2008-03-26 「岡田斗司夫の遺言4」レポート提出_中編
■[岡田斗司夫]「岡田斗司夫の遺言4」レポート提出_中編
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※注 他の報告ブログの流れに追いつこうとはしません。
・(レジュメに書いてある)「人間はネットをするとバカになる問題」があるんだけどカットしたいんだけどなあ。
・この頃のアニメ班は”おたくのビデオ”/”炎の転校生”などなどでくすぶっていた時代ですね。
→当時のゲーム班はイケイケでその対比が。
・”おたくのビデオ”ってのはオタクの性質をアニメで描くもので、50分の予算を貰ってアニメパートは25分程度に押さえる。
後半のインタビューはみんな分かってるでしょうが、セットを作ってガイナのスタッフがやる架空の物だった。
・この当時のアニメ班は低迷していたなあ。否定ばっかりなんだ。
・FENCE OF DEFENSEの”DATA NO.6”のアニメPVを作っていたり
・山賀監督は次回作を作れない。「それはあんま乗れない」って遠慮しあっている状況が3〜4年。
・ゲーム関連の好調の結果、会社の通帳に見たこと無い金額が出る(一億とか)。
→三和銀行で一千百万以上は見たことなかったのに。
・三千万以上で仕事しなくても給与が払える!でもアニメ班に上手い企画がないんだよなあ。
・そんな中で出た企画が前回話した「トレスコ」。
・遺言レポートブログで間違っている所があったけど、トレスコの一つのプレスコはプレスコープだから。
※注 もしかしたらここかな?
・トレスコにシナリオに入る前に山賀監督が「これがダメですね。」
・山賀監督は王立のジレンマにかかっていて、それ以下は出来ないんだ。
・この頃に西崎Pからガイナックスでヤマトを作らないか、て誘いがあった。
・対談本の「絶版」にもこの話は入ってるよ。
・西崎Pから名指しで岡田&庵野が呼ばれた。時期的にはナディアの後ぐらい。
・山賀は「僕はいらないですよ。」
→FENCE OF DEFENSEのプロモ制作から、自分(山賀)の作る物はアニメーションを画面とする普通の人が見るような映画をやりたい!という思いがあった。
・山賀監督自身は”自分がオタクではない”と思っているようだ。山賀自身がガンダムを見たのも庵野に勧められたからだと。
・山賀はトップが好きではなかった。なんなに頭の悪いものはない。
→それを聞いて俺達は本気でへこんだんですが(笑)
※注 ”封印―史上最強のオタク座談会”の「1.宇宙戦艦ヤマト徹底大研究」を参照のこと。
”まさか、将来西崎義展に「『ヤマト』一緒に作らないか?」「イヤです」って来る日がくるとは思わなかった(笑)”とか
”(注釈で)西崎義展ー宇宙戦艦ヤマトのプロデューサー。以前いた虫プロをつぶした張本人だとも言われている”とか
いい記述が満載ですね。
○ヤマトのお誘い(その2) 山賀のオタクが分からないって考えに対して
・岡田&赤井の考えとして”一般的な映画ファンって実はいなんじゃないのか”ってのがあった。
・さらに、邦画ではそんなに儲からないじゃないか。その当時の日本映画製作はリスクが高かった。
庵野「山賀にはオタクの気持ちが分からないっす!」で、暇があれば艦隊の絵を描く。漢って書いてオトコですよ(笑)
・自分はオタクフォレストガンプ見たいな所があって歴史の瞬間に立ち会うことがあるんだ。
→”マクロスの企画が立ち上がる瞬間”/”スタジオぬえが1Fと2Fに分裂する瞬間”とか。
・「漢に生まれたなら西崎Pと仕事をするべきだ」
・庵野も乗り気で手ぶらで会いに行った。
6.休憩前後のダイエット話
○休憩
※注 ここで20:53ぐらいで休憩(〜21:05まで)
「今回はレジュメどうりでいくよ。」「オンタイムでやるよ。」「オーダを頼めよ。」等々いろいろ喋っておりましたが、トイレで限界だったのでメモってません。
ロフト斉藤さんが休憩の終わり際「次回は予定だけど4/14にします。」等の告知がありました。
○休憩明けの雑談タイムにて(その1) ダイエット
・サプラ(?)のスイートポテトを差し入れで貰いました。
・一人でセット全部食べれないから、(客が手をあげるが)「投げないよw」
・女の子にあげる。でも持って帰りたいから2個は残しておいて(笑)!
・5人以上、女の子がこの会場にいることに驚いている。
・ダイエットを辞めたのかってよく聞かれるんだけど、そんなに食べれなくなった。胃のサイズが小さくなった。
・今日はデパ地下でコロッケ一個250円とかチョコレートコロッケがあって4000円分購入した。
→自分で食べてから(ロフトの?)スタッフのみんなに分けた。いやしいな(笑)。
・そのコロッケを食べたから今でもおなかいっぱいなんだよ。
・おそろしいことなんだ。みんなダイエットやろうよ。
・いつデブの本を読めばできるよ。読まないと出来ない。図書館で借りてもいいから。
・本は心理的なチューニングが凄く入っているから。100めんどくさいでなく10めんどくさいぐらいだから。
→ビリーズブート キャンプは1000めんどくさいだから!
・サプリでのダイエットは効き目が低いから0.1めんどくさい。
・自分自身は2年前には116キロあって痩せようと思ってなかった。
・このダイエットは停滞期がない。面白いからやってみなよ。
※注 ”このメモ帳でヤセる”のP40にも同様の話がありました。単位が若干違いますけど。
○休憩明けの雑談タイムにて(その2) 逆境ナインみたいなもんです。
・(休憩を挟むと)ヤマトの話はとてつもなくおもしろくないんじゃないのかなあ。
・これからは小ネタばっかりです。鍋終わりの雑炊みたいなもの。いい感じのだしが効いている。
・ロフトプラスワンは誰かが分かるんで大学よりいいな。あやよさんとかが分かるレベル。
・18/19歳に向けてやるんだ。ドラゴンボールも知らないんだよ。evaが幼稚園とか初めて感動したのがひぐらしとか。
・偏差値が高いほど授業が楽なもんなんだよ。一番良かったのがマサチューセッツ工科大学。
・講義のスタート時間が午前1:00とかからもある。一日中授業をやっていて、大学には終止活気がある。
・ハーバードとマサチューセッツは地理的に近くて間の町学生の多さとか。
・授業がやりやすいってのはいいことではない。適当にやり難い方が先生の力は鍛えられる。能力の限りをつくすから。
→逆境ナインみたいなもんです。
・頭のやつが面白がって、それが授業になって、その中からテストになれるような。
・「世界征服は可能か?」みたいに授業の内容がそのまま書籍になるようなものは悪い所でやったもの。
○休憩明けの雑談タイムにて(その3) さらに授業の話。
・今やっている大阪芸大は適当な難易度でバランスがある。
・永井豪とかが授業に来るんだけど今の子は”現在はやっていない作家だから聞かなくてもいい”って考える。
・聞く姿勢。自分の所に聞く姿勢をもってくること。
・話している時の差。内容が同じでもその聞く姿勢の差がある。それが相手に見えるオーラ。
・影響を受けてしまう、自分ごととして聞いてくれるのか。
・古典芸能は客の期待値が上がっている。
・ミッキーとよみうりランドのドンチャックの差。俺達の心はドンチャックでは乗れないな。
・鍋で言うところの雑炊の段階。4/14(仮)は毎回言うけど期待しないように。
・前売りが売り切れってのをきくとプレッシャーが。じじいのたれごとなのに。
※注 ここら辺は詳細にメモできず。ごめんなさい。
7.宮さんと富野さん。
・で、西崎さんに呼ばれて会社にいった。その会社は頭脳部分のみで実作業場所は別にある。
・秘書の数が多いんだ。みんなミニスカで膝をついて、「西崎先生」と。
※注 ここで唐突に宮さんに会った時の話に変わって
・宮さんと会った時、椅子の上に胡座をかいて、腕を組んでいた。なんでなのかは分からない。
・岡田&庵野は嬉しくて嬉しくてしかたがない。
宮さん「どうせお前達は自民党に投票するんだろう!」
岡田&庵野「きたーーーー!」(心の声)
岡田&庵野「え?自民党じゃダメでなんですか?じゃどうすればいいんですか?」
宮さん「若いヤツは共産党に投票するもんだろう。」
岡田&庵野「じゃあ、宮さんはどこに入れるんですか?」
宮さん「それは言えない!!」
・富野さんは今と違ってアニメ雑誌はみんなで持ち上げているんだ。ハゲも強調しないで。
・みんなの理想の父親像として持ち上げてるんじゃないか。
・エレベーターに同席した時には必ず尻やお腹を触ってくるし。俺が昔から持っているお姉疑惑があるんだよw。
・富野監督「男はフンドシがすべてよ!!!」
→ランバ・ラルとも違う。指をくねらせながらね。
・お腹を触らせるほと仲良くないんですよ。その塀を軽々と乗り越えていくんだよ。
・アニメ業界は”仕事”としてちゃんとやっているものなんですよ。
・業界関係者の富野監督に対する意見が違う。
板野「あの富野のジジイは〜」赤井「富野さんはAB型ですから。」
・オタク学入門文庫版の対談での話。
・収録当日遅刻してしまって現場に到着した時、編集者が3人書記が2人、みんなうなだれている。
→富野さんは上向き/編集者が下向きで「遅い!もう終わった!!」
富野監督「今日はガンダムの話はしたくない!」→ホントにその口で言うんだよ。
岡田さん「今日はガンダムの話だよw」
・僕も猛獣使いではない。
・怒らせる、なだめる、アニメ業界はこれでいいのかという話題を、そして今の若者はこれでいいのかとか。
・最終的には地球はこれでいいのか!って話になっている。
・富野監督「ガンダムのビームサーベルはSWより俺の方が早いんだよ。」
→意味のない”俺が先だ”論がここに。
・ビームサーベルはその第一話時点の世界では秘密兵器扱いであった。
・その秘密兵器が史上初めて使用された超レアケース/頂点が第一話である。
・スペースコロニーの重力感。
・歴史上ロボット兵器を初めて作った人がいる。
→そこに歴史上の戦術変換があったと考える。
・初めて連邦側の超秘密兵器であるモビルスーツが起動する。肩にある変な棒。
・その棒がなんなのか分からない。その兵器が切っている瞬間にしか光らない。
・常に光っちゃダメだろう。対モビルスーツに振れた瞬間にちょっと光る程度がいいんだ。
・作画の限界まで細い線でビームサーベルで表現にする。
・迂闊にも「なんでそうしないの?」って聞いてしまった(笑)。
→その後の説教たるや。「だからアニメ業界はダメなんだ!!」
○富野由悠季伝説(その4) 無重力表現とかニュータイプ論とか
・富野さんのアイデアは/作中の表現の凄さの話。
・無重力中の宇宙船内の移動手段も凄い。SFの歴史的にも凄い。
・ガンダムシリーズにそんなアイデアがボロボロ出てくる。
・ヒモ状の物を付けての移動。「ああ、なるほどなあ。」
・逆シャアでのモビルスーツの入出口。直接宇宙に飛び出るのでなく、一旦小さなエアロックに入ってから移動(入出)する。未だかつてないよ。
・ニュータイプ論とかもちゃんと出来ていたんだ。
・なんでスタッフに懐疑的に受けとめられたのか。
・富野監督に対して誰も正面切ってガンダムの話をできていない。
・みんなはこう受け取ったんですが、どうだったんだろうか。一対一の対話がしたい。
○富野由悠季伝説(その5) 文庫本では
・対談は2時間以上やったので、カットする必要がある。
・上品になるんだ。あんなにおねえ言葉でいったのにW。
・あんなに奇麗な場所での対談なのに。あ、言った(笑)。乞食とか気違いとか。
・アニメ専門誌のインタビューはダメなんだよな。マッチョな面も本人だしおねえな面も本人だ。
・その第一の面を出したり、第二の面を出したり。「ちょっと、おねえが前にこいや!」
・前に宮さんと会話になった時にはこんなことにはならなかった。
・エラい人だと思ってためになる話をしようとしすぎたなあ。
・自分と相手の関係が面白くなる方がいいよね。
・でも、西崎さんはこんな話ができるレベルじゃないよ。
余談:
次回、遺言5が無事に発表されましたね。
なかなかなかったんでもうないのかと(笑)。
遺言5直前までには全部あげるようにします。