車列延々 1000円高速 GW本番、県内は高速バス大幅遅れも 2009/5/3 10:50
日本道路交通情報センターによると、高松道は南唱谷(となえだに)トンネル(板野町)を先頭に神戸淡路鳴門道の鳴門北インターチェンジまで最大十八キロ渋滞。渋滞は午後七時まで約十二時間続いた。高松道上り線の大坂トンネル(同)付近でも二キロ渋滞した。 徳島バスによると、一日夜に東京・品川を出発した高速夜行バス二便(計五台)が六時間から七時間半遅れた。徳島到着は二日午前六時台の予定だったのが、到着したのは午後零時五十分から同二時ごろにかけて。都内から子ども二人を連れて吉野川市山川町に帰省途中の須恵弘全さん(38)は「乗ってからずっと渋滞していた感じ。早く帰ってゆっくり寝たい」と疲れた表情を見せた。 高速バスは早朝から午後二時ごろまで渋滞の影響を受け、徳島バスは大阪線、神戸線の各六便と京都線、枚方(大阪)線、広島線の各一便が半時間から二時間半遅れた。JRバスグループは大阪・神戸からの十便に半時間から一時間半程度の遅れが出た。 帰省客らのUターンラッシュは三日に始まり、四日にピークを迎え六日まで続く見通し。高松道下り線の渋滞は、大坂トンネル付近を先頭に最大二十キロに達する見込み。渋滞発生の予想時間帯は三日午後二-十一時、四日正午-五日午前零時、五日午後二-九時、六日午後四-八時。 ◎県内観光地に人の波 ゴールデンウイーク後半の五連休が始まった二日、徳島県内の観光地は、大幅に割引された高速道路を利用して、県外からマイカーで訪れた人たちでにぎわった。 渦の道(鳴門市)、あすたむらんど徳島(板野町)の駐車場には、県外ナンバー車がずらり。五千四百人余りが詰め掛けた渦の道では、九百台収容の駐車場が正午すぎに満車状態となった。 ガラス張りの床から渦潮が見える展望室では、家族連れらの「わー、すごい」という歓声が響いた。奈良県生駒市から来た森田広幸さん(44)は「初めて四国に来た。見晴らしがいいし渦もダイナミック」と話した。 このほか、あすたむらんど徳島には約三千七百人、祖谷のかずら橋(三好市)には四千二百人余り、とくしま動物園(徳島市)には二千五百六十人が訪れた。 眉山ロープウエーと阿波おどり会館(徳島市)は千三百七十人(有料施設、昼間のみ)。栃木県佐野市から来た金富美雄さん(60)は「高速料金は三千百円。前に来た時は二万円かかった。遠くても気軽に旅行できていい」と眉山山頂からの眺めを楽しんでいた。 【写真説明】ゴールデンウイーク後半が始まり、家族連れらでにぎわうあすたむらんど徳島=板野町
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