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2009/05/05

ボルテスのOP、他-メモ書き-

自分の関わった作品ではありませんが、公式データとして公表されていない70年代の作品の記憶も、できるだけ書いておきたいと思います。
本当ならDVDの解説書などで、公式に取材をして残しておいて欲しい部分ではあるのですが…
あくまでもメモ書きなので、順不同なのは御容赦ください。

ボルテスVのOPの作画には金田さんも参加していますが、当時金山さんにお聞きするまで気づいていませんでした。
言われて見れば頭の稲妻からしてモロにそうなんですが、どうして気づかなかったのかなぁと…?

作画は全部が金田さんの原画なのではなく、一部は内山正幸さんと布告文さんも作画されていると伺った記憶があります。
たぶん、後半のボルテスが奥から飛んできて目のアップになるカットと、ラストカットの決めポーズがそうなのではと。
合体シーンは佐々門さんのバンクですね。
それ以外は、金田さんの作画だと思います。
Vの字切りも金田さんだと思いますが、このカットは爆発にも金山さんの修正が入っていると聞きました。

EDの作画は、冨沢和雄さんだったかと。
演出はどちらも富野さん…のはずです。。。

このボルテスのOPでは、ハイネルが剣を振るカットと、健一と一平の殴り合いは動画も金田さんが担当されています。
そこだけ線が劇画タッチなのですぐにわかると思います。

サイボーグ009のOPでも、003、005、006のカットは、金田さん自ら動画を担当されています。
奥に009の横顔があって、手前でアクションがある演出なので、手前は全部マルチ撮影…
寄りフレームなので、余計と線のタッチが目立っていますね。
ザンボットの#5でも、群集シーンなどで金田さんの原画をそのままセルにしたカットが存在しています。

009のEDは金田さんではありませんが、芝生の上で寝転ぶジョーたちの長回しのカットなので、背景さんが芝目を一本一本丁寧に、ものすごく時間をかけて描かれたのだそうです。
でも、当時のテレビ画面では潰れてしまって、全くその努力は報われなかったとか…
OPとEDは35ミリフィルムで撮影されているでしょうから、将来ブルーレイでリリースされることがあったら、綺麗に再現されるかもしれませんね。

以前、小松原さんに、ゲッターGのOPは金田さんに手伝ってもらったとお聞きしたことがあるんですが、金田さんに確認したら記憶にはないとのことでした。
ゲッターGのOPは、今見てもスピード感とセンスに溢れた素晴らしいフィルムです。(演出は葛西治さん)

ゲッターGとガイキングのDVD-BOXの解説書には、当時のナンバーワンメンバーの座談会による詳細な話が掲載されています。
是非、一読していただきたい記録です。




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