2009年5月2日21時22分
愛媛県今治市内の路上で高速バスの走行を妨害したとして、今治署は2日、同市美須賀町1丁目の無職、渡部真也容疑者(45)を威力業務妨害容疑で現行犯逮捕した。調べに対し、「やっていない」と否認しているという。バスは約30分遅れたが、乗客にけがはなかった。
同署によると、渡部容疑者は同日午前7時から約20分間、瀬戸内運輸(本社・今治市)の高速バス(今治発大阪行き、乗客約30人)の前方に乗用車で割り込み、約2キロにわたって県道や市道上で停車や低速走行を繰り返し、安全走行を妨げた疑いがもたれている。乗客からの通報で駆けつけた同署のパトカーに停車させられたという。
バスの運転手(48)は「出発前に乗り込んできて、知り合いと思われる2人の乗客に『一緒に行く』と言ったが、『だめだ』と断られバスを降りた。ハンドルを切って追い越そうとしたが、前をふさがれて追い越せなかった。朝から大変やった」と話した。