中島裕之選手(西武・内野手)
初めてのオールスターはむっちゃ楽しかった! 西武の代表やから打たなアカンって気合入りました。
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開幕前から“ポスト松井稼頭央”と話題の的だった中島選手。そんなプレッシャーもなんのその、期待以上の働きを見せてくれています。「取材は苦手」と言いながらも、いつも朗らかに、豊かな表情で質問に答えてくれる好青年。人気も急上昇中、22歳の素顔に迫ります。(プロ野球ai2004年9月号)
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| ファームでしか経験したことのない優勝。「どんな感じか想像できないけど、貢献したい!」 |
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Q 初めてのオールスター出場は楽しめましたか?
- 「むっちゃ楽しかったです、むっちゃ!(ニコニコ)パ・リーグのチームの雰囲気はすごい良かって「また出たいなぁ」と思いましたね。周りはすごい選手ばかりやったし、僕がいちばん年下やから多少、緊張はしましたけど、そんなん言ってられないというか…。ライオンズでもずっと試合に出してもらっているんやから、オールスターではライオンズの代表なんやから、打たなイカン、活躍したいな思って参加してました。」
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Q 試合のあと、スポーツニュースにも出演してましたね!
- 「ハハ! あれ、人生初の生放送だったんですよ。まだビデオを見てないんですけど、ホンマ緊張しましたね。番組の解説者、金村さん(義明氏)がいろいろ話してくださったんで助かった〜。僕に話、振られたんかな〜、なんて答えようかな〜思ってる間に、金村さんが先に答えてくれてるから「あれ〜っ?」って(笑)。」
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●Q いちばん最近、大笑いしたことは?
- 「常に大笑いしてますね。なんか楽しいことがあると爆笑してます(笑)。おもしろいことがあり過ぎて具体的には思い出せないくらい。」
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●Q では、いちばん最近、泣いたのは?
- 「ええ〜っ、ないですね。泣かないです。高校の最後の夏、負けたときも泣かなかったし…。映画やテレビ見て泣いたこともないし…。(しばらく考えて)記憶にないです。笑いすぎて涙が出ることはありますけど、悲しかったり悔しくて泣いたのは、小っちゃい頃までさかのぼらないとないですね。」
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●Q 穏やかそうに見えるけど、怒ることはあるの?
- 「試合中は、けっこうカッカしてますね。自分に腹立てて。でも試合が終わって、寝て、忘れる(笑)。普段の生活ではほとんど怒りません。」
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| なかじま・ひろゆき/1982年7月31日生まれ。兵庫県伊丹市生まれ。伊丹北高から00年ドラフト5位で入団。180cm、77kg。右投右打。今年は開幕から全試合に出場、3割5厘、16本塁打、64打点を記録している(7月21日現在)。背番号3。A型。 |
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●Q 朝、起きていちばん最初にすることは?
- 「顔を洗います。歯磨きより、まずは顔!」
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●Q もし今、1ヶ月間、休みがあったら何をする?
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「エッ? 10ヶ月!? あぁ、1ヶ月ですか、なんや10ヶ月ってずいぶんハンパやなぁ思った(一同笑い)。なんで1年やなくて10ヶ月なんやろって(笑)。…え〜と、長い休みがあったらゆっくりしたいですね。どっか行きたい。国内も海外も両方行きたい。国内なら沖縄に行ってみたい。きれいな海を見て過ごしたいです。」
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●Q 寮の自室の冷蔵庫に必ず入っているものは?
- 「まずは水。あとはアイスクリーム。ハーゲンダッツのナッツとチョコが周りについてる棒に刺さったヤツ。」
- ●Q 自分の性格で好きなところ、嫌いなところは?
- 「好きなのはマイペースなところ! 嫌いなところは…。エ〜ト、こうなるんですよ、こう(←目の横に手で壁を作って)。何かに集中すると、周りが見えなくなるんで、それは直したい。あんま器用じゃない。テレビを見ながら電話してるでしょ。そうすると話、聞いてないときもある。テレビに夢中になって「え? なに?」って…(笑)。」
- ●Q 今、凝っていることは?
- 「ダーツ。ダーツバーによく行きます。でも、まだヘタクソ(笑)。スコアは、まだ練習中なんで、発表できるほどの数字じゃないです。あれ、難しいんですよ。だから当たったときがうれしい。徐々にうまくなっていく過程が楽しいんです。」
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●Q 7月31日、お誕生日おめでとうございます。今までいちばん印象に残っている誕生日は?
- 「ありがとうございます。えーと、思い出に残ってるのは二十歳の誕生日ですね。あんまり「二十歳になったぞ」ってカンジじゃなかった。もっと、こう、「うわぁ〜!! 二十歳や」って感動するものかと思ってたら、次の日も試合やし、フツーでした。期待してたほど何も変わらなかった(笑)。」
- ●Q 今年の誕生日の予定は?
- 「千葉で試合ですね。誕生日にホームラン打ちたいです。バースデーアーチ! そしてチームも勝って、幸せな誕生日にしたい。」
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| 夏と言いえば?「海とかプール。でも現役の間は行かない。日に焼けてごっつ疲れるでしょ」 |
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●Q もし野球をやっていなかったら?
- 「格闘技にも興味があったんです。やってみたかったんで、そういう道に進んでいたかも。」
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●Q 夢は?
- 「1番になりたいです。野球で1番! みんなに名前を覚えてもらって、中島っていえば野球ファンの人がみんな知ってるような選手になりたい。」
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●Q 前に好きな女性のタイプは「優しい人」って言ってたね。
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「ハイ。お年寄りとか子どもとか、みんなに優しい人がいいですね。(「自分以外の男の子に優しいのは?」by記者)あっ、それは嫌かもしれない。ヤキモチ妬くかもしれない(笑)。」
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●Q では苦手なタイプは?
- 「女性に限らず、なんか、やたらからんでくる人は苦手ですね。ブワーっと…。あ、からむって言うても腕とかにカプって噛み付いてくる人じゃないですよ(一同笑い)。他の人と話してるのに、ごっつ話に割り込んできたり、知ったかぶりする人がダメですね。「ああ、ハイ、ハイ」って返事しかできないようなしゃべり方をする人。」
- ●Q では世の中で最も苦手なことは?
- 「高いところは、高すぎると多分イヤ。でもバンジージャンプは大丈夫。ジェットコースターとか、お腹が浮いて「ウエッ」ってなるような乗り物は、あんま好かんけど、苦手というほどやないです。…なんやろな、いちばん苦手なのはインタビューかな(一同笑い)。多少、慣れた気もしますけど、まだ苦手(ニコニコ)。ときどき言いたくないことを聞かれることがあるので、それが苦手。どう答えていいんか悩むし、だからといって適当にごまかしたり、嘘をつくのはイヤやから…。今回の取材? 大丈夫です、聞かれたくないことは聞かれてないです!。」
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●Q 最後に今シーズン、後半戦の目標を聞かせて。
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「全試合に出ること。そして今以上の数字が残せるようプレーしたいと思ってます。今、毎日、試合に出て、野球していることがめちゃ楽しいんです。全部、ランナーに出るつもりで打席に立ってます。これからもその気持ちを忘れずにプレーします。」
撮影/山田浩一郎 取材/市川忍 協力/札幌プリンスホテル
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