博士のかがやく偉業』高峰讓吉博士顕彰会(昭和二十八年)
〔生誕百年祭典で出版された医学面の功績解説。著者は医博。後掲『高峰博士の面影』に収録〕
(07)池田宣政『高峰讓吉(世界伝記全集)』講談社(昭和二十九年)
〔著者は伝記作家と同時に南洋一郎名義での冒険小説で有名。高峰讓吉博士顕彰会の依頼で書かれた。依頼は昭和十九年になされたらしい。昭和二十八年の生誕百年祭に合わせて出版された。資料を顕彰会から提供されているほか助手の上中啓三・讓吉の妹の竹橋順子など讓吉を直接知る人にインタビューしているので、児童ものとはいえ極めて資料性が高い〕
(08)沢田謙『高峰讓吉(偉人物語文庫)』偕成社(昭和二十九年)
〔これも資料として優れている。若い頃の写真もある〕
(09)池田宣政/伊藤幾久造(画)『高峰博士(講談社の絵本)』講談社(昭和三十年)
(10)WALLACE EVAN DAVIES『DR.TAKAMINE'S AMERICAN MARRAGE 高峰博士の国際結婚』高峰讓吉博士顕彰会(昭和三十三年)
〔高峰讓吉の胸像が成った記念にアメリカの史家に依頼してつくられた。主に高峰婦人の実家関係の記録。翻訳が後掲『高峰博士の面影』に収録〕
(11)高峰讓吉博士顕彰会(編)『高峰博士の面影』高峰讓吉博士顕彰会(金沢市教育委員会)(昭和三十六年/復刻平成二年)
〔この顕彰会は地元金沢周辺の人たちによって昭和二十五年に発足し、昭和二十八年に盛大に百年祭を祝った。その前後に刊行されたり収集されたりした資料集で、参考になるものが多い〕
(12)アグネス・デ・ミル/山下愛子(訳)『高峰讓吉伝――松楓殿の回想』雄松堂出版(平成三年)(原本は昭和五十三年)
〔讓吉の妻の親戚にあたる女性の思い出談。附録に助手上中の実験記録がある〕
(13)飯沼信子『高峰讓吉とその妻』新人物往来社(平成五年)
〔年表の修正補足ができる。高峰讓吉の妻はアメリカ人だが、かなり奔放な女性だったらしく、高峰の死後、ずっと年下のカウボーイと再婚した。しかし高峰生存中は、妻として従順につくしていたらしい〕
(14)津田俊治(編)『高峰讓吉博士略年譜』高峰讓吉博士ゆかりの会(平成八年)
〔『津田家と高峰讓吉』という本の巻末の年譜を改良したもの〕
(15)真鍋繁樹『堂々たる夢(高峰讓吉の生涯)』講談社(平成十一年)
〔初期の高峰讓吉伝を元にして書いたらしい〕
(16)飯沼和正・菅野富夫『高峰讓吉の生涯――アドレナリン発見の真実――』朝日選書(平成十二年)
〔本稿で問題にした本〕
(17)山嶋哲盛『日本科学の先駆者 高峰讓吉』岩波ジュニア新書(平成十三年)
〔前掲朝日本の抄録といってよい〕

(一応完)

IQ88さんの<質問> 投稿者:KABU  投稿日:10月15日(水)17時06分33秒

IQ88さんから、下記のような質問が寄せられた。本サイト掲示板は、質問に終始する投稿、論議を求めるにもかかわらず論拠を示さない投稿は遠慮なく削除します。また、本来、削除理由は示しません。基本、管理人の主観・好き嫌いと考えて頂いても結構です。ただし、主義主張はといません。さて、IQ88さんの投稿は私自身お応えしたい論点(笑)が含まれていること、また、IQ88さんが私のような<チンピラ>ではなく、しっかり、考えられる方であることを存じていますので、ここに管理人再録として掲載させていただきます(尚、★はKABUコメント)。IQ88さんご了承いただければ嬉しいです。

すいません。お馬鹿で・・・。 投稿者:IQ88  投稿日:10月15日(水)16時13分11秒

KABUさん、解法者さん、こんにちは。
私がお馬鹿ですいません。そのため、小学生的発想しか出来ませんの許してください。
また、往生際の悪いのは、小学生的興味のためとご理解ください。
小学生的学力の人間と話す時間がもったいないとお思いなら、黙殺してください。
別に、恨みも何も感じませんから。そもそも、私がお馬鹿のせいでしょうから。
だから、最後に質問させてください。もう何も言いませんから。
★そんなこと言わず、どんどん言ってください。但し、根拠をつけた、できれば自説をお願いいたします。

質問。朝鮮人口増と日本の善政について、次のような意見を聞いたことがあります。
「一部の国より朝鮮合併を非難された日本政府は、朝鮮人民のためではなく、自分を正当化するために、国際社会に合併を認めさせたいがために、朝鮮に資金を投入し開発をすすめた。そのため日本の東北地方の開発が遅れた。」
この意見って、ゼンゼン間違いなのでしょうか?
★「意見」の出典を明記していただけませんか? もっとも、「正当化するために」やったとしてそれが何やねんとは思いますけれども。
★上記の出典を検討した上で、別のレスで返答させていただきます。楽しみ♭


では、場を汚してスンマセンでした。さようなら。
★何を仰るIQさん♪
編集済

朝日選書『高峰讓吉伝』を批判する3 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月15日(水)12時08分37秒

▲C 日露戦争への貢献の軽視

 日露戦争時にアメリカの世論を日本の味方につけるために、高峰讓吉が日本政府の依頼を受けて、私費を使って奔走したことは、よく知られており、しかも当時渡米して活躍した外交官の金子堅太郎がこれを高く評価しています。讓吉の奔走によって、高橋是清の外債募集も大いに助けられたそうです。
(そういう事もあって、高橋是清は高峰讓吉の主催するアメリカでの講演会で講演をしたりしています)
 ところが、昭和末から平成にかけての高峰讓吉伝は、朝日本や岩波本にかぎらず、この功績をまったく無視しております。
 その原因には、日露戦争そのものを評価しない――大陸への侵略戦争だとする――戦後の教育があるように思えて、残念でなりません。


▲むすび――

 この朝日本は、アドレナリンの発見者は日本人であり、それをエピネフリンと呼ぶのは大きな間違いだと訴えており、その点については敬意を表します。
 ところが、その尊敬すべき高峰讓吉について、「ウソ」とか「発見者の助手を抹殺」とかいった奇妙な記述をして、せっかくの伝記を台無しにしてしまっているのです。
 そういう間違いの大元には、朝日的戦後教育があるような気がしてなりません。
 その意味で、この朝日本は、いかにも朝日新聞社的な本であります。
 今後この朝日本が、高峰讓吉を知りたいという若い人たちの「信頼すべき重要な参考書」になるのかと考えますと、やりきれない思いがいたしまして、この拙文をupいたしました。
(なお、この朝日本には、人名の間違いなどケアレスミスもたくさんあります)

付記・・・オロモルフが読んだ範囲内の話ですが、この20年間で最善の朝日本は、島田謹二先生の『ロシア戦争前夜の秋山真之(全二冊)』(1990年)ではないかと思います。私はこの本で、世界で一セットしか見つかっていないという『極秘本明治三十七八年海戦史(全150巻)』のことを知り、防衛庁図書館で見せてもらいました。今ではかなり知られていますが、驚異的な戦史(正史)だったので感激しました。それまで謎だった当時の無線技術までが、じつに詳細に書かれていたのです。この戦史を読まないで日露戦争を安易に批判している史家がたくさんおります。

(次は文献です)

しまった! 投稿者:醤油屋次郎右衛門  投稿日:10月14日(火)21時53分59秒

>掲示板 de 千代ヶ丘の皆様
初めまして、皆様へのご挨拶もなしにすいません。失礼致しました。

醤油屋次郎右衛門と申します。
『長尾さんちの掲示板』『夢見るオヤジのホームページ』にて出没しており、
下らないことを書き散らしております。

どうぞよろしくお願い致します。

あしあと 投稿者:醤油屋次郎右衛門  投稿日:10月14日(火)21時35分45秒

>KABU様
 ようやく到着しました。
なにやら激論が交わされているようなのでとりあえずは
ご挨拶まで。

研究者の態度 投稿者:解法者  投稿日:10月14日(火)20時20分08秒

>在日の方や朝鮮の方、特に日本に反感を抱いてる人たちはどう思ってるでしょうか?<

アリャ これじゃ研究などできないね。相手を刺激するような研究をやめるようじゃ
研究の発展などあり得ませんね。

>あなたは何のために研究をなさってるのでしょうか?素人にも分かるように解説できるのが学者・研究者の一つの役目かと思っておりましたが・・・・<

 わかりやすく説明したつもりですが・・・
とにかく、あなたの立論の根拠を示していただきたいものですな。
「研究者」というのが気に触りましたか。ならば初学者とでも言えば許してもらえましたか。

これはいなことを聞きました・・。(下) 投稿者:KABU  投稿日:10月14日(火)18時47分04秒

<承前>

而して、(イ)「何のために研究をなさってるのでしょうか?」は、本論とは無関係な、余計なお世話です。

(ロ)「素人にも分かるように解説できるのが学者・研究者の一つの役目ではないか?」は、素人の甘えだと思います。ご自分の主張を他者に認めて欲しいと思うなら、事実や理論に基盤を置いた根拠を示すことは玄人にも素人にも要求されることでしょう。それは礼儀でさえある。では、根拠を示すことが難しい素人は専門領域について黙るべきなのか? 専門についての自説を他者に納得させるというコミュニケーションの場面では、「黙るべき」だと思います。ならば、玄人は素人に解りやすく説明する義務はないか。義務も義理もありませんがな。ただし、玄人は、予算を獲得し、自分の研究成果に社会的な影響力を与えたいと思えば、解りやすく(騙しても解りやすく、嘘でもいいから解りやすく)素人に説明する義務がある(というか、そうすることが合目的的でしょう)。

蓋し、日本では、素人が専門領域のことを論じてさも当然という風潮があります。例えば、学部学生とかせいぜい修士程度の学生が、「私、心理学をやっています」とか「ネットでの皆さんの投稿を心理分析していたんです」とかノタマウのを(実際、書いてて笑いが止まらなくなる。)、誰も咎めないような甘えが蔓延しているようですが。それは、世界で通用する<素人と玄人の間のコミュニケーション>と比較すれば異常なことだと思います。どこの国で、素粒子理論の真摯な討議をしている時に、弁護士出身の代議士の意見なんか参考にしますかいな。それは、歴史学とか法律学とか哲学でも事情は同じです。ところが、日本は違う。それは、正に、中国の文化大革命期もかくばかりものの、今では、この「素人も発言できる」などの風潮は、戦後民主主義が蔓延る大東亜戦争後の日本だけの特殊な状況であることを知るべきでしょう。畢竟、素人は素人たる自分の限界内において、疑問とか不信とか不安とか着想を(しかも、根拠をつけて)語ればよい。なあに、玄人の専門知なんぞ大概たかがしれているのだから、そのようなコミュニケーションの垂直分業は両者にとって極めて有意義で心地よいものとなると私は考えます。

(ハ)「在日の方や朝鮮の方、特に日本に反感を抱いてる人たちはどう思ってるでしょうか?」、そんなん知らんがな。IQ88さん、いったい、他者の意識や気分と当該の事実問題の是非がどう関係するというんですか? (ハの2)「反感を持ってる人を納得させるのは大変です。」、その通りでしょう。トマス・クーンを持ち出すまでもなく、「事実(だけ)では他者を納得させることはできない」でしょうから。しかし、クーンも、「事実がなくても他者に新しい世界観を納得させうる」などとは言っていません。ならば、先ず、事実確定、次に、イデオロギー変革、而して、政治・教育の改革の各段階を進みながら、一歩一歩、自虐的な反日史観なる戯言を掘り崩していくしかないのではないでしょうか。要するに、IQ88さんは、これら、事実確定→イデオロギー変革→政治・教育の改革の総てのプロセスにおいて、他者を納得させる気配りを要求しておられるのではないか。そうであれば、それは、事実確定の営みを行っている者には過大なクレーム(要求)であるというべきだ、と私は思います。今後とも宜しくお願いいたします。
編集済

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


これはいなことを聞きました・・。(上) 投稿者:KABU  投稿日:10月14日(火)18時44分10秒

>IQ88さま

下記、返答は少し往生際が悪いのじゃないですか(笑)。

そもそも人口は、少しずつ増えていき、ある程度までいくと爆発的に増えるものです。
また、19世紀と20世紀では、医学も進歩し、衛生状態も違います。
まあ、衛生状態がよくなったのは日本のせいと言われればそれまでなのですが、戦争や疫病の
発生がなければ、ある一定の人口になった時、人口が爆発するのはふつうのことで、別に日本統治
以外でも同じ結果が出たのかもしれませんね。
これって、間違ってるでしょうか?


と言う問いに対して、私と解法者さまは「間違いである」とお応えした。そして、解法者さまは、上記緑字の問いの前提たる事実認識も「事実と異なるのではないか」と言われ、そのような「事実」があるのなら、出典と、データ−と、データ−の収集と解析の手法を明示されたしと仰った。それで、この話は一旦終りでしょう。出典と、データ−と、データ−の収集と解析の手法が提示されない限りはですけれども。

ところが、IQ88さまともあろうお方が、下記返答では、
(イ)何のために研究をなさってるのでしょうか?
(ロ)素人にも分かるように解説できるのが学者・研究者の一つの役目ではないか?
(ハ)在日の方や朝鮮の方、特に日本に反感を抱いてる人たちはどう思ってるでしょうか?
(ハの2)反感を持ってる人を納得させるのは大変です。
と仰る。これは「往生際が悪い」と私は思います。

少なくとも、これら(イ)〜(ハの2)は、「最初の問いと、全く別の話題であり」、それはIQ88さんの「感想であるが」として述べられるべきではなかったでしょうか。そうされたのならば、「まず、相手を理性的に考えられる状態にしてから、こんな考えもできます、と言う方がいいのではないかと。あなたならそれが出来るかもしれないと思ったから、あえて書きますが・・・。」はどなたにも頷けるコメントになったと思います。この掲示板を見ているのは、「それが出来るかもしれないと思ったあなた」だけではないのですから(笑)。

<続く>
編集済

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


お返事ありがとう 投稿者:IQ88  投稿日:10月14日(火)17時36分48秒

KABUさん、解法者さん、こんにちは。
そして、他の皆様、挨拶が遅れ申し訳ありません。
私は、IQ88というただのボケ老人です。自己紹介は得意じゃないので、私のことを知りたい方は、私のBBS(↓)か、そのホームページである「まる暴さん」のサイトをご覧頂ければ、私の人となりが分かると思います。まあ、変人ってところでしょうか(笑)。

●KABUさんへ
あなたにしては分かりやすい(失礼!)解説をありがとうございます。

>それをマクロ的に<善政>と言ってもなんらはばかることはないのではないでしょうか。

確かにそうですね。事実としてはそうなのでしょう。納得、納得。

●解法者さんへ
私の単純な疑問が、あなたのお怒りに触れてしまったようですね。
私は研究者でも何でもありませんので、そう言われても困ってしまいます。また、他のど素人の方も、あなたに単純な疑問を発するのは躊躇なさるでしょう。

あなたは何のために研究をなさってるのでしょうか?素人にも分かるように解説できるのが学者・研究者の一つの役目かと思っておりましたが・・・・。
研究者の中には、私の見解(?)を支持する人は一人もいない、とのことですが、これは私に対する最大級の褒め言葉で、ありがとうございます。

しかしです。在日の方や朝鮮の方、特に日本に反感を抱いてる人たちはどう思ってるでしょうか?
KABUさんが仰るように、マクロ的に「善政」なのかもしれませんが、反感を持ってる人を説得する場合、彼らは当然研究者じゃありませんから多少の疑問を持って当然ですし、相手の疑問を感情的にも納得させることができなければ、それが例え事実だとしても、相手を納得させるためには、この人口の話はすべきでないと思うのですが如何でしょうか?

反感を持ってる人を納得させるのは大変です。真実も反感と言う感情の前では詭弁に聴こえる場合があります。あなたは「在日朝鮮人のための・・・」と書いております。それなら、一般の方にも全く疑問を抱かせない説をして説得を試みたら如何でしょうか?

まず、相手を理性的に考えられる状態にしてから、こんな考え方もできます、と言う方がいいのではないかと。
あなたならそれが出来るかもしれないと思ったから、あえて書きますが・・・。

http://www3.realint.com/cgi-bin/tbbs.cgi?IQ88


Voteジャパン営業終了につき、国賊・田中からみの最終結果を見てきた 投稿者:KABU  投稿日:10月14日(火)14時21分22秒

Voteジャパンが10月20日で店じまいとな。そうか、圧力とか営業面の問題とかいっぱい聞いてるからな。まあ、ご苦労さん。でも、国賊・田中均からみの石原都知事の発言の最終結果だけは確認しておかねばと思った。で、そうした。下記結果、

総解答数:           4830件(100%)
石原発言は当然だ=発言支持:  3776件(078%)
石原発言は不当だ=発言不支持: 1054件(022%)

★尚、アンケート投票は10月10日で終了との由。「問題発言」から
 ちょうど1ヶ月の投票受付けだったわけである。

以上
編集済

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


IQ88 投稿者:解法者  投稿日:10月14日(火)13時53分14秒

 質問の趣旨はわかりますが、出典、原典を示していただかないとお答えできないのです。
日本の朝鮮統治時代の34年間で人口が倍増していますが、同時代のインド、ビルマ、などの植民地ではどうだったのでしょうか? 研究者の義務として自説を述べるのであれば根拠を示さなければなりません。そうでなければ「単なる捨て台詞」、「妄想」でしかなく、論争には参加してはなりません。
 なお、戦後の朝鮮人・日本人の研究者で、日本の朝鮮統治時代の人口の倍増について、あなたと同じ見解を持つ者は誰一人としておりません。さらに言えば、あなたの人口の爆発的増加は日本の朝鮮統治時代ではなく李氏朝鮮時代に出現してもよかったはずですが?

朝日選書『高峰讓吉伝』を批判する2 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月14日(火)12時07分48秒

(Aの続き)
 ちなみに岩波本の著者は、朝日本を元にしているらしく、讓吉がアメリカに渡った理由の発明を、ずっと後で出願された『種麹』(日本からアメリカに輸送する際などの種麹の保存法)という発明に求めて、その内容を詳しく解説しております。
 これも、朝日本を信じてしまったための大きな間違いです。

 高峰讓吉がアメリカの醸造業者に認められたのは、日本酒の醸造法を洋酒に応用するアイディアを出願して得た特許であり、種麹の保存法は、渡米後の発明です。
 高峰讓吉の特許調査は、日本の特許局に相談すれば、比較的簡単にできるものです。
 朝日本の著者は、そういう簡単な特許調査を怠って、「特許は無かった」と軽率に結論づけて、「高峰讓吉はウソをついた」という重大な侮辱を、伝記に記しているのです。
(憶測ですが、過去のどの伝記にも、渡米前の特許資料は書かれていないので、無かったと判断したのでしょう)


▲B 連名にすべき上中の業績を無視し抹殺したという記述

 高峰讓吉のアドレナリンの発見は、世界で初めてホルモンの純粋抽出に成功したものであり、ノーベル賞をおくられて当然の大成果でした。
 ところが、朝日本の著者は、この発見は助手の上中のもので、それを讓吉が盗んだかのごとき記述をしているのです。
 この記述も、オロモルフにはとうてい容認できません。
 その理由は以下のとおりです。

(a)研究というものはテーマを見つけることから出発するものであり、そのテーマを完遂するための研究方法を考え出すことはもちろん、経費や助手を集めることもまた研究の一部です。そういう意味でこの研究の主体はあくまでも高峰讓吉であり、上中は助手であって、けっして共同研究者ではありませんでした。

(b)有名な八木アンテナの発明や江崎氏のノーベル賞のトンネル効果の発見も、最初に現象を見つけたのは助手や学生です。しかし彼らは連名になどなっておりません。共同研究者ではないのですから、当然のことです。そのうえ、上中は讓吉の私費によって雇われていた人物であり、したがって八木博士や江崎博士の上記の助手や学生たちよりさらに明確に、共同研究者ではありませんでした。

(c)上中啓三はアドレナリンの研究のあと、それに匹敵する研究は行っていませんし、日本に帰国してからも、ジアスターゼを日本でも製造できるようにするなど讓吉の成果を改良する研究しかしておりません。つまり高峰讓吉を離れたあと、讓吉の世話で三共に入社して、恵まれた研究環境にあったにもかかわらず、国際的に認められるような独自の研究成果はまったく無いのです。したがって上中に連名になるほどの力量があったとは、とうてい思われません。

(d)讓吉の遺言の中で上中の名があるのはジアスターゼの項目で、アドレナリンの所ではない。これは意図的に上中の功績を消そうとしたためだ――という説が朝日本にもっともらしく記されていますが、これもおかしいです。
 遺言が書かれた時代の上中の主要な仕事は、アドレナリンの研究ではなく、タカジアスターゼの日本での生産方法でしたから、讓吉がジアスターゼの箇所に上中の名を記したのは当たり前です。
 おそらく讓吉ほど良心的ではない学者なら、どこにも上中の名は記さなかったでしょう。 上中は、アドレナリンが成功した直後に、讓吉から十二分の報酬を受けておりましたから・・・。

(e)さらに上中は、讓吉没後も、自分の業績を誇大に宣伝するようなことは全く無く、讓吉への尊敬を終生語っていました。これは伝記作家の池田宣政(南洋一郎)がじっさいにインタビューして記録していることです。したがって今になってこの問題で讓吉を非難することは、讓吉への冒涜であるだけでなく、上中への冒涜でもあります。

(f)また、この問題で讓吉の人格を疑わせるような記述をなすことは、讓吉の成果を剽窃した米国学者を有利にしてしまうでしょう。

 アドレナリンの発見が高峰讓吉の成果である事は明白です。
 学問の世界は、言われたとおりに実験したり記録をつけたりしただけで共著論文が出るほど甘いものではないと思います。
(続く)

Re:朝鮮人口に対する疑問 投稿者:KABU  投稿日:10月14日(火)09時14分19秒

>IQ88さま

こちらでは始めまして。管理人のKABUです。さて、下記、解法者さまへの質問は、こと「一般人口学」に関するものと思いますので、私の方から横回答(?)させていただきます。結論は、19世紀初頭から始まる人類のマクロ的な人口増加と、個別朝鮮半島における19世紀−20世紀の人口増加は単純にリンクはできないということ。朝鮮半島の19世紀−20世紀の人口増加は、統治が善政でも悪政でも、ほっておいてもそうなっただろうとは言えないということです。何故ならば、南アジア、西アジア、中央アジア、アフリカ、の多くの地域(まだ/もはや国とは呼べない地域)で人口の壊滅的減少の傾向は19世紀−20世紀に幾らでも観察されているからです。要は、20世紀の半ばまで<生き残った民族>は、基本的に、人口増をエンジョイしたが(?:KABU自身は人口増をポジティブなことばかりとは思いませんが、)、それは結果論ということ。それは、現在地球上に数多の生物が繁栄しているとしても、それと、その数万倍の生物種がいままでに絶滅したことと矛盾しないことを想起していただければあるいは解りやすいかもしれません。

そして、19世紀末から20世紀中葉にかけて(19世紀末から20世紀という地球規模の人口爆発の時期にかけて、)、朝鮮半島の人口増が日本列島の人口増とパラレルに進んだということは、一切の戦後民主主義的な虚飾を剥ぎ取る時、カロリーの安定供給と貨幣の恒常的な供給がなされ(パンと仕事の供給がなされ、)、人口爆発の時期を共に迎え走りきったということであり、それをマクロ的に<善政>と言ってもなんらはばかることはないのではないでしょうか。当時の為政者の<善意>や<悪意>と無関係にです。だから、人口のデータは、「正当化」や「正統化」などという戦後民主主義者が使う批判の言葉をそれこそ相対化し消滅させるものであると私も考えております。尚、一般人口学については、現在、ブームということもあり、古典から最新の研究まで日本語でも読める素晴らしい環境です。よって、上記に関して具体的にはご自分でご確認いただければと存じます。

P/S
ところで、IQ88さんは本掲示板は始めての投稿だと思いますが、最初に書き込まれるときは、できれば皆さまへのご挨拶と簡単な自己紹介があった方が(特に、「質問」がメインの投稿の場合には、)よいのではないかと思います。今後とも宜しくお願いいたします。
編集済

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


朝鮮人口増に対する疑問 投稿者:IQ88  投稿日:10月14日(火)04時23分43秒

解法者さん、はじめまして。
IQ88と申します。

あなたの韓国講座をはじめて読ませていただき、大変勉強になったのですが、一つだけ質問させてください。

19世紀以前と20世紀の人口を比較して、人口が増えたのは日本が朝鮮統治を正当化することに対し疑問があります。

そもそも人口は、少しずつ増えていき、ある程度までいくと爆発的に増えるものです。
また、19世紀と20世紀では、医学も進歩し、衛生状態も違います。
まあ、衛生状態がよくなったのは日本のせいと言われればそれまでなのですが、戦争や疫病の発生がなければ、ある一定の人口になった時、人口が爆発するのはふつうのことで、別に日本統治以外でも同じ結果が出たのかもしれませんね。

これって、間違ってるでしょうか?

http://www3.realint.com/cgi-bin/tbbs.cgi?IQ88


在日朝鮮人のための韓国講座(16) 投稿者:解法者  投稿日:10月13日(月)22時42分37秒

>「士」の社会(1)<

 朝鮮では職業の貴賎が殊のほか激しい。
 「士」でなければならない。「士(サ)」とは、弁護士、会計士、税理士、大学の教師(キョサといって「サ」と同じ発音)医師(ウィサ)、のことをいう。この職業に就けば花嫁の心配はない。3つの鍵を持参してくれる。「事務所(医院・研究所)」、「マンション」、「金庫」の鍵の3つだ。持参金が少ないと言って医師の夫と母親が妻(嫁)を殴り殺した例もあった。これは極端だが、嫁をいびったりするのはニュースにもならない。
 そうそう、韓国・北朝鮮に行ってタクシーに乗っても間違っても「運転手」と言ってはいけない。運転手のなかには日本語をわかる人もいるから、とても嫌な顔をされる。本当かどうかはわからないが途中で降ろされた日本人もいると聞く。「技師様(キサにむ)」と言わなければならない。北朝鮮では「運転士」だ。
 韓国からの留学生が日本に来て驚くのは、テレビでも職業を聞かれて、個人タクシーの運転手をしています、八百屋のおやじです。食堂の主人、と平気で言うことだという。
 韓国では、こういうふうには言わない「社長です」だ。たしかに、個人タクシーの運転手、八百屋のおやじ、食堂の主人も「社長」だよね。
 朝鮮にはとても関心がある。専門外だが日本統治時代の朝鮮のことを調べている。韓国には終戦後に韓国から引き上げてきた日本人が膨大な蔵書を韓国に置いて来た。これが韓国の古本屋にかなり出回っている。相当数を購入したが、困るのはせっかく仲良くなった古本屋の親父が金がたまるとすぐに転業してしまうからだ。社長になりたいからだ。古本屋の親父も社長だよ。韓国では通じない。韓国では10年同じ小規模の店をやる人は珍しい。
韓国には老舗などという観念はない。
 わかりますよね。これが「両班(ヤンパン)」意識というやつだ。日本統治時代の直前のことだが、「両班―貴族」がフランス大使がテニスをしているのを見て、大使のくせに何をやっているのだ。汗をかくことなど召使にやらせておけばよい、と言った逸話がある。
そのとおり、汗をかく仕事は最低の仕事なのだ。経済が破綻状態なのに3D(日本の3Kのこと)には韓国人は就かない。不法滞在外国人がやっている。人口は日本の1/3だが、
不法滞在外国人は日本と同じくらいいる。

朝鮮の人口 投稿者:解法者  投稿日:10月13日(月)17時14分16秒

「オロモルフ」様 ご指摘ありがとうございます。
前にも記しましたが、朝鮮の人口調査について空白期間があり、ハッキリしないところが
あります。現在、もう一度、調査しているところです。
朝鮮総督府の調査に疑問を呈する人は、朝鮮人にも日本人にもおりません。すると李氏朝鮮時代(その後の旧韓国時代も含む)の調査に誤りがあるのではないかと考えております。
日本統治時代の評価が定まる大変重要な問題ですので、少し時間を貸していただきたいと思います。
 もちろん、オロモルフ 様のご指摘の大蔵省管理局『日本人の海外活動に関する歴史的調査下巻』高麗書林(1985年)もあたって見たいと思います。

Re:朝鮮の人口(補足) 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月13日(月)15時53分54秒

解法者さまの資料は、じつに参考になります。
手元にありました『データから見た日本統治下の台湾・朝鮮プラスフィリピン』という杉本幹夫さんの本を見ましたら、1904年に600万人という資料があるが、これは変だ。と書いてありました。35頁のあたり。
杉本さんが引用している文献は、大蔵省管理局『日本人の海外活動に関する歴史的調査下巻』高麗書林(1985年)、とありました。
ひょっとしたら関係があるのでは?

Re:サイトに収録! 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月13日(月)12時35分01秒

私のはサイトに収録していただくほど大げさなものではないのですが、光栄です。
中華民国や清国について解法者様から資料ご教示がありましたので、あとでその部分を入れて修正したいと思っています。

朝日選書『高峰讓吉伝』を批判する1 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月13日(月)12時31分29秒

▲まえがき
 高峰讓吉伝は、戦前から戦後にかけて、断続的に出版され続けています。
 平成に入ってからも出されており、オロモルフが知っているだけでも、次のような書物があります。

(1)アグネス・ミル『高峰譲吉伝 松楓殿の回想』雄松堂(平成3年/改訂版平成12年)
(2)飯沼信子『高峰譲吉とその妻』新人物往来社(平成5年)
(3)真鍋繁樹『堂々たる夢――世界に日本人を認めさせた化学者・高峰譲吉の生涯』講談社(平成11年)
(4)飯沼和正・菅野富夫『高峰譲吉の生涯 アドレナリン発見の真実』朝日選書(平成12年)
(5)山嶋哲盛『日本科学の先駆者 高峰譲吉』岩波ジュニア新書(平成13年)

【以下(4)を朝日本、(5)を岩波本と略称いたします。】

 こういう出版はとても良いことであり、とくに(4)は、目的の一つが、アメリカで消されてしまったアドレナリンの名誉回復にありますし、(5)は若者の愛国心を呼び覚ますような箇所もありますので、一見、まっとうな本のように思えます。
 しかし、よく読んでみましたところ、その内容に多くの疑問が生じました。
 高峰讓吉の名誉(つまりは日本の名誉)を傷つけるような箇所や、戦前の日本の歴史への大きな誤解があるように思えるのです。

 以下は、(4)の朝日本の記述に対するオロモルフの反論です。それは、つぎの三点に分けられます。

A 渡米理由の特許の件でウソをついたという記述
B 連名にすべき上中の業績を無視し抹殺したという記述
C 日露戦争への貢献の軽視

 以下、順に、オロモルフの反論を記します。


▲A 渡米理由の特許の件でウソをついたという記述

 高峰讓吉は1890年に、アメリカの醸造業者に誘われて、一家をひきつれてアメリカに渡り、以後定住して、ヂアスターゼの発明、アドレナリンの発見など多くの成果をあげ、さらに日露戦争時にアメリカ世論を日本の味方につけるために私財を投じ、その後も日米親善に尽くしました。
 ではなぜアメリカの醸造業者に渡米を誘われたかと言いますと、麹を使った日本酒の醸造法を洋酒製造に活かすことを考えて外国特許を取ったところ、それを読んだアメリカの業者が、非常な興味を示したからだ――とされています。
 これは、高峰讓吉自身が後に述べていることです。

 ところが朝日本には、

【譲吉が出国する(1890年)以前に『欧米各国の政府に特許出願し、・・・その特許を得た。・・・』という彼の発言には、うそか、もしくは何かの誤魔化しがある。】

 ――と記されているのです。
 つまり、朝日本の著者は、特許調査をした結果、渡米前の讓吉の特許は発見できなかったとして、「高峰讓吉はウソをついている」という結論に達しているのです。

 しかしこれは、大変な間違いです。
 オロモルフの調査では、一家をつれて渡米する1890年(明治23年)より前に、少なくともイギリス、フランス、ベルギー、アメリカの四カ国に『高峰式元麹法』の特許を出願しており、そのうち登録がもっとも遅かったアメリカでも、その日付は渡米のずっと前なのです。
 具体的に記します。

●イギリス特許は、渡米の三年六ヶ月前に出願され、二年八ヶ月前に登録されています。
●フランス特許は、渡米の二年九ヶ月前に出願され、直後に登録されています。
●ベルギー特許も、フランス特許と同じです。
●アメリカ特許は、渡米の一年六ヶ月前に出願され、一年二ヶ月前に登録されています。
(特許そのものの掲載は、かなり特殊ですので、割愛いたします)

 登録されればその内容は印刷されて誰でも閲覧できますので、それを見た業者が興味を持って、譲吉に渡米を打診してくるのは当然のことです。
 すなわち譲吉はウソなどついておらず、また誤魔化してもおりません。
 そもそも特許というものは、登録されればその内容が公刊され、万人が閲覧できるのですから、特許を得たか得ないかを誤魔化すことなど、しようと思ってもできる筈がありません。

(なお外国との連絡は、海底ケーブルによる電信がすでに通じていましたので、一日で可能でした。アメリカとの連絡もヨーロッパ経由で可能でした)
(続く)

解法者さまとオロモルフさまの投稿をサイトに収録しました 投稿者:KABU  投稿日:10月12日(日)20時42分17秒

>ご来訪の皆さま そして 解法者さま&オロモルフさま

本日、お二人計三本の連載投稿を弊サイトに収録させていただきました。即ち、オロモルフさまの連載投稿「旧外地の工業所有権制度」と解法者さまの「満州に遺棄した日本軍の兵器問題」よび「韓国の教育熱」です。改めてご一読いただければまた新たな発見もあるのではないでしょうか。ここに謹んでご案内させていただきます。そして、解法者さま、オロモルフさま有難うございました。今後とも宜しくお願いいたします。

▼「満州に遺棄した日本軍の兵器問題」(解法者さま)
http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/D/Kaihosha1.htm

▼「韓国の教育熱」(解法者さま)
http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/D/Kaihosha2.htm

▼「旧外地の工業所有権制度」(オロモルフさま)
http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/D/OroMorf1.htm


海馬之玄関亭主=KABU 拝

P/S
お便り紹介コーナー:
http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/EMLN.htm

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


『高峰讓吉伝』批判について 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月12日(日)12時42分45秒

 明日から、
【朝日選書『高峰讓吉伝』を批判する】
 を掲載させていただきます。四回の予定です。
 これは、だいぶ前にオロモルフの日誌に掲載しまして、それを拳拳服膺さんの掲示板に掲載してもらったものです。
 今回KABUさんのおすすめで、こちらにも掲載させていただきます。
 転載のつど、少しずつ修正しております。
(ひやひやしながら書いております。オロモルフは生まれてから一度も論争に勝った経験の無い人間ですので・・・)

日韓併合前後 投稿者:鶏鳴狗盗  投稿日:10月12日(日)10時34分13秒

はじめまして
数字の他に写真・当時の暮らし振りを知れば一層説得力が増すと思います。
ということで、私の集めているコレクション(?)を紹介します。

朝鮮人を飢餓と内乱から救った、大日本帝国
親日派のための弁明
(以上、NAVERより)

猫車には感動しますた。「効率」などどうでもよく、ただ威張りたいだけのようですね。

韓国の歴史歪曲検証:人口増加ベースに見る日帝の暴虐と搾取の虚構性
(「ドロンパの部屋」より)

御教授御礼 投稿者:KABU  投稿日:10月12日(日)00時07分40秒

>解法者師匠

朝鮮の人口データ有難うございました。凄いですね。ご存知の通り、我が国の場合は奈良朝末期の全国的な人口調査以来、江戸中期までの1000年近く全国規模の人口データはありません。また、世界の人口推移も、インプットの食糧生産・エネルギー生産とアウトプットの戦争への兵士動員規模や人工的な建造物から統計学的に推測して(その過程で、教会や役所に保管された出生・婚姻・死亡記録があれば推測を裏付けしながら、)出しているもので、あんまり正確とは言えないらしい。実際、気候変動とか人間の移動などは(文化伝播とかの定性的なものだけでなく、定量的にも、)、19世紀の人口学揺籃期には考えられなかったくらいのダイナミックスであったことがここ半世紀で解ってきているとか。薀蓄を云々ではなく、要は、解法者さまの朝鮮人口データは、当座、これより上の精度は望むべくもないというものだと感じました。実際、このような経緯から、1000年前、2000年前、3000年前の地球人口推計は、正直、当てもんの世界らしいです。

で、解法者師匠の、この朝鮮半島の人口データは凄い。やっぱ、律令というか両班支配のもとでは「人民を生かさず殺さず」。人間にも総てナンバリングして骨の髄まで搾取していたからこそ残ったデータなんでしようか。そうだとしたら、村邑規模では地域史的に物凄く精密に人口がわかる場合も少なくないけれど、全国規模のデータが存在しない約1000年間については一国レヴェルになると、最早、人口推計はお手上げの我が日本の古代末期〜中世〜近世初期はどんな社会だったのかと18世紀以前の我国に関心が向いました。我国のその時期の人口の不可知という事実は、逆に言えば、我が国が、地域地域が自活でき中央から相対的に独立できるほど(租庸調や本所への荘園の義理出したら、「後は、文句はあらへんやろ」くらい乗りでいけるほど、)、豊かで平和な社会であったことの裏返しかとも思いました。感想まで。本当に有難うございました。
編集済

朝鮮の人口(補足) 投稿者:解法者  投稿日:10月11日(土)23時14分02秒

 黄 文雄氏は、1906年の朝鮮の人口を明示しておりますので、出典を調べましたが、不明です。確かに1906年の朝鮮の人口が960万人で、その4年後の1910年の朝鮮総督府の調査した人口が13、128、780人というのも納得ゆきません。この1910年の調査は日韓併合の年に行われたもので信頼性に欠けるとの指摘もありますが、1911年から1915年の人口調査の結果から見てもそう信頼性に欠けるとは思えません。日本の朝鮮の実質的な支配はその前から行われており、朝鮮の実勢をつかんでいたものと考えられます。
 その後、さらに調査しましたところ、「朝鮮を知る事典(増補版) 伊藤亜人など編 平凡社 1996.2.1)」では、「人口」の項で「李朝末(20世紀初め)の朝鮮の人口が1290万人となっております。ただし、これまた出典が明らかになっておりません。この数字であれば先の1910年の朝鮮総督府の調査結果がうなずけます。
 ただ、これとは別ですが、この書籍はほとんど出典が明らかになっておらず、資料としての価値はありません。
 いずれにせよ、李氏朝鮮時代の1849年から1910年までの人口記録がないと思います。彼らがどこでどの資料を見つけ出して来たのでしょうか、出典を明らかにしていただきたいものです。

在日朝鮮人のための朝鮮歴史講座(5) 投稿者:解法者  投稿日:10月11日(土)21時22分35秒

>李氏朝鮮時代と日本統治時代の朝鮮の人口<

1、李氏朝鮮時代の朝鮮の人口
 @ 人口の調査方法
   李氏朝鮮時代には、人口などを把握するため「戸籍帳籍」というものが作られてお   り、各戸ごとの申告書(戸口単宇)に基づいて3年毎に作成されておりました。
   申告の内容は、住所、戸主の職分、姓名、年齢、本貫(出自)、父、祖父、曽祖父、  母方の祖父の職分と姓名、妻の父、祖父、曽祖父、母方の祖父の職分と姓名、家族構   成、使用人、奴婢、でした。
   したがいまして、これを見れば人口がわかるようになっておりました。
  現存する李氏朝鮮時代の「戸籍帳籍」は「山陰帳籍―1603 年、1630年」と「大邸帳籍  ―1690 年-1849年」です。これに基づく人口は次のとおりです。
A 李氏朝鮮時代の朝鮮の人口
 1753年     7、306、763人(調査によって若干の誤差あり)
 1849年     7、543、564人(調査によって若干の誤差あり)
 1906年    約9、800、000人
  ※ 1906年については出典不明(韓国は日本人が作った  黄 文雄  
    徳間書店  2002.4.30発行 による)
2、日本統治時代の朝鮮の人口
 @ 人口の調査方法
   朝鮮総督府によって毎年行われました。朝鮮総督府の官吏、警察などが里(部落)、
  面(村)、邑(町―ユウ)、府(現在の市に当たるー平壌府など)、市、洞(市内の   町)に出向いて(出先機関があればそれに委ねた。ないところは警察が担当)調査しま  した。その結果は「朝鮮総督府統計年表」で掲載しておりました。それに基づいた人口  は次のとおりです。
 A 日本統治時代の朝鮮の人口
  1910年    13、128、780人
  1920年    16、916、078人
  1930年    19、685、587人
  1940年    22、954、563人
  1944年    25、120、174人
    ※ これらの数には、満州などに移住した人の数は含まれておりません。したがっ      て、1940年と1944年の朝鮮人の人口はこれより多いものと思われま       す。
3、結 論
 @ 李氏朝鮮時代の戸籍調査はかなり厳密に行われており、ほぼ実数を表していると考え  て良いと思います。
 A 李氏朝鮮時代の人口は、約150年間で250万人しか増加しておりません。特に
  1753年から1849年の約100年間で25万人しか増加しておりません。
  理由は、戦乱と苛酷な政治によるものとされております。
 B 日本統治時代の人口は見ての通りです。
   理由は、言うまでもなく日本の善政です。
 C 「哲」さん あなたの言う牧師の言葉は「嘘も10回言えば本当のことになる」の類  です。
   朝鮮人は平気で歴史を捏造し、暴言と妄言を吐きますから、彼らに対抗するには
  こちらも理論武装しなければなりません。今後の学習を期待いたします。
   なお、学習するに当たっては、朝鮮人(在日朝鮮人も含む)の著した著作は除外し   てください。反日思想に捉われ資料を自分に都合の良いように引用しています。しかも
  日本統治時代は忌まわしい歴史で研究する意欲もわかなかったということが研究が遅れ
  しかも、見るべきものがないのです。
   さらに日本でも戦後の朝鮮研究は戦前と比べて水準が低いのが実情なので(理由は、
  贖罪意識に捉われて研究することが憚れた、また、反日家(日本人・朝鮮人、在日朝   鮮人)からの抗議を恐れた)、戦前の研究者の著作を中心に学習なされることをお勧   めいたします。
   李氏朝鮮時代の人口については、朝鮮社会経済史(中)の四方 博 の研究部分    (例 李朝人口に関する一研究)がよかろうかと思います。ここではあまりに専門的   なのでこの著作を引用しておりません。数字だけを明確にしております。数字は嘘は
  つきませんから。

謹んでお知らせします 投稿者:  投稿日:10月11日(土)15時06分01秒

KABUさんに引けを取らないほど論客に出会ったのでお知らせします。

題:反左翼徒然草

なかなか刺激的な題でしょう。

http://www1.u-netsurf.ne.jp/~ttakayam/

なかなかの方だと私は思うのですが、掲示板が賑わっていません。
こうやって宣伝する事さえお好きではないと思えるのですが、、
私は、この方とお話ししたいと思います。KABUさんの掲示板に訪れて欲しいし、
皆さんにも、この方の掲示板に行っていただきたいと思います。

ついでと言っては申し訳ないのですが、特許の事で、台湾と韓国の事が話題に
なっているので質問をさせていただきます。
日本の朝鮮植民地支配の間に、朝鮮の人口が増えたと言う事を知って、
これを、教師仲間の一人に言った所、
『戸籍が整備されたからに過ぎない』と言われてしまいました。
ネットで調べるのですが、詳しい事が判りません。
この辺りに詳しい方、教えていただけないでしょうか。
私は、日本の朝鮮植民地支配は朝鮮にとって幸運だったと思えて仕方ありません。
私は自分の勉強のために台湾に良く行くのですが、台湾に太平洋戦争前から住んでいる
人の多くは、日本の植民地支配を好意的に捉えています。台湾の歴史参考書には。
明治、大正、昭和という年号がハッキリ明記されています。
台湾に行くと、『日本の支配はあの当時仕方無かったし、日本に支配されたから台湾の
発展があった』と言う声を良く聞きます。
『日本は台湾の木を切った、しかしその後に3本の苗木を植えた』
『しかし、蒋介石は木を切りっぱなしだった』この話を聞いた時、当時の日本政府は
台湾から資源を収奪しっぱなしでは無かったと確信めいた気持ちになったのです。
当時の日本政府は、台湾と朝鮮で全く違った植民地支配をしたのでしょうか?
私にはそう思えないのです。朝鮮に関してはとても歪められた報道で私達の心が
歪んだのではないかと思えるほどです。
これから50年後も、朝鮮は日本を責め立てて居るような気がしてなりません。

『旧外地の工業所有権制度6』 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月11日(土)12時14分49秒

▼〔十〕過去に日本の一部だった韓国・台湾と、そうでなかった中国やインドとの現在の発明状況を比較してみます。

◎四半世紀の出願累計数
 1972年から1996年までの四半世紀の特許と実用新案の出願数の累積数
(1万人あたり)

日本    798件
ドイツ   210件
韓国    180件
台湾    116件
オーストラリア   100件
イギリス   96件
アメリカ   79件
フランス   59件
・・・・・・・・・・
中国      4件
インド     2件

 日本は、単位人口あたりにしますと、アメリカの十倍もの出願があり、圧倒的な世界一です。

 また日本以外のアジアでは、かつて日本と同じ国だった韓国と台湾だけが、欧米諸国を凌駕するほどの発明力を示してます。

 一方、日本の指導を拒絶した中国や、イギリスの植民地だったインドは、桁外れの少なさです。異常なほど少ないのです。他の旧植民地国も惨敗です。

 これは少し前に調べた資料です。
 今なら2000年くらまでは分かるので、調べれば、韓国や台湾は、もっと日本に迫っていると思います。
 下手をしますと、何年か後には日本が追い抜かれるかもしれません。

◎アメリカ特許のアメリカ以外の国の順位
 1998年における、アメリカ国の特許の国籍別の単位人口あたりの登録数の順位
(アメリカを100とした数字)

日本    81.5
台湾    47.0
ドイツ   36.9
カナダ   32.7
韓国    23.3
フランス  20.6
イギリス  19.5
イタリア   8.8

 アメリカの特許であるにもかかわらず、日本はアメリカに匹敵するほどの登録数です。
 また、台湾の活躍が特筆ものです。
 日本・台湾・韓国という、元日本領のアジア三カ国でベスト5の半分以上を占めております。
 それから、中国やインドは陰も形もありませんが、それは、これらの国に独創的な発明が乏しいことの他に、近代的法制度への認識が無いことも一因だと思います。
〔以上、推敲不十分ですが一応完〕

貴重な資料をありがとうございます 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月11日(土)12時13分10秒

解法者様
清国と中華民国につきまして、貴重な資料をありがとうございます。
おかげさまで、漠然としていました中華民国の制度施行がわかりました。
なお清国の特許制度につきましては、「特許制度に近いものが」と修正いたします。

これは歴史的労作だ 投稿者:解法者  投稿日:10月11日(土)11時57分46秒

 オロモルフ さま チャチを入れて申し訳ございません。
 こちらも外地(樺太を含む)の法制を官制、国籍、刑事・民事などの面から調べておりますが、中国東北部(満州、関東州)の法制は複雑で難儀しております
 『旧外地の工業所有権制度』は大変な力作です。これをこれだけまとめた論述は見当たりません。とても期待しております。

オロモルフ さま 投稿者:解法者  投稿日:10月11日(土)08時37分25秒

清国では、工業所有権などはありませんでした。
これが制定されたのは中華民国になってからです。もちろん、日本の制度を模倣しております。
1、特許法(中華民国では「専利法」と呼んでいます)
 1944年5月29日公布
 1949年1月 1日施行
2、著作権法
 1930年5月 6日公布
 1931年1月 1日施行
2、著作権法
 1930年5月 6日公布
 1931年1月 1日施行
2、著作権法
 1930年5月 6日公布
 1931年1月 1日施行
2、著作権法
 1930年5月 6日公布
 1931年1月 1日施行
2、商標法
 1930年5月 6日公布
 1931年1月 1日施行
3、著作権法
 1930年5月28日公布

満州国では、原則として中華民国の法が適用されておりました。
関東州では、日本の法律が勅令などの施行により適用されておりました。


平安と平成の御世の異同 投稿者:KABU  投稿日:10月10日(金)20時11分16秒

>オロモルフさま

私は、平安時代の死刑廃絶史観には疑義があります。即ち、律の実行として「死刑」はなかったが、その反面、律令国家外の社会的な装置による生命をも奪う制裁は行われていたと思うからです。それと、全体的な治安(これは庶民の治安ではなく、国体と政体の安定ですが、)が維持されている限り、貴重な労働力をむざむざ死刑にして捨てたくはなかったというのもあると思います。でも、武士が「乱暴者」から発生したというのは、実感ですね。これは、武士の発生の2説(武芸の家元説? も、地方農民の武装説も)、このような暴力のオントロギーから見ると、新しい相貌が見えてくるかもしれません。ちょっと考えてみます。とはいえ、「現代は、海岸を外国に荒らされ放題という点でも平安時代に似ております」は、不愉快な真理ですよね。この観点から、戦後民主主義の呪縛というか機能と制度疲労を平安時代のイデオロギーとの比較で考えてみると面白いかもしれません。頑張ってみます♪
編集済

死刑について 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月10日(金)13時41分53秒

死刑についてのKABUさんのご意見に賛成です。
解説本で読んだにすぎませんが、平安時代は死刑がほとんど行われず、仮に裁判で死刑判決が出ても、役人がこっそり逃がしてしまうという有様だったとか。
そのため、乱暴者がやりたい放題になり、まじめで弱い庶民が苦しんだそうです。
そしてそれがたぶん、武士階級の勃興を促したのではと思います。
現代は武士に期待するわけにはいきませんし、任侠も廃れましたが、オロモルフの周辺では、「一人殺せば死刑は当然」という意見が圧倒的です。
現代は、海岸を外国に荒らされ放題という点でも平安時代に似ております。

『旧外地の工業所有権制度5』 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月10日(金)13時26分43秒

▼〔九〕旧外地の特許・実用新案の実績
 昭和十六年版の『発明年鑑』に昭和十四年の旧外地のデータがあるので、引用しておきます。

 特許出願数
   日本全体 15957
   台湾     207
   樺太      11
   朝鮮     343
   関東州    100

特許登録数
   日本全体  4741
   台湾      36
   樺太       2
   朝鮮      50
   関東州     50

実用新案出願数
   日本全体 29688
   台湾     326
   樺太      13
   朝鮮     584
   関東州     63

実用新案登録数
   日本全体 16225
   台湾      98
   樺太       7
   朝鮮     190
   関東州     41

 これらの数字を見ますと、内地に比較して、きわめて少ないことがわかりますが、人口が少なかったはずの台湾と関東州の健闘が目立ちます。
 これらの発明者の元の国籍ですが、外地であっても、その多くは、内地から移住したり派遣されたりした日本人だったと思われます。
 かなりの数の技術者が移住していたからです。
 また逆に、内地への出願者の中にも、ごく少数だが外地人がいたと思われます。
 戦前の日本には、東京の選挙区の議会議員にも優れた朝鮮半島人がいたそうですから、当然のことです。戦前の本土の特許公報にも、朝鮮人名がときどき見つかります。
(つづく)

国家(を騙る裁判官)が死刑判決を出さないのなら仇討ち制度が復活する 投稿者:KABU  投稿日:10月10日(金)11時17分14秒

平成15年10月9日の前橋地裁で下された無期懲役判決の言渡しに際して、裁判長の久我泰博は(我々、日本人はこの名前を終生忘れるべきではない。)、被告人退廷後、傍聴席にいる被害者遺族に対して、「国家が死刑判決を出すことは大変なこと、納得できないでしょうが、納得してください」と言い放ったという。この報道を聞いた私の友人がある掲示板にコメントを寄せておられた。標題の主張である。曰く、「国家(を騙る裁判官)が死刑判決を出さないのなら仇討ち制度を復活させるべきではないか」、と。全く同感である。同感だけでなくそれは法理の自然の帰結だと思う。そして、この機会に言わせていただければ(蒸し返させていただければ、)、私は仇討ち制度復活だけでは不充分で、「市中引き回しの上獄門」も必要ではないかと考えている。蓋し、

犯罪者への報復=死刑、では必ずしもないが、死刑を容認する日本国民の法意識と法感情を鑑みれば、死刑判決は、現在の日本ではいまだ、国家が被害者と被害者遺族に代わって発動する制裁のメニューには、確実に、入っているだろう。ならば「死刑判決を国家が出せないのなら仇討ち制度の復活」は、凶悪事件に関しては論理的な帰結であろう。そして、それは、朝日新聞がしばしば言うように「激情にかられた感情論」ではない。私には寧ろ、現実の国民の法感情を冷静に勘案することなく、馬鹿の一つ覚えの如く、「冷静に冷静に。厳罰化では何も問題は解決しない。犯罪をうんだ社会の問題の究明が大切」と唱える、朝日新聞や大東亜戦争後の戦後民主主義者の方こそ、「惰眠を貪る感情論」に思えてならない。

しかし、狭義の仇討ちだけでは不充分なのではないか。そう、責任能力のない少年の犯罪に対しては、例の、<市中引き回しの上獄門を申し付けることに関する法律>と<同法施行規則>もまた、一刻も早く制定されるべきだと思う。それらの刑事未成年者の保護者両親への社会的な制裁の制度が整えられて初めて、犯罪が巻き起こした法と秩序への信頼感の喪失が治癒されることになろうから。

尚、刑罰を巡る近代刑事法の基本的な私の考えについては、弊サイト第2掲示板に書いた次の自家投稿を参照いただければ嬉しいと思います。近々、他の文章とともに編集し、弊サイトのエッセーコーナーに収録する予定です。即ち、「近代刑事司法の本性と機能」(投稿日: 9月15日(月)12時53分)投稿。

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


死刑判決を出せない裁判官は辞任せよ、否、任官するな 投稿者:KABU  投稿日:10月10日(金)02時25分52秒

平成15年10月9日、当時16歳の高校生を誘拐し殺害した被告人に対して前橋地裁の「無期判決」が出た。判決言渡し後、久我裁判長は判決を傍聴していた遺族に対して、「国家が死刑判決を出すことは大変なこと。納得できないできないでしょうが、納得してください」と呼びかけたという。おいおいおい、「国家が死刑判決を出すことは大変なこと。納得できないできないでしょうが、納得してください」、だぁ? なんばふざけたことば言おっとか! 

久我泰博裁判長よ、他の本訴訟の裁判官達よ。何を、国家のせいにしてるんだよ、刑法にはちゃんと殺人罪の刑罰のメニューとし「死刑」は定めてある。久我裁判長をはじめとする裁判官が、死刑を出さなかっただけではないか。個人の価値観で、勝手に<死刑廃止>すんなよ。本事案で、死刑判決を出せない裁判官は即刻辞任せよ。否、そのような者は、そもそも裁判官に任官されるべきではないし、裁判官になろうとすべきでもないのではないか。昨夕のニュースを聞いて私はそう思った。

このような理不尽な判決が出た今となっては、被害者遺族が判決後の談話で述べたように、検察が粛々と、かつ、果断に控訴することを願うのみ。そして、更に願わくば、その控訴審で速やかに極刑が言渡され、時の法務大臣がその職責に従い、速やかに、死刑執行を命じられんことを。而して、久我泰博裁判長を始めとする本件担当の裁判官達は、即刻、辞任すべきである。昨夕のニュースが被害者遺族の談話を伝えるのを聞いてそう思った。

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


海馬之玄関諸掲示板の関係について 投稿者:KABU  投稿日:10月 9日(木)14時26分28秒

>皆さま

標題の件につきまして、管理人としてガイドラインをまとめました。
思えばサイト開設から、早や、2年10ヶ月(感慨)。最初は1年間で1000件程度のアクセス、50件程度の投稿だったものが、ここ半年はなんと月1000件以上のアクセス、月50件近くの投稿をいただけるようになりました。それに伴い、皆様から、「掲示板の関係がわからんばい」、「どのBBSにカキコすればいいか教えてけろ」という問合せもいただくようになり、かつ、KABUから投稿依頼や転載のご依頼をお願いするケースも出てきましたので、ここいらでもう一度整理しておいた方がいいだろうと思ったしだいです。近々、投稿掲示板の棲み分けガイドライン自体をサイトトップページにアップロードいたします。而して、下記は当座のガイドラインです。今後とも宜しくお願いいたします。

KABU@管理人 拝

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海馬之玄関諸掲示板の棲み分け



◆第1掲示板:掲示板de千代ヶ丘

@サイトご来訪記念記帳・ご挨拶・伝言・時事問題ネタや時事問題への感想。書籍・論文紹介。
Aその他、他の掲示板に書きづらい(笑)もの


◆第2掲示板:ディスクールde道場破り

@国際関係論とか国家論、社会思想、法思想、憲法思想、歴史観や歴史認識に関するもの
A国語教育・歴史教育、教育問題一般
Bその他、どんなテーマでも論争を前提とするもの


◆第3掲示板:KABUの英語学習オフィス専用掲示板

@英語教育・言語教育・留学研修
A日本人の国際化対応能力開発教育
B日本と日本人の国際化、外国人との共生

と、海馬之玄関の諸掲示板が扱うジャンルと抽象度は概略分かれております。管理人はそのつもり(笑)。而して、遅くとも来年春には(早ければ今年中に、)、憲法・国家論の専用掲示板。即ち、憲法問題や国家論、あるいは、国際法を巡る具体的なイシューについてご議論いただくための第4掲示板(憲法・国家論井戸端会議専用掲示板)の立上げを考えています。

しかし、この第4掲示板と第2掲示板の役割分担が曖昧になることが自明なので、第4掲示板は、より具体的な主張(立法事実や立法過程の具体的な紹介、改憲私案・判例紹介や判例評釈、憲法・国家論の著作の評釈、即ち「著書・学説紹介→私見展開」等々)に限定させていただくつもりです。

そして、掲示板の投稿がある程度まとまった段階で、サイトの「お便りコーナー」に別途編集再録、および、メルマガへの転載をさせていただく流れができれば最高かなと思っております。今後とも宜しくお願いいたします。
編集済

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


『旧外地の工業所有権制度4』 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月 9日(木)12時46分13秒

▼〔七〕中華民国における工業所有権制度
 清国は辛亥革命以後、激動を経て、明治四十五年に中華民国となったわけですが、近代化は進まず、工業所有権制度もながい間不毛でした。
 しかしまったくその動きが無かったわけではなく、たとえば昭和十四年に、王兆銘の国民政府が、とつぜん、商標局を設置して、商標の登録を受理しはじめました。
 兆銘は日本に留学していたので、そのときに制度を知ったのかもしれません。
 しかし、すでに市場にある公知のものもすべて、委細かまわず、登録してしまったようです。
 驚いた日本の特許関係者が指導に赴きましたが、面従腹背でまったく意見を聞かず、日本側の指導は徒労に終わったと、経験者の思い出談(特許制度七十年史付録)にあります。
 要するに、登録料によってお金を稼ぐのが唯一の目的だったらしいのです!
 その経験者は、戦後に、
「満洲の特許制度も中華民国の商標制度も一場の夢と化した」
 ――と記しています。
 戦前の日本による近代化指導は、その国の指導層の無理解によって、徒労に終わった事例が多くあったようです。
 かろうじて何とかなったのは、日本の一部になったために強制することの出来た台湾と朝鮮くらいでした。

▼〔八〕アジアの工業所有権制度のその後
 これまで記しましたように、日本以外のアジア諸国のなかでまともな工業所有権制度を有していたのは、日本の一部になったり日本が権限を持っていた国・地域(*)でしたが、大東亜戦争の終結によって日本の手を離れると、ほとんど機能しなくなってしまいました。
 戦後かなり経てから、アジア諸国にも次々に近代的な工業所有権制度ができ、多くの国が《パリ条約》にも加盟するようになりました。
(これは、欧米、とくにアメリカの要望があったためと思います)
 しかし、実質的に欧米に負けない活動をしているのは、かつて日本の国内法と連動していた台湾と韓国のみです。
 それについで力を入れようとしているのが、満洲の伝統が残った中国です。
 これらの国々の現在の制度は、かつての日本の制度にひじょうによく似ており、欧米では珍しい実用新案制度を有しております。
(ただし平成の日本では実用新案制度は事実上無くなっております)
 特許や実用新案の数の変遷を見ますと、日本以外のアジアを代表するこの三カ国(台湾・韓国・中国)が、無視できない出願数や登録数を見せるようになったのは、平成に入ってから――すなわち一九九〇年代になってから――であることが分かります。
 日本が種を植えてから半世紀以上たって、ようやく実をむすびはじめたのです。

 なお、右の三カ国以外のアジアの国も、最近では、多くが工業所有権制度を有しておりますが、その実態は、アメリカを中心とした先進国からの出願が大部分を占めています。
 たとえばタイやマレーシアでは、特許出願数の九五パーセントくらいが外国人(大部分がアメリカ)によるものです。
 つまり、アメリカの国際戦略としての制度だと言っても過言ではありません。

(*欧米の植民地だった地域の一部には、そこに居住する欧米人のための制度が戦前からあったようです)
(つづく)

『旧外地の工業所有権制度3』 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月 8日(水)12時11分29秒

▼〔五〕清国における工業所有権制度
 清国の工業所有権制度は、日本より十年遅れて、いったんはできていました。
 しかし、できてすぐに、有名な暴君西太后によって壊滅(百日維新)させられてしまい、以後ずっと空白のままとなっておりました。
 明治三十七年に《追加日清通商航海条約》が締結され、それに伴って《商標登録仮規則》ができましたが、じっさいには機能せず、日本や欧米の商標を真似し放題だったようです。
 そこで《パリ条約》に加盟していてかつ治外法権を持っている欧米列強は、清国内で列強どうしが工業所有権を相互保護する協定を結んでいました。
 こういう情勢の中でアメリカは、日本に対しても同様な条約を結ぶことを強く迫ってきました。
 アメリカは、明治三十二年の不平等条約改正以来、工業所有権を武器にした日本への進出を図っていたので、清国内が日本の抜け道になるのを恐れたのでしょう。
 そこで、韓国に関する条約締結と同時期に、
《清国ニ於ケル特許、意匠、商標及著作権ノ保護ニ関スル日米条約》
 ――が締結されました。
 その後、明治四十四年にフランスと、大正元年にロシアと、大正六年にスウェーデンと、それぞれ同様な条約が結ばれました。
 ただしイギリスとは意見がどうしても合わず、結ばれなかったようです。

▼〔六〕満洲国における工業所有権制度
 清国はもともと満洲出身の満洲族(女真族)によって建国された国でしたが、明治四十四年の辛亥革命以後、激動を経て清国は滅びました。
 そして明治四十五年から大陸の支配者は中華民国になったわけですが、その清国の最後の皇帝(宣統帝)だった溥儀を執政として、満洲の地に建国されたのが満州国です。
 建国は昭和七年で、年号を大同といいました。
 二年後の昭和九年には溥儀が満洲国皇帝となり、年号は康徳となりました。
 満洲国は自身で工業所有権制度をつくる力は有りませんでしたから、事実上は日本が法律を策定し、役所を整えました。
 大同二年(昭和八年/一九三三年)に、まず《商標法》ができました。
 真似が頻発する大陸における商標の保護が、最優先課題だったからです。
 そして康徳三年に、《特許発明法》と《意匠法》ができました。
 なぜか特許法とは言わず、特許発明法という名称でした。
 また、昭和十一年には、日本と満洲国との間で、工業所有権保護協定が結ばれました。
(つづく)

『旧外地の工業所有権制度2』 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月 7日(火)13時06分24秒

▼〔二〕樺太における工業所有権法
 明治三十七、八年の日露戦争の結果としてのポーツマス条約によって、北緯五十度以南の樺太が日本領になりました。
 まず軍政が敷かれましたが、明治四十年になって樺太庁官制となり、内務大臣の指揮監督下におかれることになりました。
 ただし内地と同じ工業所有権法の樺太への施行はすこし遅れて、大正十二年からでした。

▼〔三〕朝鮮における工業所有権制度
 朝鮮半島では工業所有権法は整備されておらず、半島で治外法権を得ていた欧米各国は多くのトラブルに悩んでいました。
 日露戦争のあと、朝鮮半島(旧韓国)が日本の保護国であることを、欧米も認めるようになりましたが、同時に、様々な制度を日本に要望するようになり、その中に工業所有権制度の整備もありました(*)。
(旧韓国は日清戦争の結果として明治二十八年清国から独立しましたが、近代化は進まず、明治三十八年十一月から日本に外交権を委ね、明治四十年からは内政の指導監督を受けていました)
 明治四十一年に、アメリカの要望で、韓国内における工業所有権の日米相互保護の条約
《韓国ニ於ケル特許、意匠、商標及著作権ノ保護ニ関スル日米条約》
 ――が締結されましたが、その条約の中に、
「日本内地と同様な法令を韓国にも施行する」
 ことが決められていました。
 そこで明治四十一年八月に、韓国史上初の工業所有権法が施行されました。
 内容は日本国内法とほとんど同じでした。
 明治四十三年八月に日韓併合がなされ、韓国は日本そのものとなり、名称を朝鮮として、総督府が設置されました。
 そして、日本の国内法がそのまま適用されることになりました。

(*欧米各国からの「朝鮮の近代的法整備の要望」は、電信・交通施設などの要望とともに、日露戦争の前から日本政府にしばしば寄せられていたようです。それがないと欧米各国も朝鮮での利権を得ることができないからでしょう)

▼〔四〕関東州における工業所有権制度
 関東州は、遼東半島南西部の地域で、ポーツマス条約によってロシアから譲り受けた租借地ですが、明治四十一年八月施行の勅令によって、工業所有権は日本内地に準じる扱いになりました。
(つづく)

KABU大兄 投稿者:石原派  投稿日:10月 7日(火)08時03分51秒

ご高説多い中、凡夫のちょっとしたおせっかいです。^^

広島板での管理人殿のご意見をお気に為されておられるようですが、昨晩の皇室に対するご説明などは、所謂マニアックではなくあの場所に訪問する方々が拝読すれば当然のことであり、「よくぞ仰って下さいました」と思われるのではないでしょうか。

「飛べない」大兄も腹の無い情熱家です。時々辛辣な表現をされますが問題ありませんので、どうか、今後も豊富な教養を私のような凡夫の為にお役立ていただきたいのです。

                  敬意を表し愚身愚言

 そういえば、寝覚めの広島大兄もおじゃまされておられるようですね〜
 どんどん広がれ愛国の輪。

満州に遺棄した日本軍の兵器問題(5) 投稿者:解法者  投稿日:10月 6日(月)17時36分20秒

 これと同じようなことが起きたら、どうなるのであろうか。
 例えば、米軍の不発弾が爆発して日本人が殺傷されたら、その損害を米国に請求できるのであろうか。
 平和条約(昭和27年4月28日発効)の第19条(a)で「日本国は、戦争から生じ、又は戦争状態が存在したためにとられた行動から生じた連合国及びその国民に対する日本国及びその国民のすべての請求権を放棄し・・・・」と規定されている。
 したがって、日本国及び当該被害者である日本人は米国に対し、その損害賠償を請求できないことになる(当該被害者である日本人が日本政府に請求できるかは別問題)。
 しかし、あの東京地方裁判所の裁判官によると「米軍の不発弾の爆発による損害は
戦争から生じ、又は戦争状態が存在したためにとられた行動から生じたものではない」
ことになる。日本国及び当該被害者である日本人は米国に対し、その損害賠償を請求できることになる。この際の日本国の損害とは「処理費、当該被害などの治療費用などである」。
 そして、勝訴した場合は、日本国内にある米国の財産(大使館、領事館、米軍施設など)を差押さえて、換価して(金銭に換えて)、賠償を受けることができる。
 ただし、米国内の財産を差し押さえるには米国で裁判を提起しなければならない。しかし、朝鮮人・中国人などによる徴用などによる損害賠償事件がカルフォルニア州最高裁判所で「その母国が日本に条約で請求権を放棄しているから、日本国にその損害を賠償できない」との趣旨の判決がなされているから、この場合の日本国及び当該被害者である日本人の米国に対する損害賠償請求はまず無理である。すなわち、先の平和条約によって既に解決済みということになるのは確実である。

『旧外地の工業所有権制度1』 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月 5日(日)12時20分30秒

▼旧外地における工業所有権制度について、調べてみましたので、書き込みます。

 参考にしたのは、主に、特許庁の年史類、とくに百年史(昭和59年)です。
 特許庁の資料は、新しいものほど、自国に対して冷たい事務的な編集になっていますが、これは時代の流れだと思います。
 この傾向は百科事典の工業所有権の項目にも言えることです。

 さて、戦前の日本は多くの外地を抱えており、そこにおける工業所有権が問題になっていました。
 とくに、商標が喫緊の課題でした。
 真似し放題の人たちが多数いたからです。
 というよりも、まともに工業所有権や著作権を知っているのは、本土から来た純日本人だけだったのでしょう。
 この問題について少し調べました。
 以下に、旧外地における工業所有権法の歴史を、地域別に記してみます。

 現在のアジア各国の工業所有権制度が日本の昔の制度によく似ているのは、戦前に日本が旧外地人を指導してできた制度を踏襲しているからだろうと思います。

(オロモルフにはいろいろと思い違いなどがあるだろうと思いますので、アドバイスしてくださればありがたいです。とくに清国から現中国にいたる大陸の各政権がいつ頃どのような制度を持っていたかが、判然としないのです)

▼〔一〕台湾における工業所有権法
 明治二十七、八年の日清戦争の結果、清国の植民地だった台湾が日本に割譲されました。
 そこで日本は明治二十八年に台湾に総督府を設置し、植民地としてではなく、日本内地に準じる扱いにすることにし、国内法を順次施行してゆきました。
 その流れの中で、明治三十二年に、日本の工業所有権法である《明治三十二年特許法》などが適用されることになりました(これは不平等条約改正問題と連動しています)。
 それまで属していた清国には工業所有権に関する制度が(たぶん)有りませんでしたから、これが台湾史上初の工業所有権法となりました。
 さらに記しますと、日本の近隣アジア諸国のなかで、台湾は、日本以外でもっとも早期に工業所有権制度が機能した国です。
 その時期である明治三十二年は、日本の工業所有権三法が整った明治二十二年からわずか十年しかたっていませんでした。
 現在、台湾の発明家たちが欧米先進諸国を上回るほどの活躍を続けているのは、このような歴史があったからでしょう。
(つづく)

KABU教授ありがとう! 投稿者:佐為  投稿日:10月 5日(日)09時59分18秒

KABU先生、ジジイです。
昨日は素敵なプレゼントありがとうございます。
これからしっかり勉強します。
感謝

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/


川崎の話 投稿者:機械計算課長  投稿日:10月 5日(日)08時19分40秒

もともと日本はインターネットを受容する素地があるのですな。
まあはじめの頃は進歩主義とか革新とか言われている立場の人間がサイトを作っていましたが、そのうちその裏返しの保守系の人間が参加し、これは出版業界への影響が大きく、すでに出版業界では「正論」、「諸君」などが10万部を超える数になっています。「世界」なんかまだ図書館の数が多いから生き残っているようなものでしょう。
江戸時代でも新しい発明は藩がどんなに流通を防いでも、非常に早く情報流通しています。幕府自身が町人なんかに何ができるかという態度で一種の言論無統制に近い状態を呼んでいます。

既存マスコミが気づいていないのは相互通信という意義ですな。筑紫哲也が一方通行で何を言おうと、それに対する反論が公開されたWEB上で堂々と公開され、議論されます。彼らがインターネットを嫌うのはよくわかりますよ。お前たちは裸の王様だと少年たちが言っているのと同じだからです。

KABUさんが言うように普通の人間が普通の常識で話ができる場ができたのでしょ。

ありがとうございます 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月 4日(土)18時14分22秒

KABUさま、ありがとうございます。
ぽちぽちと書き込ませていただきます。
どうかよろしく。
(アンチ朝日新聞の掲示板で論陣をはっておらるKABUさんも同じ方だと思いますので、朝日広告の件も記すことにいたします)

昭和の日も、頑張ります。これまで何度も政治家に手紙を送りましたが、粘らないと・・・。

皆様へ緊急のお願い 投稿者:赤池 昭子  投稿日:10月 4日(土)14時47分13秒

4月29日「みどりの日」を「昭和の日」への法案についてのお願いでございます。

激動の日々から不死鳥のごとく立ち上がった昭和の御代を末永く後世に伝えたく、平成も15年になり、昭和が遠くなって参りました折、この歴史を生きて来た者として、ここで昭和を復活致したく念願しております。

先の国会において「昭和の日」法案は可決されながら、会期終了に伴い継続審議入りとなり、いまだに参議院において審議委員会が開かれず、今日まで来ております。

10日解散までずるずるとこのまま廃案になることを目前にして、居たたまれない思いで一杯です。

心こめた170万名もの署名が、一、二の議員の反対により踏みにじられてよいものでしょうか、あと数日を残すのみとなりました。

何卒皆様のお力を結集され、最後の逆転勝利にお導き頂けますよう、心よりお願い申し上げます。

「昭和の日」参議院 陳情先 敬称略 FAX番号

  青木幹夫  3502−8825
  西田吉広  3502−8897
  木庭健太郎 5512−2723
  風間昶    5512−2240
  直嶋正行  3503−2669
  輿石東   3593−6710
  宮崎秀樹  5512−2731
  小川敏夫  3593−0577
  亀井郁夫  5512−2634
  森下博之  5512−2535
  山下善彦  5512−2641
  長谷川清  3503−5518

殊に重要な方は、青木幹事長、国対委員長の輿石議員、
内閣委員長の小川議員の方々です。
審議会が開かれさえすれば、「昭和の日」が決定します。

この正念場を、総力を挙げて乗り切りましょう!! 

「昭和の日」のHP下記を参考までご覧下さい。
http://www.znet.or.jp/~tenden/1.html

いらっしゃい 投稿者:KABU  投稿日:10月 4日(土)13時10分04秒

>オロモルフさま

こんにちは。「KABUさんて、拳拳服膺の掲示板でお見かけしたKABUさんと同じ方」です。だから、オロモルフさん、貴殿は既に<海馬之玄関同志録>に登録済みなのです。えー、オロモルフさんの会員番号は、オの3組・国士無双・政治局員候補第3番です(笑)。と、冗談はおいといて、「現在日本の特許制度の歴史を勉強して」おられる、「私の書いたものを掲示してアドバイスを受けてよろしい」か、ということですが、@掲示投稿は歓迎です。A但し、工業所有権法とか税法は、法律に一家言もっている方でも、その法域が専門の方でない限り「素人の床屋談義」を出ませんから、レスは難しいかもしれません。ちなみに、私は日米の著作権法に関しては(法務専門要員を除けば、素人としては、)実務経験かなり豊富な方だと思いますが、東京特許許可局は勘弁です。逆に、オロモルフさんの投稿で勉強させていただければ楽しいですね。この個人的な意味でも投稿は大歓迎。今後とも(こちらでも)宜しくお願いいたします。

KABU@管理人

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


はじめまして 投稿者:オロモルフ  投稿日:10月 4日(土)12時22分16秒

私はインターネットには疎いので、この掲示板を見つけたのは数日前のことです。
私は現在日本の特許制度の歴史を勉強しているのですが、制度や法律にはとても弱いので、素人の床屋談義になってしまいます。
そういうわけで、法律に強い方がおられるこちらに、私の書いたものを掲示してアドバイスを受けてよろしいでしょうか?
(71歳の技術系です)
(KABUさんて、拳拳服膺の掲示板でお見かけしたKABUさんと同じ方でしょうか?)

今日、川崎市麻生区でのできごと 投稿者:KABU  投稿日:10月 2日(木)20時10分21秒

今日、地元の図書館のイベントルームで手芸サークルのお母様方が話しているのを聞いた。安全保障と自衛隊の増強、並びに、有事法制の拡充についてである(!)。そのサークルの講師はいかにも朝日新聞系という軽薄なオバサンで、「何か戦争が身近になるようで今の政治は怖いわね」と話された。そしたら、生徒である普通のおばさま方が、「中国と北の脅威への不安」を率直に述べ、「自衛隊の隊員の方々に胸をはって闘ってもらえるようにしないといけないんじゃない」、「そうだ、今度、サークルで慰問(?)にいきましょうか」という方向に話が進んだ。話はどんどん盛り上がる。「私の娘の友達の彼が自衛隊の大学(笑)に行っているんだった。ちょっと電話してみる」と即、携帯で娘さんに連絡を取り、慰問(?)というか、どうも防衛大学の開校記念祭に集団で行く話が私の目の前で決まってしまった。嬉しかった。で、その軽薄な戦後民主主義の呪縛に絡め取られた手芸の講師先生は(生活とまでは言わないが、これでもお小遣いがかかっているらしく、)反対できなかった。ざまーみろーど、だ。

要は、携帯電話、ネットの世代を越えた広がりは、日本社会の健全な多数派が多数派として自己主張をすることを可能にしているのかもしれない。筑紫哲也先生や本多勝一大先生が、最近、ネットに対して極めて否定的なコメントを連発しているのも当然なのかもしれない。正義は勝つ、だ。楽しかった♪

リストラから2650分たったKABU

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


中国残留孤児1200人提訴 投稿者:解法者  投稿日: 9月28日(日)14時44分09秒

中国残留孤児1200人以上が政府の責任を求めて提訴した。
とうてい賛同できない。
確かに中国残留孤児は中国の原野に置き去りにされたりしてご苦労だった
とは思う。
 しかし、戦争によって被害を蒙ったのはあなたがただけではないのだ。
慰安婦もいた。空襲によって命を失った者もいた。栄養失調で亡くなった者
もいた。
 彼らは政府から保障を受けたであろうか。戦争の被害を受忍したのでは
なかったか。どうして彼らが総て政府に保障を求めなかったのであろうか。
 それはそれを天命として受け止めたのではなかったのでなかろうか。
被害を他に求めず自己に受け入れる、これは日本人の美徳ではなかったか。
日本はアメリカなどとは精神社会が違うのだ。
 生活保護を受けているだけ幸せではなかろうか。これさえも受けられず
生活苦に喘いでいる者もたくさんいるのだ。
 まさか、中国に長くいたため、精神構造が中国人になってしまったのでは
なかろうかと感じる。
 これを煽って訴訟を提起させた弁護士どもは何を考えているのか。訴訟に
政治が介入し、また権利獲得を最大に目標とする社会風潮が蔓延している。
朝日新聞などはこれを煽っている。
日本の訴訟もアメリカ型になって来ている。ときには我慢することも美徳
である。
 彼らに特別な保障を行う必要など全くない。

オフ会欠席 投稿者:しばたけんそ  投稿日: 9月27日(土)08時28分38秒

>K▲B▼導師さま

 小生は、所用のため今年の11月半ばまで千葉県を離れることができません。
 残念です。いろんな方にお会いしたかったです。

 先週の09月18日(木)に、
 法政大学エクステンションカレッジ(62年館)へ行って参りました。
 現在は、わたし自身のバイアスを解く作業から始めております。

オフ会案内 投稿者:K▲B▼導師  投稿日: 9月21日(日)17時50分11秒

>皆様

来る10月4日(土曜日)にオフ会を行います。
参加希望の方は、KABUまでメールください。

●日時:平成15年10月4日(土曜日) 午後5時に乾杯!
●場所:JR品川駅かJR新橋駅の近所(未定)
●会費:おそらく、一次会は5000円あれば大丈夫。
●資格:日本再生倶楽部、YUKI-MAMA世間話をする掲示板、長尾掲示板等の
    同志の掲示板に頻繁に投稿されておられる方。またはその管理人の方。

●期限:できれば、9月30日までにご連絡いただければ有り難いです。
    出欠の意思表示は掲示板に書かれても結構です。掲示板に書かれた場合には
    KABUが見落とししない限り、後日メールで、
    待ち合わせ場所/その日の合言葉/予習すべきその日の重用議題
    について連絡を行います。

●連絡:今後は詳細の連絡はメールで行います。


K▲B▼導師@日本再生倶楽部系連合掲示板オフ会幹事

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


メルマガを読んで2 投稿者:佐為  投稿日: 9月16日(火)06時32分31秒

KABU先生のメルマガより
>●いろいろな朝日新聞批判があってもいいんじゃないだろうか
>朝日新聞だって、嘘ばかりは言っていないのだろう。例えば、TVの番組表、スポーツ
>欄の試合結果、あるいは、天気予報や為替や株価の情報に関しては、朝日新聞も嘘ば
>かりはつていないのではないか。

私はくだらないことしか書きませんが、うそは書きません。
それとお金を払って新聞を取りませんのでアサヒコムしか見てませんが、先日の北朝鮮の建国55周年の記事で朝日は建国50周年と書いていました。
いかなる理由なのか?単なる誤記なのか、うらがあるのかなぞです。

ついでに言えば、強盗などで他紙が「片言の外国語を話していた」とか「外国人と思われる」という記述がある場合でもアサヒコムは犯人が外国人と思わせる記述はありません。
きっと間違いない事実のみしか報道しないのでしょう。

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/


メルマガを読んで 投稿者:佐為  投稿日: 9月15日(月)09時27分47秒

KABU先生のメルマガ
『世界』(2003年10月号)所収、「特集 北東アジアに平和を築くために」の中で、東京大学教授の藤原帰一さんの云々
を読んで

憲法を守れと叫んでいるのは憲法を考えているのではなく、主義主張のためです。
日本という国がいかなる形であるべきか、日本人の権利や福祉がどうあるべきかを考えるのが先でその結果憲法を改正しようとかこのままだという結論があるはずです。
しかし護憲論者土井たか子なんかは念仏を唱えるがごとく鬼気せまります。(藁
目的と手段を間違えているとしか言いようがありません。
本当に平和主義の立場にいたとして、戦争をなくすために現在の憲法でよいのか?軍備を持ったほうがよいのか?ないほうがよいのか?近隣諸国といかなる条約や軍事同盟を結べばよいのかといった現実論となるはずです。
しかしながら「自衛隊反対!中国人民軍万歳!」北朝鮮の核開発には目をつぶる、
・・・・・・理解不能です。

私たちは不幸なのでしょうか?
明治維新で血を流した竜馬や慎太郎は不幸だったのでしょうか?
それとも日本史に名を残して誇りに思ったのでしょうか?
KABU先生、私たちは戦わねばならないし、その意義があると信じたいものです。
弱気なジジイでした。

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/


残暑は終わるかもしれないけれど 投稿者:KABU  投稿日: 9月13日(土)20時12分27秒

>佐為大人

防衛大学の開校記念祭もありますし、その前に、近場の銀座あたりでも
いいですね。今月は仲間の弁護士達との打ち合わせとかが入るかもしれず、
ちょっと時間がわからないので調整しますね。

KABU先生へ 投稿者:佐為  投稿日: 9月13日(土)17時44分38秒

口が悪いのは平にご容赦m(__)m
それより重要なことですが、残暑払いをしないと忘年会になってしまいます、

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/


口の悪い同志とは 投稿者:KABU  投稿日: 9月13日(土)14時38分16秒

>佐為大人

ヤフーで、「口の悪い同志」を検索しましたが適当なものはでてきませんでした。
で、記憶を頼りに、多分、あのSleeping ドラゴンさんだったかな、と思います。
で、佐為大人からは「あんたの色使はおかしい」とか「文章が解り難い」とかの有り難い
コメントはいただきましたが、下記のようなこめんとは(不思議と)いただいた記憶
はございませんです。はい。
編集済

石原知事の発言に、プロ? コン? 投稿者:KABU  投稿日: 9月13日(土)10時46分28秒

●現在日本最大のアンケートサイトで、石原東京都知事の「田中均外務審議官に爆弾が
 仕掛けられてもあったりまえ」発言に関するアンケートをやっています♪

◆田中審議官宅の前に爆発物!「当たり前」とする石原知事発言に賛成?反対?  
投票中です。

http://www.vote.co.jp/vote/30038853/index.phtml?cat=16417177

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


あれ? 投稿者:Abraham Matalow  投稿日: 9月 8日(月)10時24分42秒

何か削除されているような気がしますが・・・気のせいですかね?
Kabu享受、ありがとうございました。今回もお世話になりました!

>口の悪い同志 投稿者:佐為  投稿日: 9月 7日(日)08時46分52秒

KABU先生
口の悪い同志とは私のことじゃないよね?

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/


マルチレス 投稿者:KABU  投稿日: 9月 6日(土)08時21分42秒

>石原派さま

いらっしゃいませ♪ 口の悪い同志からは、弊サイトは「大部分がまだ工事中のビルの中に、1軒だけカウンターバーが営業していようなサイト」と言われています。とほほ。今秋には、書評コーナー、そして、初冬には憲法・国家論コーナーの営業を始める予定(あくまでも予定)です。また、来春には留学相談コーナーと日本史コーナー、・・・。うん、九州新幹線が私の郷里大牟田に来るのが5〜10年後らしいから、それよりはこのサイトのグランドオープンが少しは早いと思いますけれども(苦笑)。これからも宜しくお願いいたします。

>Abraham Matalow先生
早今日ですね。楽しみです。今日は、「現代日本の都市空間におけるお神輿に見るエロスとロゴス」というテーマでぶち切れたいと思っております。では、後ほど。
編集済

また宣伝を・・・すみません(^^; 投稿者:Abraham Matalow  投稿日: 9月 4日(木)20時30分12秒

平成15年9月6日(土) 13:30−15:30
JR横浜線 淵野辺駅 南口 徒歩三分 プロミティふちのべ 2F会議室 参加費は無料
誰でも参加できます。

演題 水子・婚外子の祟りの精神分析 
今までは宗教が扱う問題であったものが、精神分析的に理解できるようになりました。
その結果をわかりやすくお話し、次世代への影響、親子、夫婦など、そのことが元で発生する
諸問題を自分の力で解決する方法を提示します。

いわゆる道徳的性教育の基礎となる事柄をわかりやすく述べ、父、母として、男として女として、
どのように行動することが問題を解決に導き、また予防することになるか、ということを話します。

終了後、KABU教授の音頭で、オフ会がございます。泡盛を差し入れます(^^;

はじめまして。 投稿者:石原派  投稿日: 9月 2日(火)14時45分47秒

KABUさま。
遠慮無くずうずうしくお邪魔しました。(笑)

先程の件なのですが、「あんたがやるのは勝手だけど私はやらない」が本音の所のようですね!
落ちる奴は勝手に地獄へ落ちろと言うことらしいです。

昨日書きました私の次女などは、頭はまるでスポーツ刈りで「剣道命」のじゃじゃうまです。
色気などは全く無し、困ったものです。(半分以上は安心ですが^^;;)
今でも私が車で出ると、どこにでも付いて来たがります^^;;(半分以上は嬉しい)

まだまだこんな子も沢山いるという事だと思いますよ!

おっ、お二人とも私の兄達と同じくらいですね! 投稿者:KABU  投稿日: 8月30日(土)14時30分51秒

>課長老師さま 佐為大人さま

あらためてよく見たら、お二人とも私の長兄と次兄の間の年のお生まれですね。
要は、私が小学校入学したのと同じ春に、御両老公は高校を卒業されたという関係。
ははーっ。今後は、謙虚にさせていただきますです。はい。
さてもさても、今後とも宜しくお願いいたします。

KABU拝
編集済

機械計算課長殿 2 投稿者:佐為  投稿日: 8月24日(日)17時59分43秒

機械計算課長殿 
わざわざご説明ありがとうございました。
私も同じ年代です。
今後ともよろしくお願いします。

生まれは昭和22年です 投稿者:機械計算課長  投稿日: 8月24日(日)10時31分14秒

佐為さん>
職権と地位を分けようと言う考え方なんでしょう。
私の会社は小さな300名程度の製造業でそんなことをする必要はないようですね。

ただ課制度そのものは5年前に崩壊して、親会社にあわせて作っていた大規模な組織名は30%まで削減されています。私はもともとは1200名程度の製造業の企画課長代理であったのですが、親会社から出向でこの会社に来たときに、親会社でも課長代理であったので、総務のバカが名刺に機械計算課長とつけて持ってきたのが由来です。給与上の地位は部長になっていますが、皆さんには、鈴木さんとか山田さんとか名前にさんを付けて呼んで貰っています。実体はプロジェクト型でシステムに関するすべては私が統括しており、各事業所の事務処理運用責任は事業所の責任者と共同責任を取っています。そして必要がある都度人を集めてワッショワッショイをやるわけです。


機械計算課長殿 投稿者:佐為  投稿日: 8月24日(日)09時41分56秒

機械計算課長殿
はじめまして、佐為じじいであります。
いえ、なんということはないのですが・・・あなたのHNを拝見して私と同年代なのかなあ〜なんて思ってしまったのです。
機械計算!まして機械計算課ですって!想像するに70年代でしょうね、そんな風に呼んだのは、
いまどきはどこの会社でも情報処理課あるいは情報システム課とかさらに格上げして経営情報システムなんて呼んでいます。まさか貴社では今でも機械計算課ですか?
それにどこの会社も昔風の部課という呼び方も減りましたね、
グループとかチームとかさまざまです。ところがグループリーダーといってもある会社では課長級だが別の会社では部長級と異なり初対面では困惑しております。
また最近週刊誌でも特集していましたが課長部長という物自体が極端に減っています。職階ではなく資格で呼ぶことも多いのですが、これまたやっかいです。参事といっても部長級の場合と係長より上で課長より下という場合もあり、主席といっても係長級の会社や部長級の会社があるなど大変困っております。
ながながとくだらないことを書きましてあいすみません。
他社をご訪問することが多く、機械計算課長さんのHNを拝見し心に浮かんだことをだらだらと書いてしまいました。
今後とも日本発展のためにがんばりましょう!(60年代の春闘のノリですね)

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/index.htm


「ちわっ、魚屋です♪」のマルチレス 投稿者:KABU@九州  投稿日: 8月23日(土)16時21分04秒

>課長老師

老師の投稿「ご主人は教育、奥さんは財務」(投稿日: 8月21日(木)22時44分)には共感しました。佐為大人も仰るように、現在50歳以上の日本人ビジネスマンやエンジニアが頑張ったから日本は世界有数の債権国になった。GDPも拡大した。これらの裏づけがあって初めて、その他の日本人も世界で大きな顔ができるようになった。正に、日露・日独戦役(第1次世界大戦)後の日本なみに大きな顔をできるようになった。その現状に胡座をかいて、日本を批判する文化人や若者なんぞちゃんちゃらおかしいよな。まあ、批判することは勝手だし、批判することは健全だと思うけれど、誰のお陰で成田から飛び立った先で大きな顔をできるのかということは自覚した上で、日本を批判するなら批判して欲しいものです。少なくとも、平和憲法のお陰でとか、戦後の民主化のお陰で、日本は豊かになった(世界で大きな顔をできるようになった)のではないことだけは踏まえて欲しい。韓国では、民主化よりも私がビスマルク、ケ小平、マーガレット・サッチャー、りー・クァンユ−とともに尊敬する朴大統領の国家再建の功績が現在、高く評価されているとのこと。日本も少なくともそれくらいの見識を国民が共有してしかるべきではないかと思います。


>しばたけんそさま

下記の力作、「『心のノート』に関して」(投稿日: 8月22日(金)01時55分)から「『心のノート』に関して 3」(投稿日: 8月23日(土)09時51分)読ませていただきました。斬新なご指摘です(まあ、君殿は、ごく普通の人間がごく普通にに考えたらこう思うんじゃないですか、と言われそうですが)。まず、世間(=子供達に、人の道(人倫)を教えるメディアである精神環境)を中央官庁の打ち出す政策で創出しようというのは(それができると考えているわけで、)、現状の末端の行政のありよう等を鑑みれば、天使のカラオケ大会(世迷言♪)に過ぎないというのは耳が痛いですね。流石、行政の第一線で頑張っている方ならではのご指摘だと感服しました。そのクロスカウンターに続き、タバコの吸殻拾いの話は、「なら世間を作ればいいじゃないか」の言葉とともに渋いが強烈な右フック。

論じている内容の実現可能性と実現可能性を上げるための政策実現工程の場合分け、更に、その場合場合の工程ごとに盛り込む内容の仕分けを私なりに再度考えてみたいと思いました。理屈は政策の実行に至る過程ごとに主旋律は不変ながらも、守備範囲によって抽象度は変えないといけないのでしょうからね。これ、あたらしい歴史教科書の採択運動についても参考になるご指摘だと思います。ご教示感謝いたします。


>まる暴担当役員さま

下記「びよびよびよ〜〜ん」(投稿日: 8月22日(金)23時45分)にレスさせていただきます。私が@働かない若者と、Aキレる/引きこもる若者を同一視しているのではないか? 少なくとも、Aは@の(真)部分集合と考えていないか? というのがご質問なのですね。はい。原則、そう考えています(キッパリ)。例外は次の二つの場合、即ち、1)独りでできる仕事なり、2)少々<切れる傾向>があろうと、仕事でも切れる(ピカリと光る)人でないと役に立たない業界(手塚治虫とか湯川英樹とかは両方の意味で、凄まじく、切れたらしい。)で活躍する場合。要は、私は、若者の心理分析には興味もなしそれをする能力もありませんから、社会的に了解・解釈された若者の心理(これを「心性」と言うべきでしょうか)を専ら検討していますからね。

よって、マルボーロさんのコメント、「キレる若者、引きこもる若者すべてが、自分の役割を履行しない・したくないという願望を実現化するために、自分を正当化するために、コミュニケーションの拒否をその手段としていることと受け取れちゃうんですよね」については、「若者すべて」について述べているものでも、心理学の何がしかの理解を前提にしているものでもありません。

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


Re;『心のノート』に関して 3 投稿者:しばたけんそ  投稿日: 8月23日(土)09時51分27秒

>KABUさまへ

続きです。

KABUさま:●どのような流派の技術を教えるのかの根拠
・・・ならば、その成果をあげる必要条件として何故に「すべての学校・家庭・地域の価値観が、この本の執筆者のそれと合致していること」が要求されるのだろうか。そして、それほど特殊な技術でないとすれば、先ず、何がしかの『心のノート』を導入することにこそ政策の妥当性があり、その内容自体は漸次改良していけばいいのではないかと言うこと。これは、歴史教科書が新しい考古学や文献やデーターの発見に従い漸次書きかえられていくこととパラレルなのではないでしょうか。

→先にも書かせていただきましたように、教育を受ける側が『心のノート』に対応する器も持たず、一つの用語に対して同一の意味付けもない(同じ単語を同じ音声で発していても立場により意味合いが違う&同じ単語を使うこと自体を拒む立場もある)まま国が何かをして効果を得ると思うのは、国を憂える立場にあったとしても(否、あるからこそ)実効性の担保がない状態であったとしても『誠実で理想的なものの考え方をする傾向の方』が保持しているもろさと言えませんでしょうか。
 既に2代に渡り、KABUさまのおっしゃるような世間がない環境で育ち、今までのご自身が戦後民主主義教育の成れの果てという自覚もなしに、ご自身(こそ!?)が普通・常識的・一般的だという認識しかない方に対して「国家事業だから」の理由で何かをしたからといってどうにかなる状態ではないとお伝えしたのですが、いかがですか。

KABUさま:私は東京大学の高橋哲哉さんや、千葉大学の三宅晶子さんが言うように、子供たちの内面に個人よりも(個人と並んで)大切な世間や国家や社会の存在を形成するがごときは憲法違反だとかは全く思いません。彼らは憲法学の素人であるにしてもあまりにも我田引水的な憲法論に沿った主張であるとしか私には思えないのです。

→千葉大学の三宅晶子さんに関してはKABUさまのご説に同意いたします。
 三宅晶子さんは、“東大卒”と“人権擁護!?”と“いかにも誠実そうな語り口”と“自身のか細い姿かたち!?”を“無自覚に利用!?”して、この国に「無責任」なる害毒を撒き散らしている方だと私は判断しています。
 私は東京大学の高橋哲哉さんにはお会いしたことがないので何も言い様がありません。
 しかし恐ろしいことに三宅晶子さんの論調を信奉してやまない方、三宅晶子さんを知らなくても全く同じ論調でものを言う方、そもそも国が何かをしようとすること自体に懐疑的・批判的・反応すらしない方がいること、その他のご意見を(千葉県内の幾つかの)街中で・地域でいろんな方とのお話を通じて知るに至り『心のノート』の可能性を危ぶんだのです。
『あくまで事実状態が優先する』が、私にとっての一番有効なルールになっています。
「それなら私は個人で世間をもう一度取り戻そう」と思い行動している変わり者です。
 今、千葉県に世間がないのであれば、また作ればよいではないか。形骸化しているのであれば、中身を入れていけば良いではないか。残っているのであれば、大きく育てていけば良いではないのかと。(私の父は昭和2年生まれ長男、母は昭和7年生まれ長女です)

長々と申し訳ございませんでした。私の物言いがこのサイトの論調とかなりズレていると思いましたので、管理者の責任において削除いただいても私は異議を申せません。
ありがとうございました。

Re;『心のノート』に関して 2  投稿者:しばたけんそ  投稿日: 8月23日(土)09時45分48秒

>KABUさまへ

船橋市のしばたけんそです。
昨日の続きについて恥を承知で書かせていただきます。

KABUさま:ならば、国語よりも重要な心の整理の技術の提供が文教政策の課題になることは当然ではないか。

→その文面だけ取り上げれば、私はKABUさまとなんら意見の相違はありません。
ただ、“文教政策の課題になること”と“その文教政策の実施が当初の目的を果たすこと”は別のお話だと考え、こうしてKABUさまにお伝えするものでございます。
 KABUさまの視点は、国家として責任を持って教育する立場においでではなかろうか。
でも、私のような地べたに生きている、その教育を受ける立場にある方々との生活を共にするものにしてみれば、それ(その文教政策の課題の実施)が現実の効果をもたらすと考えること自体に、認識の甘さ(論理的に妥当であるがゆえに事実状態との乖離を否めない)を痛感してしまいます。
 私の認識では、少なくも富山県高岡市と千葉県船橋市の現実は、
「事実状態が優先する」→現時点では、無秩序・野放図が支配していると考えざるを得ません。
この国の何割の方々の行動規範となっている、「こと、自身に関しては『すべてが権利感覚』『なんでも自由』『言ったもん勝ち』『やったもん勝ち』『自分(身内)さえ良ければイイ』『周りの迷惑省みず』としか思えない社会のル−ル」に太刀打ちできる見通しがあってのお話なのかな?って思います。
 それ以外にも幾つかの立場からのご意見をうかがって、これを類型化すれば良いのか・単に多様だと認識すれば良いのかも分からずに私は生きておるのですが、少なくともその方々が日常をそういう気持ちで生きていることに対して『心のノート』が対応しているとは思えませんでしたし、歴史教科書に関してはどんな発見があったとしてもそれをどの出版社が誰を執筆者として提供するかによって全く反応が異なることを知りましたし、結果的には国策として心の整理の技術を提供しても国税の無駄使いに終わる&国や地方の官僚組織を維持し、その事業で特定の業者に国税が流れただけという判断をいたします。









びよびよびよ〜〜ん 投稿者:まる暴担当役員  投稿日: 8月22日(金)23時45分06秒

KABUさん!今晩は。まる暴です。
即レスをして頂いたにもかかわらず、レスが遅れちゃいましてすいません。_(__)_ ゴメリンコ

私が今回KABUさんに質問させて頂きました理由は『何故、日本人は働らかなくなったのか』というタイトルのコラムにおいて、KABUさんが『キレる/引きこもる』行為を表現されていることに対する違和感からです。
働かないことの原因を考えることにおいて、何故『キレる若者』『引きこもる若者』について言及されているのか、ということが判らなかったのです。
何も、キレる原因や引きこもる原因を大まじめにお聞きしているのではなく、KABUさんなりのお考えをお聞きしたかったのです。

キレる若者、引きこもる若者すべてが、自分の役割を履行しない・したくないという願望を実現化するために、自分を正当化するために、コミュニケーションの拒否をその手段としていることと受け取れちゃうんですよね。KABUさんのコラムでは。

といっても、私の読解力に問題があるのかもしれないと思い、そこん所についてKABUさんのご意見を賜りたかったという次第です。

鬱や引きこもりについて、色々と勉強しているつもりなのですが、全く解からんってのが現状です。
身体障害を起因とすると思われる鬱や引きこもりは、更に解からん。(j o j) ウルルル


>哲さん
ご紹介頂いたテレビ番組は、残念ながら観れませんでした。
哲さんの書き込みを確認できた時点で時間が過ぎていました。
せっかくのご紹介を無駄にしてしまいました。(T^T) グスグス

http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/6189/


再び長崎事件 投稿者:解法者  投稿日: 8月22日(金)21時59分14秒

何が何でも謝罪だよ。いまさら事実関係を確かめたり、自分の子供の
精神状態を聞いても仕方が無いと思いますがね。わからないから子供が
犯罪を犯したのですよ。
付添人は何をアドバイスしているのかな? 被害者のことを慮ることが
この少年の将来にもなると考えるのが普通だが。
この事件、何かおかしい。これが世相かも知れない。絶望的な社会に
進んで行く気がする。

それより先にすることがあるだろう! 投稿者:KABU@九州  投稿日: 8月22日(金)14時15分34秒

>中1少年の両親が面会 誘拐殺人「確かめたい」と
>長崎市の種元駿ちゃん誘拐殺人事件で、家裁送致された中1少年
>(12)=鑑定留置中=の両親が、事実関係を確認するために少年
>鑑別所に出向いて面会していたことが22日、分かった。「自分で
>(事件の)事実を確かめたい」と、少年の母親が望んだためとい
>う。付添人が長崎市内で記者会見し、明らかにした。(共同通信)

おいおいおい、それより先にすることがあるんじゃないか?

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


Re;『心のノート』に関して 投稿者:しばたけんそ  投稿日: 8月22日(金)01時55分09秒

>KABUさまへ

船橋市のしばたけんそです。

このサイトの潤滑な流れを阻むかもしれないとは思いましたが、ご質問いただいているのだからたとい遅れたとしてもご返事するのがせめてもの礼儀であろうと判断して書かせていただきました。

『心のノート』は社会的基本権の要請である(上)

「自分は何ものであるか。自分は社会の中でどのように行動すべきか。その行動の指針と規準をいかに確立するか」という言わば<心の整理の技術>を国家が子供達に教えることは否定されるべきか。
→いいえ、KABUさまのご説の通りで国家がすべきことと私は考えています。

またこの国家の行為が否定されないとした場合に、どのような流派の技術を教えるかを決定するについてどの程度の根拠が必要か。
→KABUさまのご説の通りで妥当だと私は考えています。

尚、河合隼雄氏ひいてはユング心理学を「カルト」としばたさんは断じておられるけれど私のユング評価は低くはなく、
→ここからKABUさまと私の立場と意見が分かれます。
 (敢えて私を含めた・私を含めたくはないのですが)「戦後民主主義教育の成れの果て」の方々は、どの用語についてもKABUさまとは違う認識をしているのです。
 ユングについては、ただただ「怖い・危険・拒否反応」という扱いが見受けられました。
 ユングという名前自体知らない方も何名かおいでになりました。
 でも、そんな方々は自身を疑うとか知らないことを恥じるとかの基準はありません。
 あくまで「自分中心・自分は間違っていない」のスタンスで今日も生きています。
 背筋が凍る思いでしたが、私にとっては事実でした。直接うかがいましたので。

『心のノート』は社会的基本権の要請である(下)

●明示された公教育のプログラムに対して言わば隠れた教育プログラムとしての家庭・地域・世間の機能が大東亜戦争後の戦後民主主義によって解体したのではないか〜日本人はこの日本社会のインタンジルアセット(目に見えない資産)を相続できていないのではないか。
→はい、KABUさまのご説の通りだと私は考えています。
 ただ、私の経験で申しますと、相続が適わなかったと思われる現在10代後半から20代前半の日本人(※あくまで千葉県船橋市の事例です)の中には、たとえ相続はしていなかったとしても彼らが今まで培ってきた(?)価値規範に照らして「良い」と判断したことは実行する・最悪でも「悪い」と判断したことは実行しない方もいらっしゃいます。

(※千葉県船橋市の事例)
私は、船橋市のららぽーとの近くに住んでいます。
自宅付近のコンビニ(2軒)は、深夜(AM1:00過ぎ)まで若者がたむろしています。
私は、自宅から近くのコンビニに行くまでの歩道上に落ちているゴミ・タバコの吸殻を拾ってコンビニのゴミ箱・吸殻入れに捨てています。歩道上に捨てる人の気持ちはわかりませんが、私にとっては生活の拠点(私のまち)ですから、ゴミが落ちているのはイヤです。できることと言ったら、拾って捨てることくらいです。
時々は、今私の目の前でゴミ・吸殻を歩道に捨てる人に勇気を出して注意もします。
でも、逆ギレされて痛い目には遭いたくないので怖そうな人には何も言えません。

ただ、コンビニの店員さんもお客さんも、この「ゴミ拾いのおっさん」の行動になんらかの影響を及ぼしているのでしょうか。店員さんは店頭を(その能力の範囲内で)掃除したり、お客さんはさすがに今吸っているタバコをそのまま捨てるわけにもいかず、備え付けの灰皿に入れています。データとしては微細ですが、確かに現在10代後半から20代前半の日本人が取っている行動です。

同様に、終業時に職場のビル(正面玄関)から通勤用の自転車が置いてある駐輪場(距離にしてせいぜい50メーター)まで、私は落ちているゴミ・吸殻を全部拾って駐輪場前のバス停のゴミ箱に捨てています。終業時ですからある程度の人の流れはありますが、他の方の迷惑にならないように拾って捨てています。
私の職場に対するお客さんの気持ち(好意とは決して言えないものでしょう)を考えながら今年の5月から続けています。

このゴミ拾いを始める前に比べると、今は以前ほど(100メートルの行程で吸殻だけで両手一杯)ゴミが落ちている訳でもないくらいまでになりました。ごくごく狭いエリアのお話ですが。しかし事実です。

KABUさまはじめ、このサイトをご覧になっておいでの方には私のような者の行動は取り辛いのかとは思いましたが、行動で示すことは大切だと思いやっております。

申し訳ございません。横道にそれてしまい、時間も遅くなりましたので“ならば、国語よりも重要な心の整理の技術”以降は明日お答えさせていただいて宜しいのでしょうか。
宜しければ明日に書かせて下さい。お願いします。
ありがとうございました。





ご主人は教育、奥さんは財務 投稿者:機械計算課長  投稿日: 8月21日(木)22時44分52秒

割り込み失礼

私も企業で仕事をしている立場から見ると、オイオイそれほどGNPで世界第二位になったのがいけないのか、えらそうに日本人が海外旅行ができるのもモーレツ社員おかげとちがうかといいたくなります。特に思想家と称する人間が商人を侮蔑したような(銭勘定しか関心がないという類の)話を読むと、じゃあなたがたは世界で有数の文学でもいいし、社会科学でもいいから、世界的に認められた、海外からの思想の借り着でないものを作ったのかいと心の底から言いたくなります。

まあそれはおいておいて、もしも我々の世代が反省することがあるなら、一家の経営者として人材育成をやっていなかったのじゃないかと確かに思います。経営の類推で考えてみたらわかりやすいでしょう。

社長は外向きの営業活動を行います。あわせて部下の人事権と教育権を握っています。女房は財務会計を一手に握って、社長が悪いことができないように監査法人的な役割も発揮します。やはり教育は男の責任なんでしょうね。

問題は、売り家と「唐様」で書くこともできないだろうこと 投稿者:KABU@九州  投稿日: 8月21日(木)11時29分53秒

>佐為大人 哲同志
「売り家と唐様で書く三代目」は江戸中期の川柳の秀句でしたね。私は、この状況は、寛永期を過ぎ元禄を迎える江戸という時空だけでなく、洋の東西を問わず生起する現象だと思います。その点では、哲同志の感覚と認識に近い。実際、秀頼(彼は本当は優秀な武家政治家になるポテンシャルを持っていたという説もありますが、)にせよ中国の諸王朝の三代目以降にせよ、ローマ皇帝を出す家系の御曹司達にせよ同じようなもんやなと思います。けれども、バット、ばってんがら、アーバ、現下の我等が3代目君達は、唐様を学んでもおらず、到底「唐様で売り家」とは書けないのではないか。これが、世界の3代目君と現下の我が国の3代目君の間の決定的な差異ではないだろうか。要は、人格の基盤となる教養不足と基礎学力の不足。度胸とか才覚とか、野心とかコミュニケーション能力とか贅沢はいわんが、彼等3代目には、何か人間としての基本ソフトがインストールされていないように感じられるのです。と、今日は介護の合間なので短レスで失礼いたします。

KABU拝

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


>売り家と唐様で書く三代目 投稿者:佐為  投稿日: 8月20日(水)21時11分51秒

哲様
ジジイであります。
おっしゃるとおり現状をもたらしたのは総体としての我々団塊の世代でしょう。
高度成長させたのだから俺たちの任務は果たした、現状についての責任はないなどという気はありません。
問題と認識し、現状を変えようと犬の遠吠え、蟷螂の斧でありますがいろいろとしておるわけです。私は預言者に任じられたと信じております。(予言者ではありません)

そういったことでご了解いただけたでしょうか(^^)

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/index.htm


あ〜あ(^^; 投稿者:Abraham Matalow  投稿日: 8月20日(水)16時15分09秒

It's "appreciate!"

Appresiate ! Prof. Kabu 投稿者:Abraham Matalow  投稿日: 8月20日(水)16時14分04秒

>9月6日も楽しみ♪

また泡盛でいいですか(笑)

売り家と唐様で書く三代目 投稿者:  投稿日: 8月20日(水)00時12分01秒

半世紀もしたら、、、とんでもない世界が出現しているかもしれませんね、
ただ、半世紀ならアメリカや中国でも同じでは無いかと思います。

> 天地神明に誓い、私たちは一生懸命働いてきたことは間違いない。

これは正真正銘本当だと思います。
ただ、一生懸命に働かれたからこそ、、今があるとも言えます。

失礼な言い方になるかもしれませんが、お孫さんに『社会未適応者』が出現しない
と言う保証は無いと私は思えるのです。ましてひい孫なら出現する可能性はより高
のでは無いかと、、、他人事では無いと思います。

この現状は個人だけが作り出したものでは無いと私は思います。
個人を含めた日本社会が生み出した面が確実にあると私は思います。
誰も対岸の火事として現状を見る事は出来ないと思えてなりません。
私が世話をする4〜50%の生徒が『社会未適応者』になるかもしれない、、
なんて予感さえするのです。
多くの親が子供が『Out of Control』な状態だと実感している、そう私は思います。
「3年B組金八先生」ですら、戸惑っているのでは無いかと、、、思うのです。
今の私は、右往左往しているオッサンの一人です。

横レスごめんなすって 投稿者:佐為  投稿日: 8月19日(火)20時32分59秒

KABU先生の論
>「働かざるもの喰うべからず」ではなく、働かなくとも喰っていける日本人が何割か存
>在するから

まさしく至言です!
というか当たり前のことですね(^^)
私が子供の頃はみんなビンボーで、働かなくては食べることができなかったのです。
私達餓鬼どものあいだで金持ちとはきゅうり泥棒をする時に味噌を持ってくる奴で、貧乏とは塩を持ってくる奴でした。畑から盗んだきゅうりがご馳走だった頃の話です。
高校にいけるのは中学のクラスの半分もおらず、ほとんどは東京へ就職しました。(集団就職列車はもうなくなっていましたが)
あのころ「引きこもり」というものは決して理解できなかったでしょう。だって食べることができませんからそんな輩がいれば餓死してます。みんなの笑いものになったでしょう。
今でも私はそういった社会未適応者を笑います。
まあ日本が豊かになり引きこもりもパラサイトも許容できるような社会になったのでしょう。
謙遜なしに言いますが、私たち段階の世代がこの豊かさを築いてきたのです。

さあ!現在の若者よ、中高年をバカにするならきみたちはどんな社会を作るのだね?
君たちに任せて半世紀したら日本は世界の乞食になってたりしてね(^^)
それもよかろう。
そんときゃわしは死んでいる。

天地神明に誓い、私たちは一生懸命働いてきたことは間違いない。

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/index.htm


感謝&感想 投稿者:KABU@九州  投稿日: 8月19日(火)20時22分52秒

>Abraham Matalow 先生

Abraham Matalowさん、ご教示有り難うございました。流石、餅屋さんですね。
日本人の若者(♂/♀)が働かない心理学的な理由(の一つ、)は、仕事に母親/父親を取られたという感覚なのですか。なるほど、そして限られた母親との接触の時間で自分を<いい子>として母親/父親にアピールしたいから、母親/父親が信奉する戦後民主主義的な言説への帰依を装うのでしょうか。そうして、その偽装の帰依が何時の間にか第2の本性として(ミイラ取りがミイラになり、)、本人たる息子/娘を支配するに至る、と。ふみゅー。恐らく、単体の理屈や解釈のストーリーだけでは、総ての「働かない日本人」の現象を心理学的に説明することは難しいのでしょうね。でも、こういう地道な作業の積み重ねの先にしか結論はないのだろうな、ということは感じることができました。有り難うございました。

P/S
『週間ポスト』購入させていただきます♪ 楽しみ! 
で、9月6日も楽しみ♪
編集済

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


お知らせ・・・(^^; 投稿者:Abraham Matalow  投稿日: 8月19日(火)17時56分21秒

8月22日(金)発売のの週刊ポストに小泉語録の精神分析が掲載される予定です(^^;

市中引き回しの上の獄門の法制化を急げ 投稿者:KABU@九州  投稿日: 8月19日(火)16時54分05秒

長崎の中学生による幼児殺人事件(これは犯罪ではないのだから、「殺人事件」は「さつじんじけん」ではなく「ひとあやめられしくだんのできごと」と読むべきである。何せ、我が国では、被害者の人権は羽毛よりも軽く、未成年加害者やその両親の人権は地球よりも重いのだから。)の加害者両親について下記のような報道がなされた。以下、毎日新聞のサイトより引用開始。

●<長崎幼児殺害>少年両親から謝罪手紙 遺族、受け取り拒否
長崎市の幼児誘拐殺人事件で、被害者の種元駿ちゃん(当時4歳)の遺族代理人の梶村龍太弁護士が19日、市内で会見した。加害者の少年(12)の両親からの謝罪の手紙を少年の付添人の戸田久嗣弁護士から18日に受け取ったが、遺族が「補導直後なら素直に受け取れたかもしれないが、今更受け取れない」などと話し、受け取りを拒否したという。

梶村弁護士によると遺族は謝罪の手紙について「補導後1カ月以上たっているのに手紙1通すらなかった。加害者側の気持ちも分からないではないが、気持ちの収まりがつかない」と話した。さらに「遺族だけでなく社会全体にも不安を与えたので、公に両親が謝罪の意思を表明し、けじめをつけてほしい」と現在の心情も漏らしたという。

梶村弁護士からこれを伝えられた戸田弁護士は「謝罪は続けるしかない」と答えたという。謝罪の手紙は現在、梶村弁護士が開封せずに保管している。

また、遺族は長崎家裁が公開した事件の法律記録を受け取っており、駿ちゃんの父毅さん(30)が現在、読んだ感想をまとめているが、遺族によると、泣きながらつづっているという。(毎日新聞)[8月19日14時8分更新](以上、引用終了)


おいおいおい、鴻池大臣、森山法務大臣、否、総ての現職国会議院議員よ。こんな、加害者側が被害者を踏みつけ、馬鹿にして、その付添人弁護士が平然と「謝罪は続けるしかない」と応えて済まされるような事態を見て何も感じないのか。これは法秩序に対する権威と信頼の危機ではないのか。ひいては、国家と日本への国民の信頼とアイデンティティー喪失の瀬戸際ではないのか。そう私は考える。そのような危機感を私は抱く。ついては、一刻も早く、「刑事未成年者による凶悪補導事件に関してその加害者の保護者両親を市中引き回しの上(社会的な)獄門に処すための法律」と「同施行規則」を速やかに立法したらどうだ。鴻池大臣よ。抜いた刀は最後まで振り下ろしたらどうだ。森山法務大臣よ、「戦後の女性官僚(⇒政治家)として実はダントツの力量を持つ」と言われる玄人筋の評価が事実であることをここで示す秋ではないか。中島みゆきさんと並ぶくらい貴殿のファンの私は心底そう願っている。

而して、この毎日新聞のサイトニュースを読んでこう書かざるを得ない気持ちになったのはけして私だけではないと思う。そして、この投稿自体は<感情の高ぶりの成せる技>であるにせよ、法は、就中、自然犯を処罰する刑事法はこのような法と正義の実現に飢えた(聖書に書かれているように、砂漠で数週間道に迷ったような人が水を求めるように、犯罪に対する厳格適正な刑の適応にインカーネートした正義に飢えている)普通の国民の自然な感情をも満たすのでなければならないのではないか。もし刑罰が正義に飢えた国民の渇きを癒すものでなければ、刑法も刑罰もその一般予防機能も、あるいは、真の意味での(そのような法と正義を熱烈に希求する人々が生活する社会に適応できるように更正教育としての刑罰を科すという意味での、)特別予防の機能も満たせないのではないか。私はそう考える。

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働かない人・・・ 投稿者:Abraham Matalow  投稿日: 8月19日(火)14時19分26秒

あまり高品質の餅は作れないかもしれませんが・・・(笑)

エディプス・コンプレックスは、母を父に取られることからくる嫉妬と考えられます。同様に、
母を仕事にとられっぱなしでいると、仕事に嫉妬し、仕事が嫌になり、享楽的になる・・・
英語ではヒッピー・コンプレックス、日本語ではテーゲー・コンプレックスと仮称しております(^^;

日本文化の心理学と家族療法より・・・(^^;

凄まじきもの、汝の名は「優しさ」なりですかね 投稿者:KABU@九州  投稿日: 8月19日(火)11時03分08秒

>哲同志

下記の「引きこもりの青年は優しいですよ」、勉強になります。また、長崎の投稿中学生の家庭での<赤飯予想>も、目に浮ぶようです。私は、自分の可処分所得なり可処分的な権利と自由の範囲内で、朝日新聞的な人々が何をされようがかまわないと考えます。正に、蟻とキリギリスの話。お互いに自己責任で干渉しないで行きましょうや、とね。問題は、彼等が日本の社会規範を空洞化させ社会秩序を維持するコストを上昇させ、他方、日本と日本人のアイデンティティーを溶解させていること。そして、日本の国際競争力を逓減させ、あろうことか、日本の安全保障を危うくしていることにあると思います。これらは彼等の可処分内の事項では談じてないし、これらが彼等の可処分の範囲を超えているという認識は、近代憲法をもつ世界の総ての国では(日本を除けば、)常識ではないでしょうか。

畢竟、大東亜戦争後の戦後民主主義者は、ここを曖昧にし、憲法や社会哲学/国家論の素人に対しては、肥大化した自由と権利との朝日新聞的な可処分のあり方が「最早、これが世界の先進国の常識です。これ知らないんですか。ほっほっほっ。まあ、だから保守主義者は頭が硬いというか悪いと言われるんですよ。ふっふっふっ」とばかりに素人を蔑みながら含み笑いで威圧する。ところが、同じ論点に関しても憲法や国家論の玄人には、<人民の正義>なり<市民の健全な感性>、はたまた、<大衆が支持する常識に裏打ちされた通説>なる、曖昧模糊とした対抗手段を持ち出し論争の時間切れ引き分けを狙う。「姑息なり、戦後民主主義」ではないでしょうか。

蓋し、「優しさ」なるものは、金銭にせよ権力にせよ時間にせよ異性にせよ、有限な資源の配分・再配分をしながら生きていくしかないという、失楽園以降の総ての人間の原罪とそのような原罪を抱える人間の作る社会のリアルな姿から目を背けるものに過ぎない。再度言いたい。私は、戦後民主主義を信奉し朝日新聞の情緒的かつ恣意的な記事に共感する彼等が(哲同志の言われる、ある種の「優しい」母親とこれまた「優しい」その長男達が、)自分等の可処分所得と時間、可処分な自由と権利の範囲内でキリギリスを演じられるのについては何も言わない。けれど、彼等が他者の持分や公共の文化と秩序のインフラたる国家意識なりを掠め取り毀損するのであれば断固反撃を加えなければならないと考えます。彼等は泥棒である。否、強盗でさえある。凄まじきもの、汝の名は「優しさ」なりであり、これら凄まじくも優しい凶悪犯から我々は我々の社会を護る権利と義務がある。次の世代の日本人のために。ならば、優しい凶悪犯との闘争は、21世紀の日本の教育現場で働くものにとって潜在的かもしれないがメインのタスクかもしれない。哲同志の投稿を読んでそう思いました。共に闘わん♪
編集済

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引きこもりの青年は優しいですよ 投稿者:  投稿日: 8月19日(火)09時27分14秒

『優しい』これは日本における最大級の美徳になったと思います。
引きこもりの青年達に出会うたび、この美徳を体現したのだなあと思ってしまいます。

朝日と民主的良心的母親は、頑固親父をほぼ撲滅させました。今の日本はこの二者が作り
出したと私は思います。肉体的な生命が最も重要で、精神の命はアクセサリーなのです。
ヨットスクールの戸塚さんなど、最も憎むべき存在です。戸塚さんを牢獄においやった
良心的で優しい日本人、彼らはいずれ自分の後始末をしなければならないと思います。

長崎の原爆に関しての投稿をした中学生、母親が後ろに控えていると予想します。
かの人は母親のダミーだと思います。新聞に子供の意見が掲載されたその晩、
かの家ではお祝いをしているだろうなあと、私は経験から予測。
朝日様に認められたことは、最大の名誉なのです。朝日様のご威光は水戸黄門の
ご印籠の様に日本に満ちあふれています。

最後に、まる暴さん今日の午後二時から、NHK教育で閉じこもりの解説NO1を
精神科医がしています。今日の夜にもNO2があります。参考になると思います。

すみませんが、「餅は餅屋へ、魚は魚屋へ」お願いします 投稿者:KABU@九州  投稿日: 8月19日(火)07時58分55秒

>まる暴担当役員さま

下記、「質問っす!」にはお応えできません。この質問は、びよびよーんです。つまり、餅は餅屋へどうぞ。働かない日本人の発生の原因をお知りになりたいのなら、社会心理学や発達心理学の専門家のサイトの門を叩いてくだしゃんせ、です。←どことなくスイカ姫風

と、前置きをした上で、私なりにコメントさせていただきます。蓋し、「何故、日本人は働かなくなったのか」の理由は割と簡単だと思うのです。要は、
@「働かざるもの喰うべからず」ではなく、働かなくとも喰っていける日本人が何割か存在するから(うんにゃ、働かなくとも毎年、海外旅行に行ける程度の日本人は珍しくないから)、
A下手に外で働いて面倒を起こしてくれるより、「自分らの目の黒いうちは自分らの周りでブラブラしていてもらった方が寧ろ気が楽だ」と本音で感じている日本人の親がこれまた大量に存在しているからであると(例の新潟の少女監禁事件も、加害者の老母の資金がいよいよ乏しくなり、日々の生活さえにっちもさっちもいかなくなってきたからこそ、彼女=加害者の老母は本気で保険所に相談した。これがあの犯人を死刑にし、その同居の実母を市中引き回しの上獄門にすべき事件発覚の構図だったのではなかったか)。

そして、これら社会経済的な背景とあいまって、
Bあかの他人と何がしかの目的を実現するために(快を増進し不快を減じるために、かつ、合法的および合実定道徳的に、)、人間関係を構築し維持改革していくことがヒューマンリレーションの技術的と経験的にできず、あるいは、
C変転極まりない社会や歴史や自己の運命を正面から引き受け、自己が強く善く生きていくための世界観を獲得改革することができない若い日本人が大量に発生していることが、日本人が働かなくなった現象の理由ではないかと私は考えています。で、日本人の親や子供が何故に上記のような行動パターンや思考パターンを取るようになったのか? だ・か・ら、マルボーロの先生。それは、社会心理学者か発達心理学者の所にいっていただいた方がよいかと思いまする。←なんとなくスイカ姫風

と、予防線を再度張った上でKABUの見通しをば書いておきましょう。何故、日本人が人間関係の構築も世界観の獲得も不得意になったのか。
それは、(A)大東亜戦争後の戦後民主主義が公認の世界観として、「平等な個人どうしの話し合いによる人間関係の構築」という世界のどの国のどの時代にも実現したことのないコミュニケーションのスタイルを唯一の人間関係構築の方法として公認したこと、かつ、「平等・平和・自由な社会が正しい世界であり、能力差の存在と顕現・戦争・抑圧やストレスの存在する社会は異常で例外的な邪な世界である」(これ書いていて、笑いが止まらず、呼吸困難になるくらいだ♪)というこれまた、空虚で荒唐無稽な世界観を無責任にも撒き散らかしたからである、と。
そして、(B)このような戦後的な価値の荒唐無稽さをある種のタテマエの奇麗事として相対化できていた戦前に真っ当な教育を受けた日本人の世代が社会の第1線か、あるいは、この世からバブル期の1980年代後半を境に撤退したことが、働かない日本人/子供が働かないのを容認する(あるいは推奨する親の世代の)日本人という現象の基底に存在するのではないだろうか。このようにKABUは考えておりまする、皆様はいかがお考えでありましょうや? ←実はスイカ姫風のつもり

畢竟、私は『三丁目の夕日』や『おしん』に感動し、片や、例えば、『美味しんぼ』に体現されている、表層はエレガントで理性的であるかもしれないが、その深層は貧困とイデオロギーの暴力的な対立という世界の圧倒的マジョリティーを覆っている現実との絶望的な乖離には全く無頓着な軽薄で空虚な戦後民主主義の世界観には烈しい怒りをさえ感じます。而して、働かない日本人/働かせない日本人に、私は『美味しんぼ』と同じような思想の薄っぺらさと主張の薄汚さを感じざるを得ないのです。

マルボーロの弁護士先生様。浅学非才の悲しさかな、私には10年一日の如く、上記のようにしか自説の敷衍できません。これで勘弁してくだしゃんせ♪ ←くどいけどスイカ姫風
編集済

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質問っす! 投稿者:まる暴担当役員  投稿日: 8月19日(火)02時16分12秒

こんばんは、KABUさん!まる暴です。
メルマガを読んで、KABUさんのコラムを確認させて頂きました。

『何故、日本人は働らかなくなったのか』というコラムの内容についての質問です。
> 「労働者として、社会人としての役割と責任を自分が引き
> 受けるべきタスクや責務とは了解していない者が、その役割の履行を迫る会社(上司・同僚をその
> 中心に含め、)に対して<自分>の偽りの正当性を護ろうとするために、自分からコミュニケーション
> を遮断することがキレる/引きこもる行為である」

このご表現について、もう少しご説明頂けないでしょうか。
お聞きしたいのは、「引きこもり」の原因は何なのか?ということです。
「判らない」というご回答でも結構です。
様々な場合がありますしね。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/6189/


長崎の中学生の反核投書に顕現せる日本の病理 投稿者:KABU@九州  投稿日: 8月18日(月)09時15分42秒

今、帰省している。しかし、朝日新聞は全国どこでも<ファン>の期待を裏切らない。流石だ。下記、朝日新聞西部本社版・福岡本部編集の『声』欄でみかけたもの。長崎県の14歳の中学生の投書。「非人道的な核 日本を最後に」である。投書に曰く、「日本は最初に原爆を落とされた国です。このことは、最初で最後であってほしいと思います。そして、・・」と。ここまではこの坊やがどう思うかは自由であろう。国際関係の無知がこのような願望の基盤に横たわっているのだよ、などといいたい気持ちもあるにはあるが、それはこの長崎の中学生からしてみればいらぬお世話であろう。問題は次のセンテンス。投書の最後のセンテンスだ。以下引用開始。

この世から核兵器がなくなれば、秩序の保たれた平和な世界が広まっていくと思います。(以上引用終了。そして、これでこの投書は終わっている)

おいおいおい、長崎の中学生。根拠もつけずに「秩序の保たれた平和な世界が広まっていくと思います」で「マル」、「おわり」かい? この部分が、「この世から核兵器がなくなれば、核兵器の恐怖に怯えないですむ世界が広まっていくと思います」なら許そう。それはある意味正しいから。「この世から白い馬がいなくなれば、白い馬に追いかけられることはなくなると思います」は正しい命題(一種のトートロジー)だろうから。けどね、大東亜戦争後の比較的秩序の保たれた平和な世界が、核兵器の抑止力、核兵器が帯びる相互確証破壊(MAD)の恐怖によって具現されてきた事実を度外視するんじゃないよ。これは、「中学生の勉強不足」ではすむものじゃないよ。多分ね。

ことほどさように、このような論理も壊滅しており事実認識においても崩壊している投書をなぜに、全国紙がその投書欄に掲載するのか。それは、過失であれば怠慢であり、故意であるならば、他国の利益のために日本国民の国防意識を毀損しようとする犯罪的な行為ではないかと思う。また、主義主張は別にして、このような小論文的な出来栄えとしては、全くフザケタものを書いても恥ずかしいと感じないような(恥ずかしいと思わないから、この中学生は投書したのだろう。)、長崎の国語教育はいかがなものかと思った。正直、新聞に投書するような中学生はクラスでも学年でも(少なくとも、国語や小論文に関しては、)優秀な部類だろうと想像できるから(間違ってたらごめんなさいね。)、国語と論理と歴史認識に関する長崎の中学の教育への私の危機感は一層増幅されざるをえない。要は、この投書子の問題ではないのだ。この投書に顕現している病理は長崎の教育と朝日新聞の病理そのものなのではないか。

ふみゅー、なるほど、長崎で中学生の幼児殺人事件が惹起し(あの事件は犯罪ではないのだから、この「殺人」は「さつじん」ではなく「人あやめられしくだんのことがら」と読む。)、その両親が雲隠れしたままなのも当然の事態なのかもしれない。私はそう思った。

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お詫びのしようもございません 投稿者:しばたけんそ  投稿日: 8月17日(日)23時40分44秒

KABUさま

長らく大変失礼をいたしました。
船橋市在住のしばたけんそです。

今年の4月13日に、このサイトでKABUさまにお礼のお言葉を頂いているとは知らずに過ごして参りました。5月にお会いしたときには、小生はまた別のところに首を突っ込んでおったさなかで、KABUさまのおっしゃったお礼を気もそぞろで聞いておりました。
誠に申し訳ございません。非礼をお許し下さい。
4月13日にKABUさまが小生あてに書いておいでのご質問には、何とか今週中にはお答えしたいと思っております。

あのような機会を与えて頂いて本当にありがとうございました。
寝る間を惜しんで何かに取り組むことは、小生にとっても良い経験になりました。
(※8月16日未明に小生のパソコンは、W32.Blaster.Warmに感染してしまいました)

残念(TT) 投稿者:暁緑桜公@させぼ  投稿日: 8月14日(木)23時01分16秒

了解しました。

…どのみち年末にまた同じ理由で上京しますのでその際に。(^^;

所でこいつはご覧になられましたでしょうか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030813-00000102-mai-soci

弁護士さんのコメントが何気なくイタイです。

…先生、それは検閲です。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~odami/


矢文受領せり! 投稿者:KABU  投稿日: 8月13日(水)00時04分51秒

>暁緑桜公@させぼさま

下記の矢文、上記標題の如く受領いたしました。
が、日程的に無理です(泣)。以上、報告まで。

KABU@残念 

矢文発射(謎) 投稿者:暁緑桜公@させぼ  投稿日: 8月12日(火)23時31分24秒

一通発射しておりますのでご確認を。

>辻元被告
完落ですか〜。
…ただですね。
いざ公判になると手のひらを返して「ぜんぜん見に覚えがない。警察が自白を強要したんだあ」
なんて言い出すだろうと思っている私はやはり意地が悪いんでしょうか?(汗)

http://www5a.biglobe.ne.jp/~odami/


ゲロったんですね 投稿者:KABU  投稿日: 8月12日(火)08時16分43秒

>解法者さま
辻元被告、ゲロったんですか。私の今までの支援活動とかの経験では第1審判決までは「保釈許可」はなかったのですが、まあ、それは広い意味の公安事件とか触法精神障害者の事案であり、私の経験自体が特殊かなと思っていました。で、寧ろ起訴直後の保釈は普通と思っていたんですが、専門家が意外と感じる事態なんですね。で、恐らく完全自白した、と。

「ヤクザもそうだが、日頃大きなことを言っている奴に限ってだらしがない」。うんうん、これ私も痛感してきたことです。だから、辻元被告のゲロッピーは、全く、意外ではない(笑)。そう言えば、大東亜戦争前の公安事件でも、「左翼の坊やはすぐゲロゲロなのに、天理教とか大本教のごく普通の市民は特高検事の厳しい追求にも頑としてがんばったものだ」と元特高検事を父に持つある同志社大学の刑事訴訟法の先生に聞いたことがあります。そのごく普通の市民の強さに感動して、戦中戦後を問わず、天理教とかの信徒になられた特高関係者も少なくないとも。人間万事塞翁が馬。そして、人生至る所青山あり。人生至る所「頑張り所」ありなのでしょうにね。まあ、意志の弱い奴はその点でも運を逃すのかな?

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辻元清美 落ちる 投稿者:解法者  投稿日: 8月10日(日)20時43分08秒

辻元清美の保釈、以外でしたね。
これは「辻元清美」ほとんど容疑を認めて自白していますね。完全な自白と
考えて良いでしょう。そうでないと保釈は起訴段階で認められません。
「証拠隠滅」など理由はいくらでも付けられますからね。
いくじがないな。日頃の勢いどこに行ったのかしら?
ヤクザもそうだが、日頃大きなことを言っている奴に限ってだらしがない。
「辻元清美」もただの人と言うことだ。

Kabu教授! 投稿者:Abraham Matalow  投稿日: 8月10日(日)20時42分25秒

ご多用にも拘らず、また、雨にも風にもめげず、会を催してくださり、ありがとうございました。
今度は9月6日(土)に参ります。最終回です。参加者のご希望により、水子の祟り、紺外子のたたりの精神分析のお話をすることにしました。今後とも宜しくお願い申し上げます。

ありがとうございました。まずはご挨拶まで。

傑作? 辻元支援サイト管理人さんの最新の発言 投稿者:KABU  投稿日: 8月10日(日)14時33分06秒

継続的に紹介している辻元支援サイトだが、辻元・五島保釈、他の2名起訴猶予でもって、意見・投稿コーナーも投稿受つけ終了となった。その、最後の管理人の方の自家投稿がこれが傑作。「最後っ屁」ならぬ「馬脚をあらわした」もので、読んでて可哀想になった。曰く(以下引用開始)、

●2003年8月10日 (日)  「釈放」と「保釈」その他(管理人)

本日(実際にはすでに昨日ですが)朝の書き込みについて、何人かの方から「釈放」と「保釈」は違う、という指摘をいただきました。私は法律の専門家ではないのですが、調べてみるとその通りのようです。この点は訂正いたします。

もっとも、9日夕方の高槻駅前街頭宣伝で配布したビラ(小沢福子事務所作成)にも「釈放」が使われていました。辻元さんらの身体的自由が一応確保されたことは間違いないし、裁判がこれから続くことは認識していますから、実際にはそれほど大きな違いはないとも言えます。法律家のひとからは怒られるかもしれませんが。

9日の街頭宣伝でビラまきをしながら何人かの人と話しましたが、一様に保釈は意外だと言っていました。不当逮捕したから不当勾留するに違いない、と皆思っていたのです。辻元さんらの逮捕が不当であるという認識は着実に広がっており、8日に保釈をしないと運動がいっそう広がる、田中真紀子らと比べて不公平感が国民の間に広がる、という危惧を司法当局などが持ったのでしょう。この意味では、保釈はやはりこの間の運動の成果だと思います。
(以上引用終了)

あのー、辻元支援サイトの管理人さん。「不当逮捕したから不当勾留するに違いない、と皆思っていた」とのことですが、じゃあ、(正当に)保釈されたのなら逮捕も不当逮捕じゃなかったことになりませんか。要は、事実がどうあれ、法律的な理屈がどうあれ、<辻元逮捕は不当>という前提からしか、この管理人さん達は、辻元逮捕の問題を考えていないということなのだろうかね。すみませんが、それ、凄い傲慢だと思いますよ。

田中真紀子氏の件の理解にしても無茶苦茶だ。この管理人さんは、おそらく、「法の下の平等」ということがほとんど理解できていないのではないか。例えば、@自分が被害者に貸している5000円を返してもらおうと、被害者に無断で被害者から預かっている財布から3000円を盗む行為と、A被害者たる赤の他人から、被害者がハンドバックを置いて0.5メートル離れた公衆電話に向った隙に、ハンドバックから5,000,000円を盗む行為とでは同じ窃盗罪でも、逮捕・起訴・保釈・量刑・執行猶予/実刑の総ての段階で異なった扱いがなされる。当然である。@Aの窃盗犯に対するこの差別的取り扱いを不当とか正義に反すると感じる人は少ないのではないか。それが世間の常識である。

ある意味、法の平等(正義)とは、等しきを等しく、異なる場合には異なる法的な効果(まあ、刑罰のこと。)を科することにある。田中氏と辻元氏の秘書給与取り扱いのケースが現実に事実として多々異なるのであれば、両者の扱いがまた異なるのは豪も不当なことではない。これこそ、言葉の正確な意味での「法の前の平等」の原則の顕現である。ふみゅー。刑事被疑者とか被告人の支援救援活動をするのなら、もう少し法律とか法哲学を勉強したうえでしてもらいたいな、そう切に感じた。有志の会の意見・投稿コーナーの運営は、実に、フェアであっただけに残念だよな。

●辻元清美さんら四人の不当逮捕に抗議する有志の会
http://homepage3.nifty.com/tujimoto/
編集済

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今日、靖国神社に参拝した 投稿者:KABU  投稿日: 8月10日(日)13時20分27秒

今日、靖国の社に参拝した。

青い空
蝉の声

台風一過後の東京九段下は最高だった。
実は、アメリカから来られた友人を案内したもの。境内の休憩所で(本当、田舎の観光地の休憩所風だ!)、遅い朝食。私はカレーライスとビール。彼女はラーメンとコーヒー。落ち着いたね。西岸良平の『三丁目の夕日』の帰省先のシーンのようだった。そこに、最早、最近ではあまり見られなくなった日本人の落ち着きと品格とフレンドリーネスを感じたね。

今日も靖国の社には、台湾系やインドネシア、フイリッピン、あるいは中国系と思われる亜細亜各地からの数多くの観光客がおられた。明らかに日本人よりも外国人の方が多かった。そうなのだ、その国に来たらその国のために尽した先人を祀る社に敬意を表するのは当然のことなのだ。わかったか日本人。目を覚ませ日本人。小泉首相は「靖国参拝は1年に1度」とかの根拠のない発言を撤回して、(良い方に改めるに、何の憚りがあろうか!)この8月15日にも是非、靖国神社に参拝すべきだと私は思った。そうしなさい。そうすれば、総裁選挙にも総選挙にも八百万の神のご加護があろうというものさね。

来週の今日、私は懐かしい郷里に帰省する。そう、靖国とは日本人総ての心の帰省先なのだろう。最近は、親の恩や郷里の山河の美しい景観を忘れ、あまり帰省しない日本人が増えているにしてもだ。脈絡はあまりないけれど、私自身、日本のために自分の持ち場で頑張ろうと痛切に、しかし、ゆったりとした気持ちで思えた。靖国参拝はいいよ。
編集済

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ぃ、いっぽーん! 投稿者:KABU  投稿日: 8月10日(日)05時01分14秒

>解法者さま

下記(↓)、「原爆慰霊祭に寄せて」には参りました。その通りですね。私の郷里、大牟田も、石炭の産出地であり三井系化学工業のセンターということもあり、何度も空襲を受け、廣島・長崎の原爆投下の際も第N番目の候補地(怖)としてリストに載っていました。要は、廣島・長崎だけが、追悼の機会として特定され、<追悼>の役目を押し付けられているのですよね。歪です。勉強になりました。

KABU拝

P/S
この投稿と、米国の少年犯罪に関する解法者さんの情報、今度のメルマガに転載させてください。お願いいたします。

原爆慰霊祭に寄せて 投稿者:解法者  投稿日: 8月 9日(土)23時47分54秒

どうして広島、長崎、沖縄、ばかりが注目されるのでしょうね。
戦争被害は例えば東京でも空襲で10万人が亡くなったと聞いていますし、
全国数多くの戦争被害地があります。
広島、長崎、沖縄の式典は左翼の活動の祝典です。
広島、長崎、沖縄の式典をなくすことが戦争被害者のための本当の式典と
なると考えます。それには首相自らがこれを無視する勇気を持つことです。

辻元容疑者支援サイト・掲示板分析(第2弾) 投稿者:KABU  投稿日: 8月 9日(土)01時21分39秒

本日(8月8日)は、辻元清美容疑者の勾留期限の日である。下記、辻元容疑者支援サイトを紹介した行きがかりもあり、ここに、当該サイトの意見・投稿コーナーの今日現在の状況を報告させていただく。但し、このサイト運営自体は実にフェアであると思います。おそらく、明日からは辻元容疑者起訴や身柄の動向(保釈決定等、)を受けて世間の論調も異なる局面に移行するとは思う。しかし、基本的に、もうこの掲示板も終わりかな。論点は出しつくした観があるからね。


●辻元清美さんら四人の不当逮捕に抗議する有志の会
http://homepage3.nifty.com/tujimoto/

<第1期:7月26日〜8月2日>
◆投稿総数:50件(KABU本人の「上下」2回分も1と数える)
◆投稿者数:27名(発起人の方1名は管理人と別に1名と数える)
◆投稿内容内訳:(あくまでもKABUの主観です♪)
@管理人/発起人・3件(2名)
A辻元支持/不当逮捕糾弾・21件(11名)
B逮捕は当然・21件(11名)
Cその他、質問等・5件(3名)

<第2期:8月3日〜8月8日>
◆投稿総数:35件
◆投稿者数:20名(管理人の方も1名と数える)
◆投稿内容内訳:(あくまでもKABUの主観です♪)
@管理人/発起人・3件(1名)
A辻元支持/不当逮捕糾弾・15件(7名)
B逮捕は当然・17件(12名)

通算の意見集計(7月26日〜8月8日)
◆投稿総数:85件
◆投稿者数:39名
◆投稿内容内訳:(あくまでもKABUの主観です♪)
@管理人/発起人・6件(2名)
A辻元支持/不当逮捕糾弾・36件(15名)
B逮捕は当然・38件(19名)
Cその他。質問等・5件(3名)


◆総評:
前回(8月2日)にもコメントしましたが、「名無し市民」を名乗る、プロ(?)とも思しき方がこの1週間で6件投稿され通算16件。なんと、辻元容疑者擁護の全投稿36件の実に44.44%を占める大活躍。今回、考えさせられたのは次に紹介する投稿。本当に、例えば、Vote Japan(http://www.vote.co.jp/)の「社民党、土井氏は党首辞任する必要あり?」の投票結果なりを見てみろよと思った。そこでは、93%の投票者が「辻元容疑者等逮捕の責任を取って、土井氏は党首辞任する必要あり」と答えているんだよ。本当。状況が見えないということは、結局、見たくないものは見えないということなのでしょうかね。このような「見れども見えず」的の状況認識を基盤として、自己の主張をアプリオリに正しいと感じ、自分の意見と異なる他者の主張を見下すがごとき姿勢は、(ご本人に悪気がないにしても、)大東亜戦争後の戦後民主主義が醸し出す倣岸不遜な雰囲気と通底していると思うのである。ご検討ください。以下引用開始。


●2003年8月8日 (金)  意見 (TAKASAHI)
管理人さんのところに届いた意見をそのまま載せることは結構なことだと思いますが、これでは一部の人の自作自演を助長するだけです。辻元さんへの批判意見があって当然のことですが、メディアなどから世論を総合すると不公平、不当逮捕といった意見が多いと思います。私は中立の立場ですが、どう見ても辻元氏に批判的な一部の人がいろいろなネタをおもしろおかしく書きつぶそうとしているのは明白です。大部分の方はそれが解っていると思いますが。管理人さんの判断により、批判的意見も賛同的意見も選んで載せるべきだと思います。(引用終了)

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


辻元容疑者から辻元被告に 投稿者:あっちむいてほい  投稿日: 8月 8日(金)19時59分22秒

KABUさん みなさん

時事通信のニュースのコピペです。よかった。正義は勝つ。しかし、保釈金は他の怪しげな政治活動を辻元被告等ができないような金額、5億円くらいの保釈金が日本のためじゃなかったのだろうか。まあ保釈じたいはしかたがないのだろう。詳しい方、どなたか教えてくださいませんか。
以下情報の引用。

◎辻元、五島両容疑者を起訴=元秘書3人は起訴猶予−給与流用事件・東京地検

社民党の前衆院議員辻元清美容疑者(43)らによる秘書給与詐取事件で、東京地検特捜部は8日、国からの給与計約1900万円をだまし取ったとして、同容疑者と土井たか子党首の元政策秘書五島(本名渡辺)昌子容疑者(66)の2人を詐欺罪で起訴した。逮捕された佐々木美枝元政策秘書(56)、梅沢桂子元公設秘書(44)と、書類送検の辺見真佐子元政策秘書(49)の3人については、関与の度合いが低く、名義貸し報酬料の計約250万円も返済したなどとして、起訴猶予処分とした。[8月8日17時9分更新]


◎辻元容疑者らの保釈決定=東京地裁

秘書給与詐取事件で詐欺罪に問われた前衆院議員辻元清美容疑者(43)と土井たか子党首の元政策秘書五島(本名渡辺)昌子容疑者(66)について、東京地裁は8日、保釈を認める決定をした。保釈保証金は辻元容疑者が1000万円、五藤容疑者が700万円で、いずれも即日納付した。[8月8日19時12分更新]

応援御礼と報告 投稿者:シグ王  投稿日: 8月 8日(金)08時13分57秒

 初めてお邪魔いたします。
私は日本会議広島HPの管理を任されている者でございます。
先日「日本人よ誇りを持て!」サイトに広島中高一貫高教科書採択御協力のお願いを
書き込みましたところ、当サイト管理人様から応援メッセージを戴きました。
御礼いたしまして、昨日の反対派の状況など、潜入?特派員のレポートを
転載させて頂き、状況報告とさせていただきます。

 8月7日、広島原爆忌に便乗して行われた「つくる会教科書の採択を許さないヒロ
シマ県民集会」は、1000名を集めるといっていたにもかかわらず、3分の1以下
の300人を動員したに過ぎませんでした。
 しかも、「組織や立場の枠を超えて広範に結集していただくため、団体の旗、ゼッ
ケン等は使いません」などとわざわざ注意書きをしたチラシを配布し、市民団体を装
う工夫がなされていました。明らかにプロの活動家がたくさん集まっており、一種異
様な雰囲気に包まれました。また、大阪や愛媛などの県外からの応援部隊があり、韓
国の教職員組合から10名ほどのメンバーが顔をそろえていました。「市職労」など
と書かれた帽子をかぶっている人もいました。
 また、明日8日には、「教育委員会議の開かれているフロアに集まって、会議の成
り行きを見守ります。途中、退去命令が出るまで「つくる会」教科書を許さないとい
う意志をアピールしましょう。」と、実力行使を呼びかけています。建築物不法侵入
などの刑法犯罪すれすれのことをやると言明しているわけです。
 デモ終着点の県庁東館前に集まってシュプレヒコールを挙げる「普通の市民」を
装った「過激派」の統制の取れた姿に、「ファシズム」を感じたのか、一般市民は眉
をひそめて、怪訝な顔をしていました。
 また、彼らの運動を全面的にバックアップしている、教科書情報センターには、側
面攻撃として、15万に上った賛成署名に対して「不正」のレッテル張りを始めまし
た。3万2千しか集められなかった彼らにとって、教科書採択を求める署名が15万
名が集まったということによほど脅威に感じているのでしょう。
 ちなみに、このHPでは、「北朝鮮の拉致被害者を救おう」と言って「教科書署
名」を集めた「サギ署名」と言っていますが、事実は「北朝鮮による拉致事件が唯一
載っている教科書」の採択を求めます!といった内容で、呼びかけでも「広島県中高
一貫校における新しい歴史・公民教科書の採択を求める署名にご協力ください」とし
ていました。つまり、「言いがかり」に過ぎないもので、どちらが「サギ」なのか余
りにも明らかです。
 「新しい歴史・公民教科書」の採択に賛成する人々が15万人もいるという事実に
直面できない彼らの敗北感がそこに漂っています。


レス多謝です 投稿者:あっちむいてほい  投稿日: 8月 6日(水)17時35分49秒

KABUさん 解法者さん

レスありがとうございました。解法者さんのコメントでよくわかりました。KABUさんは、辻元支援者側に立ったたとしても、「不当ではないが妥当ではない」という理屈でもって政治的な訴えをするしかなかろうとおっしゃってたのですね。KABUさん自身のお考えは、辻元の逮捕はなんら問題なしということなんですね。これって辻元支持者には、単細胞右翼の罵詈雑言なんかより、きついかもしらんですな。KABU節は今回も凄い切れ味ですな。はっはっは。

今朝のTBS朝のニュースで 投稿者:海の防人  投稿日: 8月 6日(水)08時15分41秒

辻元逮捕と田中真紀子起訴猶予、その明暗を分けたもの、と題して、
毎日新聞論説委員松田喬和(まつだ・たかかず)のコメント
「田中さんは、次の選挙で政界復帰するかどうかがきわめて曖昧であるのに対して、辻元さんはその点、積極的だった。この辺がこの差になって現れたのではないか。」
ほー。起訴するかしないかを選挙への立候補の意志の有無で決めているとは知らなかった。そんな馬鹿なコメントを流すような論説委員は即刻首にした方がいいぞ、毎日新聞よ。要するに彼は「立候補しそうな辻元つぶし」という政府側の思惑があったかのように、匂わせたかっただけなのだろうが、数秒のわずかなコメントだったので、誰も聞いていなかったかな?

辻元側の運動方針 投稿者:解法者  投稿日: 8月 5日(火)23時34分16秒

「KABU」さんの<不当ではないが妥当ではない逮捕>は、仮に辻元側で運動する
なら、これで行くしかないのではなかろうかと考えたもので、「KABU」さんが
これに賛成したわけではなく、なるほどと感心したのです。
不当である=妥当でない、不当でない=妥当である、ではないような気がしますが。
やはり、KABU節 冴えていますね。

辻元逮捕は不当ではない? あたり前やんけ♪ 投稿者:KABU  投稿日: 8月 5日(火)01時44分21秒

>あっちむいてほいさま

投稿有難うございます。辻元容疑者に関する私の考えを再度述べさせていただきます。

1)法律的に不当逮捕か?
もちろん、No. です。もし、不当逮捕なら、一刻も早く「解放し」、「警察・検察の責任者が謝罪し」、「違法な<身柄の拘束>と<名誉の毀損>に関して賠償」することになるでしょう。このようなことを警察・検察が行わないといけないような「不当な逮捕」か? そんなことはないでしょうよ、ということ。

2)では、法の運用として不当か?
これについては下記に沢山書いております。要は、法の運用とはそもそも、限られた資源(警察・検察の人員や予算や時間)を何に配分するのが政策目的に合致するかという視点から導かれるものであり、一罰百戒の効果からみて、今回の辻元逮捕は、(現在の「批判運動を惹起」せしめたという事実を見れば明らかなように、)充分、コストに見合う「遵法の誘い」の効果を達成したのではないでしょうか。要は、この観点でも辻元逮捕は合理的だったのです。

3)政治的な思惑がなかったのか?
そんなん知らんがな! でもね、そんな問題は政治の世界や場面でかたをつけなさな。

4)個人的に、可哀想ではないか?
気の毒とは思う。だって、逮捕されないですむ可能性もあったのだろうから(これ、私の推測に過ぎないけれど)。でも、自業自得の側面も大きい(はしゃぎすぎ。脇が甘い)。なら、リスクは自分でコントロールしなさいよ。そうしなかったのは、「私ら、市民派(笑)は正義の味方だから、詐欺やっても許されて当然やもんね」とう根拠のない思い上がりがあったのではないかと思う。

以上、あっちむいてほいさん。これが私の言う「不当ではないが妥当でもない、という線で政治闘争されればどうですか」という意味です。複雑に見えますが、誤魔化してはいないつもりです。まあ、<KABU節>なんぞ何時もこの程度のもんですがな。今後とも宜しくお願い致します。

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


辻元逮捕は不当ではない 投稿者:あっちむいてほい  投稿日: 8月 4日(月)20時39分55秒

KABUさん

貴殿のホームページでいつも勉強させてもらっているものです。辻元逮捕に関する今回の貴殿の論調はわかりにくい。「不当ではないが妥当でもない」とはどういうことですか。いつものKABU節はどうしたんですか。頭の悪いわたしにもわかるように説明してもらえませんか。

私は、詐欺をおかした者が、その刑事責任もとらずに政治活動を堂々と続けるなんぞの悪い見本はなくさなあかん。他にもっと悪いものもおるとかは、辻元逮捕が不当だという根拠にはならん。別の問題や。それこそ、立法府に議席があるんやから、社民党に議席がまだあるうちに他の議員の秘書給与の出入りを調べる法律を作ったよろしやん。まあ、衆議院は今秋の選挙で社民党の議席は消滅。参議院は来年の選挙で、少なくとも改選分は消滅やろうから、最長後、3年半。あんまり時間はあらへんけどね。

辻元支援運動 投稿者:解法者  投稿日: 8月 3日(日)11時40分38秒

>辻元支援者は、「不当ではないが妥当ではない逮捕」という線で
闘うべきだと私は思う<
 
 なるほど、「不法ではないが妥当ではない」という意見も成り立つ
が、それでは政治的行動のキャッチフレ−ズとはなりませんからね。
「KABU」さん いつもながら冴えておりますね。

辻元支援サイト掲示板の分析(中間報告) 投稿者:KABU  投稿日: 8月 2日(土)22時35分38秒

先日、ご紹介した辻元容疑者を支援するサイトの意見・投稿コーナーの分析。

●辻元清美さんら四人の不当逮捕に抗議する有志の会
http://homepage3.nifty.com/tujimoto/

◆投稿総数:50件(KABU本人の「上下」2回分も1と数える)
◆投稿者数:27名(発起人の方1名は管理人と別に1名と数える)
◆投稿内容内訳:(あくまでもKABUの主観である♪)
@管理人/発起人・3件(2名)
A辻元支持/不当逮捕糾弾・21件(11名)
B逮捕は当然・21件(11名)
Cその他、質問等・5件(3名)
★上記、as of 平成15年8月2日午後10時30分

◆総評:
「名無し市民」を名乗る、プロ市民(?)とも思しき方が、Aの21件中、10件を独りで稼いでおられる。但し、サイト運営はフェアであると思う。で、トクダネはその名無し市民さんの最新投稿。笑った。曰く、以下引用開始。

●2003年8月2日 (土)  
思うのですが、この掲示板、民主的運営という観点からするとなかなか良いようですが、サイトの立ち上げ動機の観点からすると、やや、管理が甘いような気がしないでもないですな。冒頭に現行憲法前文を掲げて、これに同意せざるは発言する資格なしって事に決めたらどうでしょう?(以上引用終了)

辻元さんといい、社民党といい、その衰退や崩壊の原因は、結局、このような<贔屓の引き倒し>なんやな。そう痛感しました。紹介した行きがかり上、中間報告でした。

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


佐為大人、ごもっともです 投稿者:KABU  投稿日: 8月 2日(土)18時37分21秒

>佐為大人

お叱りのポイントに関しましてお応えいたします。大人、まさか、このKABUが大人とそれ程異なる意見を持つはずはございますまい。「そんなん、知らんがな」ですと(笑)。今日のメルマガは、論理的に極めて安全に安全に、そう、言わば<徐行運転>をしたものです。即ち、論理的に10歩譲れる所は100歩譲り、100歩譲れる所は1000歩譲っることによって、@辻元元議員の逮捕は不当逮捕ではない、A「他にも悪いことしている政治家は沢山いるだろうに不公平だ、とか、逃亡のおそれ、証拠隠滅のおそれ、あるいは、捜査と訴訟の妨害のおそれもほとんどないケースでの逮捕であり、そこには明らかに政治的意図を感じざるをえない」と考えられる方に対しては、政治とか法の運用というものは本来そのようなものですよ。それを批判したいなら、政治的な活動の中で政治的に解決されればいかがか(田中角栄翁がそうされたように)という主張に絞り込んだものです。

私自身は、正直、彼女に関しては気の毒だが可哀想とは全然思わない。蓋し、逮捕されない法運用の可能性もあっただろうが(予想が外れこの点では気の毒だが、)、他方、「雉も鳴かずば撃たれまい」、「猟師も窮鳥をたすく」という諺どおり、静かに反省しておられればよかったものをと考えます。そしてそういう戦略的な行動がとれなかったという段階で、既に、彼女はセミプロの政治家であり、片や、「私達いいことやってるから、詐欺なんかしても許されて当然だもんね」という傲慢な意識から脱却できなかったのでしょう。しかし1点だけ。「プロの左翼」であろうが、それだから逮捕されても問題ない、とかは言えないと私は思っています。それこそ、法の前の平等に反することになるかもしれませんからね。

それにつけても、プロの左翼ならもっとプロらしく「革命的警戒心」を発揮してもらいたかったものです。実際、「プロの左翼が運動論においてこの程度のテイタラクだから、それと競争している、右翼も中庸派もそのレヴェルがさがるやないか。もっと、頑張ってもらわなかなわんな」、というのが私の本音かもしれません♪

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


KABU先生のメルマガに異議あり 投稿者:佐為  投稿日: 8月 2日(土)17時38分24秒

KABU先生、ジジイです。
本日の貴メルマガに違和感を感じます。
以下引用
>誰だって、「辻元逮捕は、まあ、弱いもの苛めやないか。そんなに、セミプロの政治家
>苛めて楽しいか」とは感じるとは思う。感じない奴は、ある意味、人間やない(笑)。

ちょっと待ってください、辻元はセミプロの政治家かもしれないが、プロのサヨクですよ。
いじめるいじめないという表現にまず異議を申し立てます。
彼女を逮捕し告訴し有罪とすることは日本にとって当然のことと考えます。

もちろん、有罪か否かは裁判所が決めることですが、過去の例から考えて当然でしょう。
そう「感じる」私は人間ではないのですか?

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/index.htm


辻元容疑者を支援する落合恵子さん♪ 投稿者:KABU  投稿日: 8月 2日(土)13時18分00秒

辻元さんを支援するサイトを眺めていたら、支援者の中に懐かしい名前を見つけた。落合恵子さんだ。<落合恵子>と言えば、私にっては甘酸っぱくもほろ苦い、甘美な青春のシンボル(記号)である。彼女は、中島みゆきさんの前の私の女王卑弥呼さんだった(みゆきさんは、じゃ、卑弥呼の宗女、二代目女王の台与さんかい♪)。以下、ある同志のサイト掲示板に投稿したもの。辻元逮捕と落合恵子さんに関して何を言いたいか。言いたいことはここに尽きていると思う。

>YUKIさま

落合恵子さんと言えば、私の世代では、ラジオ深夜放送の女王様でした。知的で、エロティックで、しかし、リラックスしていて・・・。九州の田舎の1中学生からすれば、それこそ、憧れの存在でした。ボブディランとか、レッドツェッぺリンとか、カントリーミュージックを覚えたのも落合さんの放送でだったと思います。要は、田舎の子供に世界の広がりと豊穣さと厳しさをイメージさせてくれた。それから、幾星霜・・・。

私は、<落合恵子>のレヴェルが下がったとかは思いません。もちろん、あちらもこちらも歳をとったのだけれどね。要は、何らかの分野で優れている(優れていた)といって、他の分野でもそうだとは言えないという単純なことでしょう。これ、現在、週刊金曜日に、月1回、マンガを掲載している森雅之さんにも言えることかな。彼、私が最高に評価するマンガ家なのですけどね。よりによって、週刊金曜日の支援ですからね。でも、今後も、ある分野では落合さんも森さんも私は好きだと思います。と、今回は少しウェットなレスになりました(笑)。 ああ、そういえば、森雅之さんの第一作品集『夜と薔薇』(Fusion Product)が、北海道道立文学館での森雅之まんが原画展「散歩しながらうたう唄 2003年1月11日〜26日」開催記念に久し振りで出版されました。お買い得です。でももう、品切れかな?
編集済

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新潟の銃撃事件に関する朝日新聞社説 投稿者:KABU  投稿日: 8月 2日(土)09時59分22秒

下記(2つ下かな。↓)の「朝日は真犯人を知っているのでは」(投稿者:機械計算課長  投稿日: 8月 1日(金)05時49分16秒)で課長老師が言及されている拙稿を収録しておきます。私は、否、私こそ探偵でも警察でも神様でないのだから、本当に、この新潟の事件等の犯人はわかりません。あるいは、頭の若干不自由なウヨクの方とか、廣島の平和祈念施設の千羽鶴に放火したような就職が決まらず/リストラを控えてむしゃくしゃしている関●学★大学生や某民間教育機関の職員(自分のことか♪)が犯人かもしらんと、正直、思わないでもないのです。だから、この拙稿のポイントは、犯人像ではなく朝日新聞の姿勢にあります。以下、自家原稿転載。

========================

新潟の銃撃と発火物の事件 投稿者:KABU  投稿日: 7月31日(木)23時20分

朝日新聞の今日の社説「銃撃事件 連携して早く逮捕を」の記事には作為を感じた。あるいは、焦りか? 「今回の事件からは、北朝鮮と在日朝鮮人への強い敵意がうかがえる」、とな。もちろん「藪の中」だけどさ。この事件で利益を得る側(笑)による「自作自演」とは思わないのかね。もちろん、これ「藪の中」であり結果から見たら「下衆の勘繰り」の可能性はあると思うけれど。少なくない日本人と、そして、正直、多くの在日の人々が「北シンパの自作自演かもしらん」とは感じていることも否定できないだろう。ならば、事件の翌日と言うタイミングで、しかも、社説で、よくも「今回の事件からは、北朝鮮と在日朝鮮人への強い敵意がうかがえる」と書けたもんだね。その勇気には敬服するよ。朝日新聞の社説子さん。あんさん、超能力者さんかい? あんたFBIのファイリング専門家かい? そうではないわな。なら、何でそこまで踏みこんで書くわけ? 書けるわけ? やっぱり、朝日新聞も自作自演のグルなのか、あるいは、北への批判を挽回する千載一遇のチャンスに飛びついた焦りなのか。まあ、その両方かな(笑)。と、多くの日本人と少なくない在日の人々は思うと思った今日の社説でした。終り。
編集済

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辻元元議員逮捕は不当か? 投稿者:KABU  投稿日: 8月 2日(土)09時21分10秒

警察も検察も、(もちろん、法の定める手続きを遵守したうえでだけれども、)誰を逮捕し誰を起訴するかについてある程度の裁量の幅をもっている。実際、検察審査会の存在や刑事訴訟法学で語られる「公訴権の濫用論」はこの裁量権の存在を前提にした上で初めて意味を持つだろう。さて、ある辻元元議員を支援するサイト掲示板で、ミャンマーのアウンサン・スーチーさんの拘束と辻元容疑者の件はパラレルである、との投稿を目にした。おいおい、と思った。蓋し、スーチーさんの場合、その拘束の根拠となっている法規の存在も、はたまた、その当該の法規が持つミャンマー法体系全体における整合性や妥当性および実効性も怪しいものではないか。それに対して、我が、辻元容疑者を逮捕した法規の存在と整合性・妥当性・実効性にはなんら問題はないと思う。

ちなみに、所謂暴力団の構成員を取り締まる際に適用される刑法等の運用はその他の運用と明らかに異なり<厳しい>ものだ。これ、暴力団の方からみれば不当逮捕であり、公訴権の著しい濫用そのものでしょう。しかし、これは社会秩序の維持という治安維持の政策目的から見れば理由のある適正な裁量とされている。辻元容疑者の逮捕も(暴力団と一緒にしたら、お互いに失礼だろうけれど、)これと同じではないか。だから、「辻元逮捕は不当逮捕」とは、結局、「辻元容疑者等に対してなされた警察・検察の裁量が自分の応援する容疑者に不利である」ということ以上でも以下でもないと思う。

問題は、「不当逮捕」の概念の差異に収束するのかもしれない。誰だって、「辻元逮捕は、まあ、弱いもの苛めやないか。そんなに、セミプロの政治家苛めて楽しいか」とは感じるとは思う。感じない奴は、ある意味、人間やない(笑)。けど、このケースが、法的かつ政治的に許されない「不法逮捕」かと言われれば、充分な裁量の範囲内のことだ、と言わざるを得ない。実際、「法の下の平等から今回の逮捕を批判できる」と言われたら、法律に携わっている者の多くはそれには同意できないのではないか。

だから、辻元支援者は、「不当ではないが妥当ではない逮捕」という線で闘うべきだと私は思う。要は、法的な闘争ではなく政治闘争に完全に切り替えることである。言葉遊びのようだがこの辺りが、法的にも政治的にも無理の無い線ではないか。辻元容疑者を支援する人々が、「彼女には、コロンでもたたでは起きんつもりで今後も頑張って欲しい」と願うのなら、そのためにも、「不当逮捕批判」などという無理な攻め筋はやめた方がええんちゃいまっか。
編集済

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


朝日は真犯人を知っているのでは 投稿者:機械計算課長  投稿日: 8月 1日(金)05時49分16秒

朝たたきに出したKABUさんの文章おもしろかった。
朝日はやった犯人を知っている可能性がありますな。
タイミングがおかしいと私の女房でさえ言っているのだから。新潟に船はくるそうですし、一部の拉致被害者の家族が帰ってくるかもしれないという報道があったり、見かけは火炎瓶らしきものが、実際にはたいした被害にならないものがハナ*支店にとんできたり、一方でハナ*の本店では警備の変化がまったくなかったり……。
いやあやしいことばかりですが、結局誰が犯人でやったかを日本の優秀な警察が捜して裁判で最終的に確定されるまでは自作自演の可能性も含めると、朝日のような変な断定をすること自体が、ますます朝日は事実を知っていると思わせるものがあると、まあ想像させます。


10代の犯罪を防ぐアメリカの制度 投稿者:解法者  投稿日: 7月28日(月)00時33分21秒

 アメリカでは、少年犯罪の再発を防ぐためおもしろい制度があります。
「ティ−ン・コ−ト(10代裁判)」と呼ばれているものです。
 この制度は、州によって、地域によって少し違いますが、犯罪少年
(微罪)の検察官、弁護士、陪審員を10代の少年が務めるものです。
裁判官も若い法律学徒(ボランティア)が務めることになっています。
犯罪少年が逮捕されると逮捕した警察官が少年係の警察官を経て保護
監察官と相談して、「ティ−ン・コ−ト」で裁くものです。
 「ティ−ン・コ−ト」では、@社会奉仕作業(最高45時間) 
A陪審義務(最高5回-真理の後、今度は陪審員を務めるもの) B被害者
への謝罪文の提出 C犯罪解決法セミナ−の受講義務、を科すことが
できます。
 この制度は、現在、46州、630地域で採用されています(1999年
現在)。微罪ということもありますが、再犯率は10〜15%で、
少年拘置所への送致の場合(33%-カリフォルニァ州)に比べて低
なっております。
 少年自身が犯罪少年と向き合ったり、裁かれた少年が今度は別の
少年の陪審員になったり、検察官、弁護士になったりして、犯罪少年の
置かれた状況を知ったり、とてもユニ−クな制度です。再犯防止にも
役立つと思います。
 日本でも考えて見てはどうかという制度です。

辻元さんを支援するサイトを訪問してついたため息。ふみゅー! 投稿者:KABU  投稿日: 7月26日(土)17時52分05秒

ある同志から教えてもらい標題のサイトを訪れた(↓)。うん、(思想的な)国境の長いトンネルを越えるとそこは雪国だったね。こちとら、このくそ熱い東京で休日出勤して危機管理業務やってるというのにね。

>辻元清美さんら四人の不当逮捕に抗議する有志の会
http://homepage3.nifty.com/tujimoto/

トップページの冒頭の言葉がこれだ(以下、引用開始)。
「共産党が弾圧された。私は共産党員ではないので黙っていた。社会党が弾圧された。私は社会党員ではないので黙っていた。組合や学校が閉鎖された。私は不安だったが、関係ないので黙っていた。教会が弾圧された。私は牧師なので立ち上がった。そのときはもう遅かった」(ナチスに抵抗した牧師のマルチン・ニーメラの言葉) (以上引用終了)。

そして、この冒頭に続きサイト設立の動機が記されている。これがまた凄い。曰く(以下、引用開始)、「この「辻元清美さんら四人の不当逮捕に抗議する有志の会」は、7月18日の突然の辻元清美さんら四人の逮捕に衝撃を受け、この際口をつぐむことなく、何かできることはないかと考えた東京・菊地原博・羽田ゆみ子、大阪府高槻市・島本町(辻元さんの選挙区)およびその他の地域在住のメンバーによって作られました」(以上引用終了)、ですって(驚愕)。そうか、ツジモト逮捕は「不当逮捕」やったんか。それを見てなにもせんことは「ナチスを利した戦間期のドイツ国民の無関心」と同じ「口をつぐむ」ような悪いことやったんか。ふみゅー!

ナチスに弾圧された左派やリヴェラル派に自分達を重ねる自意識過剰と歴史認識の無茶苦茶さには呆れてものもいえない。あんたら、そんなえーもんかいな。要は、ツジモト先生は、せこく、国民の税金を使い込んだんでっしゃろが。

彼等は、「辻元逮捕なら、真紀子は」、「何で1年前に政治的にも道義的にも責任を取っているのに時効前に逮捕なんや。もうお金は返済しとるやないか」と言いたいのかもしらん。あのね、せこい使い込み元議員の自意識過剰の応援団。えーか、反省の色もなく時効前に次の選挙への出馬を云々してたらな、警察・検察も合法的な範囲で制裁を加えるのは当然やで。法の恣意的な運用? あのね、罪刑法定主義と謙抑制の原則の範囲内で、限られた警察・検察の資源を効果的に使って(どの手を誰に使い)、法の権威を守るかは治安維持政策の裁量ですよ。裁量が認められるからこそ、逆に、検察審査会があるのでしょうが。何か、法や政治や行政について日頃、悪し様に批判しているくせにその権力行使の側面と限られた資源の最適化運用の側面を理解されていらっしゃらないのじゃないですか(笑)。

せこい使い込み犯の応援団。えーか、物盗っても返したら許されるんやったら、民法の外に刑事法は必要ないちゅーことになるで。実際、前科数犯の累犯者が計画的に強盗を行った場合(大声で威嚇して、被害者がひるんだ隙に被害者の鞄を略取した場合、)、その鞄に何も入っておらず、かつ、その鞄の価値がゼロに等しく、また、被害者が追いかけてきたので、「これ冗談でんがな」と言って被害者に鞄を笑って返却した場合でも懲役5年の実刑がつく事もあんねん(これ私が担当した実話や)。 

今回のケースは、社民党の組織ぐるみの犯罪いわれても弁解できんもんや、また、真紀子はんと違うて、政策秘書さんが政策秘書として働いた事実が皆無であり、かつ、計画的な犯行やった(要は、灰色の真紀子さんと違うてまっ黒やないか!)。また、その後、反省の色が乏しいどころか、「私は運が悪かったんや」ばりの、せこい言い訳をし始めたのやから、一罰百戒、当然、時効前なら選挙モードに入らんうちに検察・警察がアクション起すのは当然やないか。それこそ、なんもせーへんかった場合には、検察の方が検察審査会に訴えられかねんくらいの問題や。せこい使い込み元代議士の応援団さん。そやからな、今回の件はな、「不当逮捕」ではないねん。刑事の被疑者や被告人を救援するサイト立ち上げるんならな、その前にちゃんと刑法とか刑事訴訟法とか勉強してからにしなはれ。そう思ってな、老婆心ながら塩を送らせてもらいましたんや。ふみゅー。

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


人違い失礼しました 投稿者:つのじ  投稿日: 7月26日(土)13時00分26秒

お父様をお人違いしてしまい申し訳ありません。そうですか、政歳先生とは遠縁に当たるのですか? 小生の父は管理職試験導入に反対したんで機動隊に強制排除されたくちです。その後、方針転換して非組合員出身の管理職より組合出身の管理職のほうがまだましだということでお年頃の(^-^)組合員に管理職試験を受けるよう勧めるようになったと聞いています。で、うちの父は結局、定年退職するまでヒラ教員でした。バスケ部を県大会まで行かせたのがいい思い出だと言ってました。

宣伝ですみません 投稿者:Abraham Matalow  投稿日: 7月25日(金)12時27分04秒

日本文化の心理学と家族療法(マタヤン)講演会

8月9日(土)13:30〜
プロミティふちのべ 2F B会議室
JR横浜線淵野辺駅南口徒歩三分 参加費 無料

KABU教授、ご迷惑であるようなら、削除してくださいませ。

当たらずと言えども遠からず♪ 投稿者:KABU  投稿日: 7月20日(日)17時28分51秒

>つのじさま

父のことですが、つのじさんが念頭に置かれている「マツオマサトシ」先生は父とは多分違います。理由。父は大牟田市のT中学に在籍したことはない。また、父は理科ではなく数学の教師である。そして、恐らく、つのじさんが中学生の頃は、父はH中学の校長をしており教科は教えていない。しかし、つのじさんが念頭に置かれている「マツオマサトシ」先生は、私もよく存じております。実は、我家とは遠縁なのです。「水兵・Liebe・僕の船」も覚えていますよ! だから、当たらずと言えども遠からず♪

お父様 投稿者:つのじ  投稿日: 7月18日(金)11時44分04秒

松尾政利先生なら記憶違いでなければ大牟田市のT中学で理科を習いましたよ。
「水兵・Liebe・僕の船」とかね。懐かしいなあ。

話題を変えますが、日本語で表現できるものを英語にするのは?です。
大学教育が母語で行われる国に生まれたことに感謝し、「蘭学事始」で
先人の苦労に涙しましょう。

もちろん事実上の国際語である英語を学ぶことの重要性は認めます。
これからは英語能力が必要不可欠になっていくでしょう。

精神病患者 投稿者:解法者  投稿日: 7月17日(木)22時48分09秒

実家が日本海に面した県庁所在地で旅館をやっておりました。母が経営者
でしたが、信念があり、大学病から精神病患者をいわゆる女中として数名
受け入れておりました。受け入れるときに他の女中は猛反対で、私も危惧が
ありました。旅館は包丁などがたくさんあり、人を刺そうと思えば簡単です。
しかし、受け入れてから45年ほど経っていますが、事故は全くありません。
今でも数名おります。弟が東京見物に連れて行ったこともあります。
確かに動作は少し鈍いところもあり、お膳に箸をつけるのを忘れたりはして
いました。彼らと付き合うにあたって大事なことは、特別扱い、同情をしない
ことです。怒るときは怒る、これが大切です。
ところで、彼らが元に戻ることがあります。正月、お盆に実家に帰った後です。
実家、近隣での偏見がそうさせるのでと母がいつも言っておりました。
旅館は3食昼ね付ですから、お金はたまります。死んだ後に2千万円持っている
人もざらです。こういう噂はすぐに広がって親戚?が群がって来ました。
すざましい財産争いを目の辺りにして来ました。人間というのはかくも浅ましい
ものです。
彼らは薬は毎日飲んでいました。開放治療(母は治療に参加しているという意識
はなかったように思います)も必要でしょう。実家に来た患者がどの程度の人か
は定かではありませんが、隔離されて病棟に閉じ込められていたことは確かです。
母のお陰で精神病患者の実情に触れ、偏見がいくらかでも薄くなったことに感謝
しております。

個人的な思いですが・・・ 投稿者:Abraham Matalow  投稿日: 7月17日(木)22時04分04秒

Kabu教授、了解いたしました。
精神障害者が犯罪を犯す可能性は健常者よりも低いと言うことがよく言われますが、個人的には(^^; そうでもないような気がしています。というのは、そういうことを主張するのは、病院関係者で、病院に関係している薬漬けになっている患者についてではないかと思うのです(^^; 犯罪を犯す可能性がとても低いのであれば、病院に入れる必要はないと思うのです。

マルチレス@厳罰化と保安処分 投稿者:KABU  投稿日: 7月16日(水)22時53分57秒

>Abraham Matalow先生 司法試験優秀成績合格者改め解法者さま

Abraham Matalow先生が仰るように、厳罰化がマクロ的に見た場合、犯罪の減少につながるかどうかには私も懐疑的です。もちろん、道路交通法の厳罰化が(飲酒運転規制が)劇的な効果を上げた例でも明らかなように、犯罪で得られる快楽と犯罪で失う害悪を比較考量できる主体を対象にした犯罪類型では効果があるかもしれませんが、他の大部分の犯罪類型においては、むしろ、今まで見えなかった犯罪が統計データに算入されることで犯罪の増加さえもあり得ると思います。だから、私もマクロ的に見た場合、厳罰化の目的は、被害者と社会(世間)の犯罪を憎む感情に応えることでしょう。そして、これは「感情論」にとどまらず、被害者と社会の感情を冷静に立法論に組み込むものと私は考えます。

Abraham Matalow先生の専門にかかわることかもしれませんが、所謂精神障害者一般の犯罪率は健常者のそれより遥かに遥かに低い(精神障害者とはそも何、という点はとりあえずご勘弁ください)。だから、犯罪を引き起こす蓋然性だけからは「精神障害者に保安処分を」と言う主張は、極めて滑稽なものです。過激な喩えを使わせていただければ、檻の中に入れられるべきは蓋然性からは<健常者>の方なのです。しかし、司法試験優秀成績合格者改め解法者さまが仰るように、ある特定の犯罪類型(性犯罪、粗暴犯、窃盗犯等)に関しては、しかも、触法精神障害者を含め累犯性は格段に高い。ここに、資質ではなく実績に基づく保安処分(あるいは、犯罪に対応する法的効果の見直し、)を考慮する余地がある、そう私も考えます。

保安処分 投稿者:司法試験優秀成績合格者改め解法者  投稿日: 7月15日(火)16時56分49秒

 保安処分の導入については、現行刑罰制度などの欠陥にあると
言われている。@ 現行刑罰制度の欠陥 責任無能力者に対しては
刑罰を科すことができず、限定責任無能力者に対しては軽い刑罰
しか科すことができないが、危険性という観点からすると、むしろ
通常の犯罪者より再犯の恐れがお大きいのにもかかわらず、刑罰が
その危険性に対処できない A 現行の措置入院制度の欠陥 この
制度は、罪を犯した精神障害者の治療・改善に十分に役立っておらず、
それらの者の再犯防止に甚だしく不十分な制度となっている、ことが
挙げられている。
 それでは、これまで、どうして「保安処分」が導入されなかったか
というと、人権主義者から、行為者に対してできるだけ烙印を押さ
ないという「不介入の刑事政策」が支配的となっていたからである。
 このような刑事政策の専門家の無策が今日の状況をもたらして来た
のである。さすがに、最近では、保安処分の導入に反対する者も劣勢
になって来ている。
 保安処分の導入についての問題点は、@ 再犯予測の困難性 
A 政治犯への悪用 B 対象者への人権侵害の恐れ がある。
 しかし、@ 性的犯罪者などは、再犯の可能性が多いという研究
結果もあり、彼らから住民を守るということはすでに先進欧米諸国
でも試みられている A 政治犯への悪用は、北朝鮮、ソ連とは違い
日本などでは、その悪用を阻止できる裁判制度などの体制が整って
いる。B 対象者に対する人権侵害の恐れも裁判制度などで払拭
できる、ことから、充分に対処できると考える。
 それと、保安処分の導入反対論者は、今や反対のための反対に
陥っている。つまり、反対論者からの対象者への再犯防止策が全く
示されていないことである。今日の猟奇的少年事件への解決策が
提示されたことはない。
 これまで、提案してきたが、再犯可能者に対する隔離は、その間
住民を行為者から守る点から大きな役割を果たすことを確信しなければ
ならないと考える。

おはようございます(^^; 投稿者:Abraham Matalow  投稿日: 7月15日(火)09時23分21秒

心理面からいえば、厳罰化は、犯罪防止ではなく、被害者救済の面が強いのではないでしょうか。
犯罪者は、拗ねて、僻んで、恨んで、不貞腐れて、自棄糞の心理状態にありますから、ルールが設定されればされるほど、それに反抗する形になると思います。

魚屋でトマトが売っていないと怒る愚に如ず 投稿者:KABU  投稿日: 7月15日(火)00時04分46秒

>司法試験成績優秀合格者さま

下記(↓)「刑罰の本質」(投稿日:7月14日(月)23時16分)有難うございました。私は、刑法は専ら團藤重光先生、藤木英雄先生、大谷實先生、福田平先生(大塚さんは嫌いだった)で齧った世代であり、保安処分などと言えば、悪魔の制度のごとき印象をもっておりました。今でも、理念型としての保安処分、即ち、犯罪行為(実績)とは無関係に犯罪(というより「反社会的行為」と呼ぶべきでしょうか。)を起こす蓋然性(資質)に着目してそのような反社会的傾向性を持つ者を社会から隔離する(永久に隔離する方法の一つが「死刑」)ことには反対です。これは、蓋然性の算定技術という科学技術の精度の問題だけでなく、「社会を構成する人間とは何か」、「犯罪者も含めて社会は構成されているもんやないか」という哲学思想的な所で引っかかるからです。

しかし、性犯罪の累犯者を典型に、犯罪行為(実績)に着目した「保安処分」はありだと思います。否、強力に推進すべし、と。この意味の保安処分は、英米では日本よりも大胆かつ巧妙に取り入れられていると認識していますから。また、イタリアやフランスでもドイツでも(当然、制度としてはロシアでも。ロシアは近代学派が主流ということもありますし、)そうであると想像します。まあ、こればかりは文献と統計資料だけでは隔靴掻痒。私の想像は実ははるか四半世紀近く前に同志社大学の刑事政策の講義で聞いたこと程度のことを基盤にしているだけなので、自信をもってそうだとは断言はできません。この点に関しては是非ご教示いただければと存じます。尚、

>厳罰化で何も解決しない<
の如き<識者>の発言には腸が煮え繰り返る気持ちです。彼等は、法や刑罰に過大な要求を勝手に突きつけておきながら、そのハードルを法や刑罰が越えられないと見るや、「そらみたことか、厳罰化で何も解決しないではないか」と言っているようなものです。

あるいは、これらの<識者>は、万引きが横行するから、コンビニに監視カメラが導入された。しかし、当該のコンビニの万引きは減ったが、隣の本屋の万引き率は向上したという現実を見て、「そらみたことか、監視カメラのような人間不信に根ざした措置では、万引きは減らすことはできない。万引きを減らすには、家庭・地域・学校、そして、景気や年金やストレスを含めた社会改革が大切なのだ」、と言っているようなものです。書いてて腹が立ってきた。

畢竟、厳罰化で何も解決しないというのは、魚屋でトマトが売っていないと怒る愚とあまり変わらないと思います。あるいは、世界最速を謳っているオリンピック100メートル走の金メダリストがF−1レースの車より遅いからと言って「世界最速」の看板を降ろせというのにも等しい。思いますに、法も刑罰も与えられた守備範囲をきちんと守ることしかできないのではないでしょうか。地味だけれどもそれはそれで素晴らしい人間の智恵だと私は思います(サッカーでも野球でもそんな選手が私は好きですね)。だからこそ、ここに強力な助っ人の保安処分が加わる意義は大きいのでしょうか。再度書きますが、是非、研究の成果をお教えください。今後とも宜しくお願いいたします。
編集済

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恐らく、漸近線の反対側から同じ風景を眺めているのでしょうね 投稿者:KABU  投稿日: 7月14日(月)23時21分18秒

>課長老師さま

私も、老師、灯理姉さんが仰ることの意義はわかっているつもりです。例を出すと却って混乱を招くかもしれませんが、眼前の同じ景気の現状を考えるのに、少し古いですが、コンドラチェフ循環、ジュグウラー循環、キチン循環という周期の異なる景気変動のどれにとりあえず着目しているかという差ではないでしょうか(これらの景気循環は各々、50〜60年、9〜10年、40ヶ月前後の周期でしたか)。さりとて、眼前の景気にはこれらの波が総て影響している。

私は、戦後民主主義批判の側から現状を理解しようとしています。それに対して、老師は、何故、戦後民主主義なるものに日本人がいかれてしまったのか、戦後の日本人が戦後民主主義なるものを受容するについては、WGIPの効果だけではなく、思想的に受け入れる余地があったのではないかとお考えなのではないですか。而して、その受容器が、あるいは司馬遼太郎さんなどが嘆く(日露戦争後の凄まじいばかりの、)大東亜戦争前の日本の官僚や軍や、その他、政治と社会の指導層のテイタラクにも影響したのではないかとお考えなのではないでしょうか。

蓋し、もし老師の戦後の日本を理解するアプローチのスタイルがそのような側面も持っておられるとするならば、それは、私と同じ問題関心を違う側面から、しかし、異なるスパンで理解しようとされているものではないでしょうか。不遜ですが私はそう考えております。だから、老師とKABU小人の問題関心は同じだが方法は異なる、しかし、両者は相補的ではないか、と。コンドラチェフ循環、ジュグウラー循環、キチン循環が相補的な認識枠組みとして同時に使用可能なように。昨年から胸を貸していただく中で、小人は、かく思うに至りました。いずれにせよ、今後ともご指導のほど宜しくお願いいたします。
編集済

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刑罰の本質 投稿者:司法試験成績優秀合格者  投稿日: 7月14日(月)23時16分17秒

>厳罰化で何も解決しない<
 厳罰に処して、できるだけ長く刑務所などに隔離する。その間は
少なくともこの犯罪者(触法少年だから用語は適切ではないかも
知れないが、この用語を使わせていただく)から国民が被害を
免れる。そして、出所後も情報を国民に知らせることによって、
同種の犯罪から国民を守る。この考え、可笑しいですかね?
 私は最近、刑罰の本質はここにもあるのではないかと考える
ようになりました。これと「保安処分」の考え方が結び付く
ように思えますが・・・

思い出しました 投稿者:機械計算課長  投稿日: 7月14日(月)22時51分52秒

やっと名前を思い出しました。書いた人間は浅見絅斎1652−1711
江戸時代の民間系儒学者山崎闇斎の有名な弟子です。
この人のお父さんは興味深い人で町人で自分の子供の教育のために資財を全部なげうって倒産にいたります。兄も町人から学者になっています。

中国の忠孝義烈の士の文章を集めた『靖献遺言』を書いて、多くの武士に読まれています。これは天皇を儒教の天とのアナロジーで位置づけた点と、徳川幕府は天皇に政権を返すべきだと論じた点でその後の明治維新の背景思想になっています。この本では青少年の気持ちを揺るがすような、思想のためというか、義のために人間は死ぬのが当たり前だというパターンや、「正義や真理は実現されるし実現されねばならない」という考え方に近い、予定調和的なかならず理にかなわないことはいつかは転覆し正統な政治が戻ってくることを信じながら貧困のうちに死にました。 これは中国思想の影響が強そうです。当時のベストセラーでかつ教養書ですな。

わたしはそれは江戸の中期だと思います 投稿者:機械計算課長  投稿日: 7月14日(月)21時19分02秒

KABUさんの趣旨に反対しているわけじゃない。
ただあまりに敗戦後ばかり注目すると本質が見えなくなりますよという話

日本の風景 投稿者:灯理  投稿日: 7月14日(月)05時38分54秒

> それは、ある意味、大東亜戦争後の日本人のものの考え方の一つのパターンであったかも
> しれない。

それ、もっと昔からあるもんじゃないでしょうか?。
統制派や新官僚の思考様式はまったく「正義や真理は実現されるし実現されねばならない」と言うものでしょう?。
ですからその病気にわが国が罹患したのはもうちょっと前、と思いますよ。

どこか変な日本の風景(補足) 投稿者:KABU  投稿日: 7月13日(日)14時27分36秒

「正義や真理は実現されるし実現されねばならない」というような子供っぽい感性を大東亜戦争後の日本社会は持ってしまったのではないかと私は思っている。そして、この感覚の子供っぽさを糊塗していた日本経済のパイの拡大が停止し縮小に向い始めたこの10年間において(要は、表面化する社会的な矛盾や紛争をお金で解決することができなくなって、)、元々噴飯ものだったこのような感覚の凄まじいばかりの荒唐無稽さが現実場面に顕現しているのではないだろうか。

この「正義や真理は実現されるし実現されねばならない」という世界認識は、所謂左翼の感性にも、大東亜戦争後の日本の主流を占めてきたであろう思想、即ち、経済第1主義&世界の国際政治的な現実とは無関係に日本国憲法を護ってさえいれば日本が生存できると考える鎖国主義的なリベラリズムにも共通に見られるものではないか。それは、ある意味、大東亜戦争後の日本人のものの考え方の一つのパターンであったかもしれない。

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どこか変な日本の風景 投稿者:KABU  投稿日: 7月13日(日)12時48分25秒

長崎の少年による殺人事件(おっと、これえ「犯罪」ではないのだから、あくまでも「殺人」は「ひとあやめられしくだんのできごと」ですよ。またこの加害少年はまさか「犯人」ではなく「加害者と想定されている少年さま」ですよ!)や沖縄で起こった中学生集団撲殺事件、等々、今の日本の社会はなんか変だよなと思う。少なくとも、社会や世間に対する子供達の認識が、完全に、お客様やお嬢さま/お坊ちゃまのそれと化しているのではないか、要は、国や世間や親は自分が快適かつ自分が嫌いな何ものにも束縛されずに生きて行くために必要な総てのサーヴィスをする義務がある、とでも思っているのではないか。そして、自分は何をしても許される、とね。

少年の犯罪や少年様に指1本触れられないでいる日本社会のテイタラクをこの間見るにつけ、子供達のお客様意識(あくまでも、もし、私の認識にいかほどかの正しさが含まれているとするならばですが、)は打破され、彼等は躾られなければならないのだ。そして、そのような子供達の意識を夜に日を接いで助長したであろう、大東亜戦争後の、これまた、子供っぽい戦後民主主義的な世界観もまた打破される必要があるのではないかと思う。

何故戦争がいけないのか。何故、体罰はいけないのか。何故、受検競争は悪なのか。何故、大東亜戦争前の日本も棄てたもんじゃなかったと言ってはいけないのか。何故、民主主義は万能ではないよ、と言ってはいけないのか。何故、大東亜戦争は日本が悪かったわけではないと発言してはいけないのか。何故、煙草を吸う人間が非難されるのか。何故、カップヌードルを食るような人間は健康に無関心なやつとして批判されなければならないのか。そして、何故、日本国憲法は集団的自衛権を認めているとか、憲法第9条は<変遷した>と教科書に書いてはいけないのか(25年近く前のことだが、橋本公旦中大学教授は新版を出したばかりのそのテキストを絶版せざるをえなかった)。これらについて、確たる根拠もなく、判断停止の状態のまま、経済的なパイを拡大させることに邁進してきたつけが、気づいたら戦後民主主義のイデオロギーが猖獗を極め戦後民主主義教育が跳梁跋扈しそのイデオロギーをこの社会に撒き散らす事態となって現れているのではないか。そして、現在は産業構造の変化とグローバリゼーションの進行の中で、今までそうしてきたようには、拡大するパイの分け前を増やすことによっては社会的な矛盾や紛争を糊塗できなくなってきている。それが現在の日本の実相ではないか。そのようなものとしてこの国の実相を捉えるとき。戦後民主主義的な世界認識のパラダイムは完全に制度疲労に陥っていると言わざるを得ない。

朝鮮半島付け根の国(私は国民の1〜2割を餓死させるような政治体制を近代的な意味での「国家」とは呼べないと思いますが、)に対して、圧力なしの冷静な交渉を主張する朝日新聞やリベェラル側=旧体制側の姿は、少年は犯罪を犯すはずがない、少年が加害者になるとしたらそれは社会や親や学校や地域に問題があるはずだと言い続け、自己がアプリオリに措定したイデオロギーの検討や点検は豪も考えない姿勢と共通の核を持っていると私は思う。畢竟、現在のどこか変な日本の風景の原因の少なくとも一つは戦後民主主義にある。

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朝日的日本 投稿者:灯理  投稿日: 7月12日(土)23時15分56秒

> 「家庭や学校、地域の取り組みをどう強めていったらいいのか」と。

わたしにはこれ、相互監視社会の強化を朝日が主張してるように読めるんですが・・さすが、全体主義大好きの朝日、と言わざるを得ません。
戦前戦後を貫いて、常に朝日に流れる根本モチーフこそこれでしょう。
それと、表裏一体の関係にある猫なで声とともに、これも古く、伝統的な日本の一面、と思うのです。

鴻池発言、何がたがが外れている、だ 投稿者:KABU  投稿日: 7月12日(土)19時52分40秒

今日の朝日新聞社説『鴻池発言−−たがが外れている』には呆れてしまった。実際これ、社説というか散文ではないよ。日記か現代詩だよ。名づけてお子様用・鮎の姿焼き。その心は、骨(論理)があると見せかけて既に骨(論理)は取り去られている。あるいは、お魚(論述)に見えるが既に内部は魚肉のミンチ状態(幻想と願望と妄想の塊)になっています。

さて、無駄口は3行でさえ朝日新聞にはもったいない。さっさと、要点を書いて剣菱飲みに行こう。ポイントはこれ。「刑事犯で検挙される少年少女は増えている。刑事罰を問えない14歳未満の事件にどう対処するかという問題も深刻だ。刑事罰の強化だけで立ち向かえるわけではない。家庭や学校、地域の取り組みをどう強めていったらいいのか」、と。これおかしいと思いませんか。

法の解釈論や運用を述べている「刑事犯で検挙される・・・刑事罰を問えない14歳未満の事件にどう対処するかという問題も深刻だ」の部分を考えるために、立法論たる「刑事罰の強化だけで立ち向かえるわけではない」を持ってきている。しかも、何の根拠もつけることなく、「刑事罰の強化だけで立ち向かえるわけではない」という自分の認識を論の前提にしている。これ論理の誤用だよな。

この社説は、刑罰や刑法に過大な要求を勝手に押し付けており、そして、その要求が達成できないからといって、刑罰や刑法自体の重要性を否定している。即ち、「14歳未満の事件にどう対処するかという問題も深刻だ。刑事罰の強化だけで立ち向かえるわけではない」、と。あのな朝日新聞さん、刑罰や刑法、ひいては法制度自体は完全でもオールマイティーでもないんやよ。だから、「刑事罰の強化だけで立ち向かえるわけではない」のはそりゃー100%正しいだろうよ。でもね、だからと言ってそれで厳罰化のメリットが否定されたわけではないでしょう。否、厳罰化しても犯罪は減らないかもしれない(今次の飲酒運転罰則強化がその好例だが。経済事案では、犯罪で達成できるプロフィットと犯罪で失うコスト、そして、犯罪が露見する確率によって算出される期待値が変われば犯罪は劇的に増減する。けれども、自然犯では諸外国の例を見ても厳罰化によって犯罪が減るとは必ずしも言えない)。しかしね、刑罰の重要な機能の一つは、社会的な報復であり、被害者感情を慰めることだ。それにより犯罪によって空洞化された法や正義への不信感を被害者と社会が取り戻すことができる。これも刑罰の重要な機能でしょう。ならば、法への信頼が落ちるところまで落ちつつある現代の日本社会の現状を鑑みれば、厳罰化は、正に、現代日本社会が渇望している政策とは言えないだろうか。私はそう考えるけれどね。

トドメの一発がこれ、「家庭や学校、地域の取り組みをどう強めていったらいいのか」と。朝日新聞さん。あのな、社会が良くなれば犯罪はなくなる。家庭や地域や学校がよくなれば犯罪はなくなる、ってか。あのな、それは犯罪を無くす話でしょう。確かに、犯罪が起こらないのなら、刑法も刑罰もいらんようになるやろう。これは論理的には正しい。でもね、少年犯罪が目の前で土用の鰻のように鰻のぼりに増えている時に、しかも、厳罰化を論じているのと同じパラグラフで、それと無関係なことは書きないな。<対処療法>ではあるが、犯罪がなくならない現状への対案として真剣に厳罰化が問題にされているときに、犯罪をゼロにするための中長期的な話を持ち出しなさんな。と、私は今日の(も)朝日新聞の論理性欠如に唖然としたのである。
編集済

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刑罰を受ける権利 投稿者:KABU  投稿日: 7月12日(土)14時00分07秒

刑罰を受ける権利を大東亜戦争後の日本社会はゾンザイに扱ってきたのではないか。少年事件や触法精神障害者事件の報道に接するたびに私はそう思わずにはいられない。また、それらの事件に対する識者のコメントを読むとき、私はその冷静で理知的かつ経験に裏うちされた迫力のある文体の向こう側にある種の傲慢さと知的な怠慢を感じる。即ち、「刑罰を免除するのだから加害者には文句はあるまい」、「何、被害者の憤りだぁ? そんなんは国が手厚くお見舞金でもだしたら黙るやろ」、「厳罰化を求める市民の声だぁ? 少年の実名を報道させろだと? そんな国家権力の権限を強化することやないか。そんなんは、一時の感情に突き動かされて法律を知らん素人の愚かな声や」というような主張を感じるのである。ちょうど2年前に弊サイトの日記コーナーに書いたものがある。「刑罰を受ける権利」を考える際にいつも読み返すもの。ここ1週間ほどの間にあいつで起った、長崎の少年による殺人事件(ひとごろしじけん)や沖縄の中学生集団撲殺事件、新潟の女性監禁事件最高裁判決を踏まえ、あらためて、犯罪と刑罰を考えていることもありここに転載する。以下、自家原稿引用。
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●2001年6月20日(水曜日)
新聞の投書欄にわが意を得たり、というものがあった。長野県の55歳の女性NDさんの投書。NDさんの息子さんは、20歳のころから人格障害と診断され現在に至っている。家庭内暴力を幼児期から見て育ったのが一因とのことらしい。投書はこう語る。以下、投書引用開始。

「裁かれる権利 与えてほしい」(朝日新聞・6/20朝刊・東京本社版、「声」より要約紹介)
精神病は通常の人のストレスの延長上にある病でもあり、だれもがなる可能性のあるものです。国も、ハンセン病政策を真に反省するのなら、「精神病者、即隔離」という考えが、どれほど大きな偏見で、医療的にも誤りか分かるはずです。精神病者とて、自ら犯した罪は分かるのです。私の知る限りの精神障害者と家族は、罪を犯したら通常者と同じく刑事責任を問い、裁判を受けさせてほしいと思っています。裁判を受けさせないのは、保護ではなく、裁かれる権利さえも奪っていると思えます。裁判によって、なぜその病になったかのか、病が犯罪にどうつながったのか、あるいは無関係だったのかを究明し、世の人々に伝えてほしいです。それが精神病を予防する道となり、精神障害者の犯罪の減少、予防へとつながると思います。(以上、投書引用終了)

ドイツの哲学者カント(1724-1804)は、「人間を主体・目的としてのみ扱い、道具・手段としてはならない」と語っている。日本国憲法の基本理念の一つ、<個人の尊厳>は正に、このカントの主張から基礎づけられると私は思う。この思想の地平からは、<精神障害者≒責任無能力者>なんぞは何と人間を馬鹿にした、悪しき官僚的な思考停止の沙汰に見えることか。

精神障害者や少年の犯罪に対して実名報道を控える慣行は、それが成立した時点では、世間からの不当な偏見から<自分で自分を守れない弱者>を守護し、加害者が社会復帰した後、自立することを容易にする妥当な選択だっただろう。しかし、それは慣習となりルーティンとなり、形骸化した。結果、この弱者保護の慣行は、精神障害者や少年から、精神障害や少年という記号論的な理由だけで社会の正会員資格を奪う<制度の暴力>となってはいないだろうか。人格と個人の尊厳に対する暴力に。刑と罰の基礎づけとしての応報思想をもう一度見直すべき時期に我々の社会は来ているのではないか。

罪を犯した自分を認識でき、而して、罪の償いの意味を了解できる者には裁判を通して刑罰を受けさせること。罪も罰も認識し了解できない者には、教育と治療によりその社会への危険性を逓減せしめること。このシンプルな原則を愚直に素直に実行すべきではないのだろうか。
編集済

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新潟女性監禁事件判決考(下)  投稿者:KABU  投稿日: 7月12日(土)13時29分24秒

<承前>

大谷先生とその門弟の方々に刑法を教わった私には上記大谷先生のコメントはよくわかる。そして、刑法学者の立場なら私も大谷先生と同じコメントを出したかもしれないと思う。しかし、刑法と刑罰の機能の一つが、被害者や被害者の親族に代わって国家が報復を行うことを通して、犯罪によって空洞化された法に対する尊敬の回復であることを考慮するとき、併合罪を認めた上での懲役14年の判決は妥当であると私は考える。むしろ、未決拘置を宣告刑に算入した裁判官の裁量に疑問さえ感じる。上にも述べたように、裁判官のこの裁量へのコメントは他所で行うけれども。

「このような便宜的かつ恣意的な解釈を認めれば罪刑法定主義が空洞化する。一貫せる刑法理論は罪刑法定主義をその法の運用の場面で具現化するものなのだから」という批判もあろう。しかし、刑法といわず、総ての法の解釈は法的安定性(=刑法の場合、罪刑法定主義)と具体的妥当性(=本件の場合、報復感情の充足)との緊張の上に智慧を具現する営みである。即ち、罪刑法定主義は絶対の要請事項ではないのである。そして、本件のように一応法解釈的な理屈が立つのであれば、事件の特異性を考えた場合、法的安定性と具体的妥当性のバランスを取るために併合罪の成立を認めることも正しい法的な判断だったと私は考える。

罪刑法定主義の違反とは、例えば、本件で懲役16年とか死刑とかを宣告することである。この明確な罪刑法定主義違反と対照すれば、本判決が明らかに罪刑法定主義のルールに導かれたものであることが解る。加えるに、これは便宜的な判断ではないのであって今後、どこかで9年2ヶ月に及ぶ未成年者略取・逮捕監禁致傷と窃盗の事件が発生した場合に、充分、先例としての使用に耐え得る判断を新潟地裁は行ったのである。今日はここまで。

★註:法定刑・処断刑・宣告刑
あるクリアカットな特徴でもって類型化された犯罪(刑法の構成要件)に対応する刑罰として法規に規定されている刑罰のメニュー(種類とボリューム)が法定刑であり、ある事件に適用される法定刑や法律上並びに裁判上の加重軽減を加えた刑罰のメニュー(種類とボリューム)が処断刑。そして、実際に裁判所たる裁判官が言渡す刑罰が宣告刑である。例えば、寿司屋のメニューを法定刑と考える場合、「今日は、ハマチとタコは仕入れてません。鯛は時価でお願いしています」という主人のコメントを加味し修正されたメニューと値段と消費税等々の価格修正要因の体系が処断刑、そして、実際の客の注文の内容とその支払われる値段の総額が宣告刑であると私は考えている。

★註:未決拘置/未決勾留
裁判が確定するまで拘置所に勾留されること。または、その日数。刑法第21条によれば、「未決勾留の日数は、その全部又は一部を本刑に算入することができる」
編集済

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新潟女性監禁事件判決考(上) 投稿者:KABU  投稿日: 7月12日(土)13時23分38秒

7月10日(木曜日)、新潟女性監禁事件に関する最高裁判決がでた。懲役14年で確定。刑法的には間違いではないが、法哲学があまりわかっていない二審の東京高裁の判決(懲役11年)を破棄し、一審の新潟地裁の判決を支持し自判したもの。でるべき判決がでて嬉しかった。今、メルマガで「犯罪と刑罰」を巡る原稿を書いているところであり、私にとっては、そのテーマを考えている時にエンカレッジしてくれる判決が出たという状況。で、公私多忙なので、1年半前に書いた文章をここに転載する。長崎の少年が起こしたとされる殺人事件(「犯罪」ではないのだから、「SATSUJIN」ではなく「ひとごろし」事件か!)等々を考えるのにも幾らか参考になるかもしれないと思ったから。以下、自家原稿引用。
========================

2002年01月25日(金曜日)新潟女性監禁事件判決考

火曜日(22日)に新潟女性監禁事件の判決が出た。懲役14年。被害者を9歳から19歳までの9年2ヶ月に渡り監禁した特異な事件であり量刑が注目されていた。新聞報道で見る限り、本判決を評価する上での考慮要因(Major Factor)は大きく以下のようだ。もちろん、本事件の最大の課題は、「被害者の立ち直りをどう支援するか」であり、最大の問題は、「何故、9年2ヶ月も犯行が露見しなかったのか」であることを踏まえた上での話である。

(A)併合罪認定の可否(未成年者略取・逮捕監禁致傷罪と窃盗罪)
(B)事件の重大さ/被害の大きさに法定刑(または処断刑)(★註)が対応しているか否か
(C)未決拘置(★註)を宣告刑(★註)に算入することの可否
(D)被告人の責任能力の有無

本コメントでは(D)は検討しない。また、(C)は裁判官の裁量範囲内の事項であり別所で論じる。ならば、法定刑から処断刑を組み立てる制度の一つが「併合罪」なのだから、結局、(A)と(B)は1個の楯の両面の関係にある。而して、本判決を巡る論点としては、@法解釈論として本件が併合罪を認定できるケースであったか否か、A立法論的に見て「長期に渡る監禁」という構成要件的事実に対応する法的刑を引き上げるべきではないか、を考慮すればよいと私は考る。

上記Aに関しては、「厳罰化では何の問題も解決しない」、「たとえ犯人を死刑にしても被害者やその家族の報復感情が一時的に満足されるだけのことで、被害者の立ち直りが進むわけではない」とかの言辞を垂流すリベラル側=旧体制側以外の大方の意見は法定刑の引き上げ(新たな犯罪類型=構成要件の創出も含め、)で一致していると思う。問題は、上記@である。ここで世間の常識と専門家の常識が鋭く対立している。多くの刑法学者は概略こう言われている。曰く、「本件で併合罪を論じるのは無理があり、また、本件の窃盗罪も刑法の謙抑主義から見てもともと起訴されるほどの事実ではない。ゆえに、本件は刑法的には未成年者略取・逮捕監禁致傷罪のみを考慮すべき事件だったのではないか(つまり同罪の最高刑懲役10年の範囲で宣告刑を言渡すべき事件だったのではないか)。而して、事案に比べた刑の軽さは立法で解決すべき問題である」、と。例えば、23日の朝日新聞に掲載された同志社大学の大谷實先生、同日の日経新聞に掲載された中央大学の藤本哲也さんのコメントも大体このような考えを前提にされていると思う。

<続く>
編集済

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少年事件考 投稿者:KABU  投稿日: 7月12日(土)12時34分36秒

>司法試験成績優秀合格者さま

今まさにメルマガでこの関連を書いています。少し時間がかかりそうなので箇条書き風にKABUの感想をメモしておきますね。

1)立法論として
刑法と少年法の改正。遅くとも、小学1年生からは「犯罪を犯す」ことと「犯罪を償う」ことを認めるべき。要は、犯罪の責任を取ることができる人間としての正当な人格を認めるべき。子供は動物ではない、ちゃんとした人間なのだから。今の法は子供に優しいようで失礼なものではないでしょうか。

また、犯した罪を償う人間としての尊厳を認めるのだから、社会的制裁も同様。実名報道を原則にすべき。非公開の場での曖昧な事実認定とか矯正とかではなく、公開の場で法的な攻撃防御を検察と被告人双方が駆使することを通して、事実の解明と責任主義が貫徹された刑罰の類と量が確定されるようにすべきではないでしょうか。

尚、累犯者に関しては、一部欧米諸国の制度を参考に、刑期をまっとうした後も累犯者であるという事実を根拠にした行動の自由の制限も合理的だと思います。具体的には、居住地の指定、移動の許可制、通信の秘密の制限や盗聴、あるいは、累犯者であることを地域に公知すべく「私は累犯者の●●です」というタグを常時携帯することも考慮されるべきかもしれません。

上記に加えて、「有期刑の期間変更に関する法律」(仮称)を通して、「平成16年1月1日以降に行われた(実行行為の着手の時点ですかね?)総ての刑法犯に関しては、当分の間、法定刑刑期の下限と上限を各々1.5倍にするものとする」とでもすべきでしょうか。これによって、新制度移行後の最初は犯罪が激増するだろうが(いままで、曖昧にされていたものが統計データにでてくるのだから)、それに対応するためには上記「累犯者」を警察の捜査補助要員として使えばよい。こう考えれば、冗談抜きに、江戸時代とか中世ヨーロッパにおける刑罰と刑法のありかたはある種の合理性を保有していたのかなと私は思っています。

2)解釈論として
行政刑法や税法等のあらゆる手段を使って、少年とその親に社会的制裁を加えるべきでしょう。否、ネットでの少年の画像や実名の流通、当該中学校の名前や担任教諭の名や経歴情報の流通は、現実の方が法の解釈や運用を置いてけぼりにして、この事件(残念ながら「犯罪」ではないから「事件」と書きます。)によって空洞化された社会秩序の権威回復に動き出しているということかもしれません。刑法の本質は応報なのだと私も思います。罪刑法定主義なり目的刑的な法技術は応報をより低コストで実現する言わば2次的なプリンシプルに過ぎない。それらも大切ではあるが本質の存在が危くなっているような状況では、それら2次的な価値は沈黙すべきなのではないでしょうか。そう例えば、新潟監禁事件の併合罪量刑に関する近時の最高裁判決に具現したように。私はそう思います。
編集済

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お願い 投稿者:司法試験成績優秀合格者  投稿日: 7月11日(金)22時57分41秒

長崎の少年事件を論じましょう。

日本海海戦100周年 投稿者:海の防人(代理投稿)  投稿日: 7月 8日(火)21時45分12秒

日本海海戦100周年記念大会について

 前略 さて、平成17年(2005年)は日本海海戦100周年の大きな節目にあたります。
 ご承知のとおり、日本海海戦は、東郷司令長官率いる我が聯合艦隊が日本の存亡をかけてロシア帝国バルチック艦隊を迎撃し、海戦史上例を見ない圧倒的勝利により、我が国の独立と安全を全うし、国威を内外に宣揚して国際的地位を高らしめ、今日に至る繁栄の基礎を築き、また、列強の植民地となり、蹂躙抑圧されたアジア諸国に限りない希望を与え、独立の気運を高めた海戦であります。
 しかしながら、我が国は第二次世界大戦において敗戦の苦汁を嘗め、自国の歴史、特に明治以後について正しく教えることを避ける風潮により、世界的にも著名な日本海海戦の意義すら忘れ去られようとしていることは、真に遺憾であります。
 この度、日本海海戦100周年記念大会を組織し、「明治維新後歩き始めたばかりのきわめて厳しい状況の中で、未曾有の危機を克服した明治の人たちの気概と愛国心、先人の知恵と志に学び、自信と誇りを回復し、混迷を続ける現状を打開して活力ある国つくりを図り、また、この海戦における日露両国の戦没者を慰霊し、信頼と友好を促進する」ための運動を、各機関・団体と連携して全国的な規模で展開することといたしました。
 記念行事といたしましては、記念式典、記念講演、記念館三笠移動展、記念献茶式、記念柔道大会、記念遺墨展記念論文の募集等を計画しております。
 つきましては、本大会の主旨にご賛同いただき、なにとぞ格別のご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

                 平成15年5月吉日
                 
                 日本海海戦100周年記念大会
                 名誉会長  元内閣総理大臣   中曽根康弘
                 会  長  三菱重工業会長   増田 信行
                 副会長兼  三笠保存会会長   日吉  章
編集済

灯理 さん 投稿者:司法試験成績優秀合格者  投稿日: 7月 1日(火)15時34分45秒

ありがとうございます。
タバコとガンに関係があろうが、やはりタバコを吸いたい人の吸煙権利は認めるべきですね。
カンになろうが、その人の勝手ですよ。
それとタバコの増税、大反対だ。発泡酒の増税も大反対、取りやすいところから税を徴収する
ことは税法の精神に反します。
あの動物愛護団体 自分が生きているのは何かを殺して食っているからだろう。
こんなこともわからない奴のことを話しているだけ腹が立つ。

ども(^^; 投稿者:Abraham Matalow  投稿日: 7月 1日(火)12時16分32秒

させぼさん、ありがとうございます。
>某へるすしっぷ…ではないようですね(今日確認してみましたが)。

巨大グループのほうです。メンバーが1000人前後の・・・(^^; ごぞんじなかったのですか? そうであれば失礼しました(^^; 確認のお手間をとらせてしまいすみません。

今日から煙草値上げ・・・ 投稿者:KABU  投稿日: 7月 1日(火)07時20分35秒

>皆様

私は、嫌煙運動とフェミニズムと健康食品推進と鯨保護にはある共通の違和を感じます(昨日のニュースでは、動物実験用の動物を盗み出したグループがいたらしいからこれも入れて5者にしておこうかね♪)。このサイトでもあっちゃこちゃに書いていますが、その違和の中心は2つ。

(甲)世界の大多数を占める「貧しい国」、あるいは、「自国/自民族の文化を誇らしく呼吸している人々」の現実との圧倒的な乖離
(乙)自分が嫌い/反対であることと、そうは感じない/考えない他者に対して「やめなさい」と言えることとの差異を理解していないこと

そして、この両者はともに傲慢な無知に起因しているだろうし、私は彼等の言説に接するたびに、世界の現実から見れば恵まれたポジション(私はそれを「先進国の都会のホワイトカラー」の立場と言っていますが、)からTVゲーム感覚でものを言っているようにしか感じません。そりゃー、TVゲームのキャラクターなら君の言うことを聞くだろうよ。また、TVゲームの中の死や憤りは貴殿に殴りかかってきたりはしないだろうよ、と。でも、君と違う考えの他者がこの世に存在し、それどころか、多少、身体に悪かろうが今日のカロリーと栄養素の方が添加物の混入の有無より数億倍も重要だと感じる母親や子供達が世界の多数派だということをイマージして欲しい。そう思っています。あああ、今日から煙草も値上げですね。ぐっすん。

召喚成功(?) 投稿者:暁緑桜公@させぼ  投稿日: 6月30日(月)22時58分41秒

●Abraham Matalowさま
お呼びになりましたか?(^_^;

>公衆衛生のグループ
某へるすしっぷ…ではないようですね(今日確認してみましたが)。

当方もたばこは吸いません(どうにも煙ったいもので…)し、知らない他人の煙を
吸うのはできれば勘弁してほしい…という所なんですが(グリーンリボン、一応
持ってます)、嫌煙・禁煙も行き過ぎはよろしくないなぁ…と思ってます。
(何やら禁酒法の昔を思い出す…といってその当時生きてた訳ではないんですが)

肺がん、結核、生活習慣病、しまいには美容にも悪いそうですが…>たばこ

>鯨
平戸や宮城沖でしょんぼりと年数十頭…でもダメなんですねぇ(とほほ)。

社会のガンと発癌物質。 投稿者:灯理  投稿日: 6月30日(月)13時44分32秒

>司法試験成績優秀合格者さん。

> タバコとガンとは関係があるのかね? 専門家の方、教えてください。

わたしは専門家ではありませんがお答えいたします。
タバコとガンには確実に関係がある、と思います。ニコチンではなく、タールに問題があるのです。
お年よりのお医者さんから聞いた話では、「昔はね、皮膚癌の研究をするとき、タールを自分の腕に塗ったもんなんだよ。」と言うことですから、昔からその発ガン性は周知の事実だったわけですね。
ですからタールを含むすべてのものには発ガン性がある、と言えるでしょう。サンマや焼肉の焦げ目にも、トーストににも。
そして発癌物質は別にそれだけではない。もっと激烈なものもたくさんあります。
ダイオキシンもそうでしょうし、いま石原都知事が非難して話題のPM(パティキュレート>炭素の極超微粒子)もそうです。

世の中には環境保護に熱心な企業、というのがたくさんあります。
彼らは多くの寄付をNGO、環境保護団体につぎ込んでいますが、それはもちろんその矛先が自らのほうへ向かってこないようにするためです。
あ〜あ・・何のことは無い、総会屋と変りないではありませんか。

>  鯨の問題も同じ線上にある。犬を食おうがハクビシンを食おうが
> 勝手だよ。

もちろんです。
犬はなかなか美味しいですよ。
まあそれはさておくとしても、IWCだってそんな事はわかっているので、鯨は絶滅危惧種である、ということになっています。そして、科学委員会の報告は無視しつづけ、グリンピース辺りの妄想にはお付き合いするわけですね。
ある意味で、米保守派と彼らとは腐れ縁であって、下の投稿でも触れたように枯草剤使用の時のキャンペーンで利用したため、食い込まれちゃったわけですよ。

これって多くの企業と総会屋の関係、それそのものでしょう?。つまりタバコと鯨は同じ問題の構造をもっているのです。

吸煙権 投稿者:司法試験成績優秀合格者  投稿日: 6月30日(月)01時09分56秒

 嫌煙権はある弁護士の提案になるものだと記憶している。
例の人権派という奴だ。あういう手合いは人権とは自分の権利を守ることに
あり、他人の人権を守るということではない。これに朝日新聞が飛びついた。
確か中学生の少女に「わたしタバコ吸う人と結婚しません」と言わせた
マスコミがあったな。 
 こちらはタバコを吸わないが、吸煙権というものもあるだろう。
昔、新幹線の食堂車で見知らぬ御婦人と同席したが、その方が遠慮がちに
タバコ吸ってもようでしょうかと聞いてきたので、どうぞ、それにしても
タバコすう人の肩身がドンドン狭くなる世の中になりましたね、と同情
したことがある。
 同じ法律専門家として恥ずかしいが、弁護士がAと言ったら、Bと
考えてください。
 タバコ、害があると思うなら吸わなければよく、そう思わなかったら
吸えばよい。タバコ吸うとガンになり、医療費がかかり国家の損失だ
という弁護士がいたが、そんなことを言うなら酒を飲むなと言って
やったら黙っていたよ。こちらは酒もタバコもやらない国民の鑑だと
言ってやった。
 タバコとガンとは関係があるのかね? 専門家の方、教えてください。
 鯨の問題も同じ線上にある。犬を食おうがハクビシンを食おうが
勝手だよ。
 こちらは、「私は煙草が嫌いだ。私は吸わないが、私の隣で吸うのは
勝手だ」、それと「私は鯨が好きだ。鯨を食う。あなたが好きな犬を
食っても勝手だ」という主張だ。これこそ人権主義だと思うがな〜。

>Abraham Matalowさん。 投稿者:灯理  投稿日: 6月29日(日)09時33分00秒

> タバコの推進者達と議論したことがありますが、酷かったです(^^;
> それより酷いとなると・・・・ちょっと考えられませんが・・・どんなんだろ?

日本代表が赤インキをかけられたことはご存知ですよね。
去年の総会では米国代表が日本案に賛成票を投じたカリブ諸国代表に対し、「日本の援助欲しさに票を売った。」と悪罵を浴びせ、「独立国では無い。」とまで言い放ちました。もちろんそれらの国は伝統的捕鯨国ですよ。むしろ今まで経済援助をネタに、賛成させてきたのは米国のほうだったのです。
それが日本に賛成したので裏切られた、と思ったんでしょうね。どうやら激昂すると見境がつかなくなるようなのです。
いまどきこんなことを口走る米国人が国際会議に出てくる、と言う例は他に無く、IWC総会を取材すればどんな左翼も国粋主義者になる、と・・実際、朝日や毎日の記者でも、取材すると血相を変えて反捕鯨国を非難するので、番組的に困る・・環境保護と日本の後進性を謳い上げられなくなって・・ニュースにも乗らなくなっちゃったのです。
ことに近年は戦う水産官僚、小松正之参事官が登場し、IWC総会は大変迫力のある日本の主張の聞ける唯一の国際会議といってもよろしい・・わたしはそれがもったいない、と言っているわけです。
詳しくは小松正之氏の著書「クジラと日本人」プレイブックス・インテリジェンス
をお読みください。
日本の官僚を見直すこと請け合いです

> 除名されたあと、慰め?のメールが結構きました。面白いのは、「公衆衛生」は医学の中
> でも・・・おっと、詳しくはいえない(笑)、だから、コンプレックスが強く、そのせい
> だろう、ということでした。それは納得できますが。

そのとおりですね。疫学で因果関係を割り出すのには無理があるのです。にもかかわらず、関係がある、ないし証明された、と強引に主張しようとするものだから無理が出るわけです。
大体禁煙論者が正しいなら、肺ガン患者は減らなくてはならないはずです。随分多くの人がタバコを止めたんですからね。
それなのに相変わらず患者が増え続けているのはなぜでしょう?。他“にも”原因があるからです。そして反タバコ運動はそれに気付かせないためにもますます声高になっていくわけですね。

> フェミナチも、公衆衛生原理主義者(僕がこの言葉を使ったときから、すごく反応が出ま
> した(^^;)も、共通しているのは、全数検査したわけではないですが(^^; 父親
> との関係が好ましくなく、社会ルールへの執着が強く、他者をコントロールしたい、とい
> う欲求で共通していることは間違いないと思います。思考法が二値思考になっています。

米国のSF作家、ヴァン・ヴォートは暴力的人間のカテゴリに“正義漢”を含めています。
暴力的で権威主義的で、自己中心的な彼らはまさしくファシズム的人間、といえましょう。70年代の過激派学生などほとんど、このカテゴリに入ります。
わたしは彼らがきらいできらいでしょうがなかった・・威張り屋で、うそつきで、冷たいからです。
とにかく自分はどんなことがあっても正しい・・なぜなら自分が一番過激だからだ、と言う論法で、どんどんエスカレートして行ったのです。暴力によって自己の正しさを担保しようとしたんですから、最後に行き着くところまで行ってしまったのも無理はありません。
佐々敦之氏によると、警察が介入を決意したのは日大芸術学部を封鎖した学生が、殴りこみに来た体育会系学生の指を全部折り、裸にして江古田の街を引き回したからだそうですね。聞いてるだけで胸が悪くなります。あの時代を懐かしむ連中が日本から居なくならない限り、この国は立ち直りはありません。彼らこそガンなのです。

遅くから失礼! 投稿者:Abraham Matalow  投稿日: 6月29日(日)01時27分15秒

>「私は煙草が嫌いだ。ゆえに、君も(誰も)煙草は吸うな」という主張は正当なものではないと思います。そのような擬似論理はファシズムの論理と親和性があろうし、そのような擬似論理に基盤を置く社会規範が正当性を持つかのように考える嫌煙論(今の、喫煙者に向けられる論理はそうとしか思えない。)は批判されるべきだと考えます。

そう!僕はこれを公衆衛生のグループで主張しました。その結果、即刻除名です。事情は、させぼさんもご存知ですよね(笑)。

除名されたあと、慰め?のメールが結構きました。面白いのは、「公衆衛生」は医学の中でも・・・おっと、詳しくはいえない(笑)、だから、コンプレックスが強く、そのせいだろう、ということでした。それは納得できますが。。。(笑)。

>フェミナチも嫌煙論争もなにか根っ子では通じているのでしょうかね。

フェミナチも、公衆衛生原理主義者(僕がこの言葉を使ったときから、すごく反応が出ました(^^;)も、共通しているのは、全数検査したわけではないですが(^^; 父親との関係が好ましくなく、社会ルールへの執着が強く、他者をコントロールしたい、という欲求で共通していることは間違いないと思います。思考法が二値思考になっています。自分が立つためには他者を何とかしないといけないのです。

煙草論争について 投稿者:KABU  投稿日: 6月28日(土)20時35分22秒

>Abraham Matalow先生

下記、ある掲示板に投稿したもの(の一部改訂)です。フェミナチも嫌煙論争もなにか根っ子では通じているのでしょうかね。

●たばこ論
私は禾ヘンのカガクにも化ける方のカガクにも疎いのですが、アメリカの訴訟で出された証拠を見るに、煙草の有害性はそう明確なものではないのかもしれません。少なくとも、(多くの嫌煙理論の根拠として持ち出される、)国立がんセンターの疫学部長だった故平山雄氏による「平山データ」は眉唾だと思っています(これに関しては、専門家の方のコメントの前にはいつでも説を改める用意はあります)。法律(特に刑法や民法の不法行為論で言われる、)「疫学的因果関係」をここまで示すデータが信用のおけるものならアメリカの煙草会社は、既に、この世に存在していないでしょう。

私が、知るところ、煙草1本吸うと寿命が10秒(最大値だったと思う。)縮む。でもね、これ、毎日60本×365日×60年間吸いつづけても、153日足らず縮むだけなんだよね(もちろん、喫煙者Aさんの最後の晩餐から、非喫煙者のBさんはあと153回晩餐ができるのは大きいけれど)。また、癌をわずらう危険性が30倍だの100倍だの、いったって、では全体の癌発症率は? また、その発症した癌が原因で死亡もしくは重い障害を抱える喫煙者と非喫煙者の各々の比率は? これらのこまかいデータ論争はアメリカの裁判でも争われなくなって久しい。どうゆうこと? 要は、NOx等の大気汚染物質や食品に入っている有害物質(人口も天然も含む。)と比べた場合に、「こんだけ煙草は喫煙者にも受動喫煙者にも悪い」とはバシットはいえんのだと思います。定性的に悪いとはいえても、また、隣で吸われると腹が立つとは言えても、定量的な、かつ、他との比較においての有害性は明確には言えんのではないでしょうか。

私は、煙草に関しては、『買ってはいけない』のごとき「健康真理教」(=健康のためなら死んでもいい、健康のためなら喫煙者を殺してもいい♪)は論外としても、「私は煙草が嫌いだ。ゆえに、私は吸わないし、私の隣で吸われるのも嫌だ」という論理を越えて、「私は煙草が嫌いだ。ゆえに、君も(誰も)煙草は吸うな」という主張は正当なものではないと思います。そのような擬似論理はファシズムの論理と親和性があろうし、そのような擬似論理に基盤を置く社会規範が正当性を持つかのように考える嫌煙論(今の、喫煙者に向けられる論理はそうとしか思えない。)は批判されるべきだと考えます。
編集済

そうなんですか・・・ 投稿者:Abraham Matalow  投稿日: 6月27日(金)11時58分55秒

>IWCの委員はタバコをやっている人たちにくらべ、はるかに質が落ちるので、簡単に本音を剥き出しにしちゃいますから良い鴨だ、と思ってるんですけどね。

タバコの推進者達と議論したことがありますが、酷かったです(^^;
それより酷いとなると・・・・ちょっと考えられませんが・・・どんなんだろ?(笑)

放送紹介『私が出会ったサラムたち』 投稿者:KABU  投稿日: 6月27日(金)02時39分42秒

6月29日、午後10時、NHK衛星第1放送「私が出会ったサラムたち」
サラム=人間、人々。北朝鮮を脱出した人々に焦点を当てた番組。私の大学時代の後輩、石丸次郎の方法と成果と後悔と慙愧が展開されます。皆様、主義主張をおいといて、是非、ご注目いただければと存じます。宜しくお願いいたします。

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今夜もいつものように酔鯨♪ 投稿者:KABU  投稿日: 6月25日(水)23時01分04秒

>プアマリナさん 灯理姉さん

鯨の話、KABUの考えは珍しく明快です。
1)IWCを脱退すべし
2)鯨に関する<持続可能な資源の保護と利用>に関する捕鯨国鯨資源活用会議を作れ
3)上記、1)&2)の過程でもそれ以後も、鯨に関する科学的調査と捕鯨・反捕鯨国の国民に対するダイレクトな情報提供とPRの活動を、第三者も入れて行え

理由。どの国際会議をどう利用するか自体が政治である。だから、IWCの非科学的でIWCの設立目的にも反する同委員会の現状にお付き合いする必要も実益もない。もちろん、日本のこのIWC脱退の経緯自体こそ最初の反捕鯨国国民へのPR活動のテーマでしょう。だから、1年なりの期限を切った<停止条件つきの脱退宣言>も有りだと思います。要は、「ヒンズー教徒は、アメリカ人がハンバーガーを食べるのをいい気持ちではいない」、「イスラム教徒は中国人が豚肉を食べるのをいい気持ちではいない」、「イギリス人は韓国人が犬を食べるのを・・・」、「ある宗派のユダヤ教徒は、ある手続きを踏んで加工した肉以外の肉を食べる異教徒を蔑む」。これらは、頭の中では世界の多くの反捕鯨国国民も理解していることだ。だから、後は、IWC脱退の大義なのです。「逃げた」、「説明責任を果していない」という印象を与えないことだけが課題なのでしょう。そして、現在は、千載一遇のチャンスであるし、他方、北朝鮮交渉と同じで、IWCに巣食う反捕鯨ロビーストには対話だけでなく<圧力>が必要なのではないでしょうか。だから、本気で脱退するべし。この構えの前に、IWCが変わればよし、変わらなければまたよしですよ。

P/S
今度、オフ会は鯨が食べられ所にしましょう。
編集済

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今夜はことのほか鯨飲(^^;) 投稿者:プアマリナ  投稿日: 6月24日(火)20時12分18秒

>IWC脱退→国際連盟脱退→国際的孤立→大東亜戦争の敗戦

ああ、ああ、KABUさん。
私が、「我が国代表堂々退場」と書いたもので、そうおっしゃっているんですね。
こいつはまた、紛らわしい表現ですみませんでした。

IWC脱退→国際的自立
国際的に孤立した(結果として)→国際連盟脱退
大東亜戦争の敗戦と国際連盟脱退の因果関係はナシ

私の頭の中は、こんな風になっているもので…。

ただ、JWC代表は、戦前・戦後の某外務省や朝日・毎日(日々)両紙とは違って、
世界情勢にも明るそうなので、IWCを脱退しなくても悪者達をやっつけてくれる
様な気もするんですよ。

P・S
ホエールウォッチングって、胡散臭ぇ!

まあそれもアリでしょうけど。 投稿者:灯理  投稿日: 6月22日(日)14時17分37秒

> 上手な国際交渉なんぞ、囲碁とか将棋とかサッカーと同じで、要は、「相手の嫌
> がることを低コストでキチンとやり続ける」ことと「自分の主張を愚直に続ける
> こと」の組み合わせでしかない。で、最早、国際捕鯨委員会などは「断固として
> そこで徹底的に批判を続ける」場ではない。そう、捕鯨国だけで「資源の維持と
> 有効利用を考える新団体」を旗揚げするべきときではないか、と。

これはこれで良い、と思うんですよ。でも、それならもっと正当性のあるやり型もある
。国連農業漁業委員会の中に鯨類部会を作っちゃうわけですね。
そしてそこで総合的水産資源利用の観点からアピールを出して行くのです。
IWCに対する勧告、というかたちも良いですね。
調査捕鯨にヘリまで動員し、取材するグリンピースの向うを張り、こちらもIWC総会
にはカメラを入れ、取材するのも良いでしょう。
内部にいると同時に外部的な批判も加えて行くわけです。
元来、あれの仕掛け人は米国の保守派です。
枯草剤の使用から国際世論の目をそらすため、はじめたと言うのは有名な話です。今は
タバコの迫害とセットにして、大気汚染から目をそらす道具になっているようですね。

両方とも端無くも人種差別意識を露呈している点、面白いですね。公には認められない
衝動が無意識化して噴出しているわけですよ。
そう言う辺りを抉り出して行くことこそ肝要だろう、と思うんですけど、いかがですか
?。
IWCの委員はタバコをやっている人たちにくらべ、はるかに質が落ちるので、簡単に
本音を剥き出しにしちゃいますから良い鴨だ、と思ってるんですけどね。

マルチレス 投稿者:KABU  投稿日: 6月21日(土)10時45分07秒

>あっちむいてほいさま

>海馬之玄関のリンク集の名前、Link でなく Rink なのは何か
>お考えがあってのことなのですか?

はい。一応、「つながる」というより「ネットが作る(スケート)リンク上で遊んでください」という気持ちを語呂合わせしたものです。最初、(もう古語かな?)ネットサーフィンしたときに感じた感覚が、「混雑しているスケートリンク」に似ていたのでそうしました。

>プアマリナさま
捕鯨委員会での議論に関しては、改善しているのでしょうね。だからこそ、反捕鯨派のやり口もどんどんどんどん過激になっているのかな。けどね、マクロ的に見れば、「ゼロに何を掛けてもゼロ」ですよ。または、どこまで行っても漸近線の向こうには行けないのではないでしょうか。そして、下にも書きましたが、交渉の土俵を作ること自体が政治でしょう。だから、IWC脱退→国際連盟脱退→国際的孤立→大東亜戦争の敗戦、という連想は必然の事態を示してはいないのではないかと考えています。

食いたいもんを食うのに外国の許可はいらない! 投稿者:KABU  投稿日: 6月19日(木)23時14分00秒

私は昨年、ネット界の尊敬する方々から、「IWCの場を徹底的に戦い抜くことこそ、日本の民族主義をアピールするチャンスではないか」との反論を受け、IWC脱退の是非に関して意見を保留しました。しかし、今はこう考えています。即ち、

上手な国際交渉なんぞ、囲碁とか将棋とかサッカーと同じで、要は、「相手の嫌がることを低コストでキチンとやり続ける」ことと「自分の主張を愚直に続けること」の組み合わせでしかない。で、最早、国際捕鯨委員会などは「断固としてそこで徹底的に批判を続ける」場ではない。そう、捕鯨国だけで「資源の維持と有効利用を考える新団体」を旗揚げするべきときではないか、と。ジャイアント馬場率いる全日に対して新日本プロレスが作られたように、日本棋院に対して関西棋院ができたようにです。そして、「何しろどんなサヨク記者でも、あれを取材すれば国粋主義者になるような民族主義教育」の場は、別に今のIWCに限る必要はあるまい。新または真のIWCでもいいのではないか。実際、交渉の土俵を自分の有利なものにすることから、もう、国際交渉は始まっているのではないでしょうか。

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


国際捕鯨委員会からの日本の脱退に賛成の諸君のご起立をお願いいたします 投稿者:KABU  投稿日: 6月19日(木)23時12分21秒

標題の通り。

P/S
去年の今頃の話(↓)
『鯨と日本再生』
http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/E/E32.htm

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


ただねぇ 投稿者:プアマリナ  投稿日: 6月19日(木)15時08分37秒

実はJWCの代表って、相当気合い入ってるって話も聞いたことがあります。
物凄い剣幕で、机を叩きながら正論を述べるので、反捕鯨派の代表で反論できる
人はいないって話ですよ。
IWC全体としても、どちらかというと日本の言うことが正しいと考える国が
増えてきているそうだし。
なので、反対派も妙な「保存委員会」みたいなのを作って、日本を除け者にしようと
しているんでしょう。

だから、しばらく脱退しないでも、悪者達の方から抜けていくかもしれませんよ。

IWC脱退案に一票! 投稿者:プアマリナ  投稿日: 6月19日(木)14時57分27秒

プアマリナです。ご無沙汰しております。

我国代表、堂々退場に一票!

以前、クジラ愛護系のHP管理者に、「クジラは賢いから食べちゃダメで、牛はバカだから
いいんなら、アメリカ人を食べてもかまわないのか?」と質問をしたことがあります。
答は、「食べても良いと思いますが、きっと不味いですよ」でした(^^;)

う?ん。若かった…。


軍縮から発した国際捕鯨委員会が、鯨油より優秀な科学オイルの登場により形骸化し、
環境保護テロリストの巣窟と化し、ジャパンバッシング(黄禍論の流れでしょうね)の
ネタになっているんだから、日本が脱退したら、逆にIWCでも一部の捕鯨を認めるよう
になるかもしれんし。
他の国のためにも、脱退するのが最良の選択ではないでしょうか。

ただ、確かに保護すべきクジラもいるんだし、無秩序に捕鯨を認めちゃった場合、
日本はともかく、お隣の国は何するか分かりません。
日本海のズワイガニが高いのも、食べられる様になるのに5年はかかるカニを、
底引網で稚蟹から何から根こそぎ(領海侵犯までして)獲っていってしまう、
その国の漁師に責任の一端があるとか。

クジラ、サケ、マス、ニシン、カニ他の水産資源を護るためにも、
北方四島と尖閣諸島は死守しないとね。

サイト紹介 投稿者:あっちむいてほい  投稿日: 6月19日(木)14時03分12秒

管理人さま

いつも見させていただいています。投稿者のレベルがちよっと普通じゃないので
見ているだけですが(汗)。貴サイトリンク集からサーフィンしていたら面白い
所がありました。紹介します。


桜チャンネル
http://www.ch-sakura.jp/index.html

追伸
海馬之玄関のリンク集の名前、Link でなく Rink なのは何か
お考えがあってのことなのですか?

創氏改名 投稿者:司法試験成績優秀合格者  投稿日: 6月15日(日)14時56分46秒

日韓併合は条約に基づくもので侵略によるものではありません。
ここのところを誤るととんでもない結論が導かれます。
また、「創氏改名」も李氏朝鮮時代からの血統第一主義による血縁家族主義の悪弊を除去する
目的でなされたもので(日本では養子には血縁が要求されなかった)、大変すばらしい制度
であります。このことはいまだに大統領に一族が群がるという血縁主義の悪弊をみるとすぐに
理解できます。日本の統治時代が長く続けば朝鮮にはこのようなことが起こり得なかったで
しょう。朝鮮人はこのことを深く理解すべきです。
この制度を説明しますと長くなりますので、後は聡明の皆さんのことでありますから独自に学
習をお願いいたします。

その他、日本の統治時代の数え切れないほどの善政については、朝鮮人に対しても、親朝鮮の
マスコミ(朝日新聞、毎日新聞、TBS、テレビ朝日など)、反日日本人に対しても臆すること
なく断固主張しなければなりません。

Re:日米同盟関係 投稿者:KABU  投稿日: 6月12日(木)22時49分57秒

>軍艦マニアさん

>KABUさまは「マルクス系保守民族主義者」の思想だそうですね。私は難しい
>事はよく分からないのですが、多分226事件や515事件で昭和維新を志していた
>青年将校と同じなのでしょうか。

いいえ、そんな由緒正しい立派な方々とは違い、若いころマルクスを読んでその合理性と構えの広大さに好感をもったというだけのことです。で、保守とか民族主義の点は恐らく産まれた時からそのような感性を持っていたと思います(笑)。要は、政治的や経済的な制度として社会主義的なものを好むというより、思想的や論理的に「肌が合う」という所。

>戦後の日米安保体制のことですが、私は基本的にこの選択が正しかったと思います。
>第二次大戦後の米ソ冷戦下で、(中略)日本の独立を守り経済復興を行うには、米国との
>同盟関係は良かったと思います。冷戦が終結した以降も、北朝鮮の脅威や中国の軍事
>拡大路線の脅威が眼前にある以上は、(中略)、私は日米同盟関係はしっかり維持しな
>ければならないと考えます。
>ただ、心の片隅で"日本はアメリカから首根っこ押さえられてる"という感じもあります。
>ですから、私は(中略)"日米同盟万歳"ではありません。アメリカだって今後、いまの
>超大国としての軍事力を維持出来るか分かりませんし、イラク情勢やパレスチナ情勢が
>悪化して、アメリカVSアラブになり多くのテロが発生したら、さすがのアメリカとて衰退の
>道を辿る可能性もあります。(中略)いつかは日本も、自主国防体制を確立する事も
>考えねばなりません。その時はまた空母機動部隊を編成して「赤城・加賀・蒼龍・飛龍」を
>建造してほしいです。プラモデルなら可能かも・・・・。

大東亜戦争後の日米関係への評価についても、アメリカに「首根っこ押さえられてる」という感覚も同感です。また、私はアメリカが、今後、衰退することは確信しておりますが、アメリカが現在体現している経済のグローバル化と軍事的支配の一元化はその盟主を替えながらも益々進行するのだろうと思います。で私の課題と関心は、この国際化の進行に抗して、安全保障に目配りしつつ、日本の文化と伝統をいかに発展的に継承していくかです。そのためのスケジュールと課題をどう設定し何を行うかを睨みながら(それをやるのが政治でしょう。)、私は、自分の持ち場でベストを尽くしたいものだと考えております。そう、毎日、剣菱を飲む(?)というだけではなく、社会思想の場と日本人のコミュニケーション能力開発の戦線で頑張ろうと。こんなことはほんの5〜6年前だったら顔がポーット赤らむ恥ずかしさを感じたと思いますが、歳とって厚かましくなったのと、最早、「遠慮をしている場合じゃないよ、日本は駄目になるよ。自分にやれることはよろうよ」と最近は思っています(このパラグラフに関するご質問にはお応えしませんからね。恥ずかしいんだもん♪)。今後とも宜しくお願いいたします。

日米同盟関係 投稿者:軍艦マニア  投稿日: 6月12日(木)15時17分10秒

KABUさま お返事ありがとうございます。少し、書き込みが遅れてスイマセン。
さっそくですが、KABUさまは「マルクス系保守民族主義者」の思想だそうですね。私は難しい事はよく分からないのですが、多分226事件や515事件で昭和維新を志していた青年将校と同じなのでしょうか。一般的に彼ら皇道派は、右翼の思想家・北一輝の影響を受けた民族主義者だと言われていますが、渡辺昇一さんによると彼らの思想は”社会主義者”と同じだと言ってます。
昭和初期は、世界恐慌の影響で経済が混乱したり、また政財界が腐敗堕落しきっていた世情があり、社会が不安定な情勢でした。その中で♪”混濁の世に我立てば 義憤に燃えて血潮湧く”と青年日本の歌の歌詞にもありますが、彼らは資本主義の構造が貧富の差の原因であり、天皇陛下を中心とした平等な社会を構築しようと決起したのです。ただ、その思想はマルクスやレーニンの代わりに天皇陛下を置く構図にしただけで、実態は社会主義と同じだと渡辺さんは言ってます。
ところで、戦後の日米安保体制のことですが、私は基本的にこの選択が正しかったと思います。
第二次大戦後の米ソ冷戦下で、しかも日本は朝鮮半島・中国大陸、北にはソ連邦などの共産陣営に囲まれた状況下では、日本の独立を守り経済復興を行うには、米国との同盟関係は良かったと思います。冷戦が終結した以降も、北朝鮮の脅威や中国の軍事拡大路線の脅威が眼前にある以上は、沖縄はじめとした米軍の軍事力が抑止になっています。これは日本の安全保障上必要不可欠な要素です。ですから、私は日米同盟関係はしっかり維持しなければならないと考えます。
ただ、心の片隅で”日本はアメリカから首根っこ押さえられてる”という感じもあります。”ジャッブは何を仕出かすか分からない怖い奴らだから、瓶に蓋をしなければ・・・”とアメリカ人は本音では思っているのでしょう。例えば、航空自衛隊の次期主力戦闘機として日本が開発していたFSX戦闘機がありますが、研究段階でアメリカから”共同研究しよう”と横槍が入りました。当初、開発していたFSXは、現用のF15戦闘機をはるかに上回る高性能で、特に旋回性能は抜群だったと言われます。かつて日本は、零式艦上戦闘機や疾風を開発し、一時は米軍を圧倒した経緯があります。その事もあってかアメリカとしては日本が独自に高性能戦闘機を持つことが怖かったのではないでしょうか。戦闘機だけに限らず、日本が本気で軍事技術開発を行ったら、高性能のハイテク兵器を製造する能力は多分にあります。だから、アメリカが共同研究へと持っていき、いまの三菱F2戦闘機になったそうです。(ハセガワから48スケールで発売する予定)
ですから、私は岡崎久彦さんや田久保忠衛さんのように”日米同盟万歳”ではありません。アメリカだって今後、いまの超大国としての軍事力を維持出来るか分かりませんし、イラク情勢やパレスチナ情勢が悪化して、アメリカVSアラブになり多くのテロが発生したら、さすがのアメリカとて衰退の道を辿る可能性もあります。かつての大英帝国やローマ帝国も衰退していきましたから。いつかは日本も、自主国防体制を確立する事も考えねばなりません。
その時はまた空母機動部隊を編成して「赤城・加賀・蒼龍・飛龍」を建造してほしいです。
プラモデルなら可能かも・・・・。

麻生太郎氏に呼びかける投書の分析 投稿者:KABU  投稿日: 6月12日(木)00時10分42秒

平成15年6月11日、朝日新聞の『声』欄に面白い投書があった。『麻生氏訪韓で男ぶり見せて』、埼玉県の43歳・会社役員の方のもの。創氏改名を巡って自民党の麻生政調会長にソウル大学の学生会が特別講演の招待状を送った件について、投書子の役員さん曰く、「確かにわが国を覆う「自虐史観」と言われるものには、行き過ぎもある。日本が誇りを取り戻す必要もあろう。(中略)だが、日本の朝鮮半島や中国本土に対しての侵略行的スタンスを消し去ることは不可能である。いかに理論武装をなし、学生たちをデイベートで論破できたとしても、残るのは不毛な日韓関係のみとなる。必要なのは高次な認識である」。そして、この役員さんは麻生さんに「極端な「自虐史観」をも国粋主義的な考えをも排した、中庸の道をよくよく探求した後の麻生氏の訪韓を期待したい」と問い掛けている。

引用部分の要旨はこういう所だろうか。即ち、
@自虐史観はよくない
A日本が朝鮮半島や中国を侵略したことは動かない事実である
Bよって、創氏改名に関してどんなに理論武装をして、たとえ、学生を論破できたとしてもそれによって日本が朝鮮半島や中国を侵略した事実は何の影響も受けない
Cならば、本筋である「日本の侵略行為」とは別に創氏改名の件で論争に勝ったとしても、かえって、不毛な日韓関係を招来するだけだろう
Dだから、麻生氏よ、日本が朝鮮半島や中国を侵略した事実を認め(これを認めることは自虐史観を容認することではないし、逆に、侵略の有無は事実の問題であり、この事実を認めないということは国粋主義的なイデオロギーに目が曇らされていることだろう。)、創氏改名において確かに「日本名を求めたのは朝鮮人の方」という事実があったとしてもそれを声高に主張するのはいかがなものか
E何故ならば、創氏改名などは日本による侵略という大きな歴史的枠組みの中で起こったマイナーな事態(もちろん、これにより心を傷つけられた朝鮮の人々にとっては「マイナーな事態」などではない!)のだろうから、と。

うん、もし、この投書を上記のように要約できるとするならば、この埼玉の役員さんの論旨は見事なばかりの朝日新聞的歴史認識を基盤にしていると言えよう。なあに簡単だ。あのー、Aにおいて投書子が言われる「侵略」は悪いことなのですか。20世紀初頭の国際政治と国際法においてこれは批判されるべきものなのでしょうか。もし、この点が投書子の思い込みに過ぎないとするならば、この投書は@の「自虐史観はよくない」を除いてなんら論理的な根拠を持たないものになってしまうのではなかろうか。もちろん、朝日新聞的な歴史認識なんぞ所詮この程度のものかもしれないけれどね。

『奴隷の平和、ガンジーの平和』、ってもね。 投稿者:KABU  投稿日: 6月10日(火)23時49分40秒

今日の朝日新聞のコラム『ポリティカにっぽん』で、早野透さんはこう書いている(『奴隷の平和、ガンジーの平和』より以下引用)。

5日、木曜日。参院の委員会審議最終日。最後の質問者は社民党の田英夫氏。田氏は若き日の特攻隊志願の苦悩の時を振り返りながら有事法制反対を訴えた。「憲法は『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意した』と書いている。戦争をしない国がこんな法律を作っていいのか」

小泉首相は答えた。「公正も信義もない独裁の国もある。日本だけが何も持たないのはあまりに危険だ。実験はきかない。私は『奴隷の平和』は選ばない。断固たる決意を持ってこそ戦争は防げるのではないか」

わからない理屈ではない。しかし、憲法の平和主義は他国に従属して誇りを持たない『奴隷の平和』なのか。いやむしろ、国際政治の苛烈さをもよく知った上で自らを厳しく律する『ガンジーの平和』なのではないか。(以上引用終わり)

早野さんがどのようなご自分の願望を語られようがそれは勝手である。しかし、歴史の時系列から言って、もしガンジーの非暴力不服従の平和主義が日本国憲法の平和主義なるものに反映されたと早野さんが主張されているのであればそれは歴史的にも法思想史的にも間違いだ。まさか、朝日新聞の専属コラムニストともあろう方がそんな出鱈目なことを言ってはおられるのではあるまい。ならば、この文章は、現行憲法の第9条なり前文が『ガンジーの平和』からも理解できるのではないか、否、『ガンジーの平和』から理解してみてはどうだろうかという提案に過ぎまい。再度記すけれど、そのようなことを早野さんが考えられるのは自由である。しかし、それは憲法論的にというか法論理的には無理な解釈だと思う。何故か、法は不可能を人に要求しないからである。

ガンジーは確かに非暴力不服従の姿勢を貫き英国からの独立を勝ち取った。それは、素晴らしい偉業である。しかし、それはあくまでも独立運動の戦術として取られただけであり、安全保障政策において非暴力不服従の政策をガンジー指導下のインドが取ったわけではない。否、インド独立においてイスラム教を奉ずる人々に対してインドの(と後で呼ばれることになるガンジー指導下の国家内の)ヒンズー教徒勢力は、必ずしも、非暴力不服従の政策を取ったわけではない。蓋し、早野さんの立論には安全保障政策と独立運動の戦術を混同する誤謬がある。否、安全保障の政策と旧宗主国(=帝国主義国家)への独立運動の戦術、はたまた、域内の他宗教勢力に対する行動指針との間の凄まじい混同がある。そして、畢竟、非暴力不服従の安全保障政策など取っている国はないし、而して、現行日本国憲法がそのような政策を命じていると考えることも無理がある。法は不可能なことを要求はしないし、憲法が国家の存立と国民の安全を守ることを(それが条文に書かれているといないとに関わらず、)第一の重要事項としているとするならば、早野さんの言われる『ガンジーの平和』なるものは現行憲法の内容ではありえない。私はそう考える。早野さん、もう少し、憲法とか国際政治の歴史とか勉強してからコラムを書きましょうよ。それとも、朝日新聞の読者はこんなこも解らないナイーブでイノセントな人間となめてるんでっか?
編集済

外交構想。 投稿者:灯理  投稿日: 6月10日(火)05時55分26秒

> 有事法制が成った。(中略)武力によって戦争が未然に防がれ、平和が保たれることもあ
> る。

分かってるじゃありませんか。

> では、武力と民主主義はどこまで共存できるか。それこそが、有事法制の核心である
> 。

民主主義の政体を守るために武力があるんでしょ?。変な二項対立ですね。

> 「備えあれば憂いなし」と小泉首相は言う。しかし、脅威への備えが脅威を呼ぶこともあ
> る。

無防備はもっと呼びますよ。ことにその国が世界第二の金持ちの場合にはね。それで泥棒や強盗が入っても、鍵をかけなかったほうにもいくらかの責任はある、と思いますね。

> 有事法制の整備を日本の「臨戦態勢完了」だと身構える国がないとは言い切れまい。

そりゃもう、侵略意図まるだしの某国は。
でも、まだまだ甘い・・もっと身構えてもらいましょうか。ことにその某国の後ろ盾の某国にはね。チンピラを使ってちょっかい出すのもいい加減にしてもらいたいもんですよ。

> 脅威を声高に叫ぶよりも、脅威なるものの実体と冷静に向き合う。北東アジアの緊張緩和
> と、国際公益に資するための外交構想力を磨く。いま、日本の政治に求められるのは、そ
> のことではないか。(

北東アジアの緊張緩和のためにはまず、愚反国家北朝鮮の処理が必要です。
次に拡大主義的覇権国家中国の封じ込めも必要でしょう。
もともと地政学的に見て、支那に巨大な統一国家ができること自体が、北東アジアはおろかアジア全域を緊張させてしまうので・・これは聖徳太子の時代から変わらない・・石原氏の言うようにこれを分裂させることが結局は緊張緩和へと繋がるのです。
脅威なるものの実態と冷静に向き合うとこう言う結論になりますし、米国はそうしているので、戦略ドクトリン「Asia 2025」ではそういう結論・・対中封じ込め政策・・になっているようですよ。
これ、あんまり朝日的にはうれしくないんじゃないかと思うんですけど(^_^;)。
頑張って対案、考えてみてはいかがでしょうか?。何と言っても天下の朝日新聞の政治部長じゃありませんか。それくらいの“外交構想力”があっても良い、と思うのです。

追伸
管理人室、まめにチェックしてくださいね。

有事法制は有事のためならず 投稿者:KABU  投稿日: 6月 8日(日)15時48分21秒

昨日の朝日新聞で政治部長木村伊量さんはこう書いた。以下、引用。

●「脅威」声高に叫ぶよりも 
有事法制が成った。(中略)武力によって戦争が未然に防がれ、平和が保たれることもある。では、武力と民主主義はどこまで共存できるか。それこそが、有事法制の核心である。(中略)「備えあれば憂いなし」と小泉首相は言う。しかし、脅威への備えが脅威を呼ぶこともある。有事法制の整備を日本の「臨戦態勢完了」だと身構える国がないとは言い切れまい。

脅威を声高に叫ぶよりも、脅威なるものの実体と冷静に向き合う。北東アジアの緊張緩和と、国際公益に資するための外交構想力を磨く。いま、日本の政治に求められるのは、そのことではないか。(引用終り)

うん、引用したものの言葉がでない。「武力と民主主義はどこまで共存できるか」ってか。あたしゃ臆病もんやから、民主主義よりも国の存立と国民の生命・身体・自由の方が大切やけどな。この武力を必要悪と見る感性には、平和と民主主義の方が国の存立や国民の生命よりも大切という暗黙の価値判断が読み取れると思う。でも、平和も民主主義も、所詮、国の存立と国民の生命・身体・自由を守るための技術や政策オプションなんじゃないのかね。だったら、あれかこれか式ではなく、国の存立と国民の生命・身体・自由を守るために武力と民主主義を上手にブレンドすることを考えればいいんじゃないの。

「脅威への備えが脅威を呼ぶこともある」ってあんた、政治部長さん、これ当然でしょう。現代といわず人類史の中で武力の機能の99%は抑止力(要は、使わないでいいための仕組み)だよ。それでも、20世紀以降に限定しても世界中のどこかで戦争(内戦を含む)がなかったと(言えるかもしれない年は、)5年あるかどうからしい。つまり、有事法制は「脅威への備えが脅威を呼ぶこともある」ことを寧ろ前提にしている。そのような事態を実現し、それでも、戦争よりは外交で紛争を解決しましょうかね、と相手に思わせるためのものが有事法制でしょうが。それを、その効用のど真ん中自体を「批判」してどないするの。政治部長さん、貴殿の論旨は(つまり、「他国に脅威を与えないことで脅威を招かないため」には、)、結局、非武装でかつ日本の国の存立と国民の生命・身体・自由を守る政策技術が開発されなければ空理空論です。そんな現在実現していないものをあたかも一方の選択肢でもあるかのようにものを書くのはいかがなものでありましょうや。

「脅威を声高に叫ぶよりも、脅威なるものの実体と冷静に向き合う。北東アジアの緊張緩和と、国際公益に資するための外交構想力を磨く。いま、日本の政治に求められるのは、そのことではないか」。はいはい。では、具体的な方法論と手順論まで含めた対案を書いてくださいな。是非とも読みたいな。でね、それができるまではこれは単なる有事法制に対するイヤガラセですよ。まあ、衆参両院とも90%の賛成で法案が通り、国民の圧倒的多数もそれを歓迎している状況を目の当たりにしたら、朝日新聞の政治部長さんとしたら、嫌味の一つも言いたくなったのかね。でも、あんまりフェア−でも上品でもないと思いますよ。

まるちれす、です 投稿者:KABU  投稿日: 6月 6日(金)22時55分42秒

>軍艦マニアさま
始めまして。今後とも宜しくお願いいたします。投稿主張には全く共感いたします。国家はその国民を守れてなんぼである、と。こう言うと上祐で(?)、「沖縄戦では日本軍は国民(沖縄人)を守らなかった」、「満州ではソ連参戦のおりには、関東軍とその家族は国民を置き去りにして真っ先に逃げた」、「アメリカはイラク戦争で、ネーティブアメリカンの兵士はほっといたくせに、白人の美人兵士は万難を排して救出した」、等々と語る人がいるものです。これが全面的に事実であれ、私はこんな発言を聞くと「アホカ」と言いたくなる。神でも悪魔でもない人間がやっている政治の不完全さをあげつらって何になる。何を証明したことになる、と。問題は、「たてまえ」として、国家がその国民を守れてなんぼということが認められる社会か否かである。だから、これらのああ言えば上祐君(♪)達は、現実の国家のいい加減さや不完全さや不公平さを虫眼鏡で見ることで、国家の本義を否定する愚を犯している。そして、これは軍艦マニアさんが仰るように、国家と日米同盟(あるいは冷戦構造の抑止力の均衡)によって、平和を与えられ続けてきた<鼓腹撃壌の民>の世迷言だと私も思います。で、一言異論反論オブジェクション。あの、軍艦マニアさん。真っ当な社会主義国では、やはり、国家は(たてまえとして、)その国民を守ってきましたよ。だから、自国民の1〜2割を餓死させるような政治体制は「国家」でもないのです。そして、日本の平和主義者などは左翼でもないのだと私は思います。なんせ、KABUは筋金入りのマルクス主義保守系民族主義者(?)ですから♪

>灯理姉さん
朝日新聞のマッチポンプ式創氏改名騒ぎは、ある意味、麻生さんにとってチャンスかもしれません。なんせ、どう転んでも麻生さんに不利になる展開はありませんからね。「招待」を受けても断っても、これで「そうか、創氏改名は、満更、皇民化政策だけでもなかったのか」ということが、日韓の若い世代に知れ渡るでしょうからね。展開が楽しみです。

平和的解決は日韓の責任ってか? 投稿者:KABU  投稿日: 6月 6日(金)22時31分44秒

韓国大統領の訪日を論じた今日の朝日新聞社説『盧氏の来日――東アジアの夢を語ろう』には唖然とした。曰く、「核問題をめぐる米朝中の3者協議は始まったものの、核放棄の見返りを求める北朝鮮と、「脅しには屈しない」という立場を貫く米国との溝は広く、深い」。まあ、そうだよな。で、次に続く文章が強烈だった。曰く、「ここは日韓両国が思いを通わせ、米朝を軸とした交渉を何とか前に進められるような環境を作り出すことだ。それは、平和的解決をいう日韓両国の責任でもある」、と?

おいおいおいおい、朝日新聞。なんで、「平和的解決をいう日韓両国の責任」になんねん。国際政治の場は、小学校の教室ちゃうねんで。ADHD(注意欠陥多動性障害)児童と担任の先生との関係でもあるまいに、「平和的解決」ができなくなるようならそれは北朝鮮の責任でしょうよ。今次の米韓・日米・サミットの場で合意された世界の認識は、「平和的解決」ということは「戦争を前提に交渉をすることはないが、経済制裁や麻薬・偽ドルの徹底的な規制もじさないし、このような国際的規制包囲を北朝鮮が「宣戦布告」とみなして戦争を始める気なら、日米韓も国際社会も<戦争>を選択肢として放棄はしませんよ」ということだったんちゃうか。で、何で「平和的解決は日韓の責任」になるんやねん。あん!? そう思い私は唖然とした。

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


麻生発言。 投稿者:灯理  投稿日: 6月 6日(金)10時37分41秒

盧武鉉来日に合わせた形で報道されたことに作為を感じますね。
麻生氏も注意深く、「そのような例もあった。」と述べるにとどめています。今は政調会長ではあっても政府の職についているわけではないので、恒例の更迭もありえない・・むしろ“某氏”の意を受けて、
「来日が上手くいくようにこの際、こっちの引け目創っておいてくれや。」
と言うことだったのかもしれません。
だからヴィデオがちゃんととってあり、それが即日報道される手はずになっていた、とも取れます・・ヤラセの匂いがプンプンしますよ。
麻生氏と言う人もアホではないので、「つまんねぇ役回りだが、嫌韓世論もあることだしこの際、それぐらいやっといてもそう、不利にはなるめえ。」ぐらいの感じですね。
日本国民はもう、北であれ、南であれ半島とは係わり合いになりたくないんです。
でも、それでは対中ODAも先細りになりそうな自民主流としては困ります。
そこで北朝鮮復興援助も視野に入れ、“仕掛け”に入ってるんじゃないでしょうか。
でも実際拉致さえなければ、北朝鮮など日本にとっては何の関係もない国です。
当事者は韓国と中国ぐらいのものでしょう。
そしてその国は両国にとて核兵器よりも恐ろしい・・難民爆弾なんですよ。
その生成与奪を握っているのがわが国なので、もし、反日カードを切るなら北を潰すよ、と言うオプションも可能です。
何しろジャパンマネーがないと向こうは一日も立ち行かないんですからね。
盧武鉉来日を控え、政府サイドは盛んにそういうカードをチラつかせています。
こうなってくるといつものチマチョゴリ斬り裂きでは効果が薄いと見て、伝家の宝刀、不規則発言に打って出た、と言うわけでしょう。
バカバカしい茶番ですよ。

追伸
麻生さんならソウル大での講演ぐらい軽くこなす力量があるでしょうね。

朝日新聞は「チョウニチ」新聞!! 投稿者:軍艦マニア  投稿日: 6月 5日(木)18時55分05秒

KABUさま はじめまして。「教育を正す掲示板」に書き込んでいる軍艦マニアと申す者です。
今後とも宜しくお願い致します。
KABUさまのご意見、まことに正論であります。ところがこの”正論”が通用しない連中がいます。朝日新聞はじめとして社民党・共産党などの反日左翼集団です。彼らは常日頃、「平和を守る・人権を擁護する」と言い、また「反戦平和」という言葉を頻繁に使います。
私もある意味、思想的には「反戦平和」であります。誰だって、悲惨な事が伴う戦争は嫌だし、平和に暮らしたいと願っています。これは皆様異論はないと思います。
が、もし万が一、平和を破壊する勢力なり侵略的な国家が現れた場合、どのようにして我が国や周辺諸国の平和を守るのかも考えねばなりません。
だからこそ、有事法制は絶対に必要なのです。私も基本的には賛成ですが、ただ政府自民党もこの際、はっきりと憲法改正を正面に掲げ、真正面から議論するべきです。いまの「憲法調査会」程度
では遅すぎます。
現実に日本人が100人以上も拉致されて殺されたり、また民衆が飢餓に陥っているのに核やミサイル開発を続けている北朝鮮という明確な脅威が目の前にある以上は、何らかの形で防衛策を講じなければ本当に危険な状況に陥りかねません。
ところがこの当たり前の議論すら妨害し、弾圧する連中が左翼系の連中です。彼らは北朝鮮や中共北京政府の侵略的な戦争や人権侵害については黙殺しているくせに、日本の軍備や法整備には声高に反対を叫んでいます。有事法制に反対する理由は「自衛隊が住民を苦しめる」とか「米国の軍事行動に参加するのは危険」などと戯言を主張しています。
彼らは平和とはいったい何なのかについて理解しているのでしょうか。
私が思うに平和をはじめとした自由・平等・人権なども「国家」という器の中で守られるものだと思います。国を持たない民族は悲劇的です。かつては辛亥革命後の大混乱状態の中で軍閥や卑属に蹂躙されていたシナ民衆。いま現在も、アフリカやアフガンなどの様に国内が分裂して混乱が続き、自由も人権も平和も保障されない民衆は多くいます。秩序ある国家を持たない民衆は悲劇です。
このように国を持たない民衆がいる反面、国家の庇護の下で飽食の生活に甘んじ、また自由・平等・人権を保障されて生活している豊かな民衆が「国なんかなくなってしまえ」と平気で言っていられるだけ日本は平和なのです。
ただ戦後これだけ日本が経済的に発展して平和を謳歌出来たのは、アメリカとの同盟関係、つまりアメリカの核の傘に入って、自由主義陣営に属していたからです。
もし、左翼が理想とする共産陣営に入っていたら、粛清や弾圧に苦しむ北朝鮮のような独裁体制になっていたと考えます。
現に彼ら左翼が天下を取った教育界は賛嘆たる様相を見せています。

朝日新聞の断末魔の声あるいは国際関係への無知 投稿者:KABU  投稿日: 6月 5日(木)01時12分21秒

ここ数日の対北朝鮮問題の記事について朝日新聞と他紙を比べながら読み返してみた。で、朝日新聞の<断末魔の叫び声>が聞こえる気がした。つまり、日米、米韓の各両首脳会談の紹介でも、サミットで合意された拉致問題と核開発を包括的に解決するとの北朝鮮に対する働きかけも、朝日新聞によれば、両国・各国とも北朝鮮問題を「平和的に解決することで合意した」と報道している。

もちろん、どの会談でも会議でも「戦争をもって北朝鮮問題を解決する」とは決まったわけではない。それに、第2次朝鮮戦争が勃発した場合、その凄まじい経済的負担を考えたならば、当該の朝鮮半島付け根の政治体制と国境を接している(私は、その国民の1〜2割を餓死させるような政治体制を近代的な意味での「国家」とはとてもよべないと思っている。)韓国も中国も露西亜も「おいおいおい、抑圧され、米軍が攻めてくるのを一日千秋の思いで待ちわびている北朝鮮の人々には申し訳ないけれど、我国としては戦争だけは勘弁だぜ」と考えていると思う。当然だ。それが国益で動く国際政治の実情だよ、多分。

けどね、朝日新聞さん。日米も米韓もサミットも、北朝鮮に対して武力行使や、武力行使につながりかねない「圧力」を対北朝鮮への選択肢として排除することに合意したとでもいうのかい。否、「平和以外の選択肢もあるよね」ということをブッシュさんに確認させられたからこそ、慮韓国大統領は帰国後本来の支持者から「裏切り者」よばわりされたのじゃなかったのかい。そう、北朝鮮に対するこれからの交渉は戦争の勃発も選択肢として入れたものだ。ならば、現在のそのような対北国際関係を「各国とも、北朝鮮問題を平和的に解決することで合意した」と表現したところで何の意味があろう。これは完全な事実誤認ではないか。再度繰り返すが、現在の情勢は、「いきなり戦争を始めることはしないが、圧力をかけようね。その結果、戦争が起こってもしかたないよね」ということに各国が合意したに過ぎない。ここには、「戦争が起こるのは嫌だ!」という朝日新聞の単なる願望が読み取れられるだけではないだろうか。蓋し、朝日新聞の<断末魔の叫び声>と感じたゆえんである。

歴史認識が貧しいのはどっちだ 投稿者:KABU  投稿日: 6月 4日(水)01時36分15秒

平成15年6月3日の朝日新聞の社説『ソウル大でぜひ講演を』には朝日新聞の歴史を捉える姿勢のおかしさが露呈している。歴史認識の帰結や主義主張を私は言っているのではない、歴史を見る姿勢自体が既に間違っている。私にはそう思えた。

朝日新聞の社説子、麻生政自民党調会長の「創氏改名」発言を批判して曰く、「歴史を見れば、麻生氏が指摘したような事実は、部分的に、あるいは一時期あった。しかし、彼の発言は誤りである。まず、自分に都合のいい事実だけを取り出し、それが歴史の全体像であるかのようにいいくるめようとしている」、と。更に、説いて曰く、「朝鮮の人々のなかに日本式の名字を欲しがった人がいたとすれば、なぜなのか。植民地支配が生んだ差別を逃れようとしたからだ。この差別を作ったのは日本である。そこに思いを寄せることのない、麻生氏の想像力の貧しさを悲しく思う」、と。

朝日新聞の社説子よ、「自分に都合のいい事実だけを取り出し、それが歴史の全体像であるかのようにいいくるめようとしている」のは貴殿ではないか。貴殿は、何故に、1910年の朝鮮併合(日韓併合条約)で歴史を遡るのをやめるのか。19世紀後半から20世紀半ばまでの帝国主義の時代とその前史にまで歴史の想像力を遡らせたとき、また、当時の国際法のありようを鑑みたとき、日本が朝鮮を自国の領土としたことは何ら批判されるべきでないことは明らかではないか。畢竟、歴史の因果関係を恣意的に「自分に都合のいい」所で切断しているのは、朝日新聞自身ではないのか。

朝日新聞の社説子よ。1853年のペリー来航以来、明治維新を断行し欧米列強の餌食となることを逃れるべく君民一体となって努力邁進した近代日本の行為が、たとえ、「帝国主義国家への変容」であると現在のある歴史観からは総括されるとしても、そのような認識さもえ、豪も、1900年前後の日本を倫理的に批判する根拠とはなるまい。批判できるというものは、旧石器時代から新石器時代への移行を<自然破壊の激化をもたらした蛮行>として<倫理的>に批判できると考えるものに等しいに違いないから。蓋し、このような偏狭かつ奥行きの浅い歴史認識によって、日本の近代史を「帝国主義日本の成立と解体」の1語で片付ける、朝日新聞のその傲慢かつ貧しい歴史的構想力を私は悲しく思う。

朝日新聞の内向的な外交? 投稿者:KABU  投稿日: 6月 1日(日)16時47分35秒

本日の社説を見て、朝日新聞の誤謬(おかしさ)3連発を確認した。曰く、

「日本側の説明によると、胡主席からは日中関係をきしませてきた靖国問題への直接の言及はいっさいなかった。(中略)確かに最近の中国では、日中関係のためには歴史認識で過度に日本を追いつめるべきではない、という意見の発表が許されている。胡主席ら新しい世代の歴史観は、江沢民氏よりも柔軟だという見方もある。だが、靖国問題をめぐるあつれきが解消したと考えては事実を見誤る」

●紛争や対立が存在することは外交の失敗を意味しない
「日中関係をきしませてきた靖国問題」? 「靖国問題をめぐるあつれき」?
外交とは、本来、利害の対立する異なる国同士の関係だよ。だから、両国関係を「きしませる」ような問題が存在すること自体は別に日本外交の失敗でも拙劣さの表れでもない。

●赤子をたらいの水と一緒に流すのは最低の外交だ!
「歴史認識の重要性」は中国だけでなく我国においても言えることですよ。こんな大切なことを、「新しいパートナーである胡氏を窮地に陥らせない」という抹消なことのために控えよと、主張するなど、歴史認識と親日的な外国指導者がその国内で仕事をしにくくなることとの大切さの度合いの違いが理解できていないとしか言いようがない。

●中国様にご許可いただかなければならない筋合いはない!
「確かに最近の中国では、日中関係のためには歴史認識で過度に日本を追いつめるべきではない、という意見の発表が許されている」だあ? 別に、中国に「追いつめられる」こともないし、まして、日本が外交で何をするかを中国さまにお伺いを立てる必要もないのだよ。中国の意向を受けて靖国参拝を敢行している首相とその日本政府を「追いつめ」ているのはお前ら朝日新聞ではないか! 局外中立の客観的判断者のような顔して社説書くんじゃないよ。

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立ち寄り記帳です 投稿者:シャルージュ  投稿日: 5月31日(土)23時32分49秒

KABU様

朝叩き板でのご健筆ぶり、頼もしい限りです。以前から、このHPも拝見しておりましたが、ご挨拶は初めてとなります。一層のご発展をお祈り申し上げます。とりあえず、立ち寄りの印まで。

田中均氏的外交 朝日新聞の外交 投稿者:KABU  投稿日: 5月31日(土)16時39分00秒

一昨日(平成15年5月29日)の朝日新聞社説『対話と圧力 戦略なき外交のお粗末』には少し驚いた、朝日新聞が北朝鮮に「圧力」を加えるべきだと主張していたからだ。曰く、「冷静に考えれば、「対話」だけで北朝鮮との問題を解決できないことは明らかだ。同時に「圧力」だけですむ話しでもありえない。問題は、圧力をかけつつ、どう対話に引き込むかである」、と。うん、うん、やっと解ったか。更に、日本の外交がふらふらしていて一貫した哲学が感じられないという指摘も正しいだろう。冴えているじゃないか! けれど、朝日新聞に幾つか注文をつけて置きたい。なんせ、前科数十犯だかんね(笑)。しかし、いずれにせよ、朝日新聞さんよ。日本の外交がお粗末だから一貫した戦略を導入せよと言って(その指摘は正しいけれど)、日本外交批判のどさくさに紛れて自分の外交政策案を論旨に密輸しなさんなや。例えば、日本外交を批判する際に、返す刀で、国連中心主義の回復なり、米国単独主義への批判などという自己の願望を無根拠に密輸しなさんなよ。貴紙には夥しい前科があるから、念のため言っとくで(笑)。では以下社説へのコメント。

先ず、外交の担当者間で施策方針が割れることはなんら恥ずかしいことではない。外交に関わる人々の間で多様かつ相矛盾する方針が提示され互いに鬩ぎ合うことは、寧ろ、我国の外交の健全さと強靭さを示していよう。また、外交当局内部で方針が割れていることを外部に(特に、その対外交方針が問題になっている当該の国に、)知られることも、満更、悪いことばかれではない。意識無意識を問わずそれも外交戦術の1つだよ。重要な点は、多様な選択肢の中から政府が一旦方針を選択した場合、それ以後は、一般の組織論に従って全員一丸となってこの方針の推進に邁進しなければならないことであり、外交当局内部に諍いがあるという情報が、政府によって意図的に漏洩したものか、あるいは、国家に背信する意図だったかどうかだと思う。

小泉首相や安倍官房副長官の「対話」だけでなく圧力」をも北朝鮮に加えるという今次の方針自体は、正に、この社説で言われる、「冷静に考えれば、「対話」だけで北朝鮮との問題を解決できないことは明らかだ。同時に「圧力」だけですむ話しでもありえない。問題は、圧力をかけつつ、どう対話に引き込むかである」と親和性の高いものであろう。逆に、外務省審議官の田中均氏が推進しようとしている方針はこの点において問題があるのではないか。さてもさても、朝日新聞の言う「圧力」には(経済制裁は当然として、)最終的に米国による武力行使という選択肢は含まれているのだろうか。私はこの点を朝日新聞に確認したい。何故ならば、「圧力」なしの「対話」のみの対北朝鮮政策を今まで日本はとってきており、更に、朝日新聞は今までこの外交政策の正しさを熱っぽく擁護してきたのだから。

田中均審議官は、朝鮮半島での戦争や武力行使は日本にも相当な被害をもたらすこと、また、第2次朝鮮戦争は韓国経済を壊滅させるだろうし、それによって惹起される極東の不安定は日本の国益に反するという認識をお持ちなのかもしれない。私はこの認識は正しかったと思う。<9・17>まではね。正直、自国の独裁体制に抑圧されている北朝鮮の人々(まあ、私は、自国民の1〜2割を餓死させるような政治体制は近代的な意味の「国家」とはとても呼べないと思うけれど)の状況には同情を禁じえないけれど、極東の安定のためには第2次朝鮮戦争の勃発は避けなければならないという判断は、個別、田中審議官だけの方針ではなく、外務省も日本の政治指導者の圧倒的多数から支持されてきた方針だと思う。要は、田中さんは粛々と真面目に自己に与えられた役割をこれまた外務省に示された国家の方針通り推進してきたに過ぎないのかもしれない。しかし、それも<9・17>までである。

<9・17>あるいは<9・11>を境に世界も変り日本も変った。而して、日本の北朝鮮外交も変らざるを得なかったし、実際、変った。もちろん、その変化は外部状況の変化によって引き起こされた、戦略性に欠けるお粗末なものだったかもしれない。その点は朝日新聞社説副題が語る通りだろう。けれど、朝日新聞さん。君子は豹変でっせ。戦略がなかろうがお粗末だろうが、変るべき時に変れないより変れるお粗末な外交の方が1,000千万倍も国民のためにはましなんちゃいまっか。蓋し、田中審議官は、<9・17>を境とした変化を理解できていない。畢竟、彼は「国家は自国民の生命と自由を、最大級の圧力を行使しても守る責務がある」という単純な事実を理解できていないのだろう。その点で、田中審議官の行動も田中均的な外交もその形式的な正当性とは裏腹に<9・17>以降の日本においては実質的な正当性をも持ち合わせていないと私は考えている。

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大先生様へ 投稿者:佐為  投稿日: 5月26日(月)21時26分34秒

KABU大先生
ジジイです。どこかの板で大変勉強になることを教えていただきありがとうございます。
ペーパーを中和するには塩基と酸の等量を用意する方法もありますが、大量の水で薄めようかと考えた次第です。
もっともこれは効率が悪く、10倍にしてもPHが0.3しか変化しません。1000倍しても0.9です。  マアそれは置いといて
そんなバカな書き込みでも中身はしっかりしようかと思って入るのです。
魚さんの考えは知りませんが、書いていることは少し矛盾があろうかと思います。
KABU大先生の講義をお聞きいたしたく、またいろいろ書きますのでお付き合い願います。
ジジイ拝

おって、
のしつけて返された件
次回、剣菱を飲みながら承りましょう(^^)

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/index.htm


そんな高度な問題は考えてもいませんがな 投稿者:KABU  投稿日: 5月23日(金)23時30分28秒

>佐為大人

下記(↓)のご質問ですが、のしを付けてお返しいたします。そう、ご返杯でありんす♪
まあ率直に言って、私は、「アサヒを批判することによって、彼らが改心(改悛)し善行をするようになる」とは思ってもいませんし期待もしていません。大体、相手が個人の場合でも、ネットでの討論議論で相手を論破するとか、まして、説得するとか納得させるとかはどだい無理でしょう。そんなことがたまたまできたとしても、それはその<勝者>の技が見事だったといよりは、神様がそうされた(? 要は、相手にもともと/たまたま、納得するための準備ができていた)ということではないですかね。況して況や、相手が組織であればなおさらでしょう。

では、KABUは暇潰しで(もちろん、これでご飯食べているわけではないと言う意味では「趣味」に違いありませんが、)ネット慷慨家活動をしとるのか、あるいは、投資対効果をどがいしして時間とお金を投入しているのかと言えば違います。私も、やはり、朝日新聞や大東亜戦争後の戦後民主主義のイデオローグ達に、廻りまわってプレッシャーをかけることを期待しているとは思います。否、それは意識していますね。少なくとも、彼等がトンデモ論理を撒き散らした場合に、一人でも二人でも、「噴飯ものや」と感じる方がこの社会に増えればそれでよいではないか、とは思っています。そんな所ですかね。ね、答えになってないでしょう。だからご返杯です。こんどのオフ会で伺いますからね(笑)。ではまた。

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KABU先生へ教えてください 投稿者:佐為  投稿日: 5月22日(木)20時27分44秒

仕事でネットから遠ざかっております。サビシー
質問ですが、KABU先生がアサヒを批判しています。
イエ私も同じ側ですし、アサピーが寝ぼけたことを書いているのを見ると呆れてしまいます。
で質問ですが、
アサヒを批判することによって前進はあるのでしょうか?
アサヒを批判すれば彼らは改心(改悛)し善行をするようになるのでしょうか?
KABU先生のご高説にはまったく同意なのですが、朝叩きとかにKABU先生が論文を書かれても読むのは同志だけならば、効果のほどはどうなのか?投資対効果がないのでは?と愚考いたします。

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/index.htm


ご来訪御礼 投稿者:KABU  投稿日: 5月18日(日)09時08分41秒

>あじしおさん パトリオットさん
ご来訪有難うございました。メルマガは無理なく計画的に文章作成を
しようと思う時に大変便利です。実感しています。それと、嬉しかったのが、
未知の方からのフィードバックが予想以上にあったこと。逆の立場を想定するに、
他人のサイトの文章を読んでコメントする膨大なエネルギーに比べて、メルマガは
読んでおくべき材料も限定されるし、何より、遣り取りを前提としたツール
(オープンポリシーのツール)だから気楽にコメントできるのかもしれません。
ぼちぼち頑張ります。

話変わって、SOGAさんの件、朝日の取材は凄まじいですよね。何が悪かったのか
さえ本当はまだ解っていないらしい所が、最も凄まじいと思う。例の「白装束集団」と
いい勝負なんじゃないかな。いや、社会に対する害悪の度合いから言えば、朝日新聞の
方が数万倍上かもね。今後とも宜しくお願いいたします。

●社会批判通信 by 海馬之玄関
http://www.mag2.com/m/0000109683.htm

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


こんばんわ 投稿者:パトリオット  投稿日: 5月15日(木)02時35分31秒

 ご訪問ありがとうございました。これからもよろしく。
アサヒはまたやってくれましたね。救う会からのニュ−スでみました。敵とみなせばとことん嫌がらせ、困った体質です。教科書問題でもそうでしたが...。
 悪い体質は改善するかそれとも.............。来月は横田さんが地元で講演されます。出来る限りの応援をしますよ同胞なんだから。

http://www2.cny.ne.jp/yp0797/kaze.html


創刊おめでとうございます 投稿者:あじしお  投稿日: 5月15日(木)00時48分53秒

会社のPCでそ〜っと印刷し、そ〜っとカバンにしまい、帰りの電車の中で読みました。(ちょっと2,3質問したい点がありますが、それは後日)
110名ですかすごいですね。(朝日読者の0.001375%に相当?)
朝日新聞に感謝ですね。

メルマガ発行御礼 投稿者:KABU  投稿日: 5月14日(水)22時56分14秒

>おおかみのご奉行さま&110名のメルマガを講読していただきました皆様

本日、無事、メルマガ=社会批判通信 by 海馬之玄関の正規・創刊号をお届けできました。まぐまぐさん有難う。インターネットの神様有難う♪ といっても、11日日曜日に送信予約していたものですが、なんか始めての経験でドキドキしました。今後とも、無理なく自然体で頑張りますので宜しくお願いいたします。

KABU拝

P/S
>佐為大人&マルボーロさま
うんうん、変なのはもとからです(笑)。

●社会批判通信 by 海馬之玄関
http://www.mag2.com/m/0000109683.htm

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佐為さんに同意 投稿者:まる暴担当役員  投稿日: 5月14日(水)00時17分45秒

私もそう思います。
佐為さんとは、違う理由かどうかは分かりませんが…。


一貫教育の件、必ずレス致します。
時間をください。
今は時間がありません。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/6189/


先生!どうしたの? 投稿者:佐為  投稿日: 5月13日(火)23時31分00秒

尊敬する偉大なKABU大先生様
ジジイであります。
最近のKABU先生の書き込みはなにか物の怪に取り付かれたように恐ろしく切れ味がよく、バッサバッサとアサヒを切っていますね!
(叩くじゃありません、切っています)
いったいどうしたのでしょうか?
いつものなまくらなKABU先生を知っている者としてすこし心配です。

剣菱の飲みすぎかしら?パチンコで取ってきたのでしょうか?マン馬券当たったのでしょうか?
SARSでないことを祈ります。

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/index.htm


(無題) 投稿者:おおかみ  投稿日: 5月13日(火)00時34分46秒

Professor KABU

不肖おおかみもメルマガ登録させていただきました。

メルマガ講読登録御礼 投稿者:KABU  投稿日: 5月10日(土)20時18分03秒

>鮎師匠&モグラ導師さま

拙メルマガの講読登録有難うございました。ここ数日、体調不良で(椅子に座れないこうらいで、)お礼が遅くなりました。まぐまぐのメルマガは2週間前から送信予約ができるので、計画的に趣味のサイト充実ができますし、自分への励みにもなります。無理なく頑張りますので今後とも宜しくお願いいたします。

●社会批判通信 by 海馬之玄関
http://www.mag2.com/m/0000109683.htm
編集済

http://plaza11.mbn.or.jp/~matsuo2000/newpage2.htm


うふふふ、楽しみです。 投稿者:硯のモグラ@監査役  投稿日: 5月 9日(金)23時12分25秒

KABU様。

 では、モグラも登録させて戴きますです。
 某「朝○新聞」みたいに酷い内容だと、「感想文」書いちゃいますので、用心して下さい(爆)。

いろはイズムを世界へひろめよう いろはの技法による国歌案 投稿者:波江究一  投稿日: 5月 9日(金)20時34分41秒

君が代は皇室の英語自慢癖によつてから手形になりました。
国語本来の仮名遣といろはの技法を一体にした歌を国歌として
その文明の比類無い特質を内外に認知せしむべきです。

作曲したい方は
宮城県多賀城市笠神五丁目十四の十一 高森方迄書面にてもよし
現在メールは使へませんので。

君と我等 


君と我等の
樹て据ゑし国
常拡げ居ん
真夢風越え
思ふ愛や
うち群る華よ
秀を塗り誘へ

きみとわれらのたてすゑしくにつねひろけゐんまゆめかせこえ
おもふあいやうちむるはなよほをぬりさそへ

国民と共にある皇室といふことであれば君が代の帝徳賛美に終始する
形に固執せず、君民の紐帯を謳ひ上げる形の物はどうかと思ひ提案し、
作曲してみたい方あらばと思ふ次第です。藩屏の無い王朝といふ物は
何とも据り悪い物でして、畏き辺りも種々苦慮焦慮あらせらるる処か
と拝察申しあげますが、いはば一億総藩屏の気構へで以後の国歩を刻
んでゆかうといふもの。字数歌の形の物が歌ひひろめられることにな
れば、当然国語の正常化仮名遣、正字の回復も必然の日程に上りませ
うし、世界に向けて日本語とその文化の意義を改めて顕揚し得ます。

世界に一つの華 

世界に一つの華長け
幸汲む浦を天揺りぬ
大船寄する島燃えて
声揃へ居む君や我

せかいにひとつのはなたけさちくむうらをあめゆりぬ
おほふねよするしまもえてこゑそろへゐむきみやわれ

有線で流れて居る歌詞に「世界に一つだけの花 一つ一つがナンバーワン」
といふ件あるを借りて製作。 いろはの如く表記構成字の配列換へのみに依り
意味ある有機的世界を現出し得る特性は現実に日本語のみの物ですから、
「世界に一つの華」と表現しても別段他国から覇権主義的などと横槍入れられ
る心配は無いでせう。要は国語の特質を生かしてその持ち味を極限まで使ひ切る
ことです。

言挙げ

日出づる国の言挙げて
美し峰栄え双眼据ゑ
向かふ海路や沖競りぬ
猶揺られ居ん世を誘へ

ひいつるくにのことあけてうましみねはえもろめすゑ
むかふわたちやおきせりぬなほゆられゐんよをさそへ

神代より言挙げせぬ国、などと悠長なこともいつてをられますまい。
人類史上最大の葬儀と即位礼を営み得た国が、それに見合つた器量
を世界に向けて示し得てきたか、実態は下がり目一方ですからね。
常住不断に、その国語の比類無い特質を内外に印象づけるには、
国歌新作の荒療治しかない。日本語その物を重要な輸出品目とする
やうにならねば、この先日本に上がり目は無い。当然それには国語
の正常化が不可欠ですが。
例に依つて作曲したい方あらばどうぞ。

http://8504.teacup.com/namie/bbs

Reまぐまぐのメルマガ始めました。 投稿者:鮎の里名誉町長  投稿日: 5月 8日(木)10時51分20秒

KABU様。

本格メルマガ発行おめでとうございます。
登録させていただきました。

まぐまぐのメルマガ始めました。よろしければ講読登録をお願いいたします 投稿者:KABU  投稿日: 5月 8日(木)07時48分47秒

社会批判の論稿・書評を中心とする(予定の)、本格的なメルマガを導入しました。
「まぐまぐ」を利用したものです。さすが、<本物>、便利ですよね。面白いです。
よろしければ、講読ください。来週から(5月14日・大安吉日から)毎週水曜日刊の
予定(もう、フライングといか、ウォーミングアップで何号か出してます)。

内容は、
@論稿・・前の週に書いた中で厳選(?):国際政治・教育・憲法・日本の国際化問題を順番に
A書評・・語学・哲学・法律・歴史を順番に
B随想・・人物評とか、歴史的な事件とか問題とか、思いつくまま(そのまんまやんけ!)
C海馬之玄関の1週間の更新内容紹介とか、海馬之玄関およびこのメルマガお寄せ
いただいたお便り紹介とか

上記が毎回書けるとは思わないけれど、無理なく頑張ります。


●社会批判通信 by 海馬之玄関
http://www.mag2.com/m/0000109683.htm

http://www.mag2.com/m/0000109683.htm