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<<   作成日時 : 2009/04/28 18:15   >>

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 先日の清水由貴子さんの自殺はやはりショックだった。女手一つで育ててくれたお母さんをとても大事にしていて、精一杯頑張りそして一人で逝ってしまった人。
私も、母にとっては私しかいないのだという気持ちが強い。もちろん姉も父もいるけれど、母は私が高校を卒業して家を出ていくまで唯一私の味方である絶対の存在で、母娘一心同体というような感じだった。私にはそれまで反抗期というようなものはなかったと思う。
小学生になって初めて友達が出来て友達の家に遊びに行こうとすると、母はいつも悲しそうな顔をするので私は後ろ髪引かれなくてはならなかった。私の住んでいるところでは、女性はほとんどみんな外で働いていたし、少数の専業主婦をしている人達や父のきょうだいの奥さんのように母は学歴もなかったし、母はとても孤独だったのだと思う。母は外で働いたこともないし、主婦として家事はしてきたけれども親戚つきあいもほとんどしなかったし、友達もいないし、夫である父や家を出て東京の大学に行った私や姉、地元から飛び出して船乗りになった伯兄、出版社を経営する人と結婚した伯母、ずっと外で働いてきた叔母などに対してやはりコンプレックスがあるのだと思う。そういう血のつながったきょうだいや親族とさえ自分から親しくする努力をせず、誘ってくれる近所や同級生の人達の集まりにだけ顔を出すという人なのだ。そういう母の前では、私は自分の友達の話さえ気を遣ってあまりできないし、父も自分のきょうだいや親戚、大学時代の話は自由にできない。親がそうなので可愛がってくれる親戚も近所の人もなかったし、ごく普通の人達が親を通じて自然に社会の一員となっていくのに、私はそれを自分よりずっと年上の人相手に親抜きで一人でしなければならなかったのだから、それはやはり大変だった。しかも自分と同年代の人達とは全く違う世界で生きてきたように思う。
 清水由貴子さんは、「私は芸能界にいた時には周囲の人達に守られていた。でもお母ちゃんはたった一人だったから病気になってしまった。だから今はお母ちゃんと一緒にいられるのが幸せなの」と言っていたという。彼女はたしかに本当にそう思う本当に心のきれいな優しい人だったのだろうと思う。でもやっぱり支えになってくれる夫も子供もいなくて、いつ終わるともわからない介護に疲れ将来に対して夢を持てなかったら、死にたいと思うのは当然だと思う。妹さんがいてもやはり彼女は孤独で自分一人で抱え込んでしまったのでしょう。だから私はそうならないように少しでも早く自分の家庭を持ちたいし、母にもっと子離れして欲しいのです。きょうだいと一緒に暮らすことができなかったということや、学歴がないということや、外で仕事をしたことがないということは、そんなに取り返しのつかないことなのでしょうか。自分から心を開いてゆけば誰とでもつきあえるのではないのでしょうか?

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