韓国政府が自転車産業の競争力強化と需要拡充に乗り出した。

　知識経済部は3日、慶尚南道昌原のコンベンションセンターで、李允鎬（イ・ユンホ）長官が懇談会を主宰、三千里自転車やポスコの関係者らが参加する中、▲韓国に自転車研究開発（R&D）団地を造成▲国産自転車を購入時に自転車通勤手当を支給する－などの内容を盛り込んだ国内自転車産業発展対策を整備することを発表した。

　韓国の自転車産業は、国内販売台数239万台（2007年基準）のうち2万台に過ぎないほど劣悪だ。

　これに対し韓国政府は、▲先端素材を利用した超軽量自転車▲情報通信技術と組み合わせた知能型自転車▲バッテリーを搭載したハイブリッド自転車－などの高付加価値自転車の開発を支援することにした。韓国の完成車メーカーと提携し、グローバルな自転車ブランドも育成する方針だ。

　知識経済部の関係者は、「自転車の普及モデルと最高級モデルの価格差は100倍にもなる。自転車市場でも、高級車ブランドのベンツのような製品を生み出す」と語った。

卓相勲（タク・サンフン）記者