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【衝撃事件の核心】エサは「キャンギャル」…ニセ電通マンが女性タレントを次々“籠絡”できたワケ (2/5ページ)
このニュースのトピックス:ネット犯罪
続けて、2100万円の小切手を示して「2000万円は電通から、100万円は交際費として私が(女性の口座に)振り込む」などと、言葉巧みに「電通社員」であることを信じ込ませていった。
その後、「盛田」は終日、女性をショッピングや食事に連れ回した。しかし支払いはなぜか、すべて女性。昼食(2万5000円)▽下着(5万8000円)▽ドルチェ&ガッパーナの服2着(6万円)▽夕食(5万5000円)−など、総額は20万円近くに及んだという。
さらに「盛田」は女性のために、港区内の高級ホテル「シェラトン都ホテル東京」にエステ付きの部屋を取り、「打ち合わせがある」などと部屋に入ってきたというのだ。翌日のホテル代5万5000円の支払いも、当然、女性だった。
以降、「盛田」との連絡はぷっつりと途絶えてしまう。女性はこの時点で、初めてだまされたことに気づいたという。
サントリーの広報担当者によると、同社では16年を最後にキャンペーンガールの募集を終了しており、「(キャンペーンガールは)厳正な審査を経るため、1人の独断で決まることもない」と困惑する。
「盛田」を名乗る男−。それが今回、詐欺容疑で東京湾岸署に逮捕された佐々木秀之容疑者だった。
「ねずみ講式」で被害拡大?
佐々木容疑者の逮捕容疑は、20年7月下旬ごろ、タレント事務所所属の女性(26)に電通社員を名乗った上で、「自分はブリヂストンの跡継ぎの石橋だ。あなたをブリヂストンのイメージガールにしたい」と「ホテル日航東京」(港区)に誘い、宿泊代金約2万4000円を支払わせた疑い−というものだ。
「盛田」と「石橋」の違いこそあれ、電通社員を名乗って大手企業のイメージガールに誘うやり方は、先のモデル女性に対するものと酷似している。佐々木容疑者の手口には、ある共通点があるのだ。
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