今日は「メディアの変化について」がテーマです。
長くなりますので詳細は述べませんが、新聞やテレビはスポンサーや大手広告代理店などの圧力を受けすぎているために、書きたいことが書けない、言いたいことが言えないというのが現状です。
「たけしのテレビタックル」に出ているある議員は、「サラ金問題のテーマは絶対に取り上げてくれない」と言っています。
確かに今や消費者金融会社はテレビ界にとっては上得意スポンサーです。大新聞のスポーツ欄にも毎日のように広告を出稿しています。
経済至上主義の今日の日本社会、マスメディア界の「言論の自由」はすでに形骸化しているのです。
報道するポイントもずれてきています。視聴率だけを追い続けた結果「報道力」そのものが落ちており、ニュースや事件の本質にたどり着けないのです。
その一例を出しますと、
アメリカを襲った巨大ハリケーン「カトリーナ」の報道の際、避難する住民が大渋滞に巻き込まれているシーンを日本のテレビは流し続けました。
高速道路上で困っている人、ガソリンスタンドへの長い車の列など、この映像を見られた方もきっと多いことでしょう。
この報道は、日本国民に何を伝えたかったのでしょうか。
私には全く理解できません。
「大渋滞」は単なる現象です。現象は何かの原因があるからこそ生じるものです。
報道は、その原因を人々に伝えることにより意味を持つのであって、表面的な出来事をいくら見せられても「へ〜」と思うだけです。
真の報道とは「なぜこの現象が発生しているのか」を人々に伝えることです。
この場合は、大渋滞の原因は何であるのか、ということなのです。
日本と違い、あれだけの道路網が整備されているアメリカでも渋滞に巻き込まれることはあります。
しかしながら、あの場合は「緊急避難」です。大渋滞は人の命に関わる問題であったのです。
大渋滞の「先頭」はどこなのか、そしてなによりも重要なポイントは、大渋滞を解消するために、誰が、どんな努力をしているか、であったはずです。
渋滞の「先頭」はおそらくジャンクション(高速道路の接合点)であったと推察できます。
そこではどのような渋滞解消策が施されていたか、あるいは全くの無策であったのか、そこを報道すべきであったということです。
このように日本のメディアは真実に近づく力を失ってしまいました。
一方で、マスメディアとは反対に、力を付けてきたのが個人メディアです。
それは個人のホームページやブログ、そして掲示板への書き込みなど、個人がインターネットを通じて発信する情報ですが、マスメディアが真実を書かなくなった、言いたいことを言わなくなったこの状況下において、個人メディアは確実に力をつけ、そして「影響力」を増しています。
表面的な報道はマスメディアで知り、マスメディアが言えない、書けないことはブログや掲示板で知る、インターネットを利用する人々にとって、このことはもはや常識になってきました。
今や、マスメディアと個人メディアはコインの裏表と言っても過言ではないでしょう。
耐震強度偽装問題やライブドア問題では、ジャーナリストのホームページや個人ブログの情報をマスメディアが追いかけるという状況にもなっています。
政治や行政、そして表側の報道が真実を隠せば隠すほど、もう一方の面である個人メディアが真実を追究する、この傾向は今後ますます顕著になっていくことでしょう。
最後に、いくつかのホームページや個人ブログを紹介します。
個人メディアはマスメディアに比べ信憑性が低いといわれますが、その中でもかなり信憑性が高いとされ、実際に耐震強度偽装問題やライブドア問題に関する報道に影響を与える情報を提供しているものも含まれています。
今日のテーマである「今、日本に起きているメディアの変化」、きっと実感していただけることでしょう。
「きっこの日記」
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/
「メディアを創る」
http://amaki.cc/bn/Fx.exe?Parm=ns0040!NSColumnT&Init=CALL&SYSKEY=0192
「二階堂ドットコム」
http://www.nikaidou.com/
「論壇」
http://www.rondan.co.jp/html/mail/index.html
Posted by yonchoume_ at 13:20
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無修正ハメ撮り写真【ハメ撮り写真満載ブログ!】at 2006年02月10日 13:41