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自民、憲法審査会の早期始動を=共産、社民は改憲阻止に全力

5月3日18時53分配信 時事通信

 憲法記念日の3日、与野党幹部が各地で開催された集会に出席し、改憲、護憲の立場からそれぞれの見解を表明した。自民党は、2007年5月の国民投票法成立に伴い衆参両院に設置された憲法審査会を早期に始動すべきだと主張。共産、社民両党は改憲を阻止する考えを強調した。
 自民党の小池百合子元防衛相は都内で開かれた改憲派の集会で、野党各党の反対で憲法審査会での論議が始まらないことに不満を示し、「審査会の空転は国会議員、政党の不作為だ」と民主党を批判。自民党の伊吹文明元幹事長も京都市内の討論会で「(憲法改正に)賛成と反対の意見を持ち寄らないと議論が始まらない」と審査会の早期始動を求めた。
 これに対し、共産党の志位和夫委員長は都内で開かれた護憲派集会で「審査会を始動させて、憲法改正原案を作ろうという動きが起こっている。こうした逆流を許さず、憲法9条を守る揺るぎない国民的多数派を作ろう」と呼び掛けた。
 社民党の福島瑞穂党首も同じ集会で「憲法を変えようという野望を捨てない自公政権を許すわけにはいかない。審査会を動かさないために全力を挙げる」と強調した。
 一方、民主党の菅直人代表代行は岡山県倉敷市内の会合で「国民主権を憲法の第一の原則にしていながら、今の日本の政治は国民主権ではなく、官僚主権国家になっている。それを変えるために政権交代が必要だ」と訴えた。 

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最終更新:5月3日18時55分

時事通信

 

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