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ダライ・ラマ14世:中国政府を批判 チベット暴動判決「政治的動機」

 チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(73)は、亡命政府のあるインドから米国へ向かう途中で成田空港に立ち寄り、空港そばのホテルで22日、記者会見した。昨年3月に起きたチベット自治区ラサでの大規模暴動に関与したとして起訴された被告らに死刑などの判決が出ている点について、「政治的な動機による判決だ」と中国を批判した。

 ラサ暴動を巡っては、今月8日に放火などの罪で起訴されていた4被告に死刑(うち2被告は執行猶予)が言い渡されるなど、多数の被告に有罪判決が出ており、ダライ・ラマは「(状況を)見守っている」と話した。

 暴動から1年となった今年3月は、チベット動乱から50年の節目ともなったが、ダライ・ラマは「銃の力で正義を消し去ることはできない。メディアには現地で(状況を)調査してほしい」と訴えた。【服部正法】

毎日新聞 2009年4月23日 東京朝刊

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