岡山放送局

2009年5月3日 19時6分更新

吹屋の町をライトアップ


焼き物などに使う顔料のベンガラ色に染まった古い町並みで知られる高梁市成羽町の吹屋地区で2日から手作りの灯ろうを使ったライトアップが行われています。

吹屋地区は、江戸時代からベンガラの産地として栄え、町並みにはベンガラの朱色に染まった格子や壁が見られます。

ライトアップで使われる灯ろうはすべて手作りで、竹でつくったものや焼き物の灯ろう、それにベンガラを塗った赤褐色の和紙を使ったものなどあわせて150個ほどが用意されました。

吹屋地区のおよそ500メートルの道路の両側にはあわせて150個の灯ろうが置かれ午後7時前に火がともされるとベンガラ色の町並みがやわらかいろうそくの光で照らし出されました。

また、明治時代につくられ県の重要文化財に指定されている吹屋小学校の木造校舎も照明を使って明るくライトアップされています。

灯ろうのライトアップは、今月5日まで、午後7時からおよそ2時間、町並みにともされます。