世の中ではただひたすら仕事をすることを美徳としているように思う。黙って仕事をし、黙って大人しく授業を受けるのがいいことだと思われているような気がする。けれども、私は対話にこそ重きを置きたいのです。
私はリストラに遭い、引きこもりで7年くらいも全く誰とも話をしなかった。それはどうせ誰にも自分の気持ちはわかってもらえないと絶望して声が出なくなってしまったからだ。そして仕事ができなかったらもう自分は成長できないと思っていたからだった。けれどもそれは違ったのです。インターネットで出逢った人達と自分の好きな児童文学や文学や芸術の話をすることによって私は自信を取り戻したし、悩んでいる人のために自分の人生経験を語ることで私は自分を見つめ直し、相手との共通点を考えることで自分がどういう人間であるかということがわかったのです。自分が好きなものをはっきり知り、そして自分がどういう人間であるかということを理解することで、私はそれから自分から出向いてたくさんの知人・友人を得ることができたし、多くの人々と共感を分かち合うことができ成長できたのです。
だから自分はどうせダメだなんて思わないで、人と話をしましょう。話をしてお互いの共通点を見出し、相手を認め自分が認められることで、お互いの関係は変化します。そしてそれが世の中を良くする第一歩なのです。いくら自分一人でがんばってたくさん仕事をしていても、他人を認めず他人の苦労に冷淡な人は、人から愛されず人から認められません。いくらたくさん仕事をしたって、それを他人が認めなければそれは無に等しいことになってしまうでしょう。成長とはやはり対話、人や物との対話、本当に向かい合うことによってしかもたらされないのではないのでしょうか。
|
ブログ気持玉
クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ