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個室ビデオ店放火の男 奇行と優しい面

 15人が犠牲となった大阪・難波の個室ビデオ店火災で、殺人と放火容疑などで逮捕された小川和弘容疑者(46)。下着1枚でうろついたり、突然他人の家に上がり込んだりする奇行が目立っていたが、同じアパートの住民に優しい一面を見せることもあった。

 近所の人によると、小川容疑者は今年4月、大阪府東大阪市の3階建てアパートの2階に引っ越してきた。3階に住む中国人留学生の女性(22)は、小川容疑者が逮捕されたことに驚く。「『こんにちは』と優しい顔であいさつをされた」と悪い印象はない。

 しかし、多くの住民の目には奇異に映っていた。隣に住むアルバイト女性(21)は1週間前、アパート玄関を上半身裸のまま歩く小川容疑者に会った。「髪はぼさぼさで怖かった。昼間は家にいて、仕事はしていない感じだった」と振り返る。

 約1カ月前には、下着姿で勝手に家に上がり込み、アパートのコインランドリーの使い方を一方的にまくしたてたことも。今回の火災現場でも、白い肌着にトランクス姿で店外に逃げ出した小川容疑者が目撃されている。

 4月中旬には、向かいの部屋に住む大学3年の男性(26)宅に突然訪れ、「話をしよう。家に来ないか」と誘ってきたこともあった。男性は「丁寧な話し方だったが、いつもタバコを吸っていて顔色が悪かった」と不気味さを口にした。

[ 2008年10月01日 20:43 ]

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