フランスの裁判所、人体標本の展示に中止命令
[パリ 21日 ロイター] フランスの裁判所は21日、パリで開催中の巡回型の人体展に対し、中止を命じる判決を下した。判決は、2008年に制定された死体の処置に関する新しい法律に基づくもの。同展示だけでなく、フランスのすべての博物館にある人体標本や骨に適用することができる。
判決によると、人体展「Our Body」の主催者は、24時間以内に展示を中止しない場合、1日当たり2万ユーロ(約250万円)の罰金を支払わなければならない。また、人体標本を当局へ提出することも求めており、従わない場合は1日当たり5万ユーロ(約640万円)の罰金が課せられる。
同展示を主催するイベント会社のパスカル・ベルナルダン氏は、判決を不服とし上訴する構えを示した。同氏は「この展示はショーではなく、解剖学などの教育を目的としたものだ」と話し、パリの美術館からもミイラの展示を撤去することになるのかと、疑問を投げかけた。
これまでに世界中で開催された同様の展示には、合わせて約3000万人が来場している。
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