岡山放送局

2009年5月5日 19時23分更新

蒜山高原の神社でお田植祭

田植えの時期にあわせて、真庭市蒜山高原の神社で、5日、五穀豊じょうを祈る伝統の神事、「お田植え祭」が行われました。

「お田植え祭」は蒜山高原にある長田神社で江戸時代から行われている伝統の神事で、神社には地域で米を栽培する地元の人たちおよそ50人が集まりました。
はじめに、神職が祭壇にイネの苗に見立てたしょうぶの葉を供えて地域の五穀豊じょうを祈りました。

そして牛にふんして、角に見立てたしょうぶの葉を額につけた地元の人がクワなどの農機具をひきながら、農地を耕してから田植えをするまでの一連の農作業を再現して、1年の無事を祈っていました。

蒜山高原では、ことしは春先に寒い日が多かったため、平年より1週間ほど遅れて今月はじめごろから田植えを始めていて、9月に収穫される見通しだと言うことです。