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 ▼デート帰り殺人事件  瑤香 01/11/2(金) 21:25
   ┗白石からの電話  雪比良 01/11/2(金) 22:07
      ┣会話  瑤香 01/11/2(金) 22:48
      ┃  ┗白石によると  なっち 01/11/9(金) 16:23
      ┃     ┗翌日  瑤香 01/11/9(金) 19:21
      ┗妙なこと  瑤香 01/11/11(日) 20:02
         ┗会話  沙耶 02/3/27(水) 15:57

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 ■題名 : デート帰り殺人事件
 ■名前 : 瑤香 <yokorin27@hotmail.com>
 ■日付 : 01/11/2(金) 21:25
 ■Web : http://www.geocities.co.jp./Playtown-King/4582/
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   「今日はどうもありがとう」
神田恵美<かんだめぐみ>、18歳。専門学校一年生。
今日は色々な事件で世話になっている白石刑事と映画を見て、
今別れた所であった。
「楽しかったなあ・・千と千尋」
と呟く。
「あ、いけない。デート済んだら瑶子に電話しなきゃいけなかった」
と携帯電話を出す。
瑶子とは、親友の佐々木瑶子<ささきようこ>の事である。友人のみゆきや
恵美に恋人がいるが瑶子自身にはいないせいか、恵美と白石のデートを
彼女はうらやましがっていた。

しかし、今日は平凡な夕方ではなかった。
「あれ?」
恵美は、家に帰る途中、人が倒れているのを発見した。
「どうしました?」と言って抱き起こすと、恵美のトレーナーに、血がべっとりとついた。
__殺されている、と恵美は寸時に判った。
「誰か、警察!110番!」
恵美は、近くを通った人全てに聞こえるよう、大声で叫んだ。

家に帰ったのは、夜も更けた頃だった。
「全くもう、驚いたじゃない」と母の佐由理が恵美のトレーナーに酸素系漂白剤を着けている。
「仕方ないじゃない、人を助けようとしたんだから」
と恵美。
「お前、どこかで襲われたんじゃないの?本当は」
恵美は、佐由理をにらみつけてやった。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 白石からの電話  ■名前 : 雪比良  ■日付 : 01/11/2(金) 22:07  -------------------------------------------------------------------------
    恵美に睨みつけられ、佐由理は『はいはい』と手を上げた。
「あんたが事件に巻き込まれるのは、今日が初めてじゃないものね」
 そう言いながら、佐由理はトレーナーを洗濯機の中に放り込んだ。
 嫌味にしか聞こえないそのセリフに、なにか言い返してやろうとした、その時。
 トゥルルル
 突然携帯電話が無機質な音を立てた。
「はい、もしもし」
『あっ、俺だけど・・・』
「白石刑事?」
 その名前を目ざとく聞きつけた佐由理が聞き耳を立ててくる。
 恵美はそそくさと部屋に戻ると、バタンとドアを閉める。
「どうしました?確か事情聴取は明日でいいって・・・」
『いや、そのことじゃなくて、今回殺された被害者なんだけど、ちょっと妙なことがあって・・・』
「妙なことって?」
 恵美は身を乗り出すようにして、電話に聞き入った。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 会話  ■名前 : 瑤香 <yokorin27@hotmail.com>  ■日付 : 01/11/2(金) 22:48  ■Web : http://www.geocities.co.jp./Playtown-King/4582/  -------------------------------------------------------------------------
   「え、どういうことですか?」
と恵美は言った。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 白石によると  ■名前 : なっち <catwoman@excite.co.jp>  ■日付 : 01/11/9(金) 16:23  -------------------------------------------------------------------------
   「背中以外にも、刺し傷があったんだ」
「えっ?」

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 翌日  ■名前 : 瑤香 <yokorin27@hotmail.com>  ■日付 : 01/11/9(金) 19:21  ■Web : http://www.geocities.co.jp./Playtown-King/4582/  -------------------------------------------------------------------------
   「どこに・・・ですか?」
「首だね」
「首に?」
恵美はぞくぞくしてきた。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 妙なこと  ■名前 : 瑤香 <yokorin27@hotmail.com>  ■日付 : 01/11/11(日) 20:02  ■Web : http://www.geocities.co.jp./Playtown-King/4582/  -------------------------------------------------------------------------
   「あの女性の所持金が全て無くなっていたんだ」
と白石。
「ってことは、強盗殺人ですか?」
と恵美。
「その可能性は十分あるよ。」
「犯人は、まだ判らないんですか?」
「うん。」
「明日私、学校休んで署に行ったほうがいいのでは___」
「いいや、放課後でいいって親方が言ってたさ」
「親方って?」
「僕の上司だよ」

翌日、恵美はいつも通り学校へ向かった。
教室へ入ると、
「恵美ーなんで電話くれなかったのよー」
と瑶子がグチって来た。
「ごめんごめん。帰りに事件に遭遇しちゃって」
と恵美は言った。
「どーせ白石さんとホテルでも行ってたんでしょ。事件にあったとか言って、本当は」
「違うってば」
と恵美は笑った。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 会話  ■名前 : 沙耶 <yokokimata@ezweb.ne.jp>  ■日付 : 02/3/27(水) 15:57  -------------------------------------------------------------------------
   「うそだと思ったら白石さんに確認でもしてみたら?」

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