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【社会】

名古屋工大「努力に応えます」 入試トップには“報奨金”30万円

2009年5月3日 朝刊

 入学試験トップの学生らに“報奨金”−。名古屋工業大(名古屋市昭和区)が10億円の基金を活用し、学業優秀者や留学する学生など頑張っている学生らを金銭面で支援するユニークな取り組みを本年度から始める。

 毎年、基金から約1800万円を拠出。本年度から全大学院生、学部生を対象に、学会の発表回数や海外での学会発表、賞の受賞などをポイント化し、上位10人には各10万円、11−50位には各5万円を支給する。

 来年度の入学試験から、機械工学科、情報工学科など7学科で、それぞれ成績トップで入学した学生に現金30万円を授与。成績優秀で選ばれ、提携している中国の大学などに留学する学生(4人)にはそれぞれ100万円を、海外からの私費留学生(2人)にも同じく約100万円を与える。

 同大は2005年の創立100周年事業でOBや企業などから集めた寄付金のうち10億円を元手に検討してきた。

 松井信行学長は「名工大に入学したいという高校生や、大学で研究を一生懸命頑張っている学生たちを応援したい」と話している。

 

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