「内村・☆☆☆★、南原・☆☆、ウッチャンナンチャン、☆☆☆」
大嫌い!!
と、まぁそこまで意固地になるわけではないが、単純に好きか嫌いかと考えたら、やっぱり嫌いだな、と思う。だって、面白くないもの。
今、20から30歳くらいの人にとって、ウッチャンナンチャンはちょっと特別な存在であろう。90年代のTV界で、ウッチャンナンチャンは紛れも無く、スターだったから。
それから(どこを基準とするかはわからないが)、約10年経った今、ウッチャンナンチャンを見る機会は減った。今コンビでやっているのは、イロモネアくらいなものだろう。
ここからは、イロモネアの批評も兼ねていくが、イロモネアのつまらなさと、ウッチャンナンチャンのつまらなさはとても似ている(っていうか、ウッチャンナンチャンのエキスが染み出している番組がイロモネアだから当然かもしれないけど)。その本質は、強烈な「ぬるさ」である。
ある時期、ウッチャンナンチャンはお笑いとしての能力はともかく、タレントのランクとしてはダウンタウンと同格であったと思う(「ウリナリ」や「笑う犬の冒険」など、好き嫌いは別として、人気番組を数多く抱えていたし)。そこで、というわけではないが、ダウンタウンと比較して考察してみると、ウッチャンナンチャンの「ぬるさ」が際立ってくる。
今現在もトップを走り続けるダウンタウンと、落ち目のウッチャンナンチャン(決め付けちゃった)の差はたくさんあるが、その中の決定的なものの一つに、スベッた芸人の救済方法が挙げられる。
ウッチャンナンチャンは芸人がスベった時、より大きく笑うことでその場を取り繕う。これは、最低の解決方法である。見る人が見れば、ウッチャンナンチャンがどんなに笑っていようが、つまらないものはつまらないのだから、スベッたものを取り繕うということは不可能なことなのである。つまらないものを無理やり笑うことによって生み出される結果は、ウッチャンナンチャンはこんなので笑うの?という感覚と、スベッた芸人の傷口を広げる、ということのみである。TIMなんかは、これによって毒された典型例といえる。
それならば、ダウンタウンのように、ばっさり切ったほうが、はるかにお互いのためになる(もちろん、その切り方がまた難しいんだろうが)。ダウンタウンにとっても、評価が下がらないし、なによりスベッた側の芸人にとっても、辛辣に言ってもらった方が救われる、というケースは多い。
まぁ、現時点でウッチャンナンチャンとダウンタウンを同格と見なす、まぬけは存在しないと思うが、こういったことの積み重ねが、この両組の評価に大きな差を生む原因になったんだと思う。
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