WHO引き上げ判断、数日後にも 新型インフルエンザ【ジュネーブ2日共同】世界保健機関(WHO)のライアン警戒対策部長は2日、新型インフルエンザに関する定例記者会見で、警戒水準を現在の「フェーズ5」から、世界的大流行(パンデミック)の認定を意味する「6」に引き上げるかどうか「数日後に分かる」可能性があると話した。 ただ、仮に引き上げを決定しても「(新型インフルエンザの)地理的な感染拡大を意味するだけであり、症状の重さとは関係ないことを知ることが重要だ」と述べ、冷静な対応を求めた。 今回のインフルエンザは第1次大戦当時の「スペイン風邪」などと比べて症状が軽い患者が多いとの見方もあるが、「今回の(潜在的な)パンデミックがどれほど重いか軽いかは分かっていない」と話した。 近く引き上げ判断があり得るのは、欧州で「地域社会レベルの持続的感染」が確認される可能性があるため。欧州ではアイルランドやフランスで新たに感染者が確認され、英国、ドイツ、スペインなどでも増えている。WHOの警戒水準の定義では、最初の感染確認が出たメキシコと米国がある北米以外で持続感染が確認されれば「6」への引き上げ条件が整う。 【共同通信】
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