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グルジア:政府「軍クーデター計画」と発表 ロシアを非難

 【モスクワ大木俊治】グルジア内務省は5日、軍のクーデター計画が発覚し、首謀者として複数の元軍幹部を拘束したと発表した。計画はロシア特殊部隊の支援を受け、クーデターを起こすことで6日からグルジアで行われる予定の北大西洋条約機構(NATO)による軍事演習を阻止する狙いだったと説明している。サーカシビリ大統領は国民向けテレビ演説で、ロシアがグルジア国境の兵力を増強しているなどとして「挑発」を非難した。一方、ロシアの外務省や国防省は事件への関与を否定し、グルジア政権の「責任転嫁」を非難した。

 グルジアからの報道によると、首都トビリシの西30キロの軍事基地で5日、機甲部隊の反乱が起きたが、同日夕までに投降した。

 NATOは当初、6日から6月1日までグルジアで、非加盟国を含む19カ国約1300人が参加して軍事演習を実施すると発表。ロシアが反発し5カ国が参加をとりやめた。

毎日新聞 2009年5月5日 20時55分(最終更新 5月5日 23時28分)

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