2009-05-04 手紙
最近、する事なす事全て恥のような気がして、
何かアクションを起こすことがためらわれてならない。
そのために行動が制限されてしまっている。
手紙を書こうと文章を考える。
頭に浮かんだ文を文字として形にしようとすると、
それがたまらなく恥ずかしいことに思われて何も書けない。
■Θανατος

いざ書こうとしたところで何も書けない。
呼吸するように何事か、いや、何事もなくともただひたすら書いていた昔が
自分の出来事ではないような気がする。
過去に書いたものを読むと別人のようだ。
私ではない誰かが書いたようだ。
私の思考だったのか?これが?
よくわからない。
ずいぶんと非道なことばかりしてきた。
誰かが私のせいで死んだときでも、私は死者に対して十分に何かをしたのだろうか?
いや、死者に対して何事か為すとしたら、
それはすべて単なる自己満足に過ぎない。
彼のためになんて何も出来ない。
「あなたのせいではない」そう書いてあった遺書。
あの子のためにありがとう、そう言ってくれた遺族の方々。
でも、彼が首を括った場所に植えた花に水をあげにいくと、
通り過ぎる人が「あんたのせいだ」と心無いことを言っていく。
「あなたが原因だけれども」刑事さんはそう始めた。
「あなたが悪いわけではない」それは残らなかった。
最初の刺激だけが新鮮で、あとは嫌悪感だけが増していく。
あの人がいなくなってから、私に好意を示してくれた人は
何人もいたけれど、本当に何人もいて、
7人もいたのだけれど(その全員とお付き合いしたわけではないけれど)、
全員が全員を非情なまでに叩きのめしてしまった。
自分を慕ってきてくれる人にすら優しく出来ず、
中途半端に気を引くようなことばかりしてしまった。
退屈になると蹴り飛ばすようなことをした。
こんなことだから、愛されたいと望む相手には愛されないのだろう。
自分もそれなりに彼らを大事に思うのに、
一瞬で流れ去り、全部が全部、虚であったと手のひらを返してしまう。
「あなたと付き合ったことは私にとって失敗」
「電話かけてくるなんて迷惑」
こんなことを言われたら、死にたくなるなあ…。
ほんの2,3日前に言ったこと。
別れるときは何をどう言えばいいのだろう。
メモ。
あとで読み返して恥ずかしくなるのは嫌なので、
2009-05-03 飯田線のバラード
■民宿ひなた

下栗にある民宿ひなたから聖岳や兎岳が見える。
崖(崖上や崖下ではなく崖)に建つ集落。
九扮は街並みと併せて幻想的だが、下栗は民話の中の里だ。
昨晩は宿にて二度芋の田楽、蒟蒻の刺身、上村の豆腐(五箇山の豆腐と似てる)、ヤマメ、野蒜の酢の物など頂く。
国道152号を更に南下。
遠山郷へ。
「神々の国」というキャッチフレーズ。
霜月祭の神楽を売りにしている。
観光地として売り出し中。
心に響くものはない。
まだ売り出し途上なのか人は疎らだが、
住民としては観光地として盛り上がって欲しいのだろうが、楽しみにしていただけに興醒め。
青崩峠、長野側。
■

遠江だよ!
天竜浜名湖鉄道がかわいい。
白い車両で一両編成。
細い線路に耳をあててたら、とろとろと電車が。
今回は夏に決行する飯田線全駅制覇の旅の下見も兼ねてる。
やっぱり三河に住んでた人が忘れられない。
別れてから、何人かと付き合ったけど、三河の人と比べちゃって嫌になってしまった。
いや、比べてしまう自分が嫌になる分には構わないのだけど、
付き合っていた人が嫌になってしまう。
ふと「全部嫌!顔も見たくない」と嫌悪感すら抱いてしまう。
相手にしたら迷惑だっただろうなあ。
というわけで、三河が近いので、ちょっとだけ三河に足を踏み入れてみた。
彼は西三河だから「じゃんだらりん」で代表される言葉つかいだった。
かなり訛ってたなあ。
でも東三河だから「のんほい」だ。
西三河は遠いなあ。
■八十八夜

そういや昨日は八十八夜じゃないか、と生産直売所を発見したので購入。
新茶は甘くて美味しいですね。
お茶作りが盛んでしたが、茶の木を見ると栽培行程が確立していないのか、
南に来ると整然としているような。
152号境界
道祖神は地蔵峠から南はなくなる。
リンゴも地蔵峠。
■

まあ…白いきめ細かい砂が広がるけど、
「大砂丘」と言われると戸惑う。
九十九里の方が凄いって。
鳥取砂丘と比べてどうなのか。
鳥取砂丘には行ったことがないが、とても気になる。
九十九里と比較しちゃったけど、もしかしたら「月の砂漠」御宿って砂丘なのか?
まあ、それもあながち間違いではない気がするほど、遠江砂丘はしょぼい。
■

旅行まとめはまたあとで。
これから東名高速で帰る。
恐ろしく混んでるだろうなあ。
深夜の中央高速ですら混んでた。
東名高速なんてもっとだろう。
ところで今は携帯から検索できるサービスエリアサイトなんて便利なものがありますね。
親戚が系列会社で働いてる関係で、コスモ石油が社員価格で利用できるため、
東名高速上りで。
ただいま、掛川。
海老名は無理!
だってETC割引前から凄いこみ合ってたもん。
上郷かな…、ていうか上郷ってどこ?
ナビで検索。
「ここからなら千葉の自宅より近いわ…」
どこまで行っても千円。
上郷から千葉までも千円だ!
あ、掛川城見なきゃ。
海道の弓取!
…あ、ガソリン入れちゃったら上郷行く必要ないじゃん。
一先ず掛川城!
ヤバいくらいに格好良いよ、掛川城!
松本城並み。かなり贔屓だな。
いきなり豊田まであの人に会いにいくのは良くないな。
ちまちまと奥ゆかしく手紙を出そう。
ていうか、ここ見てないかなあ…。
見てても、嫌われただろうからな。
多分、また会ってもがっかりするだろう。
だって美化してるもん。
でも、「忘れられない」というのは大きい。
忘れられないけど、うまくいくような気がして誰かを傷つけるのは嫌だから、
やはり私が目覚めよう。
誰かが自殺するのは嫌だけど、
自殺されなくとも誰かと付き合ってたことが気持ち悪くなるのも嫌だ。
寂しいから、埋め合わせで付き合って無駄に経験を重ねるのは、自分が汚れる。
自分本位になるなら、徹底しなくちゃ。
あー、なかなか高速に乗れない。
でも、この年で色恋もないわな。
いや、いくつになっても恋はすべき?
私が若かりし頃は今の私より年上の男性とばかり付き合ってたんだし。
2009-05-02 御射口様
■

高島城で凍える。
諏訪大社上社で朝のお務めを見る。
皆、かなり堂に入った拝み方。
世話好きなおじちゃんが案内してくれた。
山桜がまだ咲いていたので、高遠城跡公園の桜も綺麗かと期待したが、
見事に全部散っていた。残念です。
水を汲んできた。
「やっぱり気の力が強いから、感じやすい人はクラクラしちゃうんだね」
とお婆さんに言われる。違う。
道の駅むら にて焼きたてパン購入。
紅葉亭で桜肉丼を食す。
かなり上質の馬刺が大量に乗ったどんぶり。
柔らかく臭みのない満足の品。
1200円。
地層の違いに息を飲む。
ハンマーで石を砕いたりして遊んでいたら、地質学者に間違われた。
よくこんなところに集落があるものだ。
天空の里と呼ばれるが、確かに。
2009-04-28

疑問に思うこと。
かつて別れ話をメールでされたことがある。
腹立たしいことこの上ないが、自分がその相手にとってそれだけの存在でしかなくなったと割り切ることができた。
で、別れたくないっていう人が1,2行のメールしか送ってこないって何?
そんなので自分の気持ちが伝わるって思ってる?
なんて傲慢。
その程度でなびくほど、私が安い女だと思ってる?
失礼すぎるだろ。
ていうか、どれだけやる気ないんだ。
そんなもん、メールが来れば来るだけ、腹立たしくなるだけだけどなあ。
舐めてんのか?
手紙なら…と思った。
手紙ならば少なくとも1,2行ではなく、きちんとした文章で構成されているはずだ。
初めから「ふられる可能性」に脅えて、私に何もしてくるな。
何もしないで他人の心を動かせるわけないじゃん。
阿呆か、と。
彼は私に彼がどれだけ駄目人間なのかと伝えたわけだ。
変なのに関わってしまった。
とりあえず電話して、出てくれなかったときは、
あまり何回もかけるのはどうかと思ったので、
まとまった文章に起こして送ったなあ。
感情なんてきちんと言葉にしなければ伝わらないのだから。
文字に起こさないで、伝わるとでも思ったのかな?
頭わる。
うん、そう、あの人と付き合ってた後半は、あまりの頭の悪さに
ほとほと呆れ果ててたんだけどね。
小説家になりたいって言ってたけど、
才能がないとかそういうのじゃなくて、
ただの目立ちたがりやでしかなかったから、
もっと堅実な職を見つけるように忠告してたけどさー、
2009-04-24 メモ

2009-04-18 そんなわけないだろ

『星の王子様』の最初にうわばみの絵が出てくるでしょう?
あれ、私よ。
飲み込んでいるのはゾウじゃないけれど。
私の肉体なんか好きにしてもいいわ。
だからあなたの脳蓋をこじあけて、
その海馬に眠る知識を頂戴。
ペダンチックな会話が終われば、ベッドの中にて
私の肉の上を這う指を舌、
腰に回された腕に塞がれたヴァギナ。
気づかないだけでしょうけれど、
私はヴァギナにはえた歯で噛み付いている。
いつかそれを噛み切る瞬間が訪れるでしょう。
教えてあげないけれど。
そう、何でも大切なことは教えてあげない。
あなたには何も教えてあげないわ。
私の脳みそにぱんぱんに詰まった知識、
その片鱗を見せて欲しい?
もっと世界の不思議を語って欲しい?
何も教えてあげない。
知りたいことは教えてあげない。
どれだけ切に願っても。
対価を頂戴。
あなたの空っぽのあたまを穿っても徒労。
あなたには何も期待していないわ。
別にいいの。
知らないことは罪じゃない。
知ろうとしないあなたは愚かだけれども。
私より知らないことは当然のこと。
私より6年も短いあなたの生。
でも致命的な私に教授するものがない。
私はいつでも知恵の実を食べるがごとくに男の精を吸ってきた。
その知識と引き換えに、私を好きにすることが出来たのよ。
「でも、でも恋愛が執筆の力になるって、
だからそれを……」
そこまで愛される自信、その傲慢さはどこから生ずるか、甚だ不思議だね。
無知蒙昧さは底知れない。
どこまでお前は愚かなのか。
もはや恋愛を動機とするなどと、
恋愛ばかりを描くなどと、
どこまで私は成長のない女ではない。
残念だったねぇ。
何人もの男と閨をともにして、
何人もを踏みつけて、
逆に踏みにじられ、
いつしか漂白されたこの精神は、
もう、
その次のステージにヒエラルキーを移している。
そこについてこれない君は取り残されてしまった。
2009-04-17 マニアの受難
タイトルはムーンライダーズの曲名より。
『平家物語』、アマゾンで探す限りでは「これかな」と思うものは決まっている。
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/07
- メディア: 文庫
でも本屋で手にとって見てみたいので、どうせ近所の本屋にはないことがわかっているのに、
しつこく探して回っている…成果などない。
引きこもりになって2ヶ月。
広島県にある鞆の浦が何かなってしまう前に行かなければ。
そう思い、綿密な旅行計画を立てたのだが、
体力も落ち、精神的な磨耗も激しい。
知識は広がっているが、私は机上であれこれやっているだけなのは阿呆だと思っているので、
実際に現地を訪れたいのだ。そうなのだ。
知人にどんなに勉強してもそこまでの知識は得られないと思われる、
素晴らしい海馬の持ち主がいるが、書物の中の世界だけで満足しているので、
ちっともうらやましいと思わない。
その知人みたいな人間は好きではない。
私大好きな格安高速バス(真夜中の移動というのは心躍る。
また、幾つかのSAに停車し、そこでお土産を見るのも楽しみだ)で、
広島県の福山に行き、鞆の浦、尾道、福山を回ったあと、
しまなみ街道を渡って因島など村上水軍ゆかりの土地を訪れ、
今治へ行く。そこから西条など通って、香川へ。
もちろん屋島に行きますよ!
そして瀬戸大橋を渡って、倉敷、岡山へ。
岡山からまたまた高速バスで帰ってくる。
水軍と源平合戦にテーマを絞った旅ですね。
この計画を立てたとき、ついでに壇ノ浦にすっごく行きたくなった。
でも福山は広島県東部で広島市よりも岡山市の方が近い。
平家ゆかりの厳島神社(広島旅行の話をしたら、それしか知らないという理由で
テーマも絞らずにこの名を挙げた人がいたが、
そういう旅行は嫌いなので、彼と一緒に旅行はしないと決めた)は計画から外したのに、
壇ノ浦へはすっげー行きたい。
宗像信仰なんて水軍研究には欠かせないのに、厳島より壇ノ浦が魅力的。
平家物語で、安徳天皇が二位の尼と一緒に
わだつみの都を目指して飛び込む描写が叙情的で素晴らしいからだよね。
瀬戸内は歴史的にも民俗学的にも魅力的過ぎて眩しい。
しかしここからは遠すぎる。
名古屋までは高速バスでそれほど遠くはないが、京都となると辛かった。
これがさらに中国・山陰、、四国となると想像もつかない。
西日本は沖縄を別とすれば姫路から先に足を運んでことがない。
飛行機で海外に行くよりも、かえって遠い気がする。
今日、書店でJTB時刻表が999号ということで、
銀河鉄道999が表紙を飾っているのを見て、
思わず買いそうになった…があんなペラペラの紙の雑誌が結構値段がしたので止め。
しかし、購入して夏の青春18きっぷ利用を考慮し、
時刻表の旅をするのも良かったかもしれない。
けれども、宮崎に行くときには山口までバスで行き、
壇ノ浦を訪れてから、そこから電車かバスだ。
宮崎では綾の照葉樹林や高千穂に行きたい。
記紀の旅だ。
素晴らしい。
実際に人間と関わっていくことは私には難しい。
非社会的な人間として、out of societyの中で
wild sideを歩いて行くのだろう。
それでも私はその人間が築いてきた時間の蓄積の中では生きていける。
過ぎ去ったものの堆積の内で、死者たちと仮初めの対話。
南信は北遠より拙い茶畑しかない。
山あいだからか?
いや、大学の授業で川根…というか井川?の茶畑を見たが、一般的な静岡の茶畑だった。
まだ技術が拙い気がする。
茶自体が若いようだったし。
下栗の茶畑は摘み取れるのか疑問に思う急斜面だった。
旅をしているTomoさんは何だか解放されてのびのびされてますね!私も新茶と初鰹を枕崎で仕入れました。
特に鰹は今までで一番美味だったかも(⌒〜⌒)ニンマリ
私も夏に鹿児島に行きます。
離島ですが、鹿児島にも行くのかな?
枕崎市は黒潮文化の場所ですし、海流に乗って千葉のとっさきから行ってみたいです。
鰹は初鰹が好きなので羨ましいです〜。
今回は何年も前から企画をしていたものなので、凄くはしゃぎました!