きものよろず相談、承り中!
テーマ:着物私が承ってるワケではありませんけど…(^▽^;)
「こんな染み、どうやって落としたらイイの?」
「この着物を帯に仕立て直すことって出来るの?」
などなど…
着物に親しめば親しむ程、着物にまつわるお悩みは日々絶えません
そんな時、ゎたくし達の強いお味方になって下さるのが、この「きものよろず相談」なのです
「きものよろず相談」は、毎月第4土曜日の13:00~16:00に、京都市四条烏丸にある産業会館一階きものステーションで開催されています
HPはこちら ~
ここではきものに関する質問や相談に、きもののプロである染織補正師さんや和裁師さんが答えてくれはります
しかもなんと、相談は無料
相談したい着物や帯がある場合は実物をご持参頂くと、その場で見て頂けます
ちょっとした染みならその場ですぐに直して頂けることもっヘ(゚∀゚*)ノ
もしもその場で応対できないような相談でも、他の専門家さんを紹介して下さったり、実費負担でお直しのお持ち帰りして頂くことも出来ます
こんな素晴らしい機会、活用しない手はないですよねっ
是非是非皆様っ
お気軽に第四土曜日のきものステーションにいらして下さい
今日は先日10月25日に開催された「きものよろず相談」の様子をレポートしちゃいますょっ
はーい、こちらが染織補正師さん
きものクリニック、の名前通り、染みや皺など着物のトラブルを解決して下さる、着物のお医者様です。
早速運び込まれた患者さん(?)は素敵な暈しの色無地さん。
どうやら病名は皺のようですねぇ~
専用の霧吹きで湿らせた後、温かいこてやドライヤーを使い分けてしつこい皺を伸ばして行かはります
職人技です
そしてもうお一方、和裁師さんです
こちらは汚れた綴れの帯を全部裏返しにして仕立て直せないか検討中…
仕立て直し以外にも、これからお誂えを考えている方の寸法の相談などにも乗って頂けますょ
私も採寸して頂いちゃいました
身長や腕の長さなどを採寸し、自分にぴったりのサイズを割り出して頂けます
採寸表だけでは分からないちょっとした体型の違いを、長年の勘から数センチ単位でサイズに反映してくれはります。
折角のお仕立てですもん、仕立てのプロに採寸して頂いたサイズで自分にぴったりのものにしたいですよね
オススメ
そして今回は、もう一つ…
染織補正師さんこと、着物のお医者様に我が家の着物の診察もして頂きました。
重病患者です
この縮緬の小紋は、母の嫁入りの際に祖母が仕立てたまま、箪笥に眠っていたものを私が拝借してここ数年着ていたものです。
ですが、去年、ふと下前を見ると、見たこともないベージュの縦線が現れていました
染みというよりは、色が脱色されたようなベージュの汚れ。
でもまぁ、下前だったので去年はそのまま着てたんですが………
今年になって、着ようと箪笥から出してみると、そのベージュの汚れが上前や裾全体、左袖にまで広がっていたのです( ̄□ ̄;)!!
何故
袖の汚れはこんな風に疎らな脱色。
上前と下前は丁度折り畳んだ際に別の部分が重なっている部分が一直線に脱色。
防虫剤は使っていませんし、そもそも外に着て出ていた訳ではないのでヤケでもありません
箪笥の中で汚れが広がるなんて、カビとも思ったのですが、染織補正師さんが調べて下さったところ、カビでもない様子…
本当に、まるでそこだけ脱色剤をかけたように地色が脱色している、とのこと。
当然私は脱色剤なんてかけていません。
しかし、染め色が脱色されていくなんて、普通では考えられません。
結局、原因は不明
生地も仕立ても新品同様なのに、染め替える為には一旦解いて染め直しです。
しかも、柄が細か過ぎて糊置きは手間過ぎるし、全部染めるにしても元々の地色が濃いので相当濃い色をかけないと脱色は誤魔化せません。
もうどうしようもない不治の病です・°・(ノД`)・°・
こうなったら、今のところ無事な部分を帯にするしか無理なんかなぁ…
でも原因が分からない以上、今後も脱色が進む可能性も無きにしも非ず。
僅かな可能性で洗いに出してみようかと思っていたのですが、染織補正師さんに見て頂いたお陰で無駄な洗い代が浮きました…………(´□`。)
脱色された色が洗って戻ってくる訳が無い
もしもこの記事を御覧の方で原因に心当たりがある方、是非ご一報下さい。
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