2008-05-24 「岡田斗司夫の遺言5」レポート提出_Vol.3(さいご)
■[岡田斗司夫]「岡田斗司夫の遺言5」レポート提出_Vol.3
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※注 今回の一番の目的は、バカバカしくて誰もやらんであろう「開演前の書籍販売詳細レポート」だったんで、それを報告したらモチベーションがなくなってしまった(笑)。
「岡田斗司夫の遺言5」レポート提出_Vol.1/2
○#39「星を継ぐ者…」から(その1) 最終回Aパートを流しながら
・横からツッコミが入って思惑どーりにいかなくなる。
・ここから奇跡のつるべうちです。
・ガイナックスの作品で「奇跡」って台詞がでたらそうなっちゃうんですよ(笑)。
・「奇跡」のインフレ。台詞でガンガン言ってるのでみんな気付くんだろうけど。
→でも、不都合なく鑑賞できる。これがキャラの力か!
・でもその凄さを見て欲しい!
「永遠に戻らない」「制御装置を壊さないと」
→ほら、一段ハードルが下がりましたね。
・この当たりで勝ち負けは決定しているんですね。「おのれー」とか言って勝った人は歴史上存在しないし。
○#39「星を継ぐ者…」から(その2) 奇跡がおきなければ
・グロテスクで残酷で美しいシーンになっている。
・最終的に彼(ネオ皇帝)がそこに行けるかどうかの問題にすり替わっているし。
##補足絵1##
→そこで疑問に思わない。そこが演出力、キャラの力なんだよ!
・で、コンセントを抜くって(笑)。会場:爆笑
##補足絵2##
・ガイナックス作品でき「奇跡がおきなければ〜」とか言うと次に奇跡が起きるもんなんだ(笑)。
・ここの作画センスがいい。一瞬の爆破シーン時に目を開いたままになっている。残酷さ、彼が生きているってことが分かる。
→ここがアニメータのセンスになるんだ。絵コンテ時にはここまで書ききれない場合がある。こんなアニメータを見つけたら手放なさないようにしましょう。
##補足絵3##
※注 #12「奇跡の価値は」これをパチンコのタイトルに使用したCMを見た時の絶望的な気持ちになった時を思い出しました。なぜか。
○#39「星を継ぐ者…」から(その3) 作品の品格
・ここら辺のシーンで延々喋っているのはガーゴイルのみでしょ。他のキャラに喋らせるとドツボに入る。
・他人は見守るしかない、ってのは大正解なんです。
→言わせないのが凄いよね。ここに作品の品格があるんだよ。
・またこんな強がりを言う。下手に出ればナディアも従ったのかもしれないのに。こんな強がりを言う。
・この最終回では二面性を見せずに突っ走るしかないんだ。
ジャン「そうだ〜」
→こいつの台詞の頼りないこと。ナディアもいい顔をしてさあ。
ネモ船長「よせ!その光の中で生きていられるのはアトランティス人だけだ!」「もうこの世の中にアトランティス人は二人しかいない。」「ネメシス・ア・アルゴール、君は人間だ。」「幻だったのだよ」
→早く言えよw!!12年前に言ったらこの事件も起きなかったのに。
##補足絵4##
・ね、この言葉を聞いた後はみんな、このシーンを見返す毎につっこむだろう。
・「ちょっと庵野よ、それはないだろう」って気持ちを共有したかったんだ。
○#39「星を継ぐ者…」から(その4) ジャンが目を覚ますところまで
・(ここまでの展開を見て)よく考えるとツッコミ所がいっぱいあるんだ。
・(最後にネモ船長が残って帰路を開くところで)別にネモ船長がこの役割をする必要がないじゃん。
→いらない人/変わりにやれる人がブリッジにいすぎ。このじいさん(船員)でもいいじゃん。
##補足絵5##
・艦長的立場の人は各情報が集約されていく立場の人で、必ず帰ってこなくてはいけないものなんだし。
・でも見ている人はこんなこと気付いていないもんなんだよなあ。黒澤的脚本制作だと大人数で矛盾点をなくしていく作業をやっているもんなんだ。
・でも、ここは矛盾しててもいい!心の温度管理/冷まさせないためには矛盾しててもつっぱしることもokなんだ。
※注 ここで最終話の「終」のシーンで一旦止めて。
##補足絵6##
・チェスの駒がなくなっていく状況で全てを棚上げにしたまま終わりにする。
・ここで回答を出すこともできたであろうが、庵野監督はキャラの行く末をこの後のシーンで描いた。
・本当にキャラを好きになっているのか。
8.本当にやりたかった最終回とは
○もう一つのエピローグ(その1) 1945年になって
岡田さん:このお話全体を決着させようとしたかった。
・1945年頃に話は移る。帰ってきた後、ジャンは科学者になる。さらに人類初の大西洋横断を実現する。
・パリ〜ニューヨークに渡ってくる時にゴール地点にナディアが(記者の立場となっている)待ってくれている。
・なぜ45年なのか?
・ジャンは科学を信じて生きてきた。ジャン自身の信仰の対象が科学になっている。
・科学を一方的に信じていたが、この時代までになると悪いところも沢山見えてくる。
○もう一つのエピローグ(その2) 二人の老夫婦
・エピローグとして45年にナチスに蹂躙された後のパリでも老夫婦(ジャンとナディア)が写る。
・そこで、二人は人類史上初の原子爆弾の使用をニュースで知ることになる。
・人類側がガーゴイル並(あるいはそれ以上の)の科学力を持った瞬間である。
・当時の世情として、政府の力で核兵器は良いイメージを持たされていた。家族を帰すことの出来る希望の光として。
・アトミックカクテルとか当時は本当にあったぐらいだし。
・良い核兵器/科学の力で。しかしそうじゃないってジャンもナディアも知っている。
・ジャンは失望し、心が折れてしまう。
ナディア「ねえ、あれは出来たの?」
ジャン「ああ、そうか。」
・古びたロケットがある。その風呂敷をとると若い二人になっている。ロケットも銀色の新しいものに。
・その若い二人はロケットに乗ってどこかに去っていく。
○もう一つのエピローグ(その3) スコラ学派
・なんでこの案をやらなかったのか。
・ガーゴイルをいかにして救っていけるのかが、大きなテーマだった。
・ブルーウォーターが最終回でジャンを救う為に破壊(?)される際に人類の歴史が開放されていく。
→だって、ブルーウォーターはそういうものだから。人類のいままでの歴史が映画のように全世界中に開放されていく。
・そこで出てくるのが神学の学派の中にある「スコラ学派」ってのがあるんだ。
・神が存在するという証明をする。”なぜ神様が存在しなければいけないのか!”
・「神は万能である」「力もある」「火でもある」「愛である」「様々な属性を持っている」
・全ての属性を持つものであると考えた。
・ね?メンドイでしょ?語れないはずがない。
○もう一つのエピローグ(その4) さらにスコラ学派
・アニメを作るにあたって、スタッフが一年間の人生を賭けるに値するものを考える。
・こんな根本的な考えとかはアニメ誌では聞いてくれないしなあ。
・「全ての属性をもっている」→「全てのものは存在するという属性を持っている」「だから神は存在する!」
・反論としてのヘーゲル派。
・ってことは神は一人となるんじゃないか。万能の複数はありえない。
・神は人格を持っている一人であるとしたら、とてつもなく孤独なんだろうな。
・全てを思いどうりにできるってことだけど、”退屈である”って感覚はあるんじゃないのか。
・水平目線で見てみる。
※注 このスコラ学も軽く検索するだけでとてつもないことになりましたね(笑)。人生、死ぬまで勉強なのかいな。
○もう一つのエピローグ(その5) 喜びの機械
・黒人の賛美歌で「喜びの機械」ってのがある。
→内容は”感情自体が神様から届けられるだろう”ってもの。
・命が有限の存在を作ってそれを上から観察する、って所に感情がでるんじゃないのか。
・これはアニメにも言えることじゃないのか。
・なんで親の説教は聞けないのに島本和彦の言葉は聞こえるのか。
・半分人間/半分神様という存在、TVの中で生きているとしようとするウソの世界を見ている。
・「ウソのストーリーでも感動する心は本物なんだ」ウソでもエモーションがあれば。
・NHKの檜舞台を与えられた僕らの心も共有していければ。構造的に同じなんだ。
・アニメを見るという動作も次元が同じなんじゃないのか。
※注 賛美歌「喜びの機械」ってのは探してみましたが見つからず。聴いてみたいな。
9.最終回の選択
○放送されたエピローグから(その1) でも庵野監督が選んだのは
・ブルーウォーターはHDみたいに記録をとってそれを見れる。
・老夫婦が〜の話は貞本/前田もノリノリで「やりましょう!」って。
・ロケットで去っていく時に日本の風景が見えたりする。
・この最終回案はできる可能性もあったのだけど、やっぱり分からない。
・神は人間を作り、それを観察しながら勉強しているんじゃないだろうか?そこから振りか返ってみてのアニメとの相対化。
・でも、庵野監督が選んだのはナディアをキャラ的なクライマックスを作りました。
※注 ここからストップした映像を最後まで流す。「終」からエピローグ〜エンドロールまで。
全て流し終えてから以下に。
##補足絵7##〜以降
○放送されたエピローグから(その2) 信じて愛せるのか?
・これが凄くいいんですよね。いまだにこれを見ると震えてくるんだ。
・ここで庵野監督がやったのは「キャラをどこまで信じて愛せるのか」
・キャラの魅力を信じて、(※注 このエンディングで各キャラの行く末を書ききって)毎回やっているエンディングにつなげる。
・これが出来たのは庵野監督にナディアを信じて任せたから。これを任せてよかったな。
・この最終回の初号試写で映像が流れた時にスタッフから自然と拍手が起こって。「おわったよ〜〜」って。
・そのキャラを信用している。そのキャラの実在を、そのキャラの存在を信じていて最後にそれを見せたんだ。
○放送されたエピローグから(その3) 「この世界は大丈夫」
・最後はどうなったのか?ガーゴイルが見下して支配するのか?
・第一話からジャンが言っている(行動でも見せている)楽天的な未来観に決着をつけたかった。
→だからこその「原爆の使用」
→「この世界は大丈夫」というのを見せたい。そのサインを作品で出すことだ。
・毎週金曜日に地上波でウソを言う。そこに「絶望」をばらまく権利は誰にもない。
・原爆の後でも、ジャンの信じた科学は人類を滅ぼすことができる力もあるけど、彼の隣にいるナディアのことは微笑まさせることが出来るかもしれない。
・このメッセージは子供にもかすかに分かるとこでもある。
○放送されたエピローグから(その4) 別離した瞬間
・これを庵野監督に説明した時に、庵野は凄く考えて「やるだけやってみますか」って。
・さらには「言っていることも分かるが、アニメでワクワクする所にはキャラの行く末という面もあるんじゃないか」って。
→ここで「ああ、もう一緒にやれないな」って思った。別離した瞬間だった。
・ここまでやれたのか。よかったなあ。
・王立/トップ以降に行くと作品がキャラ的になっていく。話がタイトになっていくし。
・しかし、そこまでやっていくならばプロデューサでなく監督になるのかもしれない。
・自分はそこまでの技量はない。ましてや自分が喜ばない。
・「楽しかったけどアニメを作るのはこれで終わりだなあ」って。
・ガイナックスでスタッフとの合成ベクトルを作って行くのはこれが限界。
※注 ここでノンストップでお話されて22:00ジャスト。22:10まで休憩 レジュメが現在一枚目とのお話。
10.休憩後のフリートークいろいろ→終了
○フリートーク(その1) 徹子の部屋
※注 壇上に上がる際に客席の方よりクリアファイル(?)をもらってから
・昔のゼネプロのカタログをもらったんですよ。(客席:「うおおおおおおお」)
→これが俺の老後なのか(笑)
・で、休憩中にロフト斉藤さんから「徹子の部屋は?」って。そうか、このタイミングでやれば。
・新潮社から出来るだけ本の宣伝をしてきてくれって言われたんだ。
・いざ、収録中になると詰め寄ってくる。
・(徹子さんが)自分で台本を書いているんだ。これは聞く?これか?これは漏れていないか?
→この番組では(徹子さんが)実質的なディレクターの役割をしている。
・本来のディレクターが事前に細かく下調べして、それを徹子が細かくまとめて、50〜60才ぐらいの女性に理解できるような話にして、紹介しているもの。
・主導権をとらせてくれない!
○フリートーク(その2) さらに徹子の部屋
・「アメトーーク」での徹子芸人回で話していたスベるってのが分かる。
・「分かるでしょ?このノリ?」ってやっているし。
・いじめってなぜ起こるのか?「分かるよな?いじめじゃないよな?」ここの関係性の強要から。
→関係性の強要。例だとフジサキマーケット。この関係性が分からないと障害になる。
・関係性の強要。そこに入ってこれない50才台女性をつなげて行こうとしてるの。
・(徹子さん)本人は自己が強い。会話に乗ったら面白いのは分かるけど、そこに乗ったら分からなくなる。
・各ブログを見ると、いい生徒を手に入れたな。この伝達率の高さ。
・いや、豪腕でしたね。レコダイに興味があるのは分かったけど俺は?
○フリートーク(その3) さらにさらに徹子の部屋
・徹子芸人回での客席が70m先にあるってのは大げさだけど、そんなになかったよ。
・客層は〜60才台の女性ばかり。ここに徹子がモニターをする。
・知り合いの腹肉ツヤ子が徹子の部屋観覧募集のハガキを分別するバイトをしていたって言ってたしノッポ君の中の人になったりしているんだけど、どちらも電波系が多いって。
・収録は月火水分とまとめて収録する。
・ダイエットってものは女性なら興味があるものなんだ。
→そこから徹子は早く痩せようとするんで、それは違うよって。
・徹子の部屋は5月1日放送。森三中は5月1日収録で2日に放送。
・4月中は特番が重なっているな。最近のドラマは全8話構成が多い。結果特番が多くなる。
・面白いことなかったよ。戦士の背中を見てくれ(笑)
・あんなに営業トークをしたことは〜
○フリートーク(その4) テレビの話
・ここ最近テレビ出演が多くなってからの変換。
・昔:自分の言いたいことを言えるチャンス。もらった時に楽しい話をすることが。で、少し変わって。
・書籍として「テレビに出るワタシ」。テレビにまつわる関係性の補助線を引けることのできる本はできないか?
・テレビってのは今の時間と季節を写すショーウィンドーでないのか。
→視聴者に対して季節感を与えるのが仕事になる。じゃないと、あんなにデカイ箱を置く必要性がないよ。
・今どんな季節でどんな花があるのかを知る。それが好きな日本人
・昔の掛軸の役割。掛軸に描いてあることで感じろ!の究極的な形でないのか。
・最近はなにを喋るかでなく、テレビでは季節的なもの/時間的なものを主に話すことに主体を置いている。
→あきらめている/捨てているとかでなく形から入っている。ここら辺はまだ出来ていない考え方でもある。
※注 ここら辺は本当に話すスピードが速い速い!
○エンドトーク(その1) 22時30分
・っと、22時30分になった(笑)
・で、どうしましょうか。次にやるのは決まっているし。
・今回はレジュメ全4枚中の2枚目真ん中あたり。
・あと2枚。なぜ進まないのか?面白いのか分からない。
・トップ2の設定話はどのくらい興味をもってくれるのか?トップ2話はもっとハードルが高いよ。
・みんなトップ2とか見ているのw?見てなくても分からせる/面白くさせる自信はあるよ。
・いや〜、10年ぶり!スコラ派の話をするのは。
・アダムとイブの知恵の実。禁じられていたのに食べる。
・食べて知恵を得ると隠し始める。知恵を付けることって=ウソを付くことになる。
→アニメを作るってことは知恵の実を作ること、ウソを作ることになる。
・神様に追放されるってこういうことか!だから愛とか希望とか奇跡とか言っているんだ。
○エンドトーク(その2) 『ぼくたちの洗脳社会2』
・ナディアあたりからまだ決着が付いていないな。
・レコダイってのはダイエットの話でなくてメソッドを作ったんだ。
・『ぼくたちの洗脳社会2』を書けないのは、ゴールが見えるけどヘンテコな話になるから。
→日常世界の話から上げていって「ありゃ、そうかもな」って思わせるところまでじわじわ上げて行く作業があって。
・『ぼくたちの洗脳社会2』、サブタイトルがmeing of life。人生の意味。
※注 「ミーイングオブライフ」ってことなので上記スペルじゃないかもしれません。
・キャラを愛すること。自分の好きなものを語る。これって自分がしなくてもいいものなのに。
・洗脳社会2はいつもやっている手法「KJ法」でやっているんだけど、手におえないよ。
※注 「KJ法」での著作物を制作しているってのは大昔の岡田さん密着ドキュメンタリーとかでやってましたね。
岡田さんがカード毎に喋り倒して→奥様が吉祥寺ドトール(笑)でまとめる。ってのか記憶に残ってます。
「いつもこの席で書いてます」ってのを学生時代はマネしたなあ。
11.質問タイム
○質問いろいろ(その1) さらに表現規制
※注 あんまりメモってません。内容もフワフワなんで注意して下さい。
Q「前回の性表現/暴力表現等々の作品規制に対する意見について、自信のブログに書いた時に他の人の意見で
”ひぐらしとかeva、トップとなにが違うのか?”って論争になった〜」
・ここで自分(岡田さん)の真意を答えたら君の質問している意味がなくなるよ。
・あ、でも逃げると卑怯になるから答えるよ。すっごい伝えるのが難しいし、とてもつまんないものだよ。
・自分が保守的と言われてもしょうがないんだよ。実際にそうだし。
・車社会が年間何万人の死者だ出てもメリットがあるから可能/維持できる。そのプラス/マイナスの差を考えて車社会を維持できている。
・強要していい/悪いがある。
・表現の自由の話って、ここ20年で社会の状況が変わっているんだ。
・窓の校舎窓ガラスが全部割れてしまっている状況が今の時代だから。
→でも割っていくぜ、ってのもクリエイターなわけなんだけどね。
・いつの間にか、この世界の責任を取る立場になってしまった。
・かつて昔は、表現の自由を取るのがデメリットが多いものだった。今の状況は違う。
・ここら辺は言う人があんまりいない。先頭を取って言うべきなのか心が動くな。
・自分の根性が与党なんだ。ここシステム全体は俺達の責任だから、謝りながら直してやっていく。
・ブログだと伝わらない。こんなイベントだと話て伝わる。ここの関係性があるから。
○質問いろいろ(その2)
Q「ネットをするとバカになる問題について」
・ネットというデバイスや装置は考え方を変えてしまうよ。
・それに対して出版は一方的に読ませるクールなメディアである。
・ネットは意見に対して乗れる/乗れないで
・ラジオがファシズムの台頭を許したのは偶然じゃない。いくら当時の新聞が反論したって。
・今流行っているメディアに物事は集中する。
※注 ここら辺はひとり夜話@gyaoでも言ってますんでそっちを見た方が。
疲れちゃって、まともに聞いてなかったな(笑)
○質問いろいろ(その3) ナディア劇場版
Q「今回のイベントは途中から聞いていたのですが、最終回プロットでのナディア記者について、劇場版は見たのですか?」
赤井さん「岡田さんは来なくていいです。ややこしくなるんですよ。」「アニメファンも勉強した方かいいんですよ。」
・これだからガイナックスも信用できる。
・ナディア記者はこの最終回のプロットを参考にしたからじゃないのかな。
・そうか、ついにナディア劇場版を見る日がきたか(笑)。みるよ。
・やっぱりアクエリオンは見たほうがいいよ。
※注 ナディア劇場版は客席のウケが良かったなあ。怖くて未だに見ていないけどw。
○質問いろいろ(その4) 一話みて辞めた
Q「前回に予告したガイナックス時代に何百万も使うハメになったのかについてのお話を」
・PCゲームの売上げでの黒字での納税のカラクリがある。
・税務所って「今年何億を稼いだんで、今年も億単位で稼ぐかも」って決めてくるんだ!
・今年だってレコダイ50万部で決めてきて、来年は25万部になるんだよ!
・アニメ会社ってのは設備投資できないものなんだ。人件費が主になるんだ。
Q「天元突破グレンラガンを見ましたか?」
・一話みて辞めたよ。
・本当に面白かったのであれば数年後にアンテナに引っかかるだろうし。
・慌ててみないよ。そんな時代でもないし。
・今楽しみなのはゴルゴだね。
※注 質問者の「最後あたりはいいですよ」(?)って意見に会場が否定的にどよめいたのが印象的です。なーんでこんなに印象が悪いんでしょうね。(結果的に赤井さんを降ろしたパワーは凄かったんですが。)
○質問いろいろ(その5) ゼネプロ話をリクエスト
Q「ゼネプロ話をして!」(大意)
・やらない。
※注 以下略。当日深夜の報告エントリを参照して下さい(笑)。
●ここから以下は補足画像 ※ダメな場合は削除しときます。
ナディア#39「星を継ぐ者…」から。流れで見てもらった方がいいので少しだけ。
##補足絵1##
・いろいろあったけど、最終的に彼(ネオ皇帝)がそこに行けるかどうかの問題にすり替わっている!
##補足絵2##
・で、コンセントを抜くって(笑)。会場:爆笑
##補足絵3##
※爆破シーン。目の表現が彼が生きていることを表している。
→ここがアニメータのセンスになるんだ。絵コンテ時にはここまで書ききれない場合がある。
##補足絵4##
ネモ船長「よせ!その光の中で生きていられるのはアトランティス人だけだ!」
「もうこの世の中にアトランティス人は二人しかいない。」
「ネメシス・ア・アルゴール、君は人間だ。」「幻だったのだよ」
→早く言えよw!!12年前に言ったらこの事件も起きなかったのに。
##補足絵5##
・(最後にネモ船長が残って帰路を開くところで)別にネモ船長がこの役割をする必要がないじゃん。
##補足絵6##
※ここで最終話の「終」のシーンで一旦止めてからお話を。
##補足絵7##〜以降
・キャラの魅力を信じて、(※注 このエンディングで各キャラの行く末を書ききって)毎回やっているエンディングにつなげる。
・最後に飛ばした飛行機が毎回のエンディングにつながっている。
##補足絵8## ここからオマケ
※えゔぁんげりおーん(笑)!
※前回の話にあったくじらさん。
●庵野秀明 1987
※今発見しました。当時のガイナックスですね。このうpは最高です!
- 出版社/メーカー: SOL BLADE ENTERTAINMENT(K)(D)
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2008/05/21
- メディア: DVD