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【衝撃事件の核心】孤独な元AV女優がたどり着いた「クスリ」と「オトコ」 (1/5ページ)
覚醒剤と大麻を持っていたとして、元AV女優が逮捕・起訴された事件の波紋が広がっている。人気AV女優から東京・六本木のキャバクラ嬢に転身した倖田梨紗=本名・菊地有紗=被告(23)。半同棲中だったプロテニスプレーヤーの宮尾祥慈容疑者(27)が芋づる式に逮捕され、インターネット上では2人と親しかったり交際が取りざたされた人気男性アイドルらが“次の摘発ターゲット”として名指しされる騒ぎにまで発展している。事件を摘発した関東信越厚生局麻薬取締部は「今のところ具体的な名前は出ていない」としているが…。(道丸摩耶、川畑仁志)
「寂しさを紛らわせるため」
倖田被告が住む東京都港区高輪の賃貸マンションに麻薬取締官が家宅捜索に入ったのは、10月15日午前10時過ぎのことだった。
1LDKの室内に置かれていた応接テーブルの引き出しを開けた麻薬取締官の手が止まった。引き出しには、覚醒剤0・027グラムと乾燥大麻0・707グラムが無造作に入っていたのだ。
覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反で現行犯逮捕(その後、覚せい剤取締法違反罪などで起訴)。麻薬取締官が家宅捜索に入った段階ですでに覚悟していたのだろう。倖田被告は抵抗する様子も見せず、素直に逮捕に応じた。
室内からは、覚醒剤をあぶって吸うためのガラス製パイプも押収された。
「覚醒剤をパイプの中に入れて下からライターであぶり、溶けて上ってくる煙を吸うのです。注射器より“効果”は薄いですが、針で血管を刺すことに抵抗がある若い人に多い使用法です」(麻薬取締部)
同部の調べでは、倖田被告は月に1度、都内のホテルで売人から覚醒剤0・1グラムを2万円で買っていたという。0・1グラムは4〜5回分の使用量に当たり、倖田被告は平均して週1度は覚醒剤を使用していた計算になる。
倖田被告が覚醒剤に手を出したのは1年ほど前。被告自身は、そのきっかけをこう説明しているという。
「寂しさを紛らわせるため…」