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清志郎さん訃報に40年来の親友の友和絶句

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 忌野清志郎さんの死去に親友の俳優三浦友和(57)は絶句した。2日は都内でCM撮影をしていたが、収録終了後に関係者から清志郎さんの訃報を知らされた。所属事務所の担当者は友和の様子について「あまりに近すぎる方でしたので、コメントできる状態にありません」。清志郎さんとは、都立日野高時代から親交を深め続けた40年来の仲で、芸能界入りのきっかけを作ったのも清志郎さんだった。

 清志郎さんの快方を信じていた三浦にとって、あまりにもショックの大きな知らせだった。都内でCM撮影を行っていたが、終了後に所属事務所の関係者から「清志郎さんが亡くなった」と聞かされ、返す言葉さえなかった。

 闘病生活に入ってから、何度か見舞いに訪れ、連絡も取り合ってきた。清志郎さんの復帰後は、長男のデビューについて相談もしたという。高校時代以来、飾らない言葉で何度も励まし合ってきた。関係者によると、清志郎さんのがん闘病も、克服を前提に励まし合い、未来について互いに語り合っていたという。

 三浦にとってかけがえのない親友だった。高校時代に美大に進学するつもりだったが、興味本位でバンド活動にも取り組んだ。当時、同級生の清志郎さんは別のバンドを組んでいたが、音楽に対する真っすぐな姿勢に強い影響を受け、芸能活動に強い興味を持った。

 自分の芸能界入りのきっかけをつくったのも清志郎さんだった。三浦は「俳優の道に進んだのは、彼がデビュー当時ホリプロに所属していて、そのスタッフが誘ってくれたことがきっかけです」と話している。清志郎さんは三浦に対して、素っ気ないように振る舞っていたが、三浦は「無関心のようでしたが、デビュー作はしっかり見てくれてた」という。

 清志郎さんの好意でRCサクセションのライブのステージにバンドメンバーとして立ったこともある。信念を貫くミュージシャンと正統派二枚目からの脱却を図る俳優。道は違えど励まし合ってきた。三浦は3日、亡き友への追悼のコメントを発表する。

 [2009年5月3日8時35分 紙面から]


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